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本編
20 帰省
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そしてランディ様の遠征の日になった。昨夜の彼は私を抱き締め、何度もキスをしながら愛の言葉を囁いていた。もちろんそれ以上のことはしていない。楽しみは誕生日に取っておくと言って、彼は頑なに一線を越えることはなかった。
恥ずかしいけれど……何か私の代わりとしてお守りが欲しいと言われたので、自ら刺繍したハンカチに普段使っている香水を吹きかけて渡した。
「じゃあ行ってくる。何かあれば遠慮などせずに、すぐにテッドに言って騎士団に連絡するんだぞ。いいな?」
「はい」
「離れていてもいつもヴィヴィを想っている。愛しているよ」
「私も……愛しています。どうかご無事で」
ランディ様と熱いキスを交わした後、私を振り返って軽く手をあげて馬で颯爽と駆けて行った。
「ああ、行ってしまったわ」
やっぱり少し寂しいが、仕方がない。彼は危険な地で頑張ってくださっているのだから、私もしっかりしないと。
数日間は使用人のみんなとわいわいと楽しく暮らしていたが、五日目くらいには寂しさも募ってきた。
「実家に帰ろうかなぁ……」
そんな不用意な発言で、使用人達が青ざめていたことも知らず私は呑気に紅茶を飲んでいた。
「お、奥様っ!実家に戻られるとはどういう意味ですか?」
「え?そのままの意味よ。両親や弟に会いたいな、って思って」
「その……この家が嫌で出ていきたいとか、旦那様の愛が重くて鬱陶しいとかいう意味ではありませんよね?」
ミアが真顔でそんなことを聞いてきたので、私はケラケラと笑い出した。
「まさか、家出じゃないわよ。ランディ様も時間のある時に顔を見せに行けばいいよと言ってくださっていたのよ」
「……そういうことでしたか。安心致しました。明日行かれるのであれば、ファンタニエ家に本日ご連絡しておきましょうか?」
「ありがとう。そうしてもらえるかしら?」
シェフ達に久しぶりに実家に戻ると言う話をしたら、張り切ってお土産用に焼き菓子を作ってくれた。
「まあ、きっと両親もアルも喜ぶわ!ありがとう」
「いえいえ。奥様のためなら、なんでも作りますよ!」
これはきっと甘いものが好きなお母様がお喜びになるはずだわ。アルにも何かあげたいと、プレゼントを選びに街に出かけて服やちょっと高級なペンなどを買い込んだ。
そして次の日、ファンタニエ家に向かう準備をしていると庭師達から美しい花束を渡された。
「庭に綺麗に咲いていたものを花束にしました。是非持っていってください」
「素敵ね。我が家は貧しくて……恥ずかしいけれどあまり庭が美しくないの。だからとても嬉しいわ」
みんなの優しさを受け止めながら、私は馬車に乗り込んだ。
「奥様、絶対に絶対に戻って来てくださいね」
「居心地が良くても、帰ったままじゃだめですよ」
「お帰りをお待ちしています」
「奥様がいないと旦那様が生きていけませんから、お願いしますね!」
使用人達に口々にそう言われて、私はさすがに苦笑いをした。
「みんな大袈裟よ。ちゃんと夕方には戻るわ」
私は笑顔でみんなと別れ、馬車は動き出した。今日はミアが一緒について来てくれている。
「一度秘密で逃げちゃったから、信用がないのかしら」
あの誘拐された日に、誰にも見つからないように家を出たことは使用人達にとってショッキングだったようだ。人目が多いのに、誰にも気付かれなかったからだ。
『この木に飛び移って下に降りただと!?そんな危ないことを……君が一人でしたのか!?』
私の逃走経路をばらした時に、ランディ様は信じられないという顔をしていた。
『ヴィヴィは……なかなかお転婆だな』
彼に呆れられたかな?と不安になったが『君の意外な一面が知れたことは嬉しい。運動神経がいいんだな』と結局は許してもらえた。しかし、次の日には私の部屋の前にあった木は切り倒されていて驚いたけれど。
『これでもう勝手に下には降りられないだろう』
ランディ様は意地悪にニッと口角を上げて、私のオデコをツンと軽く突いた。さすが……できる男は仕事が早い。
心の中で、私のせいで切られてしまった木に『ごめんなさい』と謝った。ちゃんと木材として利用されたらしいので良かったけれど。
そんなこんなで、使用人達も私が出かける時はみんな注意しているようなのだ。
「ふふ……違いますよ。みんな奥様が大好きですから、戻ってきていただかないと困るのです」
「なら、いいけれど。使用人達から信用がない奥様って嫌だもの」
「奥様がお傍にいらっしゃらないと、旦那様が荒れますしね。私達にとって、奥様がいらっしゃらないと大問題です。だからずっとあの家にいてくださいませ」
ミアは優しく微笑みながら、そんなことを話していた。みんなが私をランディ様の奥さんとして認めてくれて、あの家にとって大事だと思ってくれるのは嬉しいなと思った。
「ただいま戻りました」
嫁いだのだからお邪魔します、なのかも知れないがやはりここは私の生家だ。足を踏み入れた瞬間に懐かしい気持ちでいっぱいになる。
「ヴィヴィアンヌ、お帰り」
「よく戻ったわね」
「姉様っ!会いたかったよ!!」
両親が出迎えてくれ、アルは私を見た瞬間に飛びついて来た。
「まあ、アルったら。しばらく会わないうちに大きくなって!とても格好良くなったわね」
「僕ね、かなり背が伸びたんだよ」
いつの間にか背の低い私と同じくらいの身長になっていて、少しショックだった。いや、これは成長を喜ぶべきね。
アルにお土産を渡しひとしきり遊んだ後、彼ははしゃぎ過ぎたのかスヤスヤと寝てしまった。こうやってみると可愛い弟のままだと、安心する。
「ヴィヴィが無事で本当に良かったわ。居なくなったと聞いた時は驚いたわよ。しかも誘拐されていたなんて!心臓が止まりそうだったわ」
「心配かけてごめんなさい」
お母様は心配そうに私を見つめ、ギュッとハグしながらよしよしと背中を撫でてくれた。
「まさかあの男が君をまだ狙っていたなんて。本当にランドルフ様が助けてくださって良かったよ。もうあいつがヴィヴィアンヌの前に現れることはないと、先日ベルナール公爵家からも正式な報告をいただいたよ」
ランディ様は、公爵家として手紙を出してくださっていたんだ。
「ええ。すぐに来てくださったおかげで何もなかったの」
「結婚生活も心配していたけど、どうやら仲良くやっているようだね?」
お父様は目を細めて穏やかに微笑んだ。
「……はい。とても……幸せです」
私は頬を染めながら小声でそう言うと、お母様はにーっと悪戯っぽく笑った。
「ふふ、そうよね!ヴィヴィは結婚前より何倍も可愛くなったもの。愛されてなきゃ女は輝かないものね」
「なっ……!そんはこと……は……」
私はランディ様の甘い言動を思い出して、ドギマギしてしまった。
「……娘の幸せは願っているが、父親としてはあまり聞きたくない話だな」
お父様は照れた私を見てあからさまに嫌そうな顔をした。
「まあ、あなたも一般的な父親なのね!もう嫁いだのだからこの子はランドルフ様のものよ」
「わかっているが、面白くはない」
珍しく子どもっぽく拗ねるお父様をお母様と二人で笑い、たくさん話をして楽しい時間を過ごした。我が家は貧乏だが、やはりこの家は落ち着く。
ベルナール家の支援によって、領地もかなり元に戻ってきているらしくとても順調らしい。来年には軌道にのり、借金もなくなるだろうという話を聞いてひと安心した。
「じゃあそろそろ帰るわね。アルによろしく」
寝ている彼を起こすのは可哀想なので、私はそのまま家に帰ることにした。きっと勝手に帰ったと怒るだろうけれど。
「ああ、気をつけてな。ランドルフ様が家に戻られたらよろしく伝えておいてくれ」
「今度は二人でいらっしゃいね。なんのお構いもできないけれど」
「……はい!今度は一緒に遊びに来ますわ」
私は見送ってくれる両親に手を振って玄関で別れた。ああ、とても幸せな時間だったなと思っていると馬車に乗り込む寸前に後ろから話しかけられた。
「ヴィヴィ、もう一度話がしたいんだ」
――振り返らなくてもわかる。
よく知っているその声は、紛れもなくグレッグの声だった。
恥ずかしいけれど……何か私の代わりとしてお守りが欲しいと言われたので、自ら刺繍したハンカチに普段使っている香水を吹きかけて渡した。
「じゃあ行ってくる。何かあれば遠慮などせずに、すぐにテッドに言って騎士団に連絡するんだぞ。いいな?」
「はい」
「離れていてもいつもヴィヴィを想っている。愛しているよ」
「私も……愛しています。どうかご無事で」
ランディ様と熱いキスを交わした後、私を振り返って軽く手をあげて馬で颯爽と駆けて行った。
「ああ、行ってしまったわ」
やっぱり少し寂しいが、仕方がない。彼は危険な地で頑張ってくださっているのだから、私もしっかりしないと。
数日間は使用人のみんなとわいわいと楽しく暮らしていたが、五日目くらいには寂しさも募ってきた。
「実家に帰ろうかなぁ……」
そんな不用意な発言で、使用人達が青ざめていたことも知らず私は呑気に紅茶を飲んでいた。
「お、奥様っ!実家に戻られるとはどういう意味ですか?」
「え?そのままの意味よ。両親や弟に会いたいな、って思って」
「その……この家が嫌で出ていきたいとか、旦那様の愛が重くて鬱陶しいとかいう意味ではありませんよね?」
ミアが真顔でそんなことを聞いてきたので、私はケラケラと笑い出した。
「まさか、家出じゃないわよ。ランディ様も時間のある時に顔を見せに行けばいいよと言ってくださっていたのよ」
「……そういうことでしたか。安心致しました。明日行かれるのであれば、ファンタニエ家に本日ご連絡しておきましょうか?」
「ありがとう。そうしてもらえるかしら?」
シェフ達に久しぶりに実家に戻ると言う話をしたら、張り切ってお土産用に焼き菓子を作ってくれた。
「まあ、きっと両親もアルも喜ぶわ!ありがとう」
「いえいえ。奥様のためなら、なんでも作りますよ!」
これはきっと甘いものが好きなお母様がお喜びになるはずだわ。アルにも何かあげたいと、プレゼントを選びに街に出かけて服やちょっと高級なペンなどを買い込んだ。
そして次の日、ファンタニエ家に向かう準備をしていると庭師達から美しい花束を渡された。
「庭に綺麗に咲いていたものを花束にしました。是非持っていってください」
「素敵ね。我が家は貧しくて……恥ずかしいけれどあまり庭が美しくないの。だからとても嬉しいわ」
みんなの優しさを受け止めながら、私は馬車に乗り込んだ。
「奥様、絶対に絶対に戻って来てくださいね」
「居心地が良くても、帰ったままじゃだめですよ」
「お帰りをお待ちしています」
「奥様がいないと旦那様が生きていけませんから、お願いしますね!」
使用人達に口々にそう言われて、私はさすがに苦笑いをした。
「みんな大袈裟よ。ちゃんと夕方には戻るわ」
私は笑顔でみんなと別れ、馬車は動き出した。今日はミアが一緒について来てくれている。
「一度秘密で逃げちゃったから、信用がないのかしら」
あの誘拐された日に、誰にも見つからないように家を出たことは使用人達にとってショッキングだったようだ。人目が多いのに、誰にも気付かれなかったからだ。
『この木に飛び移って下に降りただと!?そんな危ないことを……君が一人でしたのか!?』
私の逃走経路をばらした時に、ランディ様は信じられないという顔をしていた。
『ヴィヴィは……なかなかお転婆だな』
彼に呆れられたかな?と不安になったが『君の意外な一面が知れたことは嬉しい。運動神経がいいんだな』と結局は許してもらえた。しかし、次の日には私の部屋の前にあった木は切り倒されていて驚いたけれど。
『これでもう勝手に下には降りられないだろう』
ランディ様は意地悪にニッと口角を上げて、私のオデコをツンと軽く突いた。さすが……できる男は仕事が早い。
心の中で、私のせいで切られてしまった木に『ごめんなさい』と謝った。ちゃんと木材として利用されたらしいので良かったけれど。
そんなこんなで、使用人達も私が出かける時はみんな注意しているようなのだ。
「ふふ……違いますよ。みんな奥様が大好きですから、戻ってきていただかないと困るのです」
「なら、いいけれど。使用人達から信用がない奥様って嫌だもの」
「奥様がお傍にいらっしゃらないと、旦那様が荒れますしね。私達にとって、奥様がいらっしゃらないと大問題です。だからずっとあの家にいてくださいませ」
ミアは優しく微笑みながら、そんなことを話していた。みんなが私をランディ様の奥さんとして認めてくれて、あの家にとって大事だと思ってくれるのは嬉しいなと思った。
「ただいま戻りました」
嫁いだのだからお邪魔します、なのかも知れないがやはりここは私の生家だ。足を踏み入れた瞬間に懐かしい気持ちでいっぱいになる。
「ヴィヴィアンヌ、お帰り」
「よく戻ったわね」
「姉様っ!会いたかったよ!!」
両親が出迎えてくれ、アルは私を見た瞬間に飛びついて来た。
「まあ、アルったら。しばらく会わないうちに大きくなって!とても格好良くなったわね」
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いつの間にか背の低い私と同じくらいの身長になっていて、少しショックだった。いや、これは成長を喜ぶべきね。
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「ヴィヴィが無事で本当に良かったわ。居なくなったと聞いた時は驚いたわよ。しかも誘拐されていたなんて!心臓が止まりそうだったわ」
「心配かけてごめんなさい」
お母様は心配そうに私を見つめ、ギュッとハグしながらよしよしと背中を撫でてくれた。
「まさかあの男が君をまだ狙っていたなんて。本当にランドルフ様が助けてくださって良かったよ。もうあいつがヴィヴィアンヌの前に現れることはないと、先日ベルナール公爵家からも正式な報告をいただいたよ」
ランディ様は、公爵家として手紙を出してくださっていたんだ。
「ええ。すぐに来てくださったおかげで何もなかったの」
「結婚生活も心配していたけど、どうやら仲良くやっているようだね?」
お父様は目を細めて穏やかに微笑んだ。
「……はい。とても……幸せです」
私は頬を染めながら小声でそう言うと、お母様はにーっと悪戯っぽく笑った。
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お父様は照れた私を見てあからさまに嫌そうな顔をした。
「まあ、あなたも一般的な父親なのね!もう嫁いだのだからこの子はランドルフ様のものよ」
「わかっているが、面白くはない」
珍しく子どもっぽく拗ねるお父様をお母様と二人で笑い、たくさん話をして楽しい時間を過ごした。我が家は貧乏だが、やはりこの家は落ち着く。
ベルナール家の支援によって、領地もかなり元に戻ってきているらしくとても順調らしい。来年には軌道にのり、借金もなくなるだろうという話を聞いてひと安心した。
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「ああ、気をつけてな。ランドルフ様が家に戻られたらよろしく伝えておいてくれ」
「今度は二人でいらっしゃいね。なんのお構いもできないけれど」
「……はい!今度は一緒に遊びに来ますわ」
私は見送ってくれる両親に手を振って玄関で別れた。ああ、とても幸せな時間だったなと思っていると馬車に乗り込む寸前に後ろから話しかけられた。
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