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懲りずに続編
法事からの夏祭り……
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恒例のバーベキューパーティーも無事に終えて今日は父さんの七回忌、最初は波那ちゃんのご実家でって話だったんだけどお寺さんと相談した結果、位牌を持って寺で法要をする事になった。兄貴もこの為に帰省してるし、兄さん、波那ちゃん、早苗さん、時生さん、麗未ちゃん、るりか、大輔さんが参列してくれた。
午前中のうちに法要を済ませて夏祭りに行く支度……と言っても俺は普通に私服なんだけど、一緒に行く女性陣と誠は浴衣を着ることになってるから時間がかかるのはむしろあいつの方だ。
……で、俺は颯天、輝、光畑と別の所で待ち合わせ。颯天は県大会初戦敗退だったけど誠の“勝ちむすび”のお陰で善戦はしたと笑ってた。結果初戦で対戦した学校が県大会を制覇してもうじき全国大会が始まるとか。
「見に行くのか?」
「あぁ、部活動としてな。隣県の相馬さんは見なきゃだろうが、お前どうすんだ?」
相馬さんか……あの人俺が最後に対戦した相手だけどあっちはもう覚えてないだろ。それに数学の臨時補習だわ、史生谷のヤロー思い付きで補習入れやがって~!
「数学の補習とバイトで無理だわ」
「補習?免れたんじゃなかったの?」
と輝、コイツ光畑にぴとっと寄り添ってすっかり乙女じゃねえかよ。元々綺麗な顔立ちしてるから似合わなくはないけど、付き合うってなった際にどっちがタチかネコかで揉めまくったらしい。
「そのはずだったのに一昨日いきなりケータイにメール来た、松尾と結嶋にも来たってさ」
「へぇ、井口には来てないらしいけど……あぁ、帰宅部だからじゃない?」
……って事は俺ら三人だけかよ?うわぁ~史生谷のスパルタで俺マジで死ぬかも。
「あ~俺史生谷に殺されるかも~」
とボヤいてるところに脳天に鈍痛が。一瞬何が起こったか分かんなかったが一緒にいた奴ら全員の表情が引き攣っちまってる。
「補習ごときで死ぬ訳ないだろ、デカイ図体してるくせによ」
ってぇ~、殴る事ねぇだろ暴力教師め。にしても随分とくたびれてんな先生。
「何かあったんですか?」
他の奴らもそれには気付いてるみたいで皆先生に注目してる、俺としては数学の臨時補習を取り止めてほしいところだが多分無理だな。ヘタに部活動の顧問を受け持ってないだけにやり放なんだよおっさん(と言っても波那ちゃんより歳下だけど)。
「……あ~ホントはまだ機密事項なんだがなぁ」
と歯切れが悪い。まぁ深入りはやめておくか。
「補習が無くなりゃどうでもいいっす」
「オイ、更に増やすぞお前」
「さーせん」
これ以上補習増やされてたまるかよ。
「……それはどうだろう畠中?」
光畑は俺と先生を交互に見て顔を強張らせてるけど、このおっさんそういうとこあんま煩くない。ただやり過ぎるとさっきみたくげんこつ食らうんで程々にしとこう。
「まぁ別に良いさ、『げんこつ一発くらいなら全然構わない』ってご家族の同意も得てあるしな。まぁコイツの場合余所で要らんトラブル巻き起こさねぇだけ可愛げあるよ。
あ~そだ、登校日に言う予定だけど九月に転校生受け入れる事になって、平泉の空きでウチが引き受けるからまぁ仲良くしてやってくれ。それと……まぁどうせバレるからアレだが、八神、矢澤、谷沢、柳川、山科、山本の六人は不祥事起こして退学処分になったから一年D組は二十五人体制になる。グループ分けもちょっと変えるからそのつもりで。三人は登校日まで、光畑は九月入るまで口外はしないよう頼むわ」
ったく余計な事しやがって……先生はため息一つ吐いてからレジ前に向かい、飲み物を頼んで別の席に移動していった。“ヤシックス”退学ねぇ……何したかは知らねぇけどいたところではた迷惑な連中である事に変わりはないから、いっそ空気がキレイになっていいんじゃねぇの?
「かえって環境は良くなりそうだよね」
おっと輝も同じような事考えてたみたいだ。
「まぁそうだな、転校生ってのも迷惑掛けないような奴であれば何でもいいさ」
「平泉はともかく、この短期間で七人も減るって異常事態だよね?」
確かにそうだがそこでマトモな意見はやめてくれ、俺たちは“ヤシックス”の迷惑劇場を目の当たりにしてるだけあって苦笑いでごまかす事しか出来やしねぇ。授業は途中で何度も頓挫するし、結嶋の被害(芝居込みだけど)は甚大だったし、近所のJKにも被害が出始めてたから制服着てるだけで白い目向けられる事もチラホラ……十年くらい前まで荒んでたらしいんだようちの学校。どおりで最近お偉方っぽい人が頻繁に出入りしてた訳だ、私立学校ってまぁ企業みたいなもんなんだよな、詳しい仕組みは分かんねぇけど先生らも『公務員』って括りじゃねぇし。
「このところ田丸のお父さんをしょっちゅう学校で見掛けたのってそういう事だったのかな?」
……うん多分そうなんじゃねぇの?細かい事はさすがに分かんねぇわ俺。
午前中のうちに法要を済ませて夏祭りに行く支度……と言っても俺は普通に私服なんだけど、一緒に行く女性陣と誠は浴衣を着ることになってるから時間がかかるのはむしろあいつの方だ。
……で、俺は颯天、輝、光畑と別の所で待ち合わせ。颯天は県大会初戦敗退だったけど誠の“勝ちむすび”のお陰で善戦はしたと笑ってた。結果初戦で対戦した学校が県大会を制覇してもうじき全国大会が始まるとか。
「見に行くのか?」
「あぁ、部活動としてな。隣県の相馬さんは見なきゃだろうが、お前どうすんだ?」
相馬さんか……あの人俺が最後に対戦した相手だけどあっちはもう覚えてないだろ。それに数学の臨時補習だわ、史生谷のヤロー思い付きで補習入れやがって~!
「数学の補習とバイトで無理だわ」
「補習?免れたんじゃなかったの?」
と輝、コイツ光畑にぴとっと寄り添ってすっかり乙女じゃねえかよ。元々綺麗な顔立ちしてるから似合わなくはないけど、付き合うってなった際にどっちがタチかネコかで揉めまくったらしい。
「そのはずだったのに一昨日いきなりケータイにメール来た、松尾と結嶋にも来たってさ」
「へぇ、井口には来てないらしいけど……あぁ、帰宅部だからじゃない?」
……って事は俺ら三人だけかよ?うわぁ~史生谷のスパルタで俺マジで死ぬかも。
「あ~俺史生谷に殺されるかも~」
とボヤいてるところに脳天に鈍痛が。一瞬何が起こったか分かんなかったが一緒にいた奴ら全員の表情が引き攣っちまってる。
「補習ごときで死ぬ訳ないだろ、デカイ図体してるくせによ」
ってぇ~、殴る事ねぇだろ暴力教師め。にしても随分とくたびれてんな先生。
「何かあったんですか?」
他の奴らもそれには気付いてるみたいで皆先生に注目してる、俺としては数学の臨時補習を取り止めてほしいところだが多分無理だな。ヘタに部活動の顧問を受け持ってないだけにやり放なんだよおっさん(と言っても波那ちゃんより歳下だけど)。
「……あ~ホントはまだ機密事項なんだがなぁ」
と歯切れが悪い。まぁ深入りはやめておくか。
「補習が無くなりゃどうでもいいっす」
「オイ、更に増やすぞお前」
「さーせん」
これ以上補習増やされてたまるかよ。
「……それはどうだろう畠中?」
光畑は俺と先生を交互に見て顔を強張らせてるけど、このおっさんそういうとこあんま煩くない。ただやり過ぎるとさっきみたくげんこつ食らうんで程々にしとこう。
「まぁ別に良いさ、『げんこつ一発くらいなら全然構わない』ってご家族の同意も得てあるしな。まぁコイツの場合余所で要らんトラブル巻き起こさねぇだけ可愛げあるよ。
あ~そだ、登校日に言う予定だけど九月に転校生受け入れる事になって、平泉の空きでウチが引き受けるからまぁ仲良くしてやってくれ。それと……まぁどうせバレるからアレだが、八神、矢澤、谷沢、柳川、山科、山本の六人は不祥事起こして退学処分になったから一年D組は二十五人体制になる。グループ分けもちょっと変えるからそのつもりで。三人は登校日まで、光畑は九月入るまで口外はしないよう頼むわ」
ったく余計な事しやがって……先生はため息一つ吐いてからレジ前に向かい、飲み物を頼んで別の席に移動していった。“ヤシックス”退学ねぇ……何したかは知らねぇけどいたところではた迷惑な連中である事に変わりはないから、いっそ空気がキレイになっていいんじゃねぇの?
「かえって環境は良くなりそうだよね」
おっと輝も同じような事考えてたみたいだ。
「まぁそうだな、転校生ってのも迷惑掛けないような奴であれば何でもいいさ」
「平泉はともかく、この短期間で七人も減るって異常事態だよね?」
確かにそうだがそこでマトモな意見はやめてくれ、俺たちは“ヤシックス”の迷惑劇場を目の当たりにしてるだけあって苦笑いでごまかす事しか出来やしねぇ。授業は途中で何度も頓挫するし、結嶋の被害(芝居込みだけど)は甚大だったし、近所のJKにも被害が出始めてたから制服着てるだけで白い目向けられる事もチラホラ……十年くらい前まで荒んでたらしいんだようちの学校。どおりで最近お偉方っぽい人が頻繁に出入りしてた訳だ、私立学校ってまぁ企業みたいなもんなんだよな、詳しい仕組みは分かんねぇけど先生らも『公務員』って括りじゃねぇし。
「このところ田丸のお父さんをしょっちゅう学校で見掛けたのってそういう事だったのかな?」
……うん多分そうなんじゃねぇの?細かい事はさすがに分かんねぇわ俺。
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