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10 意地悪な男の優しさ
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健斗……いや、この世界ではケントか。振り向いた私を見て驚いているようだった。驚きたいのはこっちだ。
早くここから逃げなくては。そう思うのにガタガタと足が震えて、全く動けなくなった。
「なんて……美しいんだ」
彼は頬を赤く染め、蕩けるような瞳でこちらを見つめた。その姿は相変わらずの儚げな美少年で、この男の正体を知らない人が見たらクラクラするほど魅力的だろう。
「驚いたな……ナハトと全く同じだ。僕はあなたのように見事な濡烏色を見たことがない。こんな運命的な出逢いがあるのだろうか」
――いきなり運命とか何言ってるの?
いや、そういえば日本でもこの男は最初からこんな様子だったわね。私が後ずさると、彼はグイッと遠慮なく近付いてきた。
「ああ、どうか逃げないで。美しいあなたの名前を教えてくれないだろうか?」
「な、名乗るほどのものじゃないので」
そう伝え立ち去ろうとしたが、そんなことをケントが許すはずもない。私の手を掴んで身動きを取れないようにした。
「私はあなたが欲しい」
そう言った彼の瞳は、殺された時に見たように真っ赤に染まっていた。
「……っ!」
怖い……怖い、怖い。助けて。このまま殺されたらどうしよう。その時震えている私を守るようにシュバルツが激しく吠え、グルル……と牙を剥き出しにして怒ってくれた。
「こいつはバルト公爵の……何故ここに?」
ケントは忌々しそうにチッと舌打ちをした後、シュバルツをするどく睨みつけた。
「聖獣が僕に楯突く気?黙っていろ」
その瞬間にものすごく嫌な空気が流れてきた。シュバルツは未だに威嚇したままだ。
「グルル……ワォーン!」
「煩い聖獣だな」
ケントが冷たい目をしたままシュバルツに手を伸ばそうとしたので、私は慌ててぎゅっと守るように抱きしめた。私のせいでこの子が危害を加えられては可哀想だ。
「シュバルツ、私は大丈夫だからあなたは彼の元に戻って」
本当は怖いけど……。また殺されるんじゃないかと恐ろしくてたまらない。震える身体を手で押さえて気丈に振るった。
「ケント君、私の愛する婚約者に何か用かな?」
後ろから低く響く声が聞こえてきた。毎日聞いてるから間違うはずがない。これはジルヴェスターだ!助けに来てくれたのね。
「……婚約者?」
ケントは不愉快そうに顔を歪めたが、すぐに穏やかな表情に戻った。そういえば、瞳の色も赤く無くなっている。
「ああ、失礼しました。バルト公爵の婚約者様でしたか。社交界で話題になっていましたが……まさか彼女がそうだとは知りませんでした」
「知らなくても仕方ないさ。今夜初めて一緒に舞踏会へ来たんだよ。自分でも驚いているが、私は案外やきもち焼きみたいでね。美しい彼女を他の男に見せたくなかったんだ」
ジルヴェスターはケントにわざと見せつけるように肩を抱き寄せた。
「……へえ。そうでしたか。あの女性嫌いの貴方を射止めるなんて、さぞ素晴らしい方なんでしょうね。僕にも紹介していただけませんか?」
彼はニコリと微笑んでいるはずなのに、気味が悪くて背筋が寒くなった。
「関係ない君に紹介する必要があるかな?」
ジルヴェスターも負けないくらい、冷たい微笑みを返している。
「……さっき僕のナハトを助けていただいたんです。是非お礼をさせて下さい」
「そうでしたか。でも、お構いなく。私は誰であっても彼女に近付く男は許せそうにないのでね」
そう言い切ったジルヴェスターをギロリと睨んだ後、ケントはいきなり笑い出した。
「ふっ……ははははは。これはこれは驚きました。まるで以前の貴方とは別人のようですね。そう……この婚約も嘘じゃないかと思うほど」
嘘ではないかと指摘され、私はバレたのではないかとドキドキしてしまう。
「まさか。今まで運命の相手に出逢ってなかっただけだ。では、失礼するよ」
ジルヴェスターに促されて、その場を離れた。恐ろしくて後ろを振り向く勇気は私にはなかった。
舞踏会会場の廊下までたどり着くと、私はホッとして急に力が抜けた。地面にぺたりと膝がつきそうになるのを、ジルヴェスターが支えてくれた。
「ご、ごめん。ありがとう」
「……助けるのが遅くなって悪かった」
いつになく優しいその声に、自然と目が潤んでしまう。
「こ、怖かった」
私はうっうっ、とジルヴェスターの胸で声を出して泣いてしまった。あの男を見ただけで、殺された時の恐怖が蘇ってきてしまったのだ。
こんなに泣いては子どもみたいだと馬鹿にされると思ったが、彼は私を抱き締めてあやすように背中を優しくトントンと叩いてくれた。
「もう大丈夫だ」
そう言われて、さらに私はぐすぐすと涙が止まらなくなった。張り詰めていた緊張が解け、安心したら感情のコントロールが上手くいかない。
普段冷たい態度のジルヴェスターの身体は、意外にもあったかくて心地が良かった。今夜のために連日遅くまでダンスレッスンをしていたこともあり、私はそのまま気を失ってしまった。
『僕から逃げられると思ってるの?』
後ろからケントの声がした瞬間に、私の身体がドンッと押されて階段から突き落とされる。
「きゃあっ!……やめてぇっ!!」
私は叫びながら飛び起きた。背中は汗だくで、はぁはぁ……と息が切れている。
ここはバルト家で、私の部屋のベッドの上だ。舞踏会に行ってたはずなのにいつの間にか帰ってきたらしい。
「アンナ様っ!大丈夫でございますか!?」
ノック音と共にニーナが慌てた様子で部屋に来てくれた。きっと叫び声が聞こえてしまったのだろう。そしてその後ろにはジルヴェスターも立っていた。
「……どうした」
「驚かせてごめん。なんか怖い夢見てしまって。子どもみたいで恥ずかしいな……はは……」
心配させたことが申し訳なくて、私は慌てて笑顔を作って何でもないことのように話した。
「無理して笑うな」
ジルヴェスターにそう言われてしまい、私は深く俯いた。するといつの間にかシュバルツが現れて、私のベッドに上がって涙で濡れた頬を優しく舐めてくれた。
「ふっ……シュバルツ、くすぐったいよ」
「ワフっ!」
「私を守ってくれてありがとうね。すごく格好良かったよ」
シュバルツを抱き締めていたら、心が少しずつ落ち着いてきた。
「君が眠るまで私がここに居る。だから安心しろ」
ここに居るって……ジルヴェスターがこの部屋で過ごすってこと!?
「そ、そんな迷惑かけられないから。大丈夫。一人で寝れ……」
「そうですね!それが一番安全でよろしゅうございますね。旦那様、アンナ様のことお願い致しますわ」
私が話している途中で、ニーナが大きな声で割って入ってきた。え?ちょっと待って、と思っている内にニーナは部屋から出て行った。
「……」
「……」
お互い無言のまま微妙な空気が流れる。とりあえずシュバルツが居てくれていることがだけが救いだ。
ジルヴェスターは私のベッド横に椅子を置いて、静かに腰掛けた。
「シュバルツ、戻れ」
無情なその言葉にシュバルツは腕の中からシュッと消えてしまった。ああ、私の救いが居なくなった。
「……今夜は何も考えずに寝ろ」
ポカンと呆けている私を、彼はもう一度無理矢理ベッドに寝かせて布団をかけられた。
いや、あなたがいるから気になって眠れなさそうなんだけどと心の中でツッコミを入れた。
しかし、反抗してもしょうがないのでそっと目を閉じた。すると自然と少しずつ眠たくなってくるから不思議だ。
「ここまで……運んでくれて……あり……がと」
「ああ」
「助けに来てくれて……ありがと……ね」
「ああ」
「婚約者役……上手く……でき……てた?」
「ああ」
彼はぶっきらぼうな声で「ああ」としか言わない。それがなんだか面白くて、くすくすと笑ってしまった。
「……寝ろと言っているだろ」
「ふっ、ふふ。ごめんなさい」
なんだかさっきまでの怖さが無くなってきた。ジルヴェスターが傍にいてくれるし、ここまでケントが来るはずもない。
「ねぇ……寝るまで……手……握っててくれない?」
「……」
布団から手を出してみたが、ジルヴェスターはついに黙り込んでしまった。こんなお願いするんじゃなかったかな。この人は女性が嫌いなんだもんね。触れるのも本当は嫌なのかもしれない。
「子どもの頃、怖い夢見たらいつもお母さんが握ってくれたから。ごめん、変なお願いして。忘れて」
お父さんとお母さんは、一人娘の私が急に死んじゃって驚いたし悲しんだだろうな。それを考えるとまた少し寂しくなってきた。二人に会いたいな……もう無理だろうけれど。
「……母親」
はぁと呆れたようなため息が聞こえ、私の手を少し乱暴に握った。
「相変わらず手のかかる奴だ。これでいいのか?さっさと寝ろ!」
「……ありがとう」
ジルヴェスターのこと、ずっと嫌な奴だと思っていたが本当は優しいのよね。彼の手の暖かさを感じて安心し、私はゆっくりと眠りについた。
早くここから逃げなくては。そう思うのにガタガタと足が震えて、全く動けなくなった。
「なんて……美しいんだ」
彼は頬を赤く染め、蕩けるような瞳でこちらを見つめた。その姿は相変わらずの儚げな美少年で、この男の正体を知らない人が見たらクラクラするほど魅力的だろう。
「驚いたな……ナハトと全く同じだ。僕はあなたのように見事な濡烏色を見たことがない。こんな運命的な出逢いがあるのだろうか」
――いきなり運命とか何言ってるの?
いや、そういえば日本でもこの男は最初からこんな様子だったわね。私が後ずさると、彼はグイッと遠慮なく近付いてきた。
「ああ、どうか逃げないで。美しいあなたの名前を教えてくれないだろうか?」
「な、名乗るほどのものじゃないので」
そう伝え立ち去ろうとしたが、そんなことをケントが許すはずもない。私の手を掴んで身動きを取れないようにした。
「私はあなたが欲しい」
そう言った彼の瞳は、殺された時に見たように真っ赤に染まっていた。
「……っ!」
怖い……怖い、怖い。助けて。このまま殺されたらどうしよう。その時震えている私を守るようにシュバルツが激しく吠え、グルル……と牙を剥き出しにして怒ってくれた。
「こいつはバルト公爵の……何故ここに?」
ケントは忌々しそうにチッと舌打ちをした後、シュバルツをするどく睨みつけた。
「聖獣が僕に楯突く気?黙っていろ」
その瞬間にものすごく嫌な空気が流れてきた。シュバルツは未だに威嚇したままだ。
「グルル……ワォーン!」
「煩い聖獣だな」
ケントが冷たい目をしたままシュバルツに手を伸ばそうとしたので、私は慌ててぎゅっと守るように抱きしめた。私のせいでこの子が危害を加えられては可哀想だ。
「シュバルツ、私は大丈夫だからあなたは彼の元に戻って」
本当は怖いけど……。また殺されるんじゃないかと恐ろしくてたまらない。震える身体を手で押さえて気丈に振るった。
「ケント君、私の愛する婚約者に何か用かな?」
後ろから低く響く声が聞こえてきた。毎日聞いてるから間違うはずがない。これはジルヴェスターだ!助けに来てくれたのね。
「……婚約者?」
ケントは不愉快そうに顔を歪めたが、すぐに穏やかな表情に戻った。そういえば、瞳の色も赤く無くなっている。
「ああ、失礼しました。バルト公爵の婚約者様でしたか。社交界で話題になっていましたが……まさか彼女がそうだとは知りませんでした」
「知らなくても仕方ないさ。今夜初めて一緒に舞踏会へ来たんだよ。自分でも驚いているが、私は案外やきもち焼きみたいでね。美しい彼女を他の男に見せたくなかったんだ」
ジルヴェスターはケントにわざと見せつけるように肩を抱き寄せた。
「……へえ。そうでしたか。あの女性嫌いの貴方を射止めるなんて、さぞ素晴らしい方なんでしょうね。僕にも紹介していただけませんか?」
彼はニコリと微笑んでいるはずなのに、気味が悪くて背筋が寒くなった。
「関係ない君に紹介する必要があるかな?」
ジルヴェスターも負けないくらい、冷たい微笑みを返している。
「……さっき僕のナハトを助けていただいたんです。是非お礼をさせて下さい」
「そうでしたか。でも、お構いなく。私は誰であっても彼女に近付く男は許せそうにないのでね」
そう言い切ったジルヴェスターをギロリと睨んだ後、ケントはいきなり笑い出した。
「ふっ……ははははは。これはこれは驚きました。まるで以前の貴方とは別人のようですね。そう……この婚約も嘘じゃないかと思うほど」
嘘ではないかと指摘され、私はバレたのではないかとドキドキしてしまう。
「まさか。今まで運命の相手に出逢ってなかっただけだ。では、失礼するよ」
ジルヴェスターに促されて、その場を離れた。恐ろしくて後ろを振り向く勇気は私にはなかった。
舞踏会会場の廊下までたどり着くと、私はホッとして急に力が抜けた。地面にぺたりと膝がつきそうになるのを、ジルヴェスターが支えてくれた。
「ご、ごめん。ありがとう」
「……助けるのが遅くなって悪かった」
いつになく優しいその声に、自然と目が潤んでしまう。
「こ、怖かった」
私はうっうっ、とジルヴェスターの胸で声を出して泣いてしまった。あの男を見ただけで、殺された時の恐怖が蘇ってきてしまったのだ。
こんなに泣いては子どもみたいだと馬鹿にされると思ったが、彼は私を抱き締めてあやすように背中を優しくトントンと叩いてくれた。
「もう大丈夫だ」
そう言われて、さらに私はぐすぐすと涙が止まらなくなった。張り詰めていた緊張が解け、安心したら感情のコントロールが上手くいかない。
普段冷たい態度のジルヴェスターの身体は、意外にもあったかくて心地が良かった。今夜のために連日遅くまでダンスレッスンをしていたこともあり、私はそのまま気を失ってしまった。
『僕から逃げられると思ってるの?』
後ろからケントの声がした瞬間に、私の身体がドンッと押されて階段から突き落とされる。
「きゃあっ!……やめてぇっ!!」
私は叫びながら飛び起きた。背中は汗だくで、はぁはぁ……と息が切れている。
ここはバルト家で、私の部屋のベッドの上だ。舞踏会に行ってたはずなのにいつの間にか帰ってきたらしい。
「アンナ様っ!大丈夫でございますか!?」
ノック音と共にニーナが慌てた様子で部屋に来てくれた。きっと叫び声が聞こえてしまったのだろう。そしてその後ろにはジルヴェスターも立っていた。
「……どうした」
「驚かせてごめん。なんか怖い夢見てしまって。子どもみたいで恥ずかしいな……はは……」
心配させたことが申し訳なくて、私は慌てて笑顔を作って何でもないことのように話した。
「無理して笑うな」
ジルヴェスターにそう言われてしまい、私は深く俯いた。するといつの間にかシュバルツが現れて、私のベッドに上がって涙で濡れた頬を優しく舐めてくれた。
「ふっ……シュバルツ、くすぐったいよ」
「ワフっ!」
「私を守ってくれてありがとうね。すごく格好良かったよ」
シュバルツを抱き締めていたら、心が少しずつ落ち着いてきた。
「君が眠るまで私がここに居る。だから安心しろ」
ここに居るって……ジルヴェスターがこの部屋で過ごすってこと!?
「そ、そんな迷惑かけられないから。大丈夫。一人で寝れ……」
「そうですね!それが一番安全でよろしゅうございますね。旦那様、アンナ様のことお願い致しますわ」
私が話している途中で、ニーナが大きな声で割って入ってきた。え?ちょっと待って、と思っている内にニーナは部屋から出て行った。
「……」
「……」
お互い無言のまま微妙な空気が流れる。とりあえずシュバルツが居てくれていることがだけが救いだ。
ジルヴェスターは私のベッド横に椅子を置いて、静かに腰掛けた。
「シュバルツ、戻れ」
無情なその言葉にシュバルツは腕の中からシュッと消えてしまった。ああ、私の救いが居なくなった。
「……今夜は何も考えずに寝ろ」
ポカンと呆けている私を、彼はもう一度無理矢理ベッドに寝かせて布団をかけられた。
いや、あなたがいるから気になって眠れなさそうなんだけどと心の中でツッコミを入れた。
しかし、反抗してもしょうがないのでそっと目を閉じた。すると自然と少しずつ眠たくなってくるから不思議だ。
「ここまで……運んでくれて……あり……がと」
「ああ」
「助けに来てくれて……ありがと……ね」
「ああ」
「婚約者役……上手く……でき……てた?」
「ああ」
彼はぶっきらぼうな声で「ああ」としか言わない。それがなんだか面白くて、くすくすと笑ってしまった。
「……寝ろと言っているだろ」
「ふっ、ふふ。ごめんなさい」
なんだかさっきまでの怖さが無くなってきた。ジルヴェスターが傍にいてくれるし、ここまでケントが来るはずもない。
「ねぇ……寝るまで……手……握っててくれない?」
「……」
布団から手を出してみたが、ジルヴェスターはついに黙り込んでしまった。こんなお願いするんじゃなかったかな。この人は女性が嫌いなんだもんね。触れるのも本当は嫌なのかもしれない。
「子どもの頃、怖い夢見たらいつもお母さんが握ってくれたから。ごめん、変なお願いして。忘れて」
お父さんとお母さんは、一人娘の私が急に死んじゃって驚いたし悲しんだだろうな。それを考えるとまた少し寂しくなってきた。二人に会いたいな……もう無理だろうけれど。
「……母親」
はぁと呆れたようなため息が聞こえ、私の手を少し乱暴に握った。
「相変わらず手のかかる奴だ。これでいいのか?さっさと寝ろ!」
「……ありがとう」
ジルヴェスターのこと、ずっと嫌な奴だと思っていたが本当は優しいのよね。彼の手の暖かさを感じて安心し、私はゆっくりと眠りについた。
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