雅美という人妻 - 夫のせいじゃない -

じろう

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第二章

第二章

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早朝。朝食を済ませた恭史は、一泊分の荷物と共に車に乗り込んだ。
数分後、洗い物を済ませた雅美は玄関を戸締りし、彼の横に乗り込んだ。
涼し気な透け感のある青と白のストライプのオーバーシャツに生成色のシガーパンツ。髪は癖を付けないようにブローしたままにした。
今夜は深夜まで…そう伝えられていた雅美は夜通し起き続け、目を充血させていた。
「ふぅ…着くまで眠るね…おやすみぃ…」
しかし、あれこれ考えて気が落ちつかず、後半二時間程の眠りで、恭史に声をかけられた。
「この山道を上がったところみたいだよ…」
「うっ…う、うん」
乗用車が5台ほどが停められる空き地に入り、恭史は車を一番奥に停めた。
眠り足らない雅美は目薬をさし、車を出た恭史の後に続いた。
梅雨はまだ明けてはおらず、そこも朝は降っていたのか、地面が濡れていた。
駐車スペースの脇に石段があり、上がったところに家が見えた。
「この辺はやっぱり少し涼しいな…あの家だよ…」
二段、三段と上がっていくと、上から男が声をかけてきた。
「飯田さん、こんにちはぁ…疲れませんでしたかぁ?…里見の友人の木下雅樹きのしたまさきですぅ…あのぅ…家主です…」
家を貸してくれた男が待っていてくれたのだった。
「あ?、ああ…、そうですか…わざわざお迎え頂いてすみません…飯田です…」
家の前で改めて三人は挨拶を交わした。
木下は39歳の一見して大食家に思える大柄な男。背丈は恭史より少し高い程度だが、100㎏超えは明らか。里見とは写真を通した知り合いだと自己紹介をした。
この家は元々は彼の実家で、空き家になってたものをのを貸家にでもしようと改装し終えた時期に、里見が相談にきたらしい。
木下は二人に家の中を見せて廻った。
「ちょうどタイミングが良かったんです…使って頂けて光栄ですよ…」
「そんなぁ…私たちこそ、ほんと感謝しています…ありがとうございます…でも、上手く改装されますねぇ…古民家の良さも残して…設備は新しくして…」
「その辺は少し拘ってみましたね…新築にはない味わいは出せたかなって…でもこの囲炉裏は使えないんです。残念ながら格好だけですよ…」
三人は囲炉裏を囲んで広間に座り、木下の打った蕎麦を昼飯に談笑、30分も経たないうちに打ち解けていった。
広間の奥は縁側、開け放たれた障子の向こうから涼しい風が通り抜けてきた。
「飲み物はあるものをご自由にどうぞ…里見が来るのは日暮れ前と言ってたし…それまではゆっくりしてもらって…あ、そうだ、寝室は上…荷物も置いとけば…行きますか?」
木下は二人を寝室に案内した。
ゆったりした部屋に二つのセミダブル。囲炉裏のある広間とは様変わり、ホテルの一室のようだった。
部屋を見廻し、笑みを浮かべる雅美を見て、木下は思い出したように冷房のスイッチを入れた。
「喜んでもらって良かったです…奥さんのこと、里見から聞いてました。奴(里見)が羨ましいですよ。こんなモデルさんに出会うなんて、運の良い奴だ…」
「ぁ…いえいえぇ…どうしたらいいのかもう不安が一杯で…」
「それでいいんです…初々しいのが…ご主人も一緒だし…大丈夫ですよ…あ、じゃ、僕は一旦家に戻ります。奴が来るまでには夕食も用意させてもらいますから…」
「あぁ、そんなことまで…ありがとうございます…お家、お近くなんですかぁ?…」
「ええ、車で20分くらい…ですかね…」
そう言い残し、木下は家を出ていった。静かな部屋の空気に二人は少し戸惑った。
「昼間でもこんな静かなんだ…あはっ、なんかエッチな気分になってくるな…」
「あ、だめよぉ…(今はセックスは)しないからぁ…」
ブラインドが閉められた薄暗い部屋。恭史は彼女を抱き寄せ、キスをし、お尻の肉を両手で持ち上げるように弄った。
「今回上手くいって、良いのが撮れればいいな…凄い思い出になるよな…里見君、頑張ってくれそうだし…木下君の話を聞いてて、彼の意気込みを感じたよな…」
雅美はキスをされながら、小さく頷いた。
「結局はさ…撮り手って、モデルと疑似恋愛したいんじゃない?…撮りたいっていう気持は好みだってことだろうし…ってことは里見君はお前が好みか…」」
「あのねぇ、なに言ってるの…親子くらいの歳なんだからね…もぉぉ、お尻揉み過ぎぃ~…眠いんだから~…」
「そっか…そうだな…わかった…じゃ、少し眠っていいよ…俺は下で適当に寛いでるから…」
恭史の出ていった寝室で、彼女は着替えなどをクローゼットに入れ、メイクボックスをドレッサーの上に置いた。
ベッドの上には折り畳まれた白いタオルとバスローブ。服を脱ぎ、下着も外し、バスローブを身に纏ってベッドに潜り込んだ。
ざわついていた心もやがて睡魔が勝り、いつの間にか彼女は眠り込んでいた。

心地良く冷房が利いた静かな寝室。
寝息をたてていた雅美の眠りが浅くなり、寝返りながら薄目を開けた時、階下では人の声が微かにしていた。
時計を見ると五時半過ぎ。
ブラインドの細い隙間から夏の西日が部屋に長く差し込んでいた。
「ふうぅ~…あ、やだぁ…四時間も眠っちゃった…」
寝起き顔のままドレッサーの前に座り、慌てるように髪を整え、メイクを直し始めた雅美。
偶然なのか、それともテレパシーなのか、計ったようなタイミングで、恭史が階段を上がってきた。
「入るぞぉ…」ノックをしながら声をかけ、彼は待つことなく扉を開けた。
「あっ…」
咄嗟に雅美は、乱れていたバスローブの裾を強く握りしめて身構えた。
「や、恭くんだけ?…びっくりしたぁ~…皆、来たのかと思っちゃったぁ…」
「あ、そっか…俺も(お前の恰好を見て)ドキッとしたよ…むふっ…そうしてると、控室で仕度してるるAV女優に見えるぞぉ…」
「うぅ…、あのねぇ…もう少し、私が喜ぶような例えをしてくれてもいいんじゃないぃ~?…」
「ぐふふっ…そうだな…でも、よく眠ったな…いつ起きたんだ?…」
「五分前…」
「おっ…、へぇ…じゃあ、すっきりしたろ?…あ、そうそう…木下さんがさ、篠ひろ子っていう、よくドラマに出てた女優に似てるって言ってたよ…」
「篠?…ひろ子?…うーーん、顔が…思い浮かんでこない…今まで、言われたこともないなぁ~…」
「(そう)だよなぁ…俺も里見君も、似てるっていう程のもんじゃあ…ないと言ってたんだ…でも、まぁ、綺麗な人に似てるって言われたんだから、後でお礼言っときな…」
「はいはい…あら…、里見さんも…もう、来てるのね…」
「うん…一時間くらい前だったかな…高速空いてて、思ってたより早く来れたってさ…」
里見が来ていることを知った雅美は、予定だったものが、そのまま現実として、すぐそこまで近づいているのを実感した。
「それで…どうする?…もう、その恰好のままで里見君に挨拶しちゃうかぁ?…」
「え?…まさかぁ…ベッドに入ってたから服を脱いでただけで~、ちゃんと着替えるつもりだよぉ…」
「うーん、だけど、もしかしたら…(撮影前のことだし)そのままの(格好の)ほうが(段取りが)良いかもしれないしなぁ…ちょっと待ってて…聞いてみるから…」
「あ…、ち、ちょ、ちょっとぉ…」
恭史は雅美の言葉を切り、扉を開けたまま、階段を下りた。
「そのまま(の格好)でいいよ~…里見君がさぁ、そう言ってるよぉ~…」
階段の下から大きな声。予想外のことに雅美は動揺した。
「え?…ほんと?…もしかして…すぐ(撮影を)始めるつもり?…え…どうしよ…」
「お~い…聞こえたぁ~?…」
「は、はぁ~い…わかりましたぁ~…すぐ、下りまぁ~す…はぁぁぁ…」
上ずりそうな声で返事をした彼女は、溜息をつき、観念したように立ち上がった。
扉近く、壁にかけられた姿見に自分の姿が映ったが、心が凝視するのを敬遠させた。
「あがっちゃってる…ああ…もう…憂鬱…」

男三人は、囲炉裏廻りの四方の一辺を空けて車座に座り、談笑しながら早いめの夕食を始めていた。
恭史が雅美を呼んでから二、三分。階段を下りるスリッパの音がし、彼らは広間の入口に目をやった。
「すみません…いらっしゃったのに挨拶が…、ぁ…」
真っ白なバスローブに包まれる彼女。座った男たちは、見上げるように強い視線を浴びせた。押し殺した息遣いが沈黙の中に交じり、居た堪れなくなった彼女は、彼らから目を背けた。
「ほぉぉ~…いやぁ~、奥さんっ、そういう姿もいいっすねぇ~…昼間のパンツスタイルも凄く似合ってましたけど…」
場の空気を察したのか、木下が口を開いた。
「あはっ…おいおい…そんな恥ずかしがってちゃダメだろ~…」
何も言葉を返さない雅美を見かね、恭史が笑顔で冷かした。
「だってぇ…」
「ご主人、大丈夫です…恥ずかしいのはよーく分かってますから…奥さん、どうぞ…座ってください…」
「あ、はい…ご挨拶が遅くなって…今日はよろしくお願いします…木下さんも…改めて…お世話になります…」
里見と木下に頭を下げ挨拶した雅美は、恐縮する二人の間に腰を下ろし、恥ずかしそうにバスローブの弛みを直して正座した。
「無理言って、その恰好で下りてきてもらって…なんか…意地悪言っちゃったみたいで、すみません…」
「あ…、いえ…」
「今のうちに、そういう姿を見せておいたほうが、奥さんも早く落ちつかれると思ったんで…それに…僕も、早く見ておきたかったし…」
「あ…はい…でも…やっぱり…恥ずかしいですね…」
恭史は二人の会話を微笑みながら見ていた、
「あんなにもじもじしてるの、久々に見たけど…、結構、可愛かったぞ…」
里見と木下も、その言葉に頷き、雅美の顔を覗った。
「うーん…だって…もぉ~ね~、すご~い圧をを感じて~…三人とも、じぃーっと見てるんだから…」
「へぇ…そんなに、圧がすごかったですか?…」
「そう…後退りしそうなくらい…くすっ…気絶して倒れそうになっちゃいました…」
「それはぁ…危なかったですねぇ…救急車呼ぶようなことになってたら大事だった…あははっ…」
「くすっ…ほんとですよね…、この格好で救急車に乗せられるなんて、最悪ぅ~…」
雅美は笑顔を見せ、場に馴染んでいった。しかしそれは表向き、憂鬱な気分は彼女の心に纏わりついたままだった。
里見は彼女の箸の進み具合を見ていた。
「あまり…食べないんですね…」
「あ…、うーん…起きたばかりで、そんなにお腹も減ってないみたい…せっかく用意してもらったのに、残しちゃって…すみません、木下さん…」」
「ああ、奥さん、そんなの気にしないでくださいよぉ…」
「そうですか…ならいいですけど…」
「寝起きもあるし…緊張もしてるし…だよな…」
「まぁね…」
「あ、そうだ…お風呂沸かしておきましたよ…浸かれば気持が楽になるかも…」」
「え?ぁ、あぁ…ありがとうございます…え、ぇっと…」
木下に言われた雅美は、風呂に入ったほうが良いかを問う目で恭史のほうを見た。」
「そう…ですね…もう七時前ですし、(撮影の)流れとか打合せしましょうか?…奥さんはお風呂に入って頂いて、ご主人に聞いて頂くことに…」
「あ、あ、それでいいんなら…じゃあ、お前が風呂から上がったら、俺がお前に説明してあげるよ…」
「そう?…じゃぁ…お願いして…お風呂いただきますね…」
「タオルとか脱衣場に置いてますんで…」
「あ、はい…」
雅美は囲炉裏の縁台に手を添えて立ち上がり、広間横の通路の奥にある風呂場に向かった。
「ええっと、それじゃぁ…っと…これなんですが…」
紙を広げる音がし、打合せを始める里見の声が彼女の背後に聞こえていた。
彼女自身、湯船に浸かりたいとは思わなかったが、撮影の前に一人になれたことは嬉しかった。
熱めに調整したシャワー。一瞬迷ったものの、彼女はお湯を頭から浴び、メイクも一緒に流し、顔を上げたままじっとしていた。
「はぁぁぁぁ~…ふぅぅぅ~…」
お湯を止め、何も考えないようにしながら、タオルで身体を拭い、バスローブを羽織って髪をターバン巻きし、寝室に向かった。
「で…、こんな感じで…奥さんをリードしてあげれば…」
「え?…あぁ…うーん…あいつ出来るかなぁ…そうですかぁ…そうなんですねぇ…」
階段の手前。三人の気配を広間に感じていると、会話の一部が雅美の耳に入った。
雅美には恭史の声のトーンが気になったが、立ち止まることはしなかった。今は心を乱したくないという思いがそうさせた。
寝室に戻り、いつものようにボディローションを全身に塗り、濡れ髪をドライヤーで乾かしていった。
「メイク…普段のままでいいのかなぁ…恭くんが上がっってくるのを待ってたほうが…」
彼女は恭史を待つことにした。

八時近くになって、恭史は上がってきた。苦笑い気味の彼を見て雅美は冷かした。
「どうだったぁ~?…私に難しいこと言っても、なんにもできないんだからね~…」
「うーん、まあ…リードしてもらいながら…自分なりにやってくれればいいんじゃない?…お前が素人なのは分かってるんだし…」
「で…今、下は機材とか準備してるよ…いつからとか…決めないで…それとなく始めるってさ…お前が緊張しないように…ってこと…」
「そっか…その方が嬉しい…でね…メイクはどうすれば良いの?…普段の感じで良いの?…」
「ああ、いつも通りで良いそうだ…すっぴんでも構わないって言ってたけど、さすがに、それはお前が嫌がると思ったし…メイク用にスタッフとかがいれば、色々できるんだけど…とは言ってたけどね…髪は…そうそう、そんな(ブローしただけの)感じでいい…髪フェチみたいだよ、里見君は…お前の髪の感じが良いってさ…あ、メイクボックスは持って下りてくれってさ…」
「私、髪の量が多いからなぁ…(昨日、サロンに行って)さらさら髪にして軽く見えるようにしてもらってて良かった…」
取り留めなく決まったことを伝えていく恭史。表情は険しいものではなく、淡々としているように雅美は感じ、少し気分が軽くなった。
彼女は再び普段通りのメイクを始め、鏡越しに恭史に言った。
「あ、そうだ…衣装とかは?…どんなのだった?…」
「ああ…衣装…見たよ…セクシーだったよ…紫の絹とか、ビキニとか…ちっちゃいパンツとかさ…でも、お前が身に付けたのを見てみないと…想像できないよな…」
「くすっ…恭くん、想像力がないもんね…」
「お?…よく言うな…緊張して飯も食えない癖に…」
「あ、あれは口実だよぉ…食べて、お腹がぽっこりするのが嫌だったからなんだよぉ~」
「うん…それはあるかもな…まぁ…彼が考えて選んだものを、お前が身につけるってことに意味があるって思っててさ…彼の言うことに従ってくれよ…」
「うーん…そうね…あの人(里見)はきつい言い方はしないと思うし…他…なんか言われた?…」
「ああ、えっと…こっち来るときに来てたストライプのシャツあるだろ?…あれも持って下りてってさ…」
「え?…いいけど…でも、里見さんは…あのシャツ見てないでしょ?」
「木下君だよ…蕎麦食った後、何枚か彼がお前を撮ってただろ?…お前が眠ってる時に、里見君にそれ見せて…そのシャツが気に入ったみたい…」
「へぇ…どこにでも売ってると思うけど…言われるとおりに…だよね…」
「そうそう…で、それとだな…演出に使う小道具とかもあるそうだ…」
「演出って…どんな?…」
「雰囲気をSMにするってさ…」
「え??…なにそれ?…もしかして…鞭とかろうそく…ってこと?…あ、縄も?…もぉ~!…痛いのはダメだからね…」
「だからさぁ…雰囲気だけだって…そういうイメージでお前を撮りたいらしい…M女っぽい雰囲気を出したいんだってさ…」
「そんなの、したことなんてないのに…なんでまたSMなのよぉ…」
「お前から感じたイメージがそうだってことだろ…ここが古民家ってこともあるのかもな…痛くはしないと言ってくれてるから…それを信じてやれよ…な?」
「ふっ…もう…しようがない…よね…でも…我慢できない程、痛かったりしたら言うよぉ~…ね…」
「見ててやるからぁ…大丈夫だって…ねっ、大丈夫…」
恭史は言い難くかったことを、やっとの思いで雅美に伝え、何とか納得してくれた彼女の二の腕を手で二度三度と擦った。
至ってノーマル、SMなど無縁と考えてきた雅美の反応は彼の予想通りで、里見から説明を受けた時には、彼自身も躊躇した。
だが、その躊躇いは雅美の反応を想像してのことであり、恭史自身は雅美にSMを重ねた里見に感心していた。
「ぁっ…」
「うん?…なぁに?…まだ、なにかあるの?…」
「いや…もう、ないよ…」
「あっそう…後で『あっ、言い忘れてたぁ…』って言わないようにねぇ…」
雅美をごまかしたものの、その時、頭に浮かんだことを彼は整理していた。
『里見はこいつ(雅美)を直に説得する自信がなかったんじゃ?…こいつを風呂に入れて、俺一人に説明したのも…俺にこいつの説得役を任せたのも…きっと、そうだな…』
だが、彼はそれに腹を立てることはなく、逆に、雅美の縛られた姿を想像し、欲望を膨らませていた。
『俺だと、こいつは絶対嫌がる…でも今日なら…里見には…きっと逆らったりしない…』
勿論、その欲望には前提があった。ひとつは里見への信頼感。そしてもうひとつは雅美の苦痛が加減されること。そして彼はこの二つを全く疑おうとはしていなかった。
「里見さんて、SMが好きなのかな…まぁ、どうでもいいけど…あ~ぁ…もぉ~…それでなくても、今、どきどきしてるっていうのに…」
雅美は鏡を見ながら文句を言った。
恭史は、その文句こそ、彼女が自分を納得させるためのものだということを知っていた。

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