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【3話】覚醒の同窓会:凍てついた女体の目覚め
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30歳を迎えた同窓会は、有希乃にとってさらなる自己の価値を揺さぶる、
残酷なまでの現実を突きつける場となった。
会場は、都心のおしゃれなレストランの一室を貸し切って行われた。
昔と変わらない賑やかなBGMが流れる中、有希乃はどこか居心地の悪さを感じていた。
学生時代の無邪気な笑顔の裏で、女友達は「最近ね、不倫しちゃってさ」
「あの既婚者、本当にヤバいのよ」と、生々しい不倫の武勇伝を語り合った。
「ねえねえ、聞いてよ有希乃!最近さ、会社の取引先の既婚者と、
もう一線を越えちゃってさ~」
そう話すのは、学生時代から奔放な性格だった美紀だ。
彼女はグラスを傾け、どこか自慢げな表情で続ける。
「最初はただの飲み友達だったんだけどね。向こうがやたら熱心でさ。
『奥さんとはもう何年もレスで…』なんて言われて、私もついつい、ね?
奥さんいる男って、なんであんなに色気があるんだろうね?禁断の果実ってやつ?」
美紀の隣で、恵も大きく頷く。
「わかるー!私もね、実は最近、会社の先輩と…」
恵は言葉を濁したが、その顔には、隠しきれない優越感が滲み出ていた。
「奥さんには絶対バレないように、ホテルも毎回違う場所にして、
時間も短時間でサッと済ませるの。それがまたスリルあってさ。
バレるかもしれないってヒヤヒヤするんだけど、それがまた最高なんだよね」
恵の声は、どこか高揚していた。
有希乃は、二人の話を聞きながら、表面上は笑顔で頷いていたが、
内心は穏やかではなかった。自分とは全く違う世界。
夫との関係は、すでに何年も前からセックスレス。そんな自分にとって、
二人の話は、まるで遠い異国の物語のように響いた。
しかし、同時に、その過激で、ある意味で享楽的な内容は、
有希乃の乾ききった心臓に、まるで強力な電気ショックを与えられたかのように、
ビリビリと響き渡った。凍りついていた感情が、微かに溶け出すような感覚。
(私には、そんな刺激なんて…)
有希乃は、グラスの中の水を静かに見つめた。夫との穏やかで、
しかし刺激のない日常。それは、平和といえば平和だが、有希乃の心は、
もう長い間、枯れ果てた砂漠のようだった。二人の話は、彼女の心に、
忘れかけていた「女」としての感情を、微かに揺り動かした。
そして、何よりも彼女の奥底に眠る女としての本能を刺激したのは、
クラスメイトの男たちの視線だった。
学生時代、有希乃は決して目立つ存在ではなかった。どちらかと言えば、
教室の隅でひっそりとしていた、地味な女子の一人。
そんな自分に、まさか向けられるとは思いもしなかった視線。
それは、当時の彼らからは決して向けられることのなかった、
しかし男ならば誰もが奥底に隠し持つ、あの「性的な視線」だった。
同窓会の開始からしばらく経ち、有希乃は料理を取りにビュッフェ台へ向かった。
その途中で、学生時代にほとんど話したことのない男子生徒の一人、田中と目が合った。
彼は、学生時代は目立たないタイプだったが、今は見るからに体格がよくなり、
スーツ姿が様になっていた。
「あれ、有希乃じゃん!久しぶり!」
田中は、予想外に気さくに話しかけてきた。
彼の視線が、有希乃の全身をゆっくりと舐めるように動く。
特に、胸元で一瞬、止まったような気がした。
有希乃は、思わず胸元を隠すように腕を組み直したが、彼の視線は、
すでに彼女の腰から下へと移っていた。
まるで、彼女の体を品定めするような、あるいは獲物を値踏みするような、
動物的な、しかし確かな熱を帯びた視線。
それが、現在の自分に向けられているという事実に、有希乃の体はゾクリと粟立った。
「…田中くんも、久しぶりだね。元気?」
有希乃は、ぎこちない笑顔で答えた。田中の視線は、有希乃の返事を聞きながらも、
彼女の体から離れようとしない。
「うん、元気元気!有希乃も、変わったな~。昔はもっとおとなしい感じだったけど、
なんか、色気が出てきたっていうかさ」
田中は、わざとらしくそう言って、にやりと笑った。
彼の言葉は、有希乃の心臓に直接響いた。色気。
そんな言葉を、男性から投げかけられたのは、いつぶりだろうか。
嫌悪感よりも先に、言いようのない高揚感が、有希乃の胸に広がっていく。
「そんなことないよ。私ももう、30だし…」
「いやいや!30が最高なんだって!なんか、余裕があるっていうか、
大人の魅力ってやつ?俺、そういうの、めっちゃ好きだわ」
田中は、そう言って、有希乃の肩にポンと軽く手を置いた。
その瞬間、有希乃の身体に電気が走ったような感覚が走った。
彼の指先から伝わる、生々しい体温。それは、夫の体温とは全く違う、
異性からの、確かな熱を帯びた刺激だった。
別の場所では、学生時代にサッカー部でエースだった健太が、
友人たちと笑いながら話していた。彼の視線が、ふと有希乃に向けられた。
その目は、以前のような明るく爽やかなものではなく、
どこか獲物を狙うかのような、鋭い光を宿していた。
健太は、友人との会話を中断し、有希乃の方へゆっくりと歩み寄ってきた。
「有希乃、久しぶり!元気にしてた?」
健太の声は、以前よりも低く、落ち着いた響きがあった。
しかし、その声の奥には、どこか粘りつくような、甘い響きが混じっているように感じられた。
「健太くんも、久しぶり。元気だよ」
「そっか。なんか、雰囲気変わったね。大人っぽくなったっていうか、すごく…魅力的になった」
健太は、そう言って、有希乃の瞳をまっすぐに見つめた。
その視線に、有希乃は思わず目を逸らしたくなった。
彼の瞳の奥には、彼女の隠された欲望を、すべて見透かしているかのような、
深い闇が潜んでいるように感じられたからだ。
「ありがとう。健太くんも、相変わらずかっこいいね」
有希乃は、精一杯の笑顔で返したが、心臓は激しく脈打っていた。
健太の視線は、有希乃の顔から、ゆっくりと首筋、そして鎖骨のラインへと降りていく。
まるで、彼女の体を一寸の隙もなく、じっくりと味わっているかのように。
「結婚したんだってね。おめでとう」
健太は、どこか皮肉めいた響きを帯びた声で言った。その言葉に、有希乃の胸がチクリと痛んだ。
彼の視線は、有希乃の左手の薬指に一瞬向けられ、すぐにまた、彼女の体へと戻った。
「有希乃さ、俺、昔から、ちょっと気になる存在だったんだよね」
健太は、そう言って、有希乃の耳元にそっと顔を寄せた。その吐息が、有希乃の耳朶をくすぐる。
「まさか、こんな場所で、こんな風に話せるなんて思わなかったけど。
今度、ゆっくり二人で、昔話でもしない?もちろん、内緒でさ」
その言葉の奥に、明確な誘いが込められていることを、有希乃は瞬時に理解した。
それは、夫には決して話せない、背徳的な誘惑。
田中の露骨な視線と、健太の巧妙な誘い。それらが、有希乃が長らく忘れかけていた
「女としての欲求」を、まるで熱い鉄を押し当てられたかのように鮮明に呼び覚ました。
凍りついていた何かが、パキパキと音を立ててゆっくりと溶け出し、
彼女の血液が熱を帯びていく。
それは、夫に性的に求められなくなって久しい、有希乃の体が、
まだ「女」として生きていることを告げる、衝撃的な覚醒だった。
その夜、有希乃はベッドの中で、夫の隣で、久しく感じたことのない
自分自身の体の疼きに戸惑い、そして少しの興奮を覚えた。
夫はすでに深い眠りについており、規則正しい寝息を立てている。
有希乃は、静かに夫の寝顔を見つめた。
そこには、かつて有希乃を熱く見つめた情熱的な眼差しはもうない。
ただ、安らかな、しかしどこか見慣れた、疲弊した男の顔があるだけだ。
(こんなにも近くにいるのに、夫は私を女として見てくれない…)
有希乃の心は、深い寂しさに包まれた。まるで透明人間になったかのように、
夫の視界から、そして彼の性的な対象から、自分が消え去ってしまったような感覚。
しかし、その一方で、同窓会での男性陣の視線が、有希乃の脳裏に鮮やかに蘇った。
田中が見つめていた、彼女の胸元から腰にかけてのライン。
健太の熱を帯びた、そしてどこか肉欲を感じさせるまなざし。
(彼らは、私を女として見ていた。私には、まだ、色気があるって…)
夫には求められない、枯れた日常。しかし、同窓会で向けられた視線は、
有希乃の中に眠っていた「女」としての価値を、まざまざと見せつけた。
その対比は、有希乃の心を激しく揺さぶった。
夫の隣で、自分の太ももにそっと触れてみる。肌の上を滑る指先の感触。
そこから伝わる、微かな熱。それは、同窓会で感じた、男たちの視線が、
今もなお、自分の肌に吸い付いているかのような錯覚をもたらした。
(私、まだ、女なんだ…)
心の奥底で、そんな声が響いた。それは、何年も前に置き去りにしてきたはずの、
しかし確かに存在していた、有希乃自身の本能的な叫びだった。
体の奥底で、何かが疼く。それは、夫にはもう満たせない、自分自身の中に潜む、
もっと深く、もっと濃密な「女」の欲求。
その夜、有希乃は、眠れないまま、自分の体の奥底で蠢く、抗いがたい渇望に、
初めて真正面から向き合った。
残酷なまでの現実を突きつける場となった。
会場は、都心のおしゃれなレストランの一室を貸し切って行われた。
昔と変わらない賑やかなBGMが流れる中、有希乃はどこか居心地の悪さを感じていた。
学生時代の無邪気な笑顔の裏で、女友達は「最近ね、不倫しちゃってさ」
「あの既婚者、本当にヤバいのよ」と、生々しい不倫の武勇伝を語り合った。
「ねえねえ、聞いてよ有希乃!最近さ、会社の取引先の既婚者と、
もう一線を越えちゃってさ~」
そう話すのは、学生時代から奔放な性格だった美紀だ。
彼女はグラスを傾け、どこか自慢げな表情で続ける。
「最初はただの飲み友達だったんだけどね。向こうがやたら熱心でさ。
『奥さんとはもう何年もレスで…』なんて言われて、私もついつい、ね?
奥さんいる男って、なんであんなに色気があるんだろうね?禁断の果実ってやつ?」
美紀の隣で、恵も大きく頷く。
「わかるー!私もね、実は最近、会社の先輩と…」
恵は言葉を濁したが、その顔には、隠しきれない優越感が滲み出ていた。
「奥さんには絶対バレないように、ホテルも毎回違う場所にして、
時間も短時間でサッと済ませるの。それがまたスリルあってさ。
バレるかもしれないってヒヤヒヤするんだけど、それがまた最高なんだよね」
恵の声は、どこか高揚していた。
有希乃は、二人の話を聞きながら、表面上は笑顔で頷いていたが、
内心は穏やかではなかった。自分とは全く違う世界。
夫との関係は、すでに何年も前からセックスレス。そんな自分にとって、
二人の話は、まるで遠い異国の物語のように響いた。
しかし、同時に、その過激で、ある意味で享楽的な内容は、
有希乃の乾ききった心臓に、まるで強力な電気ショックを与えられたかのように、
ビリビリと響き渡った。凍りついていた感情が、微かに溶け出すような感覚。
(私には、そんな刺激なんて…)
有希乃は、グラスの中の水を静かに見つめた。夫との穏やかで、
しかし刺激のない日常。それは、平和といえば平和だが、有希乃の心は、
もう長い間、枯れ果てた砂漠のようだった。二人の話は、彼女の心に、
忘れかけていた「女」としての感情を、微かに揺り動かした。
そして、何よりも彼女の奥底に眠る女としての本能を刺激したのは、
クラスメイトの男たちの視線だった。
学生時代、有希乃は決して目立つ存在ではなかった。どちらかと言えば、
教室の隅でひっそりとしていた、地味な女子の一人。
そんな自分に、まさか向けられるとは思いもしなかった視線。
それは、当時の彼らからは決して向けられることのなかった、
しかし男ならば誰もが奥底に隠し持つ、あの「性的な視線」だった。
同窓会の開始からしばらく経ち、有希乃は料理を取りにビュッフェ台へ向かった。
その途中で、学生時代にほとんど話したことのない男子生徒の一人、田中と目が合った。
彼は、学生時代は目立たないタイプだったが、今は見るからに体格がよくなり、
スーツ姿が様になっていた。
「あれ、有希乃じゃん!久しぶり!」
田中は、予想外に気さくに話しかけてきた。
彼の視線が、有希乃の全身をゆっくりと舐めるように動く。
特に、胸元で一瞬、止まったような気がした。
有希乃は、思わず胸元を隠すように腕を組み直したが、彼の視線は、
すでに彼女の腰から下へと移っていた。
まるで、彼女の体を品定めするような、あるいは獲物を値踏みするような、
動物的な、しかし確かな熱を帯びた視線。
それが、現在の自分に向けられているという事実に、有希乃の体はゾクリと粟立った。
「…田中くんも、久しぶりだね。元気?」
有希乃は、ぎこちない笑顔で答えた。田中の視線は、有希乃の返事を聞きながらも、
彼女の体から離れようとしない。
「うん、元気元気!有希乃も、変わったな~。昔はもっとおとなしい感じだったけど、
なんか、色気が出てきたっていうかさ」
田中は、わざとらしくそう言って、にやりと笑った。
彼の言葉は、有希乃の心臓に直接響いた。色気。
そんな言葉を、男性から投げかけられたのは、いつぶりだろうか。
嫌悪感よりも先に、言いようのない高揚感が、有希乃の胸に広がっていく。
「そんなことないよ。私ももう、30だし…」
「いやいや!30が最高なんだって!なんか、余裕があるっていうか、
大人の魅力ってやつ?俺、そういうの、めっちゃ好きだわ」
田中は、そう言って、有希乃の肩にポンと軽く手を置いた。
その瞬間、有希乃の身体に電気が走ったような感覚が走った。
彼の指先から伝わる、生々しい体温。それは、夫の体温とは全く違う、
異性からの、確かな熱を帯びた刺激だった。
別の場所では、学生時代にサッカー部でエースだった健太が、
友人たちと笑いながら話していた。彼の視線が、ふと有希乃に向けられた。
その目は、以前のような明るく爽やかなものではなく、
どこか獲物を狙うかのような、鋭い光を宿していた。
健太は、友人との会話を中断し、有希乃の方へゆっくりと歩み寄ってきた。
「有希乃、久しぶり!元気にしてた?」
健太の声は、以前よりも低く、落ち着いた響きがあった。
しかし、その声の奥には、どこか粘りつくような、甘い響きが混じっているように感じられた。
「健太くんも、久しぶり。元気だよ」
「そっか。なんか、雰囲気変わったね。大人っぽくなったっていうか、すごく…魅力的になった」
健太は、そう言って、有希乃の瞳をまっすぐに見つめた。
その視線に、有希乃は思わず目を逸らしたくなった。
彼の瞳の奥には、彼女の隠された欲望を、すべて見透かしているかのような、
深い闇が潜んでいるように感じられたからだ。
「ありがとう。健太くんも、相変わらずかっこいいね」
有希乃は、精一杯の笑顔で返したが、心臓は激しく脈打っていた。
健太の視線は、有希乃の顔から、ゆっくりと首筋、そして鎖骨のラインへと降りていく。
まるで、彼女の体を一寸の隙もなく、じっくりと味わっているかのように。
「結婚したんだってね。おめでとう」
健太は、どこか皮肉めいた響きを帯びた声で言った。その言葉に、有希乃の胸がチクリと痛んだ。
彼の視線は、有希乃の左手の薬指に一瞬向けられ、すぐにまた、彼女の体へと戻った。
「有希乃さ、俺、昔から、ちょっと気になる存在だったんだよね」
健太は、そう言って、有希乃の耳元にそっと顔を寄せた。その吐息が、有希乃の耳朶をくすぐる。
「まさか、こんな場所で、こんな風に話せるなんて思わなかったけど。
今度、ゆっくり二人で、昔話でもしない?もちろん、内緒でさ」
その言葉の奥に、明確な誘いが込められていることを、有希乃は瞬時に理解した。
それは、夫には決して話せない、背徳的な誘惑。
田中の露骨な視線と、健太の巧妙な誘い。それらが、有希乃が長らく忘れかけていた
「女としての欲求」を、まるで熱い鉄を押し当てられたかのように鮮明に呼び覚ました。
凍りついていた何かが、パキパキと音を立ててゆっくりと溶け出し、
彼女の血液が熱を帯びていく。
それは、夫に性的に求められなくなって久しい、有希乃の体が、
まだ「女」として生きていることを告げる、衝撃的な覚醒だった。
その夜、有希乃はベッドの中で、夫の隣で、久しく感じたことのない
自分自身の体の疼きに戸惑い、そして少しの興奮を覚えた。
夫はすでに深い眠りについており、規則正しい寝息を立てている。
有希乃は、静かに夫の寝顔を見つめた。
そこには、かつて有希乃を熱く見つめた情熱的な眼差しはもうない。
ただ、安らかな、しかしどこか見慣れた、疲弊した男の顔があるだけだ。
(こんなにも近くにいるのに、夫は私を女として見てくれない…)
有希乃の心は、深い寂しさに包まれた。まるで透明人間になったかのように、
夫の視界から、そして彼の性的な対象から、自分が消え去ってしまったような感覚。
しかし、その一方で、同窓会での男性陣の視線が、有希乃の脳裏に鮮やかに蘇った。
田中が見つめていた、彼女の胸元から腰にかけてのライン。
健太の熱を帯びた、そしてどこか肉欲を感じさせるまなざし。
(彼らは、私を女として見ていた。私には、まだ、色気があるって…)
夫には求められない、枯れた日常。しかし、同窓会で向けられた視線は、
有希乃の中に眠っていた「女」としての価値を、まざまざと見せつけた。
その対比は、有希乃の心を激しく揺さぶった。
夫の隣で、自分の太ももにそっと触れてみる。肌の上を滑る指先の感触。
そこから伝わる、微かな熱。それは、同窓会で感じた、男たちの視線が、
今もなお、自分の肌に吸い付いているかのような錯覚をもたらした。
(私、まだ、女なんだ…)
心の奥底で、そんな声が響いた。それは、何年も前に置き去りにしてきたはずの、
しかし確かに存在していた、有希乃自身の本能的な叫びだった。
体の奥底で、何かが疼く。それは、夫にはもう満たせない、自分自身の中に潜む、
もっと深く、もっと濃密な「女」の欲求。
その夜、有希乃は、眠れないまま、自分の体の奥底で蠢く、抗いがたい渇望に、
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