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浮気現場?
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その時ふと渡り廊下の窓の外から庭を見た。見覚えのある姿に目を見開く。
(ダイナ様だ!)
誰かと一緒にいるようだった。
ダイナ様を見るだけで、目の前が輝きに満ちていくようだったが、話している相手を見た瞬間、愕然とし、目の前が真っ暗になった。
突然足を止めた私を訝しく思ったのか、メイドが「どうされましたか?」と声をかけてきた。
それで我に返ったが、胸の動悸が激しい。
「な、なんでもありません……」
誤魔化せてはいないだろうが、そう言っておけばメイドはそれ以上言及しない。
後で、「あの方は?」と、ダイナ様と一緒にいた女性について聞けばよかったのではないかと気づくが、その時はそんな考えに至れなかった。
自分が昔小屋で見た女性より豊満な胸を持ち、身体のラインが色っぽい美しい女性と嬉しそうに話すダイナ様の顔が、なかなか頭から離れなかったからだ。
胸が張り裂けそうだった。
自分の身体も少しは肉づいてきただろうなんて、思い上がりも甚だしい。恥ずかしくて消えたいほどだ。
ダイナ様好みの豊満な肉体の持ち主が現れてしまった以上、今度こそ自分はこの屋敷を追い出されるだろう。
考えるだけで涙が止まらない。
突然涙なんか流してしまったから、一緒にいたメイドを不安にさせ困らせてしまった。
私はやはりどうしようもない。
この屋敷のみんなに良くされて分かったことがある。みんな、ダイナ様の意向を大事にしているのだ。だから、ダイナ様が私を『客』として受け入れているから、みんなも私を受け入れてくれているのだ。
でももし先ほどの豊満な女性をダイナ様が大切にしたいと言えば……ましてやその女性を奥様として迎え入れるとなれば、自分は完全にここにはいられない。
だがそれがダイナ様の決めたことならば、私は、大人しく身を引く他ないだろう。居心地が良いからと、いつまでもここに置いてもらってお世話をされるわけにはいかない。
ダイナ様があの女性を迎え入れたら、私の役目も必要なくなる。本当に用済みだ。
(……出よう)
今夜、最後のお仕事をしたら、その足でこの屋敷を出よう。
寒いし、ワンピースは一着いただくことになるけれど、稼いでちゃんとお返しに来ると書き置きもしよう。
そう決意したら、気持ちが落ち着いた。胸がじくじくと痛むけれど、涙は止まった。
にこりとメイドに微笑み、心配させたことを謝り、もう大丈夫だと安心させた。
メイドはやはり納得していない表情だが、言及してこない。
ただ、それをすべてダイナ様に報告されているとは思わなかったのだ。
夕食後、湯浴みをし、ネグリジェに着替えさせてもらった私は、素早くネグリジェを脱ぎ、自分一人で着ることが出来そうなワンピースに着替えた。
(勝手にクローゼットを開けて、すみません)
心の中で謝罪をしながら、クローゼットを閉じ、ネグリジェを畳んでベッドの上に置いて部屋を出た。
(ダイナ様だ!)
誰かと一緒にいるようだった。
ダイナ様を見るだけで、目の前が輝きに満ちていくようだったが、話している相手を見た瞬間、愕然とし、目の前が真っ暗になった。
突然足を止めた私を訝しく思ったのか、メイドが「どうされましたか?」と声をかけてきた。
それで我に返ったが、胸の動悸が激しい。
「な、なんでもありません……」
誤魔化せてはいないだろうが、そう言っておけばメイドはそれ以上言及しない。
後で、「あの方は?」と、ダイナ様と一緒にいた女性について聞けばよかったのではないかと気づくが、その時はそんな考えに至れなかった。
自分が昔小屋で見た女性より豊満な胸を持ち、身体のラインが色っぽい美しい女性と嬉しそうに話すダイナ様の顔が、なかなか頭から離れなかったからだ。
胸が張り裂けそうだった。
自分の身体も少しは肉づいてきただろうなんて、思い上がりも甚だしい。恥ずかしくて消えたいほどだ。
ダイナ様好みの豊満な肉体の持ち主が現れてしまった以上、今度こそ自分はこの屋敷を追い出されるだろう。
考えるだけで涙が止まらない。
突然涙なんか流してしまったから、一緒にいたメイドを不安にさせ困らせてしまった。
私はやはりどうしようもない。
この屋敷のみんなに良くされて分かったことがある。みんな、ダイナ様の意向を大事にしているのだ。だから、ダイナ様が私を『客』として受け入れているから、みんなも私を受け入れてくれているのだ。
でももし先ほどの豊満な女性をダイナ様が大切にしたいと言えば……ましてやその女性を奥様として迎え入れるとなれば、自分は完全にここにはいられない。
だがそれがダイナ様の決めたことならば、私は、大人しく身を引く他ないだろう。居心地が良いからと、いつまでもここに置いてもらってお世話をされるわけにはいかない。
ダイナ様があの女性を迎え入れたら、私の役目も必要なくなる。本当に用済みだ。
(……出よう)
今夜、最後のお仕事をしたら、その足でこの屋敷を出よう。
寒いし、ワンピースは一着いただくことになるけれど、稼いでちゃんとお返しに来ると書き置きもしよう。
そう決意したら、気持ちが落ち着いた。胸がじくじくと痛むけれど、涙は止まった。
にこりとメイドに微笑み、心配させたことを謝り、もう大丈夫だと安心させた。
メイドはやはり納得していない表情だが、言及してこない。
ただ、それをすべてダイナ様に報告されているとは思わなかったのだ。
夕食後、湯浴みをし、ネグリジェに着替えさせてもらった私は、素早くネグリジェを脱ぎ、自分一人で着ることが出来そうなワンピースに着替えた。
(勝手にクローゼットを開けて、すみません)
心の中で謝罪をしながら、クローゼットを閉じ、ネグリジェを畳んでベッドの上に置いて部屋を出た。
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