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〜新しいおウチ、琥珀ヒメ、推参!
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「ハイハ~イ、キツネ子ちゃんたちのおウチを作らないとですわ~!」
まず、社務所替りにプレハブ小屋を早々に作る!
彼等の仕事は早かった!
ただ神殿などは専門の【宮大工】さんが取り掛からないといけない。
なので、可能な限り【施設】の人材が協力する事になったそうだ。
また町長も新たな観光スポットが出来ると、面倒な手続きも笑顔で協力的だったそうだ?
…色々と予定外な事が起こってしまった⁈
【五つ塚のお社】がかなり老朽化していると言う事で、今後後世の為にも新築しようと言う事になった。(建前上の理由ね。)
元々あの辺りはヤマバァの土地なんだよね?
「うんうん、金を出して下さるなら、新しい神殿など幾つでも作って構わないさ。」
と、快諾をもらったし。
幸い【施設】には、神事や祭事を取り計らう資格を持つ人がたまたまいたり、新築の予算もある資産家がポンって出してくれたそうだ⁈
資産家ねぇ?
大きなお薬屋さんかな?
「神事を執り行う場所だ、大急ぎでやるモンじゃないからな!」
宮大工の棟梁さんが、着いた早々お冠だったそうだが、
「すいませ~ん、棟梁さ~ん。
アチラの子たちのおウチなんで~、出来るだけ早く完成させたいんです~!」
「あの子たちだと?
無闇に子供を甘やかして…
あ、あのお嬢さんたちの事か?」
巫女服に身を包み、美しい黒髪の少女と銀髪の少女がいた。
顔はそっくり、双子だろうか?
「は~い、そうです。
銀髪のお姉ちゃんは【シラユキ】ちゃんで、黒髪の妹ちゃんが【楓】ちゃんデス!
可愛いでしょ、双子ちゃんなんですよ!」
…そう、キツネ子ちゃんたちは双子だったそうだ。
ただし、シラユキちゃんは【白キツネ】、カエデちゃんは普通の【赤茶のキツネ】なんだって?
棟梁、二人の前まで来ると膝をついて頭を下げた。
「この仕事、骨身を惜しまず掛からせてもらいます!」
先程までの不機嫌な顔が、一転して上機嫌になる?
「…あ、あぁ、…これは本物の御使い様じゃないか!
長生きはするもんだ!」
さすが神社仏閣の建築に関わる宮大工さん、双子ちゃんたちがコスプレ巫女では無いことに直ぐに気がついたのだ⁈
実際【施設】の職員の中には、勿体無い事に双子ちゃんたちが見えていない職員もいるそうだ。
少なくとも【日野家】とその関係者は見えているそうだ?
「メイヤちゃん、こっちこっち!」
「あ、シラユキちゃん!」
「あのね、この子が妹のカエデなの。
昨日、【お山】から帰ってきたんだよ。」
「うん、さっきあったよ。
カエデちゃん、メイヤともお友達になってくれる?」
「本当に⁈
うん、なるなる!」
…尊い。
さて、話しはかなり急に決まってしまった。
この【パワースポット】でもある【五つ塚】は一部の【来訪者】にとって、かなりの【【パワースポット】】である事が判明した!
わかりやすく言えば、【最高級な温泉スパ】みたいな場所らしい?
ならば、いっその事もっと立派な神殿を建ててしまいましょうとDIY大好き乙女の聖歌サンが張り切り出してしまったのだ!
今では宮大工の棟梁サンも、聖歌サンにメロメロ、キツネっ子たちにメロメロらしい?
「えっとねメイヤちゃん、シラユキたちのお父さまがお仕事から帰って来たの!
ソレでね、お客様を連れて来たんだよ!」
…なんでもおウチにお父さんが帰って来たので、キツネっ子たちはこの村の中なら、お出かけOKのお許しをもらったそうだ!
「なので妾の相手もしてもらうぞ、耳長の娘よ!」
「アナタ、誰? シラユキちゃんのお友達?」
「妾の事は【コハク】と呼ぶ事を許そうぞ!」
立派な猫耳ともふもふ尻尾をお持ちの【和風魔法少女】っぽいのが現れたのだ!
「その服、可愛いーね! 何処で買ったの?」
「フフフ、足立姉の【おーだーめいど】なのだ!」
ちなみにオウガとライガの兄妹はプレハブの社務所(仮)に住む事にしたって?
えっ?
アッチには帰る気無いの?
「えっ、だってアッチの世界はメシが不味くて!」
「アタシも同感ダゼ!」
もっとも、転移門は既に閉じているから帰れないのだけど?
しかし、この状況に村ち…町長がよろこんだのだ!
年々若者がこの土地から出て行ってしまう、しかしこの土地に異世界からの【入居者】がこのまま増えたらどうだろうか?
人口の減少が防げるかもしれない、
いや、新しい産業なんかが出来るかも知れない、さらに嫁不足が解消されるかも知れない!
「コレから我が【五つ塚地域】は異世界からの入居者さんを、心から歓迎し、積極的に受け入れる事を宣言します!」
てな訳で、この辺は急な事に異世界人が増えてきたのだ!
「…実はココが異世界なんじゃない?」
また遊びにきた葉月が楽しそうに言う?
この忙しい時に?
「ソレにしても知らないウチに知らない顔が増えたわね?
ほら、あっちでメイヤちゃんとラジオ体操してるのは誰よ?」
「…ラジオ体操じゃないよ、日曜の朝にやってるアニメのエンディングダンスを真似して動画投稿するんだってさ?
一緒に踊っているのは【琥珀姫】って言う在来種の【猫神サマ】だよ?」
「…在来種?
この世界の神様なの?
…えっ、だってあんなに可愛いのに?
ゴシック調の厨二ファッションなのに?」
「アレな、
東京に住んでる【信者】がオーダーメイドしてくれたんだってさ?」
「……大学の先輩にあんな衣装作るのが上手くて、お店出してる人がいるんだけど…
偶然よね?」
…ソレな、
偶然にもならんな?
まず、社務所替りにプレハブ小屋を早々に作る!
彼等の仕事は早かった!
ただ神殿などは専門の【宮大工】さんが取り掛からないといけない。
なので、可能な限り【施設】の人材が協力する事になったそうだ。
また町長も新たな観光スポットが出来ると、面倒な手続きも笑顔で協力的だったそうだ?
…色々と予定外な事が起こってしまった⁈
【五つ塚のお社】がかなり老朽化していると言う事で、今後後世の為にも新築しようと言う事になった。(建前上の理由ね。)
元々あの辺りはヤマバァの土地なんだよね?
「うんうん、金を出して下さるなら、新しい神殿など幾つでも作って構わないさ。」
と、快諾をもらったし。
幸い【施設】には、神事や祭事を取り計らう資格を持つ人がたまたまいたり、新築の予算もある資産家がポンって出してくれたそうだ⁈
資産家ねぇ?
大きなお薬屋さんかな?
「神事を執り行う場所だ、大急ぎでやるモンじゃないからな!」
宮大工の棟梁さんが、着いた早々お冠だったそうだが、
「すいませ~ん、棟梁さ~ん。
アチラの子たちのおウチなんで~、出来るだけ早く完成させたいんです~!」
「あの子たちだと?
無闇に子供を甘やかして…
あ、あのお嬢さんたちの事か?」
巫女服に身を包み、美しい黒髪の少女と銀髪の少女がいた。
顔はそっくり、双子だろうか?
「は~い、そうです。
銀髪のお姉ちゃんは【シラユキ】ちゃんで、黒髪の妹ちゃんが【楓】ちゃんデス!
可愛いでしょ、双子ちゃんなんですよ!」
…そう、キツネ子ちゃんたちは双子だったそうだ。
ただし、シラユキちゃんは【白キツネ】、カエデちゃんは普通の【赤茶のキツネ】なんだって?
棟梁、二人の前まで来ると膝をついて頭を下げた。
「この仕事、骨身を惜しまず掛からせてもらいます!」
先程までの不機嫌な顔が、一転して上機嫌になる?
「…あ、あぁ、…これは本物の御使い様じゃないか!
長生きはするもんだ!」
さすが神社仏閣の建築に関わる宮大工さん、双子ちゃんたちがコスプレ巫女では無いことに直ぐに気がついたのだ⁈
実際【施設】の職員の中には、勿体無い事に双子ちゃんたちが見えていない職員もいるそうだ。
少なくとも【日野家】とその関係者は見えているそうだ?
「メイヤちゃん、こっちこっち!」
「あ、シラユキちゃん!」
「あのね、この子が妹のカエデなの。
昨日、【お山】から帰ってきたんだよ。」
「うん、さっきあったよ。
カエデちゃん、メイヤともお友達になってくれる?」
「本当に⁈
うん、なるなる!」
…尊い。
さて、話しはかなり急に決まってしまった。
この【パワースポット】でもある【五つ塚】は一部の【来訪者】にとって、かなりの【【パワースポット】】である事が判明した!
わかりやすく言えば、【最高級な温泉スパ】みたいな場所らしい?
ならば、いっその事もっと立派な神殿を建ててしまいましょうとDIY大好き乙女の聖歌サンが張り切り出してしまったのだ!
今では宮大工の棟梁サンも、聖歌サンにメロメロ、キツネっ子たちにメロメロらしい?
「えっとねメイヤちゃん、シラユキたちのお父さまがお仕事から帰って来たの!
ソレでね、お客様を連れて来たんだよ!」
…なんでもおウチにお父さんが帰って来たので、キツネっ子たちはこの村の中なら、お出かけOKのお許しをもらったそうだ!
「なので妾の相手もしてもらうぞ、耳長の娘よ!」
「アナタ、誰? シラユキちゃんのお友達?」
「妾の事は【コハク】と呼ぶ事を許そうぞ!」
立派な猫耳ともふもふ尻尾をお持ちの【和風魔法少女】っぽいのが現れたのだ!
「その服、可愛いーね! 何処で買ったの?」
「フフフ、足立姉の【おーだーめいど】なのだ!」
ちなみにオウガとライガの兄妹はプレハブの社務所(仮)に住む事にしたって?
えっ?
アッチには帰る気無いの?
「えっ、だってアッチの世界はメシが不味くて!」
「アタシも同感ダゼ!」
もっとも、転移門は既に閉じているから帰れないのだけど?
しかし、この状況に村ち…町長がよろこんだのだ!
年々若者がこの土地から出て行ってしまう、しかしこの土地に異世界からの【入居者】がこのまま増えたらどうだろうか?
人口の減少が防げるかもしれない、
いや、新しい産業なんかが出来るかも知れない、さらに嫁不足が解消されるかも知れない!
「コレから我が【五つ塚地域】は異世界からの入居者さんを、心から歓迎し、積極的に受け入れる事を宣言します!」
てな訳で、この辺は急な事に異世界人が増えてきたのだ!
「…実はココが異世界なんじゃない?」
また遊びにきた葉月が楽しそうに言う?
この忙しい時に?
「ソレにしても知らないウチに知らない顔が増えたわね?
ほら、あっちでメイヤちゃんとラジオ体操してるのは誰よ?」
「…ラジオ体操じゃないよ、日曜の朝にやってるアニメのエンディングダンスを真似して動画投稿するんだってさ?
一緒に踊っているのは【琥珀姫】って言う在来種の【猫神サマ】だよ?」
「…在来種?
この世界の神様なの?
…えっ、だってあんなに可愛いのに?
ゴシック調の厨二ファッションなのに?」
「アレな、
東京に住んでる【信者】がオーダーメイドしてくれたんだってさ?」
「……大学の先輩にあんな衣装作るのが上手くて、お店出してる人がいるんだけど…
偶然よね?」
…ソレな、
偶然にもならんな?
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