128 / 145
懲りずに続編
狼さんになる時間です……
しおりを挟む
俺は誠を捕まえてベッドに運んだはいいが、これが何を意味するか分かっていない誠はキョトンとした顔をしてる。
「……お前、今からナニするか分かってるか?」
誠はうんともすんとも言わずキョトンとしたまま。マ、マジでか?
「ね、寝るんでしょ?ベッドにいるんだから」
やっと口を開いたかと思ったらそれかい!本気で分かってねぇだろ!?
「誠、今いくつだ?」
「何?何か馬鹿にされてる感じなんだけど」
同い年なら気付け、高校生でセックス知らんとかおかしいだろ?今男にとっては一番スケベな時期だ、少しは欲情とかせんのか?エロ本エロビ観た事……無さそうだなこりゃ。
「あのさぁ……俺たちどういった関係だっけか?」
なぁ、十六歳の男相手のそっから説明しなきゃなんないのか?いやさ、薄々はそんな気がしてたよ。こいつがこの手の話にてんで疎い事くらいは俺だって分かってたさ、けど学校でだって多少の性教育はあっただろ?
「う~んと……お付き合いしてる関係?」
そうそう、ただ何故に疑問形なんだ?誠はそれさえも口に出すのが恥ずかしかったみたいで顔を赤くして俯いてる。俺の視点が高いせいだとは思うが、手を口元にやってるからひまわりの種食ってるハムスターの様にしか見えない。
「その“お付き合いしてる”俺たちは今一つのベッドにいます、さてこれからナニをする?」
「……寝るんじゃないの?」
「寝るこた寝るけどお前の寝るはただの“お休みなさい”だろうが。もう一遍だけチャンスやる、よーく考えろ」
と表向きは考えるチャンスを与えてやるが多分無理だろうな、まぁここは実演で分かって頂きましょう。
「わわわっ、なっ何!?」
俺は体重をかけて誠をベッドに転がしてやる。当然俺の体は誠に覆い被さるような状態になってる。さすがに気付くだろ?
「……隣で良くない?このベッド結構広いよ」
はぁ?今からナニをするのに何故横並びで寝にゃならんのだ、ここまですりゃ晋だって気付くぞ。こうなりゃ問答無用、せめて分かってからにしようと思ってたが埒が明かん。俺は手始めにキスをお見舞いしてやるが、軽くパニック状態らしき誠は胸元をパンパン叩いて抵抗してきた。
「んん~っ!」
誠は顔をずらしてキスを外してきた。おいそれ軽くショックだわ。
「何何!?何で!?」
「何でって、付き合ってるモン同士がキスするんは普通だろうが。それにアレだ、予告はしたぞ」
「予告?」
「あぁ、『狼さんになる』って」
「……それって……」
おっ、やっと分かったか。
「……僕、食べられちゃうの?」
そうそうばっくりとな、今からお前の処女を頂きます。
「僕そんなに美味しくないと思うよ」
いやいや何言ってんだ、お前ほどの人間甘味料そうはいないぞ。
「……伽月お腹壊さない?」
んん?何か話がズレ始めてるぞ……。
「家族にお別れ言わないと……」
誠は俺の顔を見て瞳を潤ませ始める。いやあのな、本当に食材として食う訳ではなくてな……なんて思ってたらもそもそと起き上がってベッドから出て行こうと……。
「だぁーーーっ!!!違う違う!その食うじゃねぇ!」
俺は慌てて誠を捕まえる。ガチでおじさんとこ行って『僕伽月の餌になります』っておかしいだろ!疎い通り越して馬鹿の領域じゃねぇかよそれ!いや、おじさんならそれで気付いて懇切丁寧な説明をしてくれそうだわ。
「っつか何でそうなった!?」
「だって『狼さんになる』んでしょ?」
誠のうるうるした瞳からぽろっと涙をこぼす。俺今何歳の子と会話してんだ?そして何故食われる事を受け入れた?疑問は残るがむしろこれこそが誠なのかも知れん。
「だって赤ずきんちゃんだって七匹の子ヤギだってブーフーウーだって……」
「それは絵本の世界だ!現実とゴッチャにすんな!」
「ううぅ……じゃ何なのぉ?」
う~ん、こりゃストレートに言った方が良さそうだな。俺は誠をベッドに座らせてから正面向き合ってまだちょっと潤んでるくるくるまなこをじっと見る。
「今から俺とエッチな事しませんか?」
「……」
あ~固まっちまった。でも顔が段々と赤くなってきて……ようやっと意味が分かったらしい。俺はこの男のお馬鹿っぷりも愛おしくなって再びキスをお見舞いしてやった、今度こそ逃げんなよ誠。
「……お前、今からナニするか分かってるか?」
誠はうんともすんとも言わずキョトンとしたまま。マ、マジでか?
「ね、寝るんでしょ?ベッドにいるんだから」
やっと口を開いたかと思ったらそれかい!本気で分かってねぇだろ!?
「誠、今いくつだ?」
「何?何か馬鹿にされてる感じなんだけど」
同い年なら気付け、高校生でセックス知らんとかおかしいだろ?今男にとっては一番スケベな時期だ、少しは欲情とかせんのか?エロ本エロビ観た事……無さそうだなこりゃ。
「あのさぁ……俺たちどういった関係だっけか?」
なぁ、十六歳の男相手のそっから説明しなきゃなんないのか?いやさ、薄々はそんな気がしてたよ。こいつがこの手の話にてんで疎い事くらいは俺だって分かってたさ、けど学校でだって多少の性教育はあっただろ?
「う~んと……お付き合いしてる関係?」
そうそう、ただ何故に疑問形なんだ?誠はそれさえも口に出すのが恥ずかしかったみたいで顔を赤くして俯いてる。俺の視点が高いせいだとは思うが、手を口元にやってるからひまわりの種食ってるハムスターの様にしか見えない。
「その“お付き合いしてる”俺たちは今一つのベッドにいます、さてこれからナニをする?」
「……寝るんじゃないの?」
「寝るこた寝るけどお前の寝るはただの“お休みなさい”だろうが。もう一遍だけチャンスやる、よーく考えろ」
と表向きは考えるチャンスを与えてやるが多分無理だろうな、まぁここは実演で分かって頂きましょう。
「わわわっ、なっ何!?」
俺は体重をかけて誠をベッドに転がしてやる。当然俺の体は誠に覆い被さるような状態になってる。さすがに気付くだろ?
「……隣で良くない?このベッド結構広いよ」
はぁ?今からナニをするのに何故横並びで寝にゃならんのだ、ここまですりゃ晋だって気付くぞ。こうなりゃ問答無用、せめて分かってからにしようと思ってたが埒が明かん。俺は手始めにキスをお見舞いしてやるが、軽くパニック状態らしき誠は胸元をパンパン叩いて抵抗してきた。
「んん~っ!」
誠は顔をずらしてキスを外してきた。おいそれ軽くショックだわ。
「何何!?何で!?」
「何でって、付き合ってるモン同士がキスするんは普通だろうが。それにアレだ、予告はしたぞ」
「予告?」
「あぁ、『狼さんになる』って」
「……それって……」
おっ、やっと分かったか。
「……僕、食べられちゃうの?」
そうそうばっくりとな、今からお前の処女を頂きます。
「僕そんなに美味しくないと思うよ」
いやいや何言ってんだ、お前ほどの人間甘味料そうはいないぞ。
「……伽月お腹壊さない?」
んん?何か話がズレ始めてるぞ……。
「家族にお別れ言わないと……」
誠は俺の顔を見て瞳を潤ませ始める。いやあのな、本当に食材として食う訳ではなくてな……なんて思ってたらもそもそと起き上がってベッドから出て行こうと……。
「だぁーーーっ!!!違う違う!その食うじゃねぇ!」
俺は慌てて誠を捕まえる。ガチでおじさんとこ行って『僕伽月の餌になります』っておかしいだろ!疎い通り越して馬鹿の領域じゃねぇかよそれ!いや、おじさんならそれで気付いて懇切丁寧な説明をしてくれそうだわ。
「っつか何でそうなった!?」
「だって『狼さんになる』んでしょ?」
誠のうるうるした瞳からぽろっと涙をこぼす。俺今何歳の子と会話してんだ?そして何故食われる事を受け入れた?疑問は残るがむしろこれこそが誠なのかも知れん。
「だって赤ずきんちゃんだって七匹の子ヤギだってブーフーウーだって……」
「それは絵本の世界だ!現実とゴッチャにすんな!」
「ううぅ……じゃ何なのぉ?」
う~ん、こりゃストレートに言った方が良さそうだな。俺は誠をベッドに座らせてから正面向き合ってまだちょっと潤んでるくるくるまなこをじっと見る。
「今から俺とエッチな事しませんか?」
「……」
あ~固まっちまった。でも顔が段々と赤くなってきて……ようやっと意味が分かったらしい。俺はこの男のお馬鹿っぷりも愛おしくなって再びキスをお見舞いしてやった、今度こそ逃げんなよ誠。
0
あなたにおすすめの小説
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
はじまりの朝
さくら乃
BL
子どもの頃は仲が良かった幼なじみ。
ある出来事をきっかけに離れてしまう。
中学は別の学校へ、そして、高校で再会するが、あの頃の彼とはいろいろ違いすぎて……。
これから始まる恋物語の、それは、“はじまりの朝”。
✳『番外編〜はじまりの裏側で』
『はじまりの朝』はナナ目線。しかし、その裏側では他キャラもいろいろ思っているはず。そんな彼ら目線のエピソード。
学校一のイケメンとひとつ屋根の下
おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった!
学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……?
キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子
立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。
全年齢
イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話
タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。
瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。
笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる