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10 あっさり逆転 ★
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「……媚薬、まだキツい?」
何度か口づけを交わし、息継ぎの合間につぶやくと、イヴァンは少し困ったような笑みを浮かべてミリアムの頭を撫でた。
「本当おまえ、調合上手すぎ」
「ごめん」
眉を下げたミリアムを見て、イヴァンが小さく笑う。
「気にすんなって。ちゃんと準備しないと、辛いのはミリアムだからな」
そう言って、イヴァンの手がミリアムの脚の間に伸びる。思わずびくりと身体を震わせてしまったけれど、確かめるように一瞬触れただけで、その手は離れていく。
「ん、ちゃんと濡れてる。でも、まだ足りないな」
「え?」
何が足りないのか分からなくて、戸惑って目を瞬くミリアムを見て、イヴァンはくすりと笑った。その笑みはいつもよりも妖艶に見えて、思わず息をのんでしまう。
「もっと濡れないと、ミリアムが辛い思いをするから。だから、俺に任せて」
「任せるって、何を……って、待っ……!」
ミリアムの返事を聞かずに、イヴァンが大きく広げた脚の間に顔を埋める。ありえない場所にイヴァンが口づけていることに気づいて、ミリアムの唇からは悲鳴が上がった。
「や、イヴァン待っ……、そんなとこ、……っ」
悲鳴をあげて身体をよじるものの、しっかりと脚を抱え込まれて逃げられない。イヴァンの唇が、そして舌が触れるたびに濡れた音が響いて、身体がどんどん熱くなる。
恥ずかしくてやめてほしいのに、もっとして欲しいと求める気持ちもあって、ミリアムはぐちゃぐちゃになった思考を振り払うように何度も首を振った。
「……っ、あぁっ」
イヴァンの舌が敏感な花芽を突くから、ミリアムは思わず腰を浮かせた。あまりに強い刺激から逃げるつもりだったのに、まるでもっととねだるようにイヴァンの口元に押しつけるようにしてしまって、小さく笑ったイヴァンがそれに応えるかのようにそこに吸いつく。
「や……だ、イヴァン、も、無理ぃっ」
強すぎる快楽に涙がこぼれ落ち、頭の中が沸騰したようになって、何も考えられなくなっていく。
興味本位で、自分でも触れてみたことはあるけれど、こんなに快楽を得たことなどなくて。好きな人に触れられるだけで、こんなにも気持ちがいいものだろうかと思いながら、ミリアムはひたすらに与えられる快楽に溺れた。
何度か口づけを交わし、息継ぎの合間につぶやくと、イヴァンは少し困ったような笑みを浮かべてミリアムの頭を撫でた。
「本当おまえ、調合上手すぎ」
「ごめん」
眉を下げたミリアムを見て、イヴァンが小さく笑う。
「気にすんなって。ちゃんと準備しないと、辛いのはミリアムだからな」
そう言って、イヴァンの手がミリアムの脚の間に伸びる。思わずびくりと身体を震わせてしまったけれど、確かめるように一瞬触れただけで、その手は離れていく。
「ん、ちゃんと濡れてる。でも、まだ足りないな」
「え?」
何が足りないのか分からなくて、戸惑って目を瞬くミリアムを見て、イヴァンはくすりと笑った。その笑みはいつもよりも妖艶に見えて、思わず息をのんでしまう。
「もっと濡れないと、ミリアムが辛い思いをするから。だから、俺に任せて」
「任せるって、何を……って、待っ……!」
ミリアムの返事を聞かずに、イヴァンが大きく広げた脚の間に顔を埋める。ありえない場所にイヴァンが口づけていることに気づいて、ミリアムの唇からは悲鳴が上がった。
「や、イヴァン待っ……、そんなとこ、……っ」
悲鳴をあげて身体をよじるものの、しっかりと脚を抱え込まれて逃げられない。イヴァンの唇が、そして舌が触れるたびに濡れた音が響いて、身体がどんどん熱くなる。
恥ずかしくてやめてほしいのに、もっとして欲しいと求める気持ちもあって、ミリアムはぐちゃぐちゃになった思考を振り払うように何度も首を振った。
「……っ、あぁっ」
イヴァンの舌が敏感な花芽を突くから、ミリアムは思わず腰を浮かせた。あまりに強い刺激から逃げるつもりだったのに、まるでもっととねだるようにイヴァンの口元に押しつけるようにしてしまって、小さく笑ったイヴァンがそれに応えるかのようにそこに吸いつく。
「や……だ、イヴァン、も、無理ぃっ」
強すぎる快楽に涙がこぼれ落ち、頭の中が沸騰したようになって、何も考えられなくなっていく。
興味本位で、自分でも触れてみたことはあるけれど、こんなに快楽を得たことなどなくて。好きな人に触れられるだけで、こんなにも気持ちがいいものだろうかと思いながら、ミリアムはひたすらに与えられる快楽に溺れた。
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