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やっとこさ本編
…シフトチェンジ、しちゃう?…
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「えっ……?」
今僕の事『好きだ』って言ったよね?聞き間違えてないよね?これ夢じゃないよね?僕は確認する風に伽月君の顔を見上げます。
「あっ、あの……」
「ん?」
「……どこでもいいから、つねってくれない?」
今僕の脳内はふわふわしていて夢と現実との分別が付いていない状態です。伽月君は躊躇無く僕のほっぺを指でつまむと容赦無くびろ〜んと引っ張りました。
「い、いひゃいれふ……」
「そりゃ夢じゃねぇからな。にしても相変わらずよく伸びるな」
伽月君は楽しそうに僕のほっぺで遊び始めます。も、もう良いから……と首を横に振ってイヤイヤすると、クスッと笑って今度は大きな手をそっとあててきました。ううっ、ドキドキしてきた……。
「……ゆっくり考えりゃいいからさ」
「ふぇ?」
「だっだからさ!ダチだと思ってる男に告られたら戸惑いもするだろ?返事は急がねぇっつってんだ!」
伽月君はまたまた顔を真っ赤にしています、こんな表情なかなか見られないからちょっと楽しい♪ってからかうのも悪いからここは真面目に座り直して……っと。
「返事なら、すぐに出来るよ。答えはもう出てるから……」
僕は伽月君のスウェットをぎゅっと握り締めてしまいます。ちゃんと言おう、今の気持ちを正直に伝えよう。そう思えば思うほど体が熱くなって喉が渇いてきました。
「……不束か者ではございますが、よろしくお願いします……」
あれ?ちょっと変な受け答えになっちゃったけど……伝わったよね?
「何で急に昭和ちっくなんだ?」
「なっ何か変な緊張しちゃって……」
今度は彼の顔が見れなくなりました。恥ずかしい返事しちゃった……俯く僕の頭を伽月君の手が優しく優しく撫でてくれます。何だかとっても安心する……僕は大きな胸に体を預けました。
「付き合うのは……輝と話を付けてからだな」
「うん……僕からきちんと話する」
俺からも話すよ。伽月君は僕の体を抱き締めてくれました。
今日は何だか目まぐるしい一日でした。ほんの二時間ほど前までは輝君に気持ちが傾いていたのに……そのくせ伽月君の事が頭から離れなくて、帰り際のキスでようやっと自分の気持ちに気付く有様で……。
「輝君に酷い事しちゃった……」
結果的に輝君の気持ちを玩んでしまった事を後悔しましたが今更どうにもなりません。僕は心の中で何度も謝って、伽月君はただただ僕を甘やかしてくれました。
俺は気付いてるぞー、部屋の外で大人三人が覗き見してる事をな。……ったく何考えてんだよ、過保護の領域超えてるだろ?それでも敢えて気付かぬ振りだ、多分誠はあやつらの悪事に気付いてないみたいだからな。
今誠は結果的に輝の気持ちを玩んじまった事を後悔してるところだ。そんなの誰が悪いとか言う問題じゃねぇ、誠だって輝の気持ちに真剣に向き合おうとしてたのは分かってるからあんま自分を責めてほしくない。俺だって輝の事裏切ってる、しかもこっそり掠め取るような真似して、ある意味誠より質か悪ぃよな。
まぁそういう事で今そんなに甘々な状況じゃないんだわ。俺はドアの隙間をジト見してやると真っ先に兄貴が逃げていった、早ぇな逃げ足。んで兄さんと波那ちゃんは顔を見合わせてニンマリしてから兄さんだけ居なくなった。んで波那ちゃんは……開き直ってドアをノック。さも今来ました、みたいに入るよと声を掛けてきた。誠は慌てて俺から離れ、ベッドから降りてテーブル脇の座布団の上に座る。その行動無駄なんだけどな……とは言わない。
「誠君が『セイコちゃんサブレ』持ってきてくれたんだ、食べるでしょ?」
波那ちゃんは二人分の紅茶とサブレを持って中に入ってくる。もう白々しく小芝居する気も無いみたいで終始にこやかを通り越してニヤニヤしてる。
「二人が仲良くしすぎてて入るのためらっちゃった」
「あっそうですか」
だからって覗き見は止めなさい。俺は改めて波那ちゃんをジト見するもあっさりスルーされて誠の隣に座った。
「遊園地楽しかった?」
「はい、とっても」
「観覧車は乗れたの?年内で運転停止になるって聞いたけど」
「はい、実は初めで乗れたんです」
ホントに?波那ちゃんはちょっと大げさな反応を見せてから俺の方をチラッと見やった。
「もうすぐ夏休みだよね?せっかくだから二人で乗ってくれば良いじゃない。あと平日なら大人もセイコちゃんに乗れるし……事前予約がいるけど」
えっ?マジでか?俺セイコちゃんに乗るのずっと夢だったんだよ。小さい頃は病気がちでしょっちゅう寝込んでたし、それが過ぎるとおデブになって相撲に明け暮れてたし……んで暇になったらなったで受験シーズンに入ってそれどころじゃなくなっちまってもう諦めてたんだよな。うしっ!そうと分かれば動物園に予約入れるぞ、例え一人でも行くからな!俺は早速ケータイで動物園の公式サイトにアクセスしてセイコちゃん情報を検索する……ここから予約手続きができるらしい。ナニナニ、事前予約は十五歳以上……大丈夫だな、来月の上旬辺りはまだ余裕あるから一遍誠とデートするか♬
今僕の事『好きだ』って言ったよね?聞き間違えてないよね?これ夢じゃないよね?僕は確認する風に伽月君の顔を見上げます。
「あっ、あの……」
「ん?」
「……どこでもいいから、つねってくれない?」
今僕の脳内はふわふわしていて夢と現実との分別が付いていない状態です。伽月君は躊躇無く僕のほっぺを指でつまむと容赦無くびろ〜んと引っ張りました。
「い、いひゃいれふ……」
「そりゃ夢じゃねぇからな。にしても相変わらずよく伸びるな」
伽月君は楽しそうに僕のほっぺで遊び始めます。も、もう良いから……と首を横に振ってイヤイヤすると、クスッと笑って今度は大きな手をそっとあててきました。ううっ、ドキドキしてきた……。
「……ゆっくり考えりゃいいからさ」
「ふぇ?」
「だっだからさ!ダチだと思ってる男に告られたら戸惑いもするだろ?返事は急がねぇっつってんだ!」
伽月君はまたまた顔を真っ赤にしています、こんな表情なかなか見られないからちょっと楽しい♪ってからかうのも悪いからここは真面目に座り直して……っと。
「返事なら、すぐに出来るよ。答えはもう出てるから……」
僕は伽月君のスウェットをぎゅっと握り締めてしまいます。ちゃんと言おう、今の気持ちを正直に伝えよう。そう思えば思うほど体が熱くなって喉が渇いてきました。
「……不束か者ではございますが、よろしくお願いします……」
あれ?ちょっと変な受け答えになっちゃったけど……伝わったよね?
「何で急に昭和ちっくなんだ?」
「なっ何か変な緊張しちゃって……」
今度は彼の顔が見れなくなりました。恥ずかしい返事しちゃった……俯く僕の頭を伽月君の手が優しく優しく撫でてくれます。何だかとっても安心する……僕は大きな胸に体を預けました。
「付き合うのは……輝と話を付けてからだな」
「うん……僕からきちんと話する」
俺からも話すよ。伽月君は僕の体を抱き締めてくれました。
今日は何だか目まぐるしい一日でした。ほんの二時間ほど前までは輝君に気持ちが傾いていたのに……そのくせ伽月君の事が頭から離れなくて、帰り際のキスでようやっと自分の気持ちに気付く有様で……。
「輝君に酷い事しちゃった……」
結果的に輝君の気持ちを玩んでしまった事を後悔しましたが今更どうにもなりません。僕は心の中で何度も謝って、伽月君はただただ僕を甘やかしてくれました。
俺は気付いてるぞー、部屋の外で大人三人が覗き見してる事をな。……ったく何考えてんだよ、過保護の領域超えてるだろ?それでも敢えて気付かぬ振りだ、多分誠はあやつらの悪事に気付いてないみたいだからな。
今誠は結果的に輝の気持ちを玩んじまった事を後悔してるところだ。そんなの誰が悪いとか言う問題じゃねぇ、誠だって輝の気持ちに真剣に向き合おうとしてたのは分かってるからあんま自分を責めてほしくない。俺だって輝の事裏切ってる、しかもこっそり掠め取るような真似して、ある意味誠より質か悪ぃよな。
まぁそういう事で今そんなに甘々な状況じゃないんだわ。俺はドアの隙間をジト見してやると真っ先に兄貴が逃げていった、早ぇな逃げ足。んで兄さんと波那ちゃんは顔を見合わせてニンマリしてから兄さんだけ居なくなった。んで波那ちゃんは……開き直ってドアをノック。さも今来ました、みたいに入るよと声を掛けてきた。誠は慌てて俺から離れ、ベッドから降りてテーブル脇の座布団の上に座る。その行動無駄なんだけどな……とは言わない。
「誠君が『セイコちゃんサブレ』持ってきてくれたんだ、食べるでしょ?」
波那ちゃんは二人分の紅茶とサブレを持って中に入ってくる。もう白々しく小芝居する気も無いみたいで終始にこやかを通り越してニヤニヤしてる。
「二人が仲良くしすぎてて入るのためらっちゃった」
「あっそうですか」
だからって覗き見は止めなさい。俺は改めて波那ちゃんをジト見するもあっさりスルーされて誠の隣に座った。
「遊園地楽しかった?」
「はい、とっても」
「観覧車は乗れたの?年内で運転停止になるって聞いたけど」
「はい、実は初めで乗れたんです」
ホントに?波那ちゃんはちょっと大げさな反応を見せてから俺の方をチラッと見やった。
「もうすぐ夏休みだよね?せっかくだから二人で乗ってくれば良いじゃない。あと平日なら大人もセイコちゃんに乗れるし……事前予約がいるけど」
えっ?マジでか?俺セイコちゃんに乗るのずっと夢だったんだよ。小さい頃は病気がちでしょっちゅう寝込んでたし、それが過ぎるとおデブになって相撲に明け暮れてたし……んで暇になったらなったで受験シーズンに入ってそれどころじゃなくなっちまってもう諦めてたんだよな。うしっ!そうと分かれば動物園に予約入れるぞ、例え一人でも行くからな!俺は早速ケータイで動物園の公式サイトにアクセスしてセイコちゃん情報を検索する……ここから予約手続きができるらしい。ナニナニ、事前予約は十五歳以上……大丈夫だな、来月の上旬辺りはまだ余裕あるから一遍誠とデートするか♬
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