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事件
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「どうしました? 内田先生、知恵先生」
「変な黒ずくめの人たちが、吉田先生、子どもたちを避難させてください!」
とにかく園児に危険がおよぶかもしれませんから何とかしようとしたのですが中々子どもたちが言うことを聞いてはくれないので、
「知恵先生も一緒におねがいします!」
「知恵先生、私が彼等を見張るので吉田先生と一緒に避難を」
「しかし」
「はやくっ、彼等が園児を見つけてしまいます!」
唯一の男性の内田先生が黒ずくめの人達に目を離さず間、子どもたちと教室を出ていきました。
「はぁ、はぁ」さっきの和やかな雰囲気から一転、寒気がする恐怖感ですがなんとしても子どもたちを護らないと。
「先生どうしたの?」
「お外でなにかあるの?」
「だいじょうぶ?」
手が滲み声も震える、泣いてしまいそう。
でも、
「だ、だいじょうぶ~、少し静かにしてましょうね~」
恐怖心に耐えながら冷静にスマホを持ってガタガタする手で、
「もしもし、警察ですか――」
そんな私が警察に連絡している頃にタバコを吸っている猫背の黒ずくめの人が、
「ふぅ~······警察も直に来る、ちゃんとガキをかっさらってこい。んで、いつもの通り車でとんずらだ」」
「「へい」」
「幼稚園、便利なもんだぜ、へへっ······」
警察に連絡も終わり、ふと今度は内田先生が心配になってきました。まさかまさかの事がないか不安がやってきまして部屋の窓辺りで子どもを落ち着かせているような知恵先生に、
「知恵先生、わ、私ようすをみて、き、きます」
「ダメですっ、危険ですよ」
「でも、内田先生が心配ですから」
「なら、吉田先生がこの子たちを」
「知恵先生いかないで~」
「ええ~っ」
「知恵先生は子どもたちをお願いします。だいじょうぶ、様子を見るだけですから」
護身用にほうきを持ちながらそ~っと扉を開いて、歩いて、歩いて······こんなに静かに歩くのは初めてです。転けたら終わりの命をかけたリアルゲームみたいです。
さっき内田先生がいた部屋に近づきました。するとガタガタガタッと扉を無理やり開けそうな音が、
「······開けろ」
「な、なんのようですか、ここは幼稚園で」
「いいから開けろっ!」
内田先生が震えながらも開けないでいるとデカい黒ずくめの人は懐から、
バキュンッ、
じゅ、じゅじゅじゅじゅ、銃声が「ひぃーっ」もう超怖くて私はうずくまってしまいました。
それでも時が止まるわけもなく窓に発砲して鍵を開けて、
「う、うわ······わっ」
恐怖する内田先生の声、私は怖くて何にもしたくない······でもでも、内田先生が······、
ど、どうすればっ、どうすればいいのでしょう。
そんな状態のわたしの頭の中にふとエプロンの右ポケットに入っているものが、それは赤マスク······。
子どもたちに笑われた赤マスク、どうしてかタコの怪獣と呼びれてしまった赤マスク。
これで護れたら······無理むりむり、私は何を考えて。
ドカッ、音にハッと気が付いてドアを覗くとうずくまっている内田先生はお腹をやられたようです。
「う、うあっ、あっ」
「ガキどもは奥か」
ヤ、ヤバいっ、こっちにくるっ、しかも子どもたちをさらいに。
私は目を思いきりつぶって······いつも先生、先生、と私に集まってくる子どもたち。
お仕事は大変な時もあるけど、いつも愛おしくてたまらない。
そんな子たちの悲しむ顔が目に浮かびます······。
「うっ、まっ······て」
コトッ、
コトッ、
コトッ、
「ま、まてーいっ!」
「あん?」
「あ······」
私は変身して、赤マスクを被っただけですが黒ずくめをほうきを前に構えて立ちはだかりました。
相手は一瞬動揺していたような。
「······な、なんだコイツ」
「わ、私は正義のヒーロー······え~っと、えーっと、タッ」
「タッ?」
「タコ」
「タコ?」
「タコサン·ウインナーですっ」
なぜか寒気を感じました。
「······おめえ、ふざけてんのか?」
「お、おふざけは子どもの遊びということで、か、帰ってください」
再び長身の黒ずくめは歩き出したので、
「と、止まってください、た、叩きますよっ」
しかし止まらないで、
「やあぁぁぁ~っ!」
もうどうにでもなれ~っという気持ちで私は飛びかかったのです······。
「変な黒ずくめの人たちが、吉田先生、子どもたちを避難させてください!」
とにかく園児に危険がおよぶかもしれませんから何とかしようとしたのですが中々子どもたちが言うことを聞いてはくれないので、
「知恵先生も一緒におねがいします!」
「知恵先生、私が彼等を見張るので吉田先生と一緒に避難を」
「しかし」
「はやくっ、彼等が園児を見つけてしまいます!」
唯一の男性の内田先生が黒ずくめの人達に目を離さず間、子どもたちと教室を出ていきました。
「はぁ、はぁ」さっきの和やかな雰囲気から一転、寒気がする恐怖感ですがなんとしても子どもたちを護らないと。
「先生どうしたの?」
「お外でなにかあるの?」
「だいじょうぶ?」
手が滲み声も震える、泣いてしまいそう。
でも、
「だ、だいじょうぶ~、少し静かにしてましょうね~」
恐怖心に耐えながら冷静にスマホを持ってガタガタする手で、
「もしもし、警察ですか――」
そんな私が警察に連絡している頃にタバコを吸っている猫背の黒ずくめの人が、
「ふぅ~······警察も直に来る、ちゃんとガキをかっさらってこい。んで、いつもの通り車でとんずらだ」」
「「へい」」
「幼稚園、便利なもんだぜ、へへっ······」
警察に連絡も終わり、ふと今度は内田先生が心配になってきました。まさかまさかの事がないか不安がやってきまして部屋の窓辺りで子どもを落ち着かせているような知恵先生に、
「知恵先生、わ、私ようすをみて、き、きます」
「ダメですっ、危険ですよ」
「でも、内田先生が心配ですから」
「なら、吉田先生がこの子たちを」
「知恵先生いかないで~」
「ええ~っ」
「知恵先生は子どもたちをお願いします。だいじょうぶ、様子を見るだけですから」
護身用にほうきを持ちながらそ~っと扉を開いて、歩いて、歩いて······こんなに静かに歩くのは初めてです。転けたら終わりの命をかけたリアルゲームみたいです。
さっき内田先生がいた部屋に近づきました。するとガタガタガタッと扉を無理やり開けそうな音が、
「······開けろ」
「な、なんのようですか、ここは幼稚園で」
「いいから開けろっ!」
内田先生が震えながらも開けないでいるとデカい黒ずくめの人は懐から、
バキュンッ、
じゅ、じゅじゅじゅじゅ、銃声が「ひぃーっ」もう超怖くて私はうずくまってしまいました。
それでも時が止まるわけもなく窓に発砲して鍵を開けて、
「う、うわ······わっ」
恐怖する内田先生の声、私は怖くて何にもしたくない······でもでも、内田先生が······、
ど、どうすればっ、どうすればいいのでしょう。
そんな状態のわたしの頭の中にふとエプロンの右ポケットに入っているものが、それは赤マスク······。
子どもたちに笑われた赤マスク、どうしてかタコの怪獣と呼びれてしまった赤マスク。
これで護れたら······無理むりむり、私は何を考えて。
ドカッ、音にハッと気が付いてドアを覗くとうずくまっている内田先生はお腹をやられたようです。
「う、うあっ、あっ」
「ガキどもは奥か」
ヤ、ヤバいっ、こっちにくるっ、しかも子どもたちをさらいに。
私は目を思いきりつぶって······いつも先生、先生、と私に集まってくる子どもたち。
お仕事は大変な時もあるけど、いつも愛おしくてたまらない。
そんな子たちの悲しむ顔が目に浮かびます······。
「うっ、まっ······て」
コトッ、
コトッ、
コトッ、
「ま、まてーいっ!」
「あん?」
「あ······」
私は変身して、赤マスクを被っただけですが黒ずくめをほうきを前に構えて立ちはだかりました。
相手は一瞬動揺していたような。
「······な、なんだコイツ」
「わ、私は正義のヒーロー······え~っと、えーっと、タッ」
「タッ?」
「タコ」
「タコ?」
「タコサン·ウインナーですっ」
なぜか寒気を感じました。
「······おめえ、ふざけてんのか?」
「お、おふざけは子どもの遊びということで、か、帰ってください」
再び長身の黒ずくめは歩き出したので、
「と、止まってください、た、叩きますよっ」
しかし止まらないで、
「やあぁぁぁ~っ!」
もうどうにでもなれ~っという気持ちで私は飛びかかったのです······。
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