猫カフェは探偵事務所では有りません。〜女子高生店長の奮闘記! 〜もしかして、私が犯人なの?

猫寝 子猫

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舞華さんや、バンドやろうか、猫カフェしましょか?

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 『舞華先輩!学園祭で猫カフェやりませんか?』

 『え?』


 放課後の生徒会室で見知らぬ女の子に突然話しかけられた?



 あっ!

 お久しぶりです、舞華です。

 忘れてませんよね?


 
 さて、華ちゃんに学園祭の件で話したい事があるからと生徒会室に呼び出された?

 家で話してくれれば良いのに、学校で話したいって事は他に話しに参加するんだろうな?

 そして部屋に入るなり私の目の前に飛び出してきたのが彼女だったよ。

 『えっ!貴女、椎名ちゃん?
 雰囲気変わったから分からなかったよ⁈
 でも随分グイグイくるね?そんなに猫好きなの?』

 彼女は「椎名 風子ちゃん」、被服研の一年生…なのに、何故?

 アレかな?夏休み後有る有る的な、「ひと夏の体験」しちゃったのかな?

 『今回、被服研は基本展示だけなんです。だって販売は「マーケティング部」に委託するからって!』

 山代学園には様々な部や同好会が有るんだけど、「物を売る」事に情熱を燃やす集団、元は「物品販売部」って名前だったんだけどね、コッチの方がカッコイイからって改名したの。

 でも自分達で何か作るとか出来ないし、思う様に品物が集められないので苦肉の策を考えたの。

 ソレが、今回の学園祭で物販を行う予定だった各部に委託販売を持ちかけて、学園祭限定で山代学園の「セレクトショップ」をやってみたいって華ちゃん生徒会長に直訴したら、

 『いいわよ、でもやるからには徹底的にね!』

 って事で、生徒会長自ら、色んな部活や同好会に話しを持ちかけたよ。


 クッキーとか食べ物は受け付けないって。

 古本や古着など、不用品の販売は父兄会がバザーを、生徒たちはフリマを開くから、あくまで「山代学園ブランド」で商品展開するって。


 あと、「化学部」の「廃油から固形石鹸」、「ペットボトルのフタでキーホルダー」は来てくれたお客さんの前で「製造過程を実演」するので、自分達で販売するなど、各自で売りたい人たちもいるから全部じゃないけどね。


 被服研も一部はフリマ、残りは委託するから椎名ちゃん、時間がガラ空きなんだって?

 ソレなら学園内、ゆっくり見れて良くない?

 なぜ「猫カフェ」?

 『猫カフェの制服とか私作りますから、是非やりましょう!』

 もっと内気な子だって思ってたけど?

 も、もしかして、マジで「体験」しちゃいましたか?

 『椎名ちゃん、「何が」有ったの?』

 『えっ⁈  いえ、その、あの!』

 うん、間違いない!

 『アレだね!「彼氏」出来たでしょ? 例えば「ネコ好きな彼」とか? …ん? そんなフレーズ、最近聞いたような? 
 …ねぇ、椎名ちゃん、「おムネのサイズ」聞いていい?』

 『あ、あの!ま、また来ます‼︎
 「猫カフェ」の件、ご検討下さいっ!』

 って、椎名ちゃんは顔を真っ赤にして生徒室を飛び出していった。

 『可愛い後輩をイジメないでよ、舞華?』

 華ちゃんに釘を刺されるも、

 『あれ、まさかだよね?椎名ちゃんの「彼氏」って?』

 『彼、悪いヒトでは無いのよ?「女性関係」さえしてれば。 何と言っても「舞斗の親友」だし?』

 やっぱりか~!


 も、揉まれちゃったのかな~?
 いや、それ以上だな?
 椎名ちゃん、お付き合いをしてね?


 『さて舞華、今度は私からなんだけど?』
 
 『えっ?まだ有るの?』

 『生徒会を通して貴女や舞斗、私にまでから依頼が来ているの。演劇部やダンス同好会とか。』
 

 『断って下さい!今年は士くんと「学祭デート」の約束が有るの!』

 『ナニ乙女みたいな事、言ってやがりますかね、この子は⁈』

 『華ちゃんの鬼! 鬼嫁!』

 『よ、ヨメ? も、もう、誰かのお嫁さんよ! …ぽっ。』

 『おや、乙女は華ちゃんでしたか?』


 
 『んん!お二人とも、戯れるのはその辺にして下さい。
 
 見てるコッチの身に成って下さい。可笑しく眼鏡がズレそうです。』

 『はーい!』✖️2

 おや、カイ君、いつもと同じにしか見えないけど、

 あともう一人、「女子」が居てクスクス笑っているけど?

 誰?

 『ごめんなさい、舞華さん。
 私は「軽音部」の部長で「友永ともなが  智花ともか」です、舞華さん達にお願いが有って来ました!』






 
 『ねぇねぇ、優斗くん!』

 2歳歳下の従兄妹のアイムちゃんが、出前の「オム焼きそばカレー掛け」と「スペシャルなブレンド」を届けてくれるとお店古本屋の床にゴロンと寝転んでる「茶々地域猫」のお腹を撫ぜながら話しかけて来た。

 最近は優斗も古本屋にお手伝いとして来る事が増えた。

 『優くん、少し食べる?』

 スリムなお腹の何処に消えていくのか謎なんだけど、特盛りのお皿がもう空になっている⁈

 『ちぃお姉ちゃんは食いしん坊サンだね?』

 アイムちゃんもビックリだけど?

 『アイムちゃん、何か話しが有ったんじゃないの?』

 『あ⁈ そうだった、へへへ。』

 ペロって舌を出して照れ笑いする従兄妹、ここに姉たちがいたら「サンドイッチ・ハグ」されていただろう?

 『あのね、あのね!私、学園祭で「メイド喫茶」やるの!』

 『え? 「メイド」?』

 何気に感が有るので自分としては珍しくありませんが?

 『そうだよ!のお姉さんが「メイドさんの衣装」を作ってくれるって!絶対可愛いから見にきて!』

 愛夢のメイド喫茶なら姉が貸切にしそうだな、と思う優斗君。

 小学生メイドって、可愛い…でも、何だろう、犯罪臭がしなくもない?

 『ちぃお姉ちゃんも来てね!』

 『行く行く!ならウチの学際も二人とも来て!
 今年は「アイドル」とか呼ぶらしい?』

 『へ~、誰がくるの?』

 『知らない、誰かが話してるのを聞いただけ?』


 相変わらずマイペースだな、ちぃ姉ちゃんは。


 『模擬店とか有るけど、味は公園の屋台村やスピカの方が迷う事無く美味しいと思う、去年全部制覇したけど物足りなかった!』
 
 足りないのは味、それとも量?

 ちぃ姉ちゃん、「フードファイト」で灯火ちゃんと良い勝負出来そうなくらい食べるんだよな。

 第一印象は知的文化系女子だと思いきや、お腹に猛獣を飼っているみたいに食欲旺盛なんだ。

 『誰がわからないアイドルが来て、ウチやタッちゃんより美味しく無い料理を食べて、学園祭って何が楽しいの?』

 全くだね?

 『大丈夫!アニ研が自主制作オリジナルアニメの上映とか特撮研がヒーローショーを上演する!』

 『それ、愛夢より天馬が喜びそうだよね?他にもっとないの、面白そうなこと?』

 『…無いかも?…愛夢ちゃん、ちぃ姉ちゃんは無力なのですよ。』


 『大学のお祭りも「メイド喫茶」をやれば?
 ちぃ姉ちゃんのメイドさん、愛夢見たいかも?』


 『私のメイド姿なんて需要が無いよ。』

 『そうなの?ちぃ姉ちゃん美人なのに? ねぇ優斗くん?』

 『そうだね、でも本人が乗り気で無いなら仕方ないよ。』


 割と普段からグイグイ来るちぃ姉ちゃんだけど、ご自分の「容姿」に関してはあまり自身が無いみたい、本当ならミスコンとかエントリーしてそうだけど?

 ん?


 『ネェちぃ姉ちゃん、「ミスコン」とかは出ないの?』

 『出ないよ。』

 即答された、しかも何言ってんの、みたいな顔されて。

 『みすこんって何、優斗くん?』

 『大学でやる美人コンテストだよ。』

 『愛夢たちの学園祭では無いの?』

 『聞いてないなぁ、華姉さんに聞いておくよ。』

 『生徒会長だもんね、華ちゃんお姉さんは!』

 『山代の学園祭なら「華ちゃんお姉さん」がミスコンNo.ワンだと思う。うん、間違いない!』

 話題を自分からそっちに変えようとするちぃ姉ちゃん?


 『だよねー! あっ!でも、舞華ちゃんだって美人さんだし、上でバイトしてるヒナお姉さんやのお姉ちゃんも可愛いから「なんばーわん」だよ!』


 何やら盛り上がってますが、山代学園生徒会では学園祭企画に頭を悩ませていた?


 『界くん副会長、コレ何かしら?』
 
 『ハァ?えっと「Mr.美人コンテスト」?…つまりは女装コンテストでは?』

 『冷静に答えてくれるのね?コレ何処の企画かしら?』
 

 『2C、つまり二年C組会長のクラスですね。発案者は池本らしいですけど。』

 『い、池本君なの?…舞斗じゃなくて?』

 が出来て浮かれて妙な事考えてないか?

 『参考資料の写真、見ますか?多分お知り合いですよ。』


 『予想付くわよ?「真琴くん」や「ゆたか」でしょ、どうせ?』

 真琴くん、最近「日舞」とかお祖母様に習って、着物とか着てるけど女モノでちょっと色っぽいし、ゆたかに関しては言うに及ばない。

 『ソレもですが、』

 『「」って、他に誰がい…まさかのアイツ舞斗とかじゃ…?』
 
 『コレって、ですかね?』


 『…界くん、もう一度、言って。誰ですって?』

 『北代さんちの優斗くんではないかと?チアガールのコスプレですかね?』


 『ご、合成よね、コレ?
 池の字くんの事だから?
 それにしてもナニしてくれてるのかしら!天才ね! 
 じゃない!問題有りそうだから、「却下」よ!』
 
 『ソレは良いですが、今お仕舞いに成られた優斗くんの写真は保存するのですか?』

 『わ、悪いかしら⁈』

 『いえ、とても「お姉ちゃん」らしくて、良いかも、クスクス、知れません。』

 『他にも問題の有りそうなモノは棄却するわ!』


 『問題がどうか検討中ですが、「猫カフェ」や「豆柴カフェ」をやりたいなんて要望が有りますね。科学部ではOBを招いて「ロボットファイト」をやりたいと言う案も有りますよ。』

 『他校ならわからないけど、我が校なら微妙に出来そうなのが怖いわ?』

 ほっこりしたモノから殺伐としたモノまで、生徒から様々な意見があって喜ばしいけど、安全面や衛生上などの問題を考えると頭が痛い。

 
 『そうそう、「足湯」をやりたいって「土木研」からアイディアが出ていますよ。学園祭に向けて近日中にテストしたいとか、なんでも本物の「温泉の湯」を汲んできて使うそうですよ。』


 『ふ~ん、衛生面に問題無ければ、是非お願いしたいかも?今年は「イルカの曲芸」はやらないのね。』

 『新部長のアイディアらしいですよ。「伝統は壊して行く!」そうですよ。』

 準備に綿密な計画を立て、試作で試行錯誤を繰り返して本番に挑む体育会系文化部「土木研究会」!

 就職率は80%、他は建設系の大学へ進学してるそう。


 『その内、学園の敷地に「露天風呂」とか作りそうね?』

 『そのつもりらしいですよ。彼女は新部長シャワー室の横に大浴場を作れないか嘆願書を書いた事が有りますから。』

 『お風呂好きなのね?なんて人なの?』

 『「水守みずもり   ヒノキ」、元山岳部のエースらしいですよ。
 でも山中で「秘湯巡り」を優先して「和を乱す」とかで退部した後に「土木研」がスカウトしたらしいですが、逆に「喰われた」みたいですね。』


 『…そう言う人材って好きよ、会って話しがしたいわね。』
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