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やっとこさ本編
語り部ジャック 星哉編 伽月急転直下!
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今朝から弟伽月の体温が急に跳ね上がって三十八度六分なんてインフルエンザ患者並みの体温になってやがる。月曜日に退院した時から微熱程度ではあったから、体調次第ではこの展開も予測は出来たんだろうけど……昨日はむしろ回復の兆しを見せてて食欲も上がってただけにちょっと心配になってくる。波那は泰地に任せるつもりで出勤の支度はしてるけど、伽月の部屋をチラチラ気にしてて何時もより準備がもたついてる。
「波那、今日は仕事休め」
えっ?波那は意外そうに俺の顔を見る。
「大丈夫だよ、泰地が居てくれるのに」
「そうじゃなくてお前の事、気が完全に分散しちまってるじゃねぇかよ」
「そりゃやっぱり気になるよ……」
そんな精神状態で仕事をこなせるほどコイツは丈夫に出来てない、元々仕事にウエイトなんか置いてねぇんだから、高校生相手に多少過保護ではあるが看病させてる方が安心だ。
「そうしなよ波那ちゃん、俺も一人よりは心強いからさ」
ここで泰地の助け船的な言葉、さすが気が利くし勘も良い。俺とはほぼ真逆だな……って放っとけ!
「じゃあ会社に……」
「会社には俺が連絡してやる、風邪でも引いた事にしとけば良いさ」
ケータイを掴む波那の動きを制止した俺は、庶務課の外線番号をタップして通話ボタンを押す。時間的にちょっと早いけど、早朝出勤の奴くらいいるはずだ。何度かのコールで通話に出たのは聞き覚えのある女性の声だ。
『お電話ありがとうございます、江戸食品庶務課須藤が承ります』
良かった、須藤さんなら話が早い。何せ恒例のバーベキューメンバーだからな。
「お疲れ様です、畠中です」
『畠中さん?波那ちゃんに何かあったの?』
「看病疲れで熱出しちまったんです、今日は休ませたくて」
『きっと何日かは無理そうだね……課長に伝えれば多分今週いっぱい休みが取れるよう手配してくれると思うよ』
「そうして頂けると助かります」
『了解しました。ただ、念のため明日も連絡もらえるかな?今週の早朝出勤は私だから。波那ちゃんに『お大事に』って伝えておいてね』
分かりました。俺はとっとと通話を切って波那の方を見る……がどこ行きやがった?
「波那は?」
「伽月の部屋、様子見に行ってるよ。昨日のホットドッグ余っちゃってるんだけど……」
「俺持って行くわ、昼飯ん時に食うよ」
「じゃあラップにくるんでクーラーバッグに入れておくよ」
おぅ。泰地はキッチンに入ってホットドッグをラップで巻く作業に入り、俺は途中になってた身支度を再開させる。
「行ってくる、なるべく定時で上がれる様にすっから」
行ってらっしゃい。波那は玄関まで出てきて見送ってくれる。白のポロシャツにデニムのカプリパンツ、我が嫁(?)ながら何着てても可愛い。俺は調子こいて嫁にディープキスをすると、五秒もしないうちに胸元をトントン叩いて降参しやがる。
「朝から濃いって、遅刻しちゃうよ」
「キスくらい自由にさせろ」
俺は懲りずにもう一度キスをする、今度は波那の腰に腕を回して逃げられない様に抱き寄せてやる。波那は俺の首に腕を巻き付けて体を寄せてんっ、とエロく喉を鳴らす。ヤベェ!抱きたくなってきた!さすがにそれはマズいからキスで留めておくけど、その時見せたとろんとした表情が更に俺の性欲をそそる!これが三年後に四十を迎える男の仕草か?朝から濃いのは一体どっちだ?
「何エロい顔してんだよ?」
「もうっ!誰のせいだよ!?」
波那は顔を紅くしてムッとした表情を見せてる、それもまた可愛い……ってそれしか言ってねぇな。しょうがない、俺の嫁は世界一……いや、唯一無二の存在だからな。結婚して井戸端会議とかで配偶者をディするアレ、俺には全く理解出来ねぇ。今度はチュッと音を立てた軽いキスをお見舞いしてやり、俺は伽月の病状が気になりつつも上機嫌で職場に向かった。
俺今伽月と誠の代わりに語り部とやらをしてっけど自己紹介とか要るか?まぁ一応名乗っておくか。名前は小泉星哉、畠中伽月の兄貴、こんくらいで充分だろ?
「波那、今日は仕事休め」
えっ?波那は意外そうに俺の顔を見る。
「大丈夫だよ、泰地が居てくれるのに」
「そうじゃなくてお前の事、気が完全に分散しちまってるじゃねぇかよ」
「そりゃやっぱり気になるよ……」
そんな精神状態で仕事をこなせるほどコイツは丈夫に出来てない、元々仕事にウエイトなんか置いてねぇんだから、高校生相手に多少過保護ではあるが看病させてる方が安心だ。
「そうしなよ波那ちゃん、俺も一人よりは心強いからさ」
ここで泰地の助け船的な言葉、さすが気が利くし勘も良い。俺とはほぼ真逆だな……って放っとけ!
「じゃあ会社に……」
「会社には俺が連絡してやる、風邪でも引いた事にしとけば良いさ」
ケータイを掴む波那の動きを制止した俺は、庶務課の外線番号をタップして通話ボタンを押す。時間的にちょっと早いけど、早朝出勤の奴くらいいるはずだ。何度かのコールで通話に出たのは聞き覚えのある女性の声だ。
『お電話ありがとうございます、江戸食品庶務課須藤が承ります』
良かった、須藤さんなら話が早い。何せ恒例のバーベキューメンバーだからな。
「お疲れ様です、畠中です」
『畠中さん?波那ちゃんに何かあったの?』
「看病疲れで熱出しちまったんです、今日は休ませたくて」
『きっと何日かは無理そうだね……課長に伝えれば多分今週いっぱい休みが取れるよう手配してくれると思うよ』
「そうして頂けると助かります」
『了解しました。ただ、念のため明日も連絡もらえるかな?今週の早朝出勤は私だから。波那ちゃんに『お大事に』って伝えておいてね』
分かりました。俺はとっとと通話を切って波那の方を見る……がどこ行きやがった?
「波那は?」
「伽月の部屋、様子見に行ってるよ。昨日のホットドッグ余っちゃってるんだけど……」
「俺持って行くわ、昼飯ん時に食うよ」
「じゃあラップにくるんでクーラーバッグに入れておくよ」
おぅ。泰地はキッチンに入ってホットドッグをラップで巻く作業に入り、俺は途中になってた身支度を再開させる。
「行ってくる、なるべく定時で上がれる様にすっから」
行ってらっしゃい。波那は玄関まで出てきて見送ってくれる。白のポロシャツにデニムのカプリパンツ、我が嫁(?)ながら何着てても可愛い。俺は調子こいて嫁にディープキスをすると、五秒もしないうちに胸元をトントン叩いて降参しやがる。
「朝から濃いって、遅刻しちゃうよ」
「キスくらい自由にさせろ」
俺は懲りずにもう一度キスをする、今度は波那の腰に腕を回して逃げられない様に抱き寄せてやる。波那は俺の首に腕を巻き付けて体を寄せてんっ、とエロく喉を鳴らす。ヤベェ!抱きたくなってきた!さすがにそれはマズいからキスで留めておくけど、その時見せたとろんとした表情が更に俺の性欲をそそる!これが三年後に四十を迎える男の仕草か?朝から濃いのは一体どっちだ?
「何エロい顔してんだよ?」
「もうっ!誰のせいだよ!?」
波那は顔を紅くしてムッとした表情を見せてる、それもまた可愛い……ってそれしか言ってねぇな。しょうがない、俺の嫁は世界一……いや、唯一無二の存在だからな。結婚して井戸端会議とかで配偶者をディするアレ、俺には全く理解出来ねぇ。今度はチュッと音を立てた軽いキスをお見舞いしてやり、俺は伽月の病状が気になりつつも上機嫌で職場に向かった。
俺今伽月と誠の代わりに語り部とやらをしてっけど自己紹介とか要るか?まぁ一応名乗っておくか。名前は小泉星哉、畠中伽月の兄貴、こんくらいで充分だろ?
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