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やっとこさ本編
語り部ジャック 波那編 本番はこれから♪
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勇君と別れて自宅に戻ると、伽月のクラスメイト結嶋君がお見舞いに来てくれてました。星哉と気が合うみたいで玄関でお喋りに夢中、ミソラまで出てきて楽しそうにしてるから上がったら?と声を掛けました。
彼はご自宅に連絡して中に入るともうミソラにメロメロです。大概の人は彼女のデカさにビビってしまうのですが、全く臆するところを見せない彼にミソラは早くも懐いています。
「そうだ、この子の名前、何て言うんだ?」
【ミソラ、女の子なんだ】
伽月が筆談で答えてる、星哉は泰地と一緒にお茶の支度してるからお任せして着替えてこよう。
僕は星哉と一緒に使ってる寝室に入って部屋着に着替えます。二人暮らしの頃は伽月が今使ってる部屋に僕の物があったんだけど、これを期に使ってない物を処分してスッキリしちゃいました。こういう時は断捨離の絶好のチャンスだからね。……またも脱線しかけてしまいました。さっ、みんなでお茶でもしよう。
僕たち男五人(+犬一匹)でお茶をしてる時に結嶋君のお家の話題になって、彼古武術道場の次男坊なんだって。でもお兄さんがお姉さんになる決意を固めてるそうで、彼が跡を継ぐ事になるんだって。でも結嶋君稽古が昔から楽しくてその座はずっと狙ってたみたい、女の子になりたがってるお兄さんを味方に付けてお祖父様とお父様を説得した、って嬉しそうに話してくれました。
でも高校に入学してからクラスの不良連中に目を付けられてしまったそうで……いじめに遭ってさぞ辛かったろうな、と思ってたのにそうでもなかったみたいなんです。
【コイツずっとその事隠してたんだ】
伽月の筆談に結嶋君は苦笑いしてます。
「僕見た目がこんななので不良っぽいのにナメられ易くて。しばらく遊ばせてあげてたけど、ちょっと調子こき始めてたんでそろそろ良いかな、って。今日呼び出し食らいましたけど返り討ちにしてきました」
結嶋君は事も無さげににこやかに答えてます。確かに強そうな印象は無かったなぁ……。
【明日から掌変えられたらそれも面倒臭いぞ】
「それはその時に考えるよ、でも僕スパルタタイプだから」
この余裕の笑顔、とても高校一年生とは思えない……でも伽月はなかなか個性的なクラスメイトに囲まれて(?)案外楽しい学校生活を送っている様でひと安心しました。
更に結嶋君を夕飯まで引き留め、さっき星哉が彼をご自宅まで送りに出たところです。伽月はお風呂、泰地と僕で後片付けです。きっと風呂上がりに小腹を空かせるであろう伽月のため、誠君お手製のゼリーが待っております。どんな反応を示すのかな?ちょっと楽しみ……と言ってる間に出てきました。
「伽月、夜食要る?ゼリーなんだけど」
ゼリーに反応した伽月は嬉しそうに頷きます。
「部屋で待ってて、これ済んだら持ってくから」
伽月は頷いて部屋に入っていきました。
キッチンの後片付けを終わらせると伽月のゼリーの支度、アイスティーと一緒に部屋に持って行きます。
「伽月、入るよ」
伽月は待ってましたとばかりテーブルの前に座って嬉しそうに待ち構えてます。見た目が多少大人びてるけどそこは十五歳、ふくよかだった小学生時代とちっとも変わっていない無垢な笑顔です。
僕は伽月の前にゼリーを置いてちょっと反応を窺います。彼は容器を手にゼリーを一度じっと見つめてから、普段の半分くらいの量をスプーンですくって口の中に入れてじっくりと味わってます。
美味しい?僕の問い掛けに嬉しそうに頷くと、ベッドの上に置いてあるスケッチブックを手に取って何か書き始め、何だろ?と少し待つとそれを見せてくれました。
【誠、家に来た?】
さすが、ゼリーで気付いたのかな?
「うん、昨日の午後」
僕が頷いてみせると、またも何やらサラサラと書いてます。
【コレ、誠が作ったんだよな?】
やっぱりそうだ、どんなに体調が悪くても誠君の味は分かるんだね。
「うん、分かる?」
伽月は自信を持って頷きます。普段ならパパッと平らげてしまうところを、この時ばかりはゆっくりと噛み締めながら丁寧に味わってました。心無しか頬をピンクに染めてにこやかに……どころかニタニタしてる、こういう分かり易いリアクションを見せるのは星哉そっくりです。最近顔まで似てきて、彼も若い頃(今でも若いと思うけど)こんなだったのかな?と勝手に想像したりなんかして。
「誠君、伽月に食べて欲しいって言ってたよ」
するとちょっと表現しづらいビミョーな顔になりました。嬉しそうベースではあるんだけども遠慮してるみたいなスッキリしない表情……家の中でくらい素直な気持ち出しても良いんだよ。
「後で片付けに来るから、ゆっくり食べな」
僕はそう声を掛けて部屋を出ました。きっと一人になった途端ニタニタ全開なんだろうなぁ……。
彼はご自宅に連絡して中に入るともうミソラにメロメロです。大概の人は彼女のデカさにビビってしまうのですが、全く臆するところを見せない彼にミソラは早くも懐いています。
「そうだ、この子の名前、何て言うんだ?」
【ミソラ、女の子なんだ】
伽月が筆談で答えてる、星哉は泰地と一緒にお茶の支度してるからお任せして着替えてこよう。
僕は星哉と一緒に使ってる寝室に入って部屋着に着替えます。二人暮らしの頃は伽月が今使ってる部屋に僕の物があったんだけど、これを期に使ってない物を処分してスッキリしちゃいました。こういう時は断捨離の絶好のチャンスだからね。……またも脱線しかけてしまいました。さっ、みんなでお茶でもしよう。
僕たち男五人(+犬一匹)でお茶をしてる時に結嶋君のお家の話題になって、彼古武術道場の次男坊なんだって。でもお兄さんがお姉さんになる決意を固めてるそうで、彼が跡を継ぐ事になるんだって。でも結嶋君稽古が昔から楽しくてその座はずっと狙ってたみたい、女の子になりたがってるお兄さんを味方に付けてお祖父様とお父様を説得した、って嬉しそうに話してくれました。
でも高校に入学してからクラスの不良連中に目を付けられてしまったそうで……いじめに遭ってさぞ辛かったろうな、と思ってたのにそうでもなかったみたいなんです。
【コイツずっとその事隠してたんだ】
伽月の筆談に結嶋君は苦笑いしてます。
「僕見た目がこんななので不良っぽいのにナメられ易くて。しばらく遊ばせてあげてたけど、ちょっと調子こき始めてたんでそろそろ良いかな、って。今日呼び出し食らいましたけど返り討ちにしてきました」
結嶋君は事も無さげににこやかに答えてます。確かに強そうな印象は無かったなぁ……。
【明日から掌変えられたらそれも面倒臭いぞ】
「それはその時に考えるよ、でも僕スパルタタイプだから」
この余裕の笑顔、とても高校一年生とは思えない……でも伽月はなかなか個性的なクラスメイトに囲まれて(?)案外楽しい学校生活を送っている様でひと安心しました。
更に結嶋君を夕飯まで引き留め、さっき星哉が彼をご自宅まで送りに出たところです。伽月はお風呂、泰地と僕で後片付けです。きっと風呂上がりに小腹を空かせるであろう伽月のため、誠君お手製のゼリーが待っております。どんな反応を示すのかな?ちょっと楽しみ……と言ってる間に出てきました。
「伽月、夜食要る?ゼリーなんだけど」
ゼリーに反応した伽月は嬉しそうに頷きます。
「部屋で待ってて、これ済んだら持ってくから」
伽月は頷いて部屋に入っていきました。
キッチンの後片付けを終わらせると伽月のゼリーの支度、アイスティーと一緒に部屋に持って行きます。
「伽月、入るよ」
伽月は待ってましたとばかりテーブルの前に座って嬉しそうに待ち構えてます。見た目が多少大人びてるけどそこは十五歳、ふくよかだった小学生時代とちっとも変わっていない無垢な笑顔です。
僕は伽月の前にゼリーを置いてちょっと反応を窺います。彼は容器を手にゼリーを一度じっと見つめてから、普段の半分くらいの量をスプーンですくって口の中に入れてじっくりと味わってます。
美味しい?僕の問い掛けに嬉しそうに頷くと、ベッドの上に置いてあるスケッチブックを手に取って何か書き始め、何だろ?と少し待つとそれを見せてくれました。
【誠、家に来た?】
さすが、ゼリーで気付いたのかな?
「うん、昨日の午後」
僕が頷いてみせると、またも何やらサラサラと書いてます。
【コレ、誠が作ったんだよな?】
やっぱりそうだ、どんなに体調が悪くても誠君の味は分かるんだね。
「うん、分かる?」
伽月は自信を持って頷きます。普段ならパパッと平らげてしまうところを、この時ばかりはゆっくりと噛み締めながら丁寧に味わってました。心無しか頬をピンクに染めてにこやかに……どころかニタニタしてる、こういう分かり易いリアクションを見せるのは星哉そっくりです。最近顔まで似てきて、彼も若い頃(今でも若いと思うけど)こんなだったのかな?と勝手に想像したりなんかして。
「誠君、伽月に食べて欲しいって言ってたよ」
するとちょっと表現しづらいビミョーな顔になりました。嬉しそうベースではあるんだけども遠慮してるみたいなスッキリしない表情……家の中でくらい素直な気持ち出しても良いんだよ。
「後で片付けに来るから、ゆっくり食べな」
僕はそう声を掛けて部屋を出ました。きっと一人になった途端ニタニタ全開なんだろうなぁ……。
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