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やっとこさ本編
こっちは上り調子……
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誠との関係を変えると決めて一夜明け、俺の体調はほぼ普段通りに戻っていた。病院での診察では十日ほど安静にしておけって話だった(気管支絡みだったから大袈裟に言ったんだと思う)けど、一週間も家に居たら体鈍っちまうよ。
「病院には行かなくて良さそうだね」
「うん、明日から学校行こうかな?」
それはダメッ!波那ちゃんは当初の予定通り十日間休ませるつもりらしい。
「こういう時に無理するとぶり返すよ、僕も経験あるからね」
「はぁい……」
その台詞小さい頃父さんによく言われてたんだよな、波那ちゃんもそうだったのかな?経験者の言葉は説得力が違う。
「今日から仕事行くけど、何かあったら遠慮せず連絡するんだよ。すぐに帰るから」
「大丈夫、兄貴居るし。それに仕事放っぽっちゃダメでしょ?」
「何言ってんの?仕事より家族の方が大事に決まってんじゃない。会社なんて僕が居ない程度ではビクともしないから」
波那ちゃんにとって仕事<家庭らしい、って今更か。でも兄さんみたいに中間管理職になるとそうもいかないんじゃ……。
「波那それ会社で言うなよ……」
「ん?皆知ってると思うけど。ってか一人抜けたくらいでどうこうなる会社ってダメでしょ」
普段は温厚で優しい波那ちゃんだけど、こういう時割とハッキリ言うんだよな。
「まぁそうだけどさ、部下を抱えてるとそうもいかない事もあるし……」
ハハッ、こっち(兄さん)は普段自信満々な態度取ってるだけにカワイイ嫁さん相手にタジタジなのは見てて面白いや。兄貴は素知らぬ顔で朝食の支度してる、俺が原因とは言え只今絶賛有給休暇消費中だからな。
「それは適材適所で良いんじゃない?仕事バリバリやって家事も完璧にこなして、ってのは健康上の問題が無くてもキツいと思うよ。それに嫁さんの方だけに両立を求める風潮の方がむしろおかしい訳で」
何で未だに無くならないんだろうね?さっきまで我関せずだった兄貴も参戦してきた。この人“使える者は孫でも使え”“家事分業は当たり前”思考だからな、父さんをも尻に敷く“かかあ天下”だったし俺も小さい頃から体調が良い時に家事を仕込まれたんだ。お蔭で一人での留守番も困らないからそこは凄く感謝してる。
「話がでかくなってる気もするが……確かに家の事は波那に任せっきりだからな」
「でしょ?完全分業にするかそれぞれが出来る事をやるって考えに変えないとバランス悪くなるよ」
兄貴随分と熱く語ってるな、そのくせ朝食の準備は着々と進んでる……ホント器用だよ。
「それなら大丈夫、星哉の場合料理以外はある程度出来てたから。それにトイレ掃除とごみ捨てでトイレ掃除を選んでくれる人だしね♡」
確かに兄さん案外キレイ好きだから……後半ノロケまくりだけど波那ちゃん、俺もそう言われるような優しい男になりたい。
にしても健康体で外に出られんのはツライ……
朝食を終えて兄夫婦は出勤、兄貴は近所のスーパーヘ買い物に行ってる。まぁ俺が『スープカレー食いたい』って言ったからなんだけど、ルーは家にあったんだから具材なんてテキトーでいいじゃん。
『スープカレーにはレッグチキンが必須!』
とか言って張り切って出て行っちまうし(鶏肉自体はあるんだからそれ使おうや)、『どうせなら長粒米にしよう』と訳の分からない拘り方し出すし……十二色マジックよか使わねぇだろ?何なら新潟戻る時に持って行けよそれ。まぁつまらん説明したけど要は暇なんだよ俺。
こんな時誠に会いたくなる、今頃学校に行ってんだろうなぁ……アイツの学校昼休み何時からなんだろ?それによく考えたら今日誕生日じゃねぇか!あーまだプレゼント準備してねぇよ。
物は決めてんだ、今年はかなりの大物をプレゼントする予定で、バイトの給料も何とか貯められて無事買えそうだしな。んでそれには波那ちゃんの協力が不可欠で、本当は昨日か一昨日に買う予定だったんだけど一応俺病人だから、土曜日の午後外で待ち合わせてそれを買いに行くんだ。
取り敢えず今日のところはメールだけ送っとこうか。俺はケータイを掴んで誠にバースデースタンプを貼っ付けたメールを送信する……とほぼ即レスで【ありがとう♪】と返信があった。早っ!!!と絶句してるところに再び返信が。【熱を出してしまって学校を休んでます】……これってひょっとしてひょっとするのか?
誠は病院(ほぼ内科)へ行くと何故か更に体調を崩すんだ(小田原家一同は“二次災害”って言ってる)、要は他の患者さんの病気を貰っちまうんだ。一番びっくりしたのは視力がちょっと低下して眼科に行ったら結膜炎を貰ってきたらしい。アレ感染症か?空気感染はしないよな?今時の病院で道具の使い回しなんてあり得ねぇだろうし……あの体質はよく分からん。
ん?って事は俺のせいか?昨日はまだ微熱状態だったし……空気感染しなくても接触感染ならあり得る……しまった!やっぱり俺とのキスが原因か!?
「病院には行かなくて良さそうだね」
「うん、明日から学校行こうかな?」
それはダメッ!波那ちゃんは当初の予定通り十日間休ませるつもりらしい。
「こういう時に無理するとぶり返すよ、僕も経験あるからね」
「はぁい……」
その台詞小さい頃父さんによく言われてたんだよな、波那ちゃんもそうだったのかな?経験者の言葉は説得力が違う。
「今日から仕事行くけど、何かあったら遠慮せず連絡するんだよ。すぐに帰るから」
「大丈夫、兄貴居るし。それに仕事放っぽっちゃダメでしょ?」
「何言ってんの?仕事より家族の方が大事に決まってんじゃない。会社なんて僕が居ない程度ではビクともしないから」
波那ちゃんにとって仕事<家庭らしい、って今更か。でも兄さんみたいに中間管理職になるとそうもいかないんじゃ……。
「波那それ会社で言うなよ……」
「ん?皆知ってると思うけど。ってか一人抜けたくらいでどうこうなる会社ってダメでしょ」
普段は温厚で優しい波那ちゃんだけど、こういう時割とハッキリ言うんだよな。
「まぁそうだけどさ、部下を抱えてるとそうもいかない事もあるし……」
ハハッ、こっち(兄さん)は普段自信満々な態度取ってるだけにカワイイ嫁さん相手にタジタジなのは見てて面白いや。兄貴は素知らぬ顔で朝食の支度してる、俺が原因とは言え只今絶賛有給休暇消費中だからな。
「それは適材適所で良いんじゃない?仕事バリバリやって家事も完璧にこなして、ってのは健康上の問題が無くてもキツいと思うよ。それに嫁さんの方だけに両立を求める風潮の方がむしろおかしい訳で」
何で未だに無くならないんだろうね?さっきまで我関せずだった兄貴も参戦してきた。この人“使える者は孫でも使え”“家事分業は当たり前”思考だからな、父さんをも尻に敷く“かかあ天下”だったし俺も小さい頃から体調が良い時に家事を仕込まれたんだ。お蔭で一人での留守番も困らないからそこは凄く感謝してる。
「話がでかくなってる気もするが……確かに家の事は波那に任せっきりだからな」
「でしょ?完全分業にするかそれぞれが出来る事をやるって考えに変えないとバランス悪くなるよ」
兄貴随分と熱く語ってるな、そのくせ朝食の準備は着々と進んでる……ホント器用だよ。
「それなら大丈夫、星哉の場合料理以外はある程度出来てたから。それにトイレ掃除とごみ捨てでトイレ掃除を選んでくれる人だしね♡」
確かに兄さん案外キレイ好きだから……後半ノロケまくりだけど波那ちゃん、俺もそう言われるような優しい男になりたい。
にしても健康体で外に出られんのはツライ……
朝食を終えて兄夫婦は出勤、兄貴は近所のスーパーヘ買い物に行ってる。まぁ俺が『スープカレー食いたい』って言ったからなんだけど、ルーは家にあったんだから具材なんてテキトーでいいじゃん。
『スープカレーにはレッグチキンが必須!』
とか言って張り切って出て行っちまうし(鶏肉自体はあるんだからそれ使おうや)、『どうせなら長粒米にしよう』と訳の分からない拘り方し出すし……十二色マジックよか使わねぇだろ?何なら新潟戻る時に持って行けよそれ。まぁつまらん説明したけど要は暇なんだよ俺。
こんな時誠に会いたくなる、今頃学校に行ってんだろうなぁ……アイツの学校昼休み何時からなんだろ?それによく考えたら今日誕生日じゃねぇか!あーまだプレゼント準備してねぇよ。
物は決めてんだ、今年はかなりの大物をプレゼントする予定で、バイトの給料も何とか貯められて無事買えそうだしな。んでそれには波那ちゃんの協力が不可欠で、本当は昨日か一昨日に買う予定だったんだけど一応俺病人だから、土曜日の午後外で待ち合わせてそれを買いに行くんだ。
取り敢えず今日のところはメールだけ送っとこうか。俺はケータイを掴んで誠にバースデースタンプを貼っ付けたメールを送信する……とほぼ即レスで【ありがとう♪】と返信があった。早っ!!!と絶句してるところに再び返信が。【熱を出してしまって学校を休んでます】……これってひょっとしてひょっとするのか?
誠は病院(ほぼ内科)へ行くと何故か更に体調を崩すんだ(小田原家一同は“二次災害”って言ってる)、要は他の患者さんの病気を貰っちまうんだ。一番びっくりしたのは視力がちょっと低下して眼科に行ったら結膜炎を貰ってきたらしい。アレ感染症か?空気感染はしないよな?今時の病院で道具の使い回しなんてあり得ねぇだろうし……あの体質はよく分からん。
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