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二匹目
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「ふう~、ハイッ、終わったよ」
「流石です未来さん」
しかしその時、
「未来さん、気候獣を発見しました」
「えっ、ウソッ」
それは、会社でも、
「そんなバカな······何故」
この時、霞さんが驚いていた事に気付くはずもなく。
「ねえチャイルド」
「はい」
「私、たしかに同調してたでしょ?」
「はい、間違いなく気候獣は消えました。なのでこの気候獣は二匹目です」
「う~、どうするれば······」
いくらなんでも二匹目と同調する精神なんてない。
「未来さん逃げましょう」
「え、でも······」
「ここで粘っても同調出来なければ意味がありません」
「そうだけど······」
よりによって、お母さんに観てと言ってしまった事に後悔し始める。
すると今度は、
「引き返せ」
「おかーー社長!」
「二匹とはな、それはこっちでも想定外だ。だから逃げろっ」
「······はいっ!」
霞さんにも言われ、逃げると決めて振り向こうとしたら、
「うわっ」
マザー·ガーディアンで転けてしまい気候獣が目の前に飛んできた。
「未来さん!」
「未来ー!」
「うわぁぁぁーー」
気が付くと、
「白い、空間? でもなんで······」
たしかに気候獣が飛び込んで来たのをマザー・ガーディアンの両手でとっさに防いだのはわかるけど、
「どうして同調出来たの?」
なんとなく手を見ながら思っていた。
「あ、そうだ」
気候獣の事を思いだし、
「いたいた」
見つけたけど前の猿より大人しい。そこで試しに、しゃがんでじっと見つめてみた······。
するとーー。
「うっ、う~」
目を開くと、
「未来」
徹と、
「未来さん」
生月先生の顔が、
それでここは保健室と気付く。
そして体を起こすと、
「気分はどう?」
「はい、疲れがまだ残ってる感じです」
「そう、無理は」
「あっ、あの」
「お腹の子なら大丈夫」
「よかった」
「あと、妊娠八周目だからストレスには注意してね」
「妊娠八周目だって徹」
「うん、この子も頑張ってるんだね」
二人で感じていると、
「徹君、霞が未来さんが起きたら連れてこいって言われたんじゃないの?」
「あっ、そうだった、行ける? 未来」
「うん」
そして社長室へ······。
「母さん入るよ」
「失礼します······」
「起きたか」
「はい、でも精神は完全ではないです」
そう言うと、ため息して目を閉じ、
「すまなかったな、今回は」
「えっ!」
「母さん?」
「まさか気候獣が二匹現れるとは、思ってもみなかったよ」
結婚を認めよう、とか言ってくれると一瞬期待したが、何だそっちかと内心ガッカリする。
「それで、どうして二回同調出来たんだ、それとも隠してたのか?」
「隠してたなんてとんでもない、私にも分からないんです」
「······そうか」
霞さんは席を立ち、
「今後もこういう事が起きるかもしれない、気を付けるように、以上だ」
ホッとして社長室を出る。
エレベーターに乗ってる時、
「なあ未来」
「な~に?」
「ホント何で二回同調出来たの?」
「ちょっと徹まで~、だから分からないのっ、気が付いたら真っ白い空間になって、また気が付いたら保健室のベッドに眠っててさあっ」
「······そうか~、ごめんよ」
「ねぇっ、それより徹~」
「え、何?」
「明日ーー愛知に行こう~」
「流石です未来さん」
しかしその時、
「未来さん、気候獣を発見しました」
「えっ、ウソッ」
それは、会社でも、
「そんなバカな······何故」
この時、霞さんが驚いていた事に気付くはずもなく。
「ねえチャイルド」
「はい」
「私、たしかに同調してたでしょ?」
「はい、間違いなく気候獣は消えました。なのでこの気候獣は二匹目です」
「う~、どうするれば······」
いくらなんでも二匹目と同調する精神なんてない。
「未来さん逃げましょう」
「え、でも······」
「ここで粘っても同調出来なければ意味がありません」
「そうだけど······」
よりによって、お母さんに観てと言ってしまった事に後悔し始める。
すると今度は、
「引き返せ」
「おかーー社長!」
「二匹とはな、それはこっちでも想定外だ。だから逃げろっ」
「······はいっ!」
霞さんにも言われ、逃げると決めて振り向こうとしたら、
「うわっ」
マザー·ガーディアンで転けてしまい気候獣が目の前に飛んできた。
「未来さん!」
「未来ー!」
「うわぁぁぁーー」
気が付くと、
「白い、空間? でもなんで······」
たしかに気候獣が飛び込んで来たのをマザー・ガーディアンの両手でとっさに防いだのはわかるけど、
「どうして同調出来たの?」
なんとなく手を見ながら思っていた。
「あ、そうだ」
気候獣の事を思いだし、
「いたいた」
見つけたけど前の猿より大人しい。そこで試しに、しゃがんでじっと見つめてみた······。
するとーー。
「うっ、う~」
目を開くと、
「未来」
徹と、
「未来さん」
生月先生の顔が、
それでここは保健室と気付く。
そして体を起こすと、
「気分はどう?」
「はい、疲れがまだ残ってる感じです」
「そう、無理は」
「あっ、あの」
「お腹の子なら大丈夫」
「よかった」
「あと、妊娠八周目だからストレスには注意してね」
「妊娠八周目だって徹」
「うん、この子も頑張ってるんだね」
二人で感じていると、
「徹君、霞が未来さんが起きたら連れてこいって言われたんじゃないの?」
「あっ、そうだった、行ける? 未来」
「うん」
そして社長室へ······。
「母さん入るよ」
「失礼します······」
「起きたか」
「はい、でも精神は完全ではないです」
そう言うと、ため息して目を閉じ、
「すまなかったな、今回は」
「えっ!」
「母さん?」
「まさか気候獣が二匹現れるとは、思ってもみなかったよ」
結婚を認めよう、とか言ってくれると一瞬期待したが、何だそっちかと内心ガッカリする。
「それで、どうして二回同調出来たんだ、それとも隠してたのか?」
「隠してたなんてとんでもない、私にも分からないんです」
「······そうか」
霞さんは席を立ち、
「今後もこういう事が起きるかもしれない、気を付けるように、以上だ」
ホッとして社長室を出る。
エレベーターに乗ってる時、
「なあ未来」
「な~に?」
「ホント何で二回同調出来たの?」
「ちょっと徹まで~、だから分からないのっ、気が付いたら真っ白い空間になって、また気が付いたら保健室のベッドに眠っててさあっ」
「······そうか~、ごめんよ」
「ねぇっ、それより徹~」
「え、何?」
「明日ーー愛知に行こう~」
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