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やっとこさ本編
語り部ジャック 綾編 *恋セヨ乙女*
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皆さま初めまして。星哉君が『語り部疲れてきた』との事なので、ここからは私小田原綾が務めさせて頂きます。となると我が愛弟まこ(誠)の近況なんかもお話してこうかな、と思っています。思出話なんかも出てくると思うので内容が支離滅裂する可能性もあるでしょうが、クレームは一切受け付けませんのであしからず。
『悪いけど伽月君以外の人は認めないよ』
まこの学校の文化祭翌日だったと思うけど、遊びに来てた伽月が帰った後にさむ(勇)が言い放った台詞が↑。少し前の話なので思い出せない、忘れちまった、なんて方には……要は恋しかかってるまこをさむが牽制したのよ。たまたまトイレに立った時にチラッと聞こえてきただけだけど、最初はさむの奴生意気な事を……くらいにしか思わなかったのよね。
でも後でさむの行動を思い起こしてみるとまぁ思い当たる思い当たる!普段はむしろ一歩下がって物事を冷静に観察する(小学校低学年の時点でそれもどうかと思うけど……)子供なだけに、あの二人に対しての時だけ自分の考えをゴリ押ししてたのよ。それは今でもちっとも変わってないんだけど……。
初めて畠中三兄弟と波那ちゃんが揃って家に来た日、さむは妙に張り切って珍しくあれやこれやと口出ししまくってて、極めつけが席決めまで執り仕切り始めるという事態に。まぁお父さんにしろママにしろこんな事にいちいちダメ出しなんてしないから席決めそのものは順調に決まったのよ。ところが伽月の隣に座りたがったすすむ(晋)がまこに席を代わってくれって言い出したのよ。
『ダメだよ、伽月君は兄ちゃんの友達なんだから』
『ぼくにとってもおともだちだもん!』
『隼人が来たら絶対隣に座るじゃないか』
末っ子ワガママ(当時五歳、当たり前か)なすすむの反対を、幼馴染み隼人の事を引き合いに出してあっさりと跳ね返したさむ。それですすむが泣き出しそうになってたからその時はまこが席を譲ったんだけど、それでもさむは席決めを一切やめようとしないもんだから今はすすむの方が諦めちゃってる。それに今はわざわざそんな事しなくても二人は自然と隣同士に収まってるし、本来なら当人同士の気持ちを尊重するべきだとは思うんだけどねぇ。
……で、このところ(文化祭が終わってしばらく経った頃かな?)まこは新しい友達が出来て、どうもその子と良い感じなのよね。水曜日に初めてその彼が家に来て、って言ってもまこを送ってくれただけだったんだけど、玄関まで付いてきて家族の私たちにも丁寧な挨拶をしてそりゃもう好青年だった訳よ。
『初めまして、二宮輝と申します』
伽月と同じ制服の男の子で、あごのラインまで伸びてるサラサラヘアにゴールドの瞳が綺麗で、身長は私とほぼ同じくらいかな?華があって一見派手なルックス、毛利さんに雰囲気が似てて高校生とは思えぬ色気があるのよ。
『学校帰り一緒に伽月君をお見舞いに行ってて』
『そう。わざわざ送ってくれてありがとうございます』
いえ。二宮君は恐縮してるっぽく頭に手をやって照れ臭そうにしてる、見た目ほどスレてないみたい。
『彼伽月君のクラスメイトなんだよ』
『出席順が前後なんです』
ほぅ、それで仲良くなったのか……見たところ彼まこに惚れてるな。まこもまんざらでも無さそうだし、コレはひょっとしてひょっとする?我が愛弟初のロマンスじゃないか。
『良かったらお茶でもどう?』
『えっ!?あっ、いや、そんなつもりじゃ……』
二宮君両手を振って慌てふためいてる。まぁ初めて家に来た訳だし緊張もするかぁ、無理強いは止めておこう。
『輝君明日早朝練習があるんだよね?』
ここでまこの助け船か、二宮君はちょっとホッとした表情でうん、と頷いてる。
『そっかぁ、ところでご自宅は近いの?』
『はい、◇◇高校のすぐ近くです』
『本当に近いね、五分ほどかな?』
はい。二宮君は綺麗な笑顔で頷いてる、この子モテるだろうなぁ……なんて思ってたらお父さんが帰ってきた。
『ただいま……あぁ、君この前の』
『はい、ΔΔΔ区立病院で。二宮輝と申します、まともにご挨拶出来ず失礼致しました』
『気にしなくて良いよ、そんな状況じゃなかったんだから。良かったら帰り送ろうか?』
『いえいえ、徒歩五分ほどですから……』
二宮君またもや恐縮してるから、◇◇高校の近くらしいよとお父さんに伝えた。
『そこまで近いとかえって気を揉ませるね……それならおじさんから一つお願いしても良い?』
はい。二宮君はお父さんを不思議そうに見つめてる。何言い出す気?
『帰宅したら息子にメールしてくれる?』
『分かりました、僕はこれで失礼します』
お邪魔しました。二宮君はお父さんに丁寧な一礼をしてからまこに手を振って帰っていった、なかなかの爽やか君ではないか。
『ぼっ僕着替えてくる』
まこは照れ臭そうに頬を染めてさっさと二階に上がってった。なぜアンタが挙動る?
『悪いけど伽月君以外の人は認めないよ』
まこの学校の文化祭翌日だったと思うけど、遊びに来てた伽月が帰った後にさむ(勇)が言い放った台詞が↑。少し前の話なので思い出せない、忘れちまった、なんて方には……要は恋しかかってるまこをさむが牽制したのよ。たまたまトイレに立った時にチラッと聞こえてきただけだけど、最初はさむの奴生意気な事を……くらいにしか思わなかったのよね。
でも後でさむの行動を思い起こしてみるとまぁ思い当たる思い当たる!普段はむしろ一歩下がって物事を冷静に観察する(小学校低学年の時点でそれもどうかと思うけど……)子供なだけに、あの二人に対しての時だけ自分の考えをゴリ押ししてたのよ。それは今でもちっとも変わってないんだけど……。
初めて畠中三兄弟と波那ちゃんが揃って家に来た日、さむは妙に張り切って珍しくあれやこれやと口出ししまくってて、極めつけが席決めまで執り仕切り始めるという事態に。まぁお父さんにしろママにしろこんな事にいちいちダメ出しなんてしないから席決めそのものは順調に決まったのよ。ところが伽月の隣に座りたがったすすむ(晋)がまこに席を代わってくれって言い出したのよ。
『ダメだよ、伽月君は兄ちゃんの友達なんだから』
『ぼくにとってもおともだちだもん!』
『隼人が来たら絶対隣に座るじゃないか』
末っ子ワガママ(当時五歳、当たり前か)なすすむの反対を、幼馴染み隼人の事を引き合いに出してあっさりと跳ね返したさむ。それですすむが泣き出しそうになってたからその時はまこが席を譲ったんだけど、それでもさむは席決めを一切やめようとしないもんだから今はすすむの方が諦めちゃってる。それに今はわざわざそんな事しなくても二人は自然と隣同士に収まってるし、本来なら当人同士の気持ちを尊重するべきだとは思うんだけどねぇ。
……で、このところ(文化祭が終わってしばらく経った頃かな?)まこは新しい友達が出来て、どうもその子と良い感じなのよね。水曜日に初めてその彼が家に来て、って言ってもまこを送ってくれただけだったんだけど、玄関まで付いてきて家族の私たちにも丁寧な挨拶をしてそりゃもう好青年だった訳よ。
『初めまして、二宮輝と申します』
伽月と同じ制服の男の子で、あごのラインまで伸びてるサラサラヘアにゴールドの瞳が綺麗で、身長は私とほぼ同じくらいかな?華があって一見派手なルックス、毛利さんに雰囲気が似てて高校生とは思えぬ色気があるのよ。
『学校帰り一緒に伽月君をお見舞いに行ってて』
『そう。わざわざ送ってくれてありがとうございます』
いえ。二宮君は恐縮してるっぽく頭に手をやって照れ臭そうにしてる、見た目ほどスレてないみたい。
『彼伽月君のクラスメイトなんだよ』
『出席順が前後なんです』
ほぅ、それで仲良くなったのか……見たところ彼まこに惚れてるな。まこもまんざらでも無さそうだし、コレはひょっとしてひょっとする?我が愛弟初のロマンスじゃないか。
『良かったらお茶でもどう?』
『えっ!?あっ、いや、そんなつもりじゃ……』
二宮君両手を振って慌てふためいてる。まぁ初めて家に来た訳だし緊張もするかぁ、無理強いは止めておこう。
『輝君明日早朝練習があるんだよね?』
ここでまこの助け船か、二宮君はちょっとホッとした表情でうん、と頷いてる。
『そっかぁ、ところでご自宅は近いの?』
『はい、◇◇高校のすぐ近くです』
『本当に近いね、五分ほどかな?』
はい。二宮君は綺麗な笑顔で頷いてる、この子モテるだろうなぁ……なんて思ってたらお父さんが帰ってきた。
『ただいま……あぁ、君この前の』
『はい、ΔΔΔ区立病院で。二宮輝と申します、まともにご挨拶出来ず失礼致しました』
『気にしなくて良いよ、そんな状況じゃなかったんだから。良かったら帰り送ろうか?』
『いえいえ、徒歩五分ほどですから……』
二宮君またもや恐縮してるから、◇◇高校の近くらしいよとお父さんに伝えた。
『そこまで近いとかえって気を揉ませるね……それならおじさんから一つお願いしても良い?』
はい。二宮君はお父さんを不思議そうに見つめてる。何言い出す気?
『帰宅したら息子にメールしてくれる?』
『分かりました、僕はこれで失礼します』
お邪魔しました。二宮君はお父さんに丁寧な一礼をしてからまこに手を振って帰っていった、なかなかの爽やか君ではないか。
『ぼっ僕着替えてくる』
まこは照れ臭そうに頬を染めてさっさと二階に上がってった。なぜアンタが挙動る?
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