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やっとこさ本編
……騒がしくて仕方ありません
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それから三日が過ぎ、またも憂鬱な体育の授業です。しかも朝一番体育の先生と鉢合わせ、今日はちゃんと参加しろ。と念を押されてしまいました。
僕は嫌々ながらも体育の授業に参加すべく体育館の更衣室で着替えを済ませてグラウンドに到着すると、教育実習の男子大学生さんが先生の隣に立っていらっしゃいます。確か保育科二年の担当をされてるはず……名前までは知りません。
「今日からしばらく実習生の種井先生にサポートをお願いする事にした。専攻が体育なので宜しく頼む」
はい。僕たちが返事をすると二人は二言三言交わしてから、種井先生は僕の隣に立ちました。
「実習期間中だけだけど僕とペアになろう」
「宜しくお願いします」
僕たちは握手を交わして早速ストレッチを始めました。先生はずっと傍に付いて優しく指導してくださいました。彼はとっても気さくな方で、どん臭い僕に嫌な顔一つせず根気良く付き合ってくださいます。
「……すみません、足引っ張ってしまいまして……」
「大丈夫大丈夫、無理して皆に合わせる必要無いからね」
はい。僕は先生のご迷惑にならないよう真面目に授業に取り組みました。きっと人生で最も体を動かしてると思います。この日は優しいご指導のお陰でへばる事無く無事授業を乗り切れました。
そして遂にやって来た文化祭当日、さすが派手に催されているだけあって朝から一般客も入っていて校内は賑やかです。僕たちの演目は午後三時から、午前中は皆で二年生の催し物や三年生のバザーをちょっぴり見学させていただきます。因みに僕のお客さまはお昼過ぎに来校予定、伽月君たちも授業を終えてから見に来てくれる事になっています。
そんな中で午前中は校内の”イケメンコンテスト“があって、今年は学校史上初三連覇がかかっている三年生の方がいらっしゃるそうなんです。投票の参加は自由なので今のところまだ行っていませんが、腐女子ひかりちゃんは折角だから見に行こうよ、と言い出しました。
「え~私興味無ぁい」
と言ってるのは梨乃ちゃん、彼女レズビアンで明日香ちゃんに夢中なんです。そんな二人は今や恋人同士、一人で行けば?とあしらわれています。ひかりちゃんは懇願する瞳を僕に向けてきました。
「まこちゃあん……」
「うん、良いよ」
ここから明日香ちゃんと梨乃ちゃん、ひかりちゃんと僕の二組に別れ、僕たちは”イケメンコンテスト“の会場になっている体育館に向かいました。中は予想以上に混雑していて、他校の女の子がわんさかと居る状態です。
「……こんなにスゴいの?」
「うわぁ~、逆に引く……あっ、あの人」
ひかりちゃんがステージ右端に立っている長身男性を指差しました。決勝戦の候補者は三人、彼だけがイケメンオーラ満載で言葉は悪いけど他の二人は添え物です。
「保育科三年の松戸優也さん、看護科二年の志方希良吏さんとのカップリングはマジでそそる♪」
「趣味で勝手にカップリングしちゃうのは……」
「何言ってんの、リアルカップルだってば。しかも松戸さんの方が一年近く猛アプローチかけてやっとお付き合いに至ったらしいよ」
あの娘共それ知ってて騒いでんのかねぇ……。ひかりちゃんは急に婆さんみたいな口調になってギャラリーを冷視しています。そう言えば志方希良吏さん、どこかで聞いた様な……。
「こんにちは、小田原誠君」
「うわっ!……こ、こんにちは」
いつぞやに氷泉と一緒にいた美青年に声を掛けられて僕の声が裏返ってしまいます。ひかりちゃんは、と言えば彼を見て固まっています。って事は……
「僕まだ名乗ってなかったよね、看護科二年志方希良吏です」
「まさかこんな形でお目にかかるとは……」
ひかりちゃんはニヤケ顔全開で制服のポケットからケータイを取り出しました。
「保育科一年の浅元ひかりと申します、差し障り無ければ松戸さんとのツーショットを撮らせて頂きたいのですが……」
えっ!?志方さんはかなり本気で驚いた表情を見せています。そりゃそうだと思うよ、初対面に近い後輩に写真求められるなんて、ねぇ……。
「急にそんな事言われても……」
彼は写真が苦手みたいで美形に似合わず物凄いうろたえ様です。すると背後から男性の声で別に構わないよ、と返事がありました。その声に反応した僕たちは、まさかの真打ち登場に二人でうわっ!とシンクロしてしまいました……。
「何驚いてんのさ?頼んできたのそっちじゃん」
”イケメンコンテスト“の出演を終え、制服姿に戻っている松戸さんは既に志方さんの傍らに立っています。因みに結果発表は明日、もう三連覇はほぼ確定でしょう。ひかりちゃんはケータイを持ち直して既に撮影を始めています、彼女凄いメンタルしてるなぁ……。
「画像どうしましょうか?代休明けにでも赤外線送信しますよ」
「あぁ、そん時にそっちの教室に寄るよ。一年何組?」
三組です。ひかりちゃんすっかり”イケメン“松戸さんとフツーに会話してる、さっきの娘共に睨まれるよ……きっともう睨まれてます。
僕は嫌々ながらも体育の授業に参加すべく体育館の更衣室で着替えを済ませてグラウンドに到着すると、教育実習の男子大学生さんが先生の隣に立っていらっしゃいます。確か保育科二年の担当をされてるはず……名前までは知りません。
「今日からしばらく実習生の種井先生にサポートをお願いする事にした。専攻が体育なので宜しく頼む」
はい。僕たちが返事をすると二人は二言三言交わしてから、種井先生は僕の隣に立ちました。
「実習期間中だけだけど僕とペアになろう」
「宜しくお願いします」
僕たちは握手を交わして早速ストレッチを始めました。先生はずっと傍に付いて優しく指導してくださいました。彼はとっても気さくな方で、どん臭い僕に嫌な顔一つせず根気良く付き合ってくださいます。
「……すみません、足引っ張ってしまいまして……」
「大丈夫大丈夫、無理して皆に合わせる必要無いからね」
はい。僕は先生のご迷惑にならないよう真面目に授業に取り組みました。きっと人生で最も体を動かしてると思います。この日は優しいご指導のお陰でへばる事無く無事授業を乗り切れました。
そして遂にやって来た文化祭当日、さすが派手に催されているだけあって朝から一般客も入っていて校内は賑やかです。僕たちの演目は午後三時から、午前中は皆で二年生の催し物や三年生のバザーをちょっぴり見学させていただきます。因みに僕のお客さまはお昼過ぎに来校予定、伽月君たちも授業を終えてから見に来てくれる事になっています。
そんな中で午前中は校内の”イケメンコンテスト“があって、今年は学校史上初三連覇がかかっている三年生の方がいらっしゃるそうなんです。投票の参加は自由なので今のところまだ行っていませんが、腐女子ひかりちゃんは折角だから見に行こうよ、と言い出しました。
「え~私興味無ぁい」
と言ってるのは梨乃ちゃん、彼女レズビアンで明日香ちゃんに夢中なんです。そんな二人は今や恋人同士、一人で行けば?とあしらわれています。ひかりちゃんは懇願する瞳を僕に向けてきました。
「まこちゃあん……」
「うん、良いよ」
ここから明日香ちゃんと梨乃ちゃん、ひかりちゃんと僕の二組に別れ、僕たちは”イケメンコンテスト“の会場になっている体育館に向かいました。中は予想以上に混雑していて、他校の女の子がわんさかと居る状態です。
「……こんなにスゴいの?」
「うわぁ~、逆に引く……あっ、あの人」
ひかりちゃんがステージ右端に立っている長身男性を指差しました。決勝戦の候補者は三人、彼だけがイケメンオーラ満載で言葉は悪いけど他の二人は添え物です。
「保育科三年の松戸優也さん、看護科二年の志方希良吏さんとのカップリングはマジでそそる♪」
「趣味で勝手にカップリングしちゃうのは……」
「何言ってんの、リアルカップルだってば。しかも松戸さんの方が一年近く猛アプローチかけてやっとお付き合いに至ったらしいよ」
あの娘共それ知ってて騒いでんのかねぇ……。ひかりちゃんは急に婆さんみたいな口調になってギャラリーを冷視しています。そう言えば志方希良吏さん、どこかで聞いた様な……。
「こんにちは、小田原誠君」
「うわっ!……こ、こんにちは」
いつぞやに氷泉と一緒にいた美青年に声を掛けられて僕の声が裏返ってしまいます。ひかりちゃんは、と言えば彼を見て固まっています。って事は……
「僕まだ名乗ってなかったよね、看護科二年志方希良吏です」
「まさかこんな形でお目にかかるとは……」
ひかりちゃんはニヤケ顔全開で制服のポケットからケータイを取り出しました。
「保育科一年の浅元ひかりと申します、差し障り無ければ松戸さんとのツーショットを撮らせて頂きたいのですが……」
えっ!?志方さんはかなり本気で驚いた表情を見せています。そりゃそうだと思うよ、初対面に近い後輩に写真求められるなんて、ねぇ……。
「急にそんな事言われても……」
彼は写真が苦手みたいで美形に似合わず物凄いうろたえ様です。すると背後から男性の声で別に構わないよ、と返事がありました。その声に反応した僕たちは、まさかの真打ち登場に二人でうわっ!とシンクロしてしまいました……。
「何驚いてんのさ?頼んできたのそっちじゃん」
”イケメンコンテスト“の出演を終え、制服姿に戻っている松戸さんは既に志方さんの傍らに立っています。因みに結果発表は明日、もう三連覇はほぼ確定でしょう。ひかりちゃんはケータイを持ち直して既に撮影を始めています、彼女凄いメンタルしてるなぁ……。
「画像どうしましょうか?代休明けにでも赤外線送信しますよ」
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