獣人の子育ては経験がありません

三国華子

文字の大きさ
30 / 67
第一章

30 想像以上※

しおりを挟む

蜜が溢れ出る鈴口に舌が這う……
弾力のある先端をチュッと吸われ、蜜を啜られたかと思ったら、大きな口にパクリと咥え込まれた。
「はぁっ、ん、……」
ペニス全体が熱く柔らかいもので包まれると、ビクビクと腰が揺れた。
それだけで極めてしまいそうなのに、ガインの指が蕾に触れ、内側から滲み出た蜜を広げるように表面の皺の上でクルクルと円を描いた。
そのままクプリと太い指を差し込まれるが、自ら潤う内壁は難なくそれを受け入れてしまう……

「ふっ……ぅん」

ガインは二本、三本と指を増やしてゆき、長い指で器用に狭い内側を広げた…… 口淫を続けられたまま陰嚢の裏側のしこりを押されると、全身に電流が流れたかのような感覚を覚え、つま先まで痺れが走った……

急速に高まる絶頂感に、首を左右に振って限界を訴えるが、ガインは更に喉の奥深くまで咥え込み、上下させる動きを速めた。

「あぁぁっ!ふっ、あっ……」

たまらず上り詰め、ガインの口腔に放ってしまう…… 中を刺激されながらの長い絶頂に意識が朦朧となった。
ぼんやりとガインを眺めると、顔をあげたガインが手の甲で口元を拭いながら、ゴクンと喉を揺らしたのが分かった……
(あっ……飲んじゃった……)
身体を起こしてガインに口づけると、青くさい独特の匂いが鼻についた……
思考力の低下した頭で「こんなものを飲ませてしまった」と思った俺は、どうにかしなくてはとガインの唇をペロペロ舐めた。

「ふっ……くすぐったい……」

ガインはそう言いながらチュッチュッと俺の両頬にキスをすると、俺の身体を捻らせ四つん這いの姿勢をとらせた。

「最初はこっちからの方が辛くないはずだ……」
尻にガインの大きな手が添えられ、親指で、クイッと皺を広げられる……

(あっ……中、見えちゃう……)

羞恥のあまり、閉じようとヒクつく蕾に、ガインの熱く滾ったペニスが押し当てられる。
ガインは直ぐに押し込む事はせず、先の方を少しだけ、入れたり出したりを繰り返した……キスをするようなもどかしい刺激に、入り口がペニスを引き込むようにうごめき、吸い付く。

「……もっと……奥……ほしぃ……」
「ふ……何が欲しいんだ?」
「あっ……」

無意識に思いが声に出ていた事を、ガインの言葉で気が付いた。
でも今は、羞恥よりも、奥の疼きをどうにかして欲しい……

「ガインのを……中に………出してっ……」
「……くっ、想像以上の返答だ……」

そう言うとガインは俺の腰を掴み、一気に奥まで押し込んだ。

「あぁぁぁっ!!」

内壁を擦り上げられる快感に、背中が大きく仰け反り、全身の肌が粟立った……

ガインは、そのまま馴染むのを待った。下腹に存在感のあるガインのペニスを感じると、一つになった事を実感して、幸福感に包まれた……

「あぁ……はぁ……」
「ふっ……うぅぅ……前も思ったが、どうなっているんだ……お前のここは……」

どういう意味か分からない……だけど身体が喜んで、内壁が収縮を繰り返しているのは分かった……
動かなくても気持ちがいい……さっきから俺のペニスもピクピク震え、透明の蜜を流している……
自分のペニスを眺めていると、ガインの大きな手が伸びてきて、やんわりと掴まれるのが見えた……

「動くぞ……」
「えっ!?……あぁぁんっ!」

律動に合わせて内壁を引き摺られる感覚に、急速に身体が熱を持ち、全身から汗が吹き出る……
身体を支えることも出来なくなり、尻だけを高く掲げる体勢になった。

「っん……はっ、あぁっ……」

ガインは俺の崩れた上半身を引き上げると、そのまま乳首を摘まみ、ペニスを掴む方の手を上下させた。
敏感な先端を、掌で捏ねるように撫でられると、過ぎた快感に意識を手放しそうなった……

「あぁっ、っ……、ふぁっ……」
「くっ……」

俺が極めるのと同時に、ひときわ奥を抉られて、最奥に熱い液体を放出されたのが分かった。

「発情期ではないから、すぐ終わる……」

ガインはそう言ったが、結合部からは大量の白濁が流れ続けた……
狼は時間がかかるようだ。

ガインの放出が終わるまで、俺はずっと、初めて心も身体も一つになれた喜びを、噛み締めていた……

「ガイン……大好き……」

しおりを挟む
感想 34

あなたにおすすめの小説

愛を知らない少年たちの番物語。

あゆみん
BL
親から愛されることなく育った不憫な三兄弟が異世界で番に待ち焦がれた獣たちから愛を注がれ、一途な愛に戸惑いながらも幸せになる物語。 *触れ合いシーンは★マークをつけます。

僕だけの番

五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。 その中の獣人族にだけ存在する番。 でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。 僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。 それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。 出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。 そのうえ、彼には恋人もいて……。 後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。

【本編完結】最強S級冒険者が俺にだけ過保護すぎる!

天宮叶
BL
前世の世界で亡くなった主人公は、突然知らない世界で知らない人物、クリスの身体へと転生してしまう。クリスが眠っていた屋敷の主であるダリウスに、思い切って事情を説明した主人公。しかし事情を聞いたダリウスは突然「結婚しようか」と主人公に求婚してくる。 なんとかその求婚を断り、ダリウスと共に屋敷の外へと出た主人公は、自分が転生した世界が魔法やモンスターの存在するファンタジー世界だと気がつき冒険者を目指すことにするが____ 過保護すぎる大型犬系最強S級冒険者攻めに振り回されていると思いきや、自由奔放で強気な性格を発揮して無自覚に振り回し返す元気な受けのドタバタオメガバースラブコメディの予定 要所要所シリアスが入ります。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います

黄金 
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻! だったら離婚したい! ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。 お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。 本編61話まで 番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。 ※細目キャラが好きなので書いてます。    多くの方に読んでいただき嬉しいです。  コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。    

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年

巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】

晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。 発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。 そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。 第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。

処理中です...