42 / 69
セリアド侯爵の役目
しおりを挟む
とある夜会、皇帝も参加する盛大なものだが大々的に公表されたパーティーではなく、あくまで高位貴族達のプライベートな夜である。
招待された貴族達のおおよそは、参加するであろう理由は主催者が大抵の貴族達よりも身分の高い貴族であるからだった。
ウィルサム侯爵家は家格でいうとセリアド侯爵家と同等の家門で、祭ごとが好きな夫人がこうして悪戯に開く夜会は、貴族達にとっても縁を繋げる場として活用されている上に、令嬢達の婚活の場としてもかなりの実績ある場なのだ。
「姉様、僕の傍を離れないで」
「ええ、心配しなくても大丈夫よジェレミー」
「それでも今日は父上が居るからね」
「……わかったわ」
見目麗しい姉弟の入場は会場中が思わず見惚れてしまう程だった。
シエラの出生を知らぬ者達は決して二人に血の繋がりがないことに気がつかないであろうほどに、二人はよく似ている。
「……ジェレミー」
「僕に合わせて」
皇帝の隣、皇后の席からジェレミアを見つめた彼の母は視線でジェレミアとセリアドにプレッシャーをかける。
セリアド侯爵は皇帝と目を合わせると、咳払いをしてブノエルン伯爵に何やら耳打ちした。
(脅迫かしら……?させないわよセリアド)
怒りの表情を堪えているよつなブノエルン伯爵は、ふとシエラと目が合うとほんの一瞬だけ「ほっ」としたようにも感じる表情で怒りを鎮める。
対してセリアド侯爵はジェレミアとシエラの登場ににやりと余裕の笑みを浮かべた。
(皇太子などまだ餓鬼だ、ブノエルンを跪かせたらあとは上手く殿下を操って実権を握るだけだ……皇帝陛下もそう長くないだろう、皇后陛下は私の力添えなしでは不安だろうし)
皇后の命で、ブノエルンの排除には皇太子が関わっている事を聞かされているセリアド侯爵はことの成り行きを見守る。
皇帝のお気に入りの金髪碧眼に近い色味をもったメイドは、夜伽の為にも部屋に呼ばれている私的な世話をする皇帝のお気に入りだが、
彼女はセリアドの元でしっかりと教育された刺客であった。
少しずつ、医者にも見つけられないほどの微量ずつお茶に盛った毒は次第に皇帝の身体を蝕んで、不摂生による病だと診られているが確実に長い間かけて毒が回っている証拠だった。
(ああ、強い駒がいるといいなァ….皇女はいつか皇帝の目を欺いて手篭めにしてやろう)
だが、ジェレミアの足はブノエルン伯爵ではなくセリアド侯爵の方へと向かい、愛らしくも懐っこい笑顔で挨拶を交わすと唐突に皆に聞こえる程度のこえで言う。
「これはこれは……殿下方もお越しになられたのですね!」
「ご機嫌よう、セリアド侯爵」
「今日は、姉様と来たんだ。侯爵にとっては眼福かな?」
「はは……どういう意味でしょうか、殿下?」
愛想笑いで、全く意味が分からないというように首を傾げるセリアド侯爵に、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべた愛らしくも美しいジェレミアは、わざと周囲に聞こえる声量でセリアド侯爵に言う。
「侯爵は、僕達の髪と瞳の色がお好きでしょう?」
「~っ!!!」
「ねぇ姉様、とても光栄だと思わない?」
「あら、そうだったの?侯爵…….とても光栄だわ。よければ詳しくお聞かせ願えますか?」
淑やかに、どこか愛らしく首を傾げて言うシエラがの言葉が純粋な気持ちからくるものなのか皮肉であるのか計りかねるセリアド侯爵は引き攣った笑いを貼り付けたまま曖昧に返事を濁すしかなかった。
それほどまでに、前世でジェレミアの為に仕事をしてきたシエラの表情管理は徹底されていた。
ジェレミアは多少驚きはしたものの表情には出さずに、皇后である母がシエラに厳しく指導したのだろうと自己完結させた。
明らかに動揺するセリアド侯爵に「しめた」と内心ほくそ笑んで席に座る皇帝をチラリと盗み見たジェレミアは思いのほかに自分睨みつける皇帝の牽制とも取れる視線に間違いなく、皇帝の趣味にセリアドが手を貸しているのだと確信し、さらに続けた。
「セリアド侯爵は父上とも深い仲だとか……」
「そ、れは……陛下には臣下として良くしていただいております」
「おや?それは、まさかセリアド侯爵家の地下室にある金髪碧眼の女性ばかりを集めたあの場所のことでしょうか?」
「ブノエルン……!」
態とらしく肩をすくめて歩み寄ってきたブノエルン伯爵をセリアドが睨みつけた所で、皇帝が「ジェレミア」と呼ぶ声が響いたがもう、既に会場は一緒の静けさのあと、どよめき、貴族達の戸惑いと好奇心に満ちた話し声で溢れていた。
「父上、実は…………」
「……!それは誠か?」
「僕が嘘をつくと?後でメイドを調べてみてはいかがでしょう?」
セリアドの信用を地に堕として、皇帝と仲違いさせるのはジェレミアの提案だった。
諸刃の剣ではあるが、どうしても金髪碧眼に寄せた夜伽用のメイドの存在が露になってしまうので皇后の癇癪からは逃れられないだろう。
(騒いでくれれば良いカムフラージュになるよ、母上)
「セリアド侯爵……こうなった以上お前の趣味について調査しなければならん、覚悟しておくんだ」
「そ、そんな!陛下これは……っ!」
すると、ほんの微かな声で誰にも、セリアド侯爵以外には聞こえない程度の声でシエラは
「こんな事が事実ならこの場でバラされてしまえば、例え皇帝の立場であっても無傷ではないというに……セリアド侯爵のことが不憫だわ……」
と、口にした。
ハッとしたようにセリアド侯爵は顔を上げる
(そうだ、皇帝自身の発言の信憑性を欠けばいい)
「陛下!お言葉ですが、金髪碧眼の女性達については陛下の命で集めた者達です!!私の一存ではありません!!」
会場が凍りついたようだった。
怒りに震える皇帝と皇后。
「な!出鱈目ばかり言うなセリアド。お前はそこのシエラに惚れ込んだ挙句、似たような女性ばかりを集めているらしいじゃないか……!!」
「陛下……今初めて聞いた筈では?」
皇后は冷ややかにシエラを睨みつけたまま、言った。
「や、やはり陛下は前皇后様の事をまだ……」
「まさか、殿下方に重ねておられるんじゃ……」
「お、おれは聞いた事があるぞ……シエラ殿下への劣情を」
こうなった貴族達の口はもう皇帝といえど塞げなかった。
セリアド侯爵と皇帝、どちら側に付くか決めかねている様子だった。
「父上、セリアド侯爵の件については僕にお任せ下さい」
「ジェレミー……」
不安げなシエラに皆が同情の視線を送った。
「お可哀想に……自分達に似た女性を集めている人がいるなんて怖い筈よね……」
「ジェレミア殿下はなんて勇敢なんだ!」
思い通り、耳感触のいい世論と睨み合うセリアドと皇帝。
今にも倒れそうな皇后の白い顔色にジェレミアはチラリと満足そうにシエラを覗き込んで、シエラもまたジェレミアと視線を合わせた。
「では……第三者がいた方がいいかと思うのですが……」
「ああ!そうだね姉様!……そこの、ブノエルン伯爵、あなたなら公平な判断ができるでしょう。セリアド侯爵とも縁があるようだし……頼めるかな?」
(一体お二人は何を考えているんだ……)
「え、ええ。微力ながら手伝わせて頂きます」
「ジェレミア、愛する息子よでは頼んだぞ」
「ええ、任せてください陛下」
招待された貴族達のおおよそは、参加するであろう理由は主催者が大抵の貴族達よりも身分の高い貴族であるからだった。
ウィルサム侯爵家は家格でいうとセリアド侯爵家と同等の家門で、祭ごとが好きな夫人がこうして悪戯に開く夜会は、貴族達にとっても縁を繋げる場として活用されている上に、令嬢達の婚活の場としてもかなりの実績ある場なのだ。
「姉様、僕の傍を離れないで」
「ええ、心配しなくても大丈夫よジェレミー」
「それでも今日は父上が居るからね」
「……わかったわ」
見目麗しい姉弟の入場は会場中が思わず見惚れてしまう程だった。
シエラの出生を知らぬ者達は決して二人に血の繋がりがないことに気がつかないであろうほどに、二人はよく似ている。
「……ジェレミー」
「僕に合わせて」
皇帝の隣、皇后の席からジェレミアを見つめた彼の母は視線でジェレミアとセリアドにプレッシャーをかける。
セリアド侯爵は皇帝と目を合わせると、咳払いをしてブノエルン伯爵に何やら耳打ちした。
(脅迫かしら……?させないわよセリアド)
怒りの表情を堪えているよつなブノエルン伯爵は、ふとシエラと目が合うとほんの一瞬だけ「ほっ」としたようにも感じる表情で怒りを鎮める。
対してセリアド侯爵はジェレミアとシエラの登場ににやりと余裕の笑みを浮かべた。
(皇太子などまだ餓鬼だ、ブノエルンを跪かせたらあとは上手く殿下を操って実権を握るだけだ……皇帝陛下もそう長くないだろう、皇后陛下は私の力添えなしでは不安だろうし)
皇后の命で、ブノエルンの排除には皇太子が関わっている事を聞かされているセリアド侯爵はことの成り行きを見守る。
皇帝のお気に入りの金髪碧眼に近い色味をもったメイドは、夜伽の為にも部屋に呼ばれている私的な世話をする皇帝のお気に入りだが、
彼女はセリアドの元でしっかりと教育された刺客であった。
少しずつ、医者にも見つけられないほどの微量ずつお茶に盛った毒は次第に皇帝の身体を蝕んで、不摂生による病だと診られているが確実に長い間かけて毒が回っている証拠だった。
(ああ、強い駒がいるといいなァ….皇女はいつか皇帝の目を欺いて手篭めにしてやろう)
だが、ジェレミアの足はブノエルン伯爵ではなくセリアド侯爵の方へと向かい、愛らしくも懐っこい笑顔で挨拶を交わすと唐突に皆に聞こえる程度のこえで言う。
「これはこれは……殿下方もお越しになられたのですね!」
「ご機嫌よう、セリアド侯爵」
「今日は、姉様と来たんだ。侯爵にとっては眼福かな?」
「はは……どういう意味でしょうか、殿下?」
愛想笑いで、全く意味が分からないというように首を傾げるセリアド侯爵に、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべた愛らしくも美しいジェレミアは、わざと周囲に聞こえる声量でセリアド侯爵に言う。
「侯爵は、僕達の髪と瞳の色がお好きでしょう?」
「~っ!!!」
「ねぇ姉様、とても光栄だと思わない?」
「あら、そうだったの?侯爵…….とても光栄だわ。よければ詳しくお聞かせ願えますか?」
淑やかに、どこか愛らしく首を傾げて言うシエラがの言葉が純粋な気持ちからくるものなのか皮肉であるのか計りかねるセリアド侯爵は引き攣った笑いを貼り付けたまま曖昧に返事を濁すしかなかった。
それほどまでに、前世でジェレミアの為に仕事をしてきたシエラの表情管理は徹底されていた。
ジェレミアは多少驚きはしたものの表情には出さずに、皇后である母がシエラに厳しく指導したのだろうと自己完結させた。
明らかに動揺するセリアド侯爵に「しめた」と内心ほくそ笑んで席に座る皇帝をチラリと盗み見たジェレミアは思いのほかに自分睨みつける皇帝の牽制とも取れる視線に間違いなく、皇帝の趣味にセリアドが手を貸しているのだと確信し、さらに続けた。
「セリアド侯爵は父上とも深い仲だとか……」
「そ、れは……陛下には臣下として良くしていただいております」
「おや?それは、まさかセリアド侯爵家の地下室にある金髪碧眼の女性ばかりを集めたあの場所のことでしょうか?」
「ブノエルン……!」
態とらしく肩をすくめて歩み寄ってきたブノエルン伯爵をセリアドが睨みつけた所で、皇帝が「ジェレミア」と呼ぶ声が響いたがもう、既に会場は一緒の静けさのあと、どよめき、貴族達の戸惑いと好奇心に満ちた話し声で溢れていた。
「父上、実は…………」
「……!それは誠か?」
「僕が嘘をつくと?後でメイドを調べてみてはいかがでしょう?」
セリアドの信用を地に堕として、皇帝と仲違いさせるのはジェレミアの提案だった。
諸刃の剣ではあるが、どうしても金髪碧眼に寄せた夜伽用のメイドの存在が露になってしまうので皇后の癇癪からは逃れられないだろう。
(騒いでくれれば良いカムフラージュになるよ、母上)
「セリアド侯爵……こうなった以上お前の趣味について調査しなければならん、覚悟しておくんだ」
「そ、そんな!陛下これは……っ!」
すると、ほんの微かな声で誰にも、セリアド侯爵以外には聞こえない程度の声でシエラは
「こんな事が事実ならこの場でバラされてしまえば、例え皇帝の立場であっても無傷ではないというに……セリアド侯爵のことが不憫だわ……」
と、口にした。
ハッとしたようにセリアド侯爵は顔を上げる
(そうだ、皇帝自身の発言の信憑性を欠けばいい)
「陛下!お言葉ですが、金髪碧眼の女性達については陛下の命で集めた者達です!!私の一存ではありません!!」
会場が凍りついたようだった。
怒りに震える皇帝と皇后。
「な!出鱈目ばかり言うなセリアド。お前はそこのシエラに惚れ込んだ挙句、似たような女性ばかりを集めているらしいじゃないか……!!」
「陛下……今初めて聞いた筈では?」
皇后は冷ややかにシエラを睨みつけたまま、言った。
「や、やはり陛下は前皇后様の事をまだ……」
「まさか、殿下方に重ねておられるんじゃ……」
「お、おれは聞いた事があるぞ……シエラ殿下への劣情を」
こうなった貴族達の口はもう皇帝といえど塞げなかった。
セリアド侯爵と皇帝、どちら側に付くか決めかねている様子だった。
「父上、セリアド侯爵の件については僕にお任せ下さい」
「ジェレミー……」
不安げなシエラに皆が同情の視線を送った。
「お可哀想に……自分達に似た女性を集めている人がいるなんて怖い筈よね……」
「ジェレミア殿下はなんて勇敢なんだ!」
思い通り、耳感触のいい世論と睨み合うセリアドと皇帝。
今にも倒れそうな皇后の白い顔色にジェレミアはチラリと満足そうにシエラを覗き込んで、シエラもまたジェレミアと視線を合わせた。
「では……第三者がいた方がいいかと思うのですが……」
「ああ!そうだね姉様!……そこの、ブノエルン伯爵、あなたなら公平な判断ができるでしょう。セリアド侯爵とも縁があるようだし……頼めるかな?」
(一体お二人は何を考えているんだ……)
「え、ええ。微力ながら手伝わせて頂きます」
「ジェレミア、愛する息子よでは頼んだぞ」
「ええ、任せてください陛下」
25
あなたにおすすめの小説
若い頃に婚約破棄されたけど、不惑の年になってようやく幸せになれそうです。
長岡更紗
恋愛
侯爵令嬢だったユリアーナは、第一王子のディートフリートと十歳で婚約した。
仲睦まじく過ごしていたある日、父親の死をきっかけにどん底まで落ちたユリアーナは婚約破棄されてしまう。
愛し合う二人は、離れ離れとなってしまったのだった。
ディートフリートを待ち続けるユリアーナ。
ユリアーナを迎えに行こうと奮闘するディートフリート。
二人に巻き込まれてしまった、男装の王弟。
時に笑い、時に泣き、諦めそうになり、奮闘し……
全ては、愛する人と幸せになるために。
他サイトと重複投稿しています。
全面改稿して投稿中です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
私は既にフラれましたので。
椎茸
恋愛
子爵令嬢ルフェルニア・シラーは、国一番の美貌を持つ幼馴染の公爵令息ユリウス・ミネルウァへの想いを断ち切るため、告白をする。ルフェルニアは、予想どおりフラれると、元来の深く悩まない性格ゆえか、気持ちを切り替えて、仕事と婚活に邁進しようとする。一方、仕事一筋で自身の感情にも恋愛事情にも疎かったユリウスは、ずっと一緒に居てくれたルフェルニアに距離を置かれたことで、感情の蓋が外れてルフェルニアの言動に一喜一憂するように…?
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
【完】婚約してから十年、私に興味が無さそうなので婚約の解消を申し出たら殿下に泣かれてしまいました
さこの
恋愛
婚約者の侯爵令嬢セリーナが好きすぎて話しかけることができなくさらに近くに寄れないジェフェリー。
そんなジェフェリーに嫌われていると思って婚約をなかった事にして、自由にしてあげたいセリーナ。
それをまた勘違いして何故か自分が選ばれると思っている平民ジュリアナ。
あくまで架空のゆる設定です。
ホットランキング入りしました。ありがとうございます!!
2021/08/29
*全三十話です。執筆済みです
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる