8 / 8
Ending side 前半:咲良 後半:颯矢
しおりを挟む
颯矢君の話してくれた内容は、げーむより恐ろしいものでした。
悠斗君の殺害計画?奈央君の拉致・監禁計画?英司君の暴行計画?
私は友人を失うかもしれなかったという恐怖で体が震えました。
「あの子はゲームの通りにすれば、雅はゲーム通りにしなければ上手くいくと思ってるだろうけど、ここは僕達の生きる現実の世界だから、そんな事は絶対にないんだ。僕が咲良を好きになったのが証拠だし、彼らの婚約者がこんな碌でもない事を計画してるのも証拠になるかな。この計画は、ゲームの進行中に起こるんだからね」
その言葉に、私は自分がこの世界をげーむの世界だと信じていた事に気付きました。
ですが、それは違うと今は分かります。
「颯矢君・・・」
「ん?」
「やはり、距離を置きましょう」
「どうして?話を聞いても許せない?」
颯矢君の焦った様子を見て、少し恐怖心が薄れました。
───そんな顔もできるのね。
私は颯矢君に微笑みました。
「颯矢君の話だと、さくちゃんからげーむの話を聞いてる私もイレギュラーな存在になるわよね。悠斗君の婚約者以外は今この学園に通っているでしょう?私が颯矢君と仲良くする事で、計画を歪める可能性があるとは思わない?」
「確かにそうだけど・・・」
「それに雅様との婚約破棄の為には私の存在は邪魔にしかならないと思うの」
颯矢君はハッとした顔で私を見ました。
そう、雅様は学園で人気があります。
計画が上手く行ったとしても、私と仲良くしている颯矢君を見ている生徒達の中には、雅様の味方をする者も現れるでしょう。
「そうだね・・・分かったよ。でもそれは学園内だけでいいよね?どうして距離を置く事になるのかな?」
「どこで誰に見られるかもしれませんし、家族の口から伝わる可能性もあるでしょう?」
「分かった。咲良の言う通りにするよ。でも!なるべく早く終わらせるから、絶対に他の男を見ないで。離れていても咲良は僕だけの咲良だからね」
颯矢君は出会った時から全く変わりません。どれだけ私の事を好きなんでしょうか。
「颯矢君も浮気しないで下さいね?」
「する筈ないだろ?こんなに好きな人がいるのに浮気する意味がないし」
私達は笑い合い、どちらからともなくキスをして───ただの同級生になりました。
作戦を言い訳にしましたが、本当は考える時間がほしかったのです。
★
僕は咲良と別れてから、如何に計画を迅速に進めるかを考えていた。
影達の持ってくる情報は膨大で、婚約者達の家を潰す事のできるものまである。でもそれが必要なのは父であって僕ではない。
僕は情報と証拠を纏めて父の書斎へと向かった。
「またお願いでもしてくれるのか?」
父とはあれ以来、親子としても、人としても上手くやっている。
それまではよそよそしい親子だったけれど、今は軽口も叩けるんだよ。
「それもありますがプレゼントが先です」
そう言って、報告書の束を父の机に置いた。
父は少し中身を見て目を見開き、そこからは全て読み終えるまで僕の方を見る事はなかった。
父は40代に入ってすぐに祖父からトップの座を譲られるほどに仕事ができるからね。
まぁ一応、僕の目標ではある。
父とはよく似ていると言われるけれど、それは顔や性格だけの話じゃない。
まあ、父だけじゃなく該当する先祖の全てがそうだろうと言われているんだけど。
獅子王家を継ぐ者にだけ現れる兆候───運命の女性への激しい執着。
運命の女性といつ出会えるかは分からないけど、出会ってしまえば一直線。
結婚していれば離婚するように仕向け、自分から逃げようとすれば脚の腱を切って監禁くらいは平気でする。
僕も咲良が逃げようとすればそれ位、いやそれ以上の事をする。
祖父も父もすぐに隠すからあまり会えないけど、祖母も母も慈愛に満ちた人だ。
獅子王家の跡継ぎは背負うものが大きい分、苛烈に、冷徹に、非情にならなければならない。
それを癒す為に存在するのが運命の女性だろうと言われている。
だから、離婚させられた曾祖母も最終的に曾祖父を受け入れて心から愛した。
「離婚して自分の所に来るのと、この家を潰すのとどちらがいいか選べって言われて愛せる筈がないでしょ?なのにね、私は愛してしまったのよ。不思議だけれど本当に運命はあるのだと今は思うのよ」
あの時の僕は曾祖母みたいな人と出会いたいと思ったけど、咲良は曾祖母以上だったよ。
「───聞いてるのか?」
「すみません、少し考え事をしていました」
「どうせ咲良ちゃんの事だろう」
「それ以外にあると思いますか?」
「いや、ないな。私も仕事以外は幸恵の事ばかりだからな」
僕達にしか分からない感情を笑い合える事が嬉しい、が。
「咲良の事をちゃん付けで呼ばないで下さいと言ったでしょう?」
「お前はもう・・・羨ましい早さで運命を見つけたが執着の激しさも私達以上だな」
父は苦笑しているが、僕にとっては大問題だ。
僕だけが咲良と呼びたいのを我慢しているんだから。
「本題に戻るが、よくやった。これはかなり使えるぞ」
「そうでしょうね。百目鬼、不動、そしてそれに連なる者達が全て吹っ飛ぶと思います」
「ちょうど不動とかち合ってた所だからうまく活用させてもらうよ。しかし、この1ページだけでも10社は潰れるな。先代はよくできた人だが、息子の教育を間違えたな」
不動家の当主は先代と違い凡庸な人間でその子供達も動揺とくれば。
「うちでもらってしまいますか?」
「既に目星はつけたよ」
「さすがですね、お父さん」
お父さんなんて滅多に呼ばないから父が目を丸くしている。僕はフッと笑った。
「僕はお父さんを当主としても父親としても尊敬していますよ」
───だから、幻滅させないで下さいね?
「それは親としてさいこうの褒め言葉だな。だが、まだまだだ。私はもっと先に行く。お前が追い付くのは私が死んだ10年は後になるくらいにはな」
「その言葉、しかと心に留めておきます」
「そうしてくれ。じゃあ、私は出てくる」
父はそう言って立ち上がり、それと同時に仕事モードの威圧感のある顔になった。
「いってらっしゃいませ」
───これで少し位は父に恩が売れただろう。
僕は足取りも軽く、自室へと戻った。
★
そして無事に婚約破棄を終えた。
今日は月曜日、本来ならヒロインが編入してくる日でもあるけど、美咲はヤバいどころじゃない女だったからその話は潰したよ。
雅曰く、ヒロインというのは「魅了」という能力を持つ者が多いらしく、美咲も例外ではなかった。
おかしいと気付いたのは咲良からの手紙を届けに行った時。
志朗さん、中学生の長男、そして見知らぬ男が2人、これらが美咲に侍っていて美冬さんは「ひどいでしょう?ずっとこうなのよ」と焦燥しきっていて、来週には離婚すると言っていた。
孤児院ではそういう事はなかったから僕は一つの仮定を立ててみた。
「ゲームが開始されると魅了の力が開放される」
そう意識して美咲達を見ていると、運命の女性がいる僕ですらあてられそうな位に濃いフェロモンを感じた。
だから僕は早々に志朗家を後にしたよ。
そして、彼女は絶対に学園に来させては行けないと思った。
僕でさえ長時間共に過ごせば危険なのだから、幼馴染達や他の生徒達は一溜りもないだろう。
だから僕は志朗さんに囁いた。
「美咲さんはとても可愛らしいので学園に通えばモテるでしょうね。誰が射止めるのか今から楽しみです」
その日の夜には嫌がる美咲を部屋に閉じ込めてたよ。
もちろん僕も出入り禁止になったけど、分かっていた事だし二度と会いたくないから了承したよ。
さて、学園中の生徒がこちらを見てるのは今朝のニュースや新聞記事のせいだろう。
咲良には早すぎると言われたけど、一応家同士の付き合いもあるからね。
双方の親も喜びすぎて大変だったんだよ。
獅子王と朝比奈が結び付くというのが、この国、いや世界にどれだけ影響があるのか咲良はまだ分かっていないようだけど。
「獅子王様、婚約おめでとうございます!」
「咲良様とならお似合いです!」
「ありがとう。僕と咲良もそう思ってるよ」
「この国が益々良くなりますね!」
「うん、そうなるように僕も咲良と一緒に努力して行くよ」
話しかけられる度に咲良の名前を出して人前で咲良と呼べる喜びを味わっていたら、教室の前で咲良が生徒達に囲まれていた。
僕と同じように祝福されているようで何よりだ。
咲良は優しい子だし勉強もトップクラスだから当たり前だけどね。
僕を見つけると、波が引くように生徒達が引いて、咲良が姿を見せた。
少し顔が青いけど、緊張してるんだよね?
僕は咲良に近寄って細い腰を抱き、唇にキスをしてから言った。
「僕の愛しの婚約者殿、僕の18歳の誕生日に結婚する事も決まったからね。その頃はまだ在学中だけど許可もとったから安心して」
ああ、やっとだ。
やっとここで言えた。
ふふ、咲良どうしたの?
君が距離を置くなんて言うからだよ?
どんな理由があっても、そんな事を思う事すら許されないんだよ。
だから早く結婚という頑丈な鳥籠の中に入ってね。
僕はあの時壊れてしまったみたいだから、早くしないと君を壊してしまうかもしれないよ?
僕が君を愛してるのと同じ位の愛を、壊れるほどに激しく狂うほどに甘い執着を君にあげるから─────早く堕ちてきて。
BAD END
悠斗君の殺害計画?奈央君の拉致・監禁計画?英司君の暴行計画?
私は友人を失うかもしれなかったという恐怖で体が震えました。
「あの子はゲームの通りにすれば、雅はゲーム通りにしなければ上手くいくと思ってるだろうけど、ここは僕達の生きる現実の世界だから、そんな事は絶対にないんだ。僕が咲良を好きになったのが証拠だし、彼らの婚約者がこんな碌でもない事を計画してるのも証拠になるかな。この計画は、ゲームの進行中に起こるんだからね」
その言葉に、私は自分がこの世界をげーむの世界だと信じていた事に気付きました。
ですが、それは違うと今は分かります。
「颯矢君・・・」
「ん?」
「やはり、距離を置きましょう」
「どうして?話を聞いても許せない?」
颯矢君の焦った様子を見て、少し恐怖心が薄れました。
───そんな顔もできるのね。
私は颯矢君に微笑みました。
「颯矢君の話だと、さくちゃんからげーむの話を聞いてる私もイレギュラーな存在になるわよね。悠斗君の婚約者以外は今この学園に通っているでしょう?私が颯矢君と仲良くする事で、計画を歪める可能性があるとは思わない?」
「確かにそうだけど・・・」
「それに雅様との婚約破棄の為には私の存在は邪魔にしかならないと思うの」
颯矢君はハッとした顔で私を見ました。
そう、雅様は学園で人気があります。
計画が上手く行ったとしても、私と仲良くしている颯矢君を見ている生徒達の中には、雅様の味方をする者も現れるでしょう。
「そうだね・・・分かったよ。でもそれは学園内だけでいいよね?どうして距離を置く事になるのかな?」
「どこで誰に見られるかもしれませんし、家族の口から伝わる可能性もあるでしょう?」
「分かった。咲良の言う通りにするよ。でも!なるべく早く終わらせるから、絶対に他の男を見ないで。離れていても咲良は僕だけの咲良だからね」
颯矢君は出会った時から全く変わりません。どれだけ私の事を好きなんでしょうか。
「颯矢君も浮気しないで下さいね?」
「する筈ないだろ?こんなに好きな人がいるのに浮気する意味がないし」
私達は笑い合い、どちらからともなくキスをして───ただの同級生になりました。
作戦を言い訳にしましたが、本当は考える時間がほしかったのです。
★
僕は咲良と別れてから、如何に計画を迅速に進めるかを考えていた。
影達の持ってくる情報は膨大で、婚約者達の家を潰す事のできるものまである。でもそれが必要なのは父であって僕ではない。
僕は情報と証拠を纏めて父の書斎へと向かった。
「またお願いでもしてくれるのか?」
父とはあれ以来、親子としても、人としても上手くやっている。
それまではよそよそしい親子だったけれど、今は軽口も叩けるんだよ。
「それもありますがプレゼントが先です」
そう言って、報告書の束を父の机に置いた。
父は少し中身を見て目を見開き、そこからは全て読み終えるまで僕の方を見る事はなかった。
父は40代に入ってすぐに祖父からトップの座を譲られるほどに仕事ができるからね。
まぁ一応、僕の目標ではある。
父とはよく似ていると言われるけれど、それは顔や性格だけの話じゃない。
まあ、父だけじゃなく該当する先祖の全てがそうだろうと言われているんだけど。
獅子王家を継ぐ者にだけ現れる兆候───運命の女性への激しい執着。
運命の女性といつ出会えるかは分からないけど、出会ってしまえば一直線。
結婚していれば離婚するように仕向け、自分から逃げようとすれば脚の腱を切って監禁くらいは平気でする。
僕も咲良が逃げようとすればそれ位、いやそれ以上の事をする。
祖父も父もすぐに隠すからあまり会えないけど、祖母も母も慈愛に満ちた人だ。
獅子王家の跡継ぎは背負うものが大きい分、苛烈に、冷徹に、非情にならなければならない。
それを癒す為に存在するのが運命の女性だろうと言われている。
だから、離婚させられた曾祖母も最終的に曾祖父を受け入れて心から愛した。
「離婚して自分の所に来るのと、この家を潰すのとどちらがいいか選べって言われて愛せる筈がないでしょ?なのにね、私は愛してしまったのよ。不思議だけれど本当に運命はあるのだと今は思うのよ」
あの時の僕は曾祖母みたいな人と出会いたいと思ったけど、咲良は曾祖母以上だったよ。
「───聞いてるのか?」
「すみません、少し考え事をしていました」
「どうせ咲良ちゃんの事だろう」
「それ以外にあると思いますか?」
「いや、ないな。私も仕事以外は幸恵の事ばかりだからな」
僕達にしか分からない感情を笑い合える事が嬉しい、が。
「咲良の事をちゃん付けで呼ばないで下さいと言ったでしょう?」
「お前はもう・・・羨ましい早さで運命を見つけたが執着の激しさも私達以上だな」
父は苦笑しているが、僕にとっては大問題だ。
僕だけが咲良と呼びたいのを我慢しているんだから。
「本題に戻るが、よくやった。これはかなり使えるぞ」
「そうでしょうね。百目鬼、不動、そしてそれに連なる者達が全て吹っ飛ぶと思います」
「ちょうど不動とかち合ってた所だからうまく活用させてもらうよ。しかし、この1ページだけでも10社は潰れるな。先代はよくできた人だが、息子の教育を間違えたな」
不動家の当主は先代と違い凡庸な人間でその子供達も動揺とくれば。
「うちでもらってしまいますか?」
「既に目星はつけたよ」
「さすがですね、お父さん」
お父さんなんて滅多に呼ばないから父が目を丸くしている。僕はフッと笑った。
「僕はお父さんを当主としても父親としても尊敬していますよ」
───だから、幻滅させないで下さいね?
「それは親としてさいこうの褒め言葉だな。だが、まだまだだ。私はもっと先に行く。お前が追い付くのは私が死んだ10年は後になるくらいにはな」
「その言葉、しかと心に留めておきます」
「そうしてくれ。じゃあ、私は出てくる」
父はそう言って立ち上がり、それと同時に仕事モードの威圧感のある顔になった。
「いってらっしゃいませ」
───これで少し位は父に恩が売れただろう。
僕は足取りも軽く、自室へと戻った。
★
そして無事に婚約破棄を終えた。
今日は月曜日、本来ならヒロインが編入してくる日でもあるけど、美咲はヤバいどころじゃない女だったからその話は潰したよ。
雅曰く、ヒロインというのは「魅了」という能力を持つ者が多いらしく、美咲も例外ではなかった。
おかしいと気付いたのは咲良からの手紙を届けに行った時。
志朗さん、中学生の長男、そして見知らぬ男が2人、これらが美咲に侍っていて美冬さんは「ひどいでしょう?ずっとこうなのよ」と焦燥しきっていて、来週には離婚すると言っていた。
孤児院ではそういう事はなかったから僕は一つの仮定を立ててみた。
「ゲームが開始されると魅了の力が開放される」
そう意識して美咲達を見ていると、運命の女性がいる僕ですらあてられそうな位に濃いフェロモンを感じた。
だから僕は早々に志朗家を後にしたよ。
そして、彼女は絶対に学園に来させては行けないと思った。
僕でさえ長時間共に過ごせば危険なのだから、幼馴染達や他の生徒達は一溜りもないだろう。
だから僕は志朗さんに囁いた。
「美咲さんはとても可愛らしいので学園に通えばモテるでしょうね。誰が射止めるのか今から楽しみです」
その日の夜には嫌がる美咲を部屋に閉じ込めてたよ。
もちろん僕も出入り禁止になったけど、分かっていた事だし二度と会いたくないから了承したよ。
さて、学園中の生徒がこちらを見てるのは今朝のニュースや新聞記事のせいだろう。
咲良には早すぎると言われたけど、一応家同士の付き合いもあるからね。
双方の親も喜びすぎて大変だったんだよ。
獅子王と朝比奈が結び付くというのが、この国、いや世界にどれだけ影響があるのか咲良はまだ分かっていないようだけど。
「獅子王様、婚約おめでとうございます!」
「咲良様とならお似合いです!」
「ありがとう。僕と咲良もそう思ってるよ」
「この国が益々良くなりますね!」
「うん、そうなるように僕も咲良と一緒に努力して行くよ」
話しかけられる度に咲良の名前を出して人前で咲良と呼べる喜びを味わっていたら、教室の前で咲良が生徒達に囲まれていた。
僕と同じように祝福されているようで何よりだ。
咲良は優しい子だし勉強もトップクラスだから当たり前だけどね。
僕を見つけると、波が引くように生徒達が引いて、咲良が姿を見せた。
少し顔が青いけど、緊張してるんだよね?
僕は咲良に近寄って細い腰を抱き、唇にキスをしてから言った。
「僕の愛しの婚約者殿、僕の18歳の誕生日に結婚する事も決まったからね。その頃はまだ在学中だけど許可もとったから安心して」
ああ、やっとだ。
やっとここで言えた。
ふふ、咲良どうしたの?
君が距離を置くなんて言うからだよ?
どんな理由があっても、そんな事を思う事すら許されないんだよ。
だから早く結婚という頑丈な鳥籠の中に入ってね。
僕はあの時壊れてしまったみたいだから、早くしないと君を壊してしまうかもしれないよ?
僕が君を愛してるのと同じ位の愛を、壊れるほどに激しく狂うほどに甘い執着を君にあげるから─────早く堕ちてきて。
BAD END
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。
四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」
突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
婚約破棄寸前だった令嬢が殺されかけて眠り姫となり意識を取り戻したら世界が変わっていた話
ひよこ麺
恋愛
シルビア・ベアトリス侯爵令嬢は何もかも完璧なご令嬢だった。婚約者であるリベリオンとの関係を除いては。
リベリオンは公爵家の嫡男で完璧だけれどとても冷たい人だった。それでも彼の幼馴染みで病弱な男爵令嬢のリリアにはとても優しくしていた。
婚約者のシルビアには笑顔ひとつ向けてくれないのに。
どんなに尽くしても努力しても完璧な立ち振る舞いをしても振り返らないリベリオンに疲れてしまったシルビア。その日も舞踏会でエスコートだけしてリリアと居なくなってしまったリベリオンを見ているのが悲しくなりテラスでひとり夜風に当たっていたところ、いきなり何者かに後ろから押されて転落してしまう。
死は免れたが、テラスから転落した際に頭を強く打ったシルビアはそのまま意識を失い、昏睡状態となってしまう。それから3年の月日が流れ、目覚めたシルビアを取り巻く世界は変っていて……
※正常な人があまりいない話です。
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる