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第一章
1-1 卒業式後の教室
しおりを挟むこの世界には、100年に一度の周期で訪れる、忌むべき厄災がある。
血のように赤い龍爪花が咲き乱れ、色を変えて深淵の黒へ染まった頃、誘われるように出現した異界の門が、呪いの言葉と共に扉を開くのだ。
扉から解き放たれた数多の凶悪な魔物が、平和だった世界に解き放たれ、無力な人々を蹂躙して喰らい尽くしていく。
それを重く見た神々は、今までのように地上へ無関心ではいられなかった。
突如現れた異界の門を閉じるために力を使い果たした神々は、地上に放たれた異界の魔物に蹂躙される人々のため、自分たちを創造した神――創造神に祈りを捧げたのである。
神々と人々の祈りの声は深き眠りに就いていた創造神に届き、異界の魔物と戦う力である『加護』を神と人へ授けたのだ。
それは、神々と人の間で成立する契約であった。
創造神の慈悲により、神々と人は異界の魔物と戦う術を得たのである。
成人の儀式を経て、魔物に抗う術を持った人々は神に祈りを捧げ、神は祈りの力を得て人々を守るために力を注ぐ。
神と人、この世界に生きる者が手を取り合って、異界の脅威と戦う世界――
それが、今までは名も無き世界であった、アルムントの始まりである。
「――とまあ、そういうことで、人々は皆、成人の儀を通して神から『加護』を与えられるんだ。キミたちも、学園を巣立つと同時に『加護』を授けられる。その『加護』が、キミたちの今後を明るく照らしてくれることを、俺はここから祈っているよ」
教壇に立つ長身の教師は生徒達にそう言った。
ガッシリとした体に教員用の黒いローブを纏う教師と、彼を前にして大人しく席へ着いている生徒。
一見、普通の授業風景だ。
しかし、頭に思い浮かべる授業風景の中で、一つだけ違うものがそこにはあった。
教壇に立ち、優しい言葉をかけている教師は、何故か龍を模した仮面を付けている。
黒いローブに合わせた金属製の黒い仮面は不気味……というよりも、芸術性を感じる仕上がりだ。
芸術品に見えても教師という立場上、仮面を付けているだけで怪しい。
それなら、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出しそう――だと思ったら大間違いだ。
陰りや妖しいイメージと正反対の、明るくハキハキとした物言いで話をしている。
声だけ聞いていれば、誰もが好青年という印象を抱くだろう。
総合的に見て『ミステリアスではなく仮面の変人』という印象を相手に植え付けてしまう彼を、生徒も最初は警戒していた。
しかし、今ではそんな時間が勿体なかったと後悔するほど、彼はとても良い教師だったのである。
そんな彼の話を、真剣な表情で聞いている生徒が一人。
彼女はアメジストを連想させるような輝きを持つ紫色の瞳で教師を見上げ、期待と不安の入り交じる表情をしている。
換気のために開け放たれた窓から入る風に揺れる長い銀色の髪と、いつも身につけている透け感のある桜の花のような髪飾りが特徴的な少女であった。
彼女の名は、ユスティティア・ルヴィエ。
この国、ノルドール王国のルヴィエ侯爵家の長女だ。
そして、王太子に即位したランドール・ヴァルグレンの婚約者でもあった。
次期国王の妃になるべく、沢山の事に取り組んできた彼女ではあったが、そんな彼女を「努力する事しか能が無い」と陰口をたたく者も多い。
すべての原因は、彼女の見た目にあった。
パッと見て判るほど、ぽっちゃりとして見えるのだ。
それは、線の細い婚約者に並ぶと、とても目立ったのである。
制服からのぞく首回りや手足だけを見ていたら、それほど太っているように見えないのだが、ドレスを着ると必ず笑われてしまう。
これは一概に彼女のせいとは言えなかった。
コルセットを廃止し、窮屈だったドレスに長年我慢してきた反動か、今度は正反対のゆったりとしたドレスが主流となったのだ。
肌を露出させずに布地で覆い、袖も余裕を持たせてふんわりとさせるデザイン。
それは、人より胸が大きく、ヘタなドレスを着ると太って見えてしまうユスティティアとは、相性が最悪とも言うべきデザインだ。
しかし、それを知っても彼女の母は流行のドレス以外を認めなかった。
人々に陰口を言われてしまうほど似合わないドレスでも、流行を追い求めないのは女の恥でナメられるとキツく言い聞かせられ、ずっと着用することになったのだ。
ドレスを着てパーティーへ行けば、陰口をたたかれ笑われる。
それが当たり前になっていた彼女が、王太子の婚約者になったのは意外だった。
勿論、恋愛感情がからんでの婚約では無い。
原因は、彼女の髪と瞳の色である。
この世界に存在する国には、それぞれ『守護神』が存在する。
そして、その力に影響されるからなのか、『守護神』の特徴を持つ人が多く存在するのだ。
この国――ノルドール王国を例に挙げて言うのなら、守護神は『太陽神ガルバタール』である。
黄金の髪と青い瞳を持つ神が守護する影響か、この国では黄金の髪と青い瞳の人が多い。
そんな中で、青みがかった銀色の髪と紫色の瞳という、この国では珍しい色を宿す彼女は、月の女神ラムーナの『加護』を与えられる器ではないかと噂されていた。
太陽神ガルバタールの愛する月の女神ラムーナの『加護』を持つ者は、過去にも存在している。
彼女たちは月の女神ラムーナから賜った『加護』である【治癒の加護】の力を得て、その時代の聖女として活躍し、歴史に名を刻んだのだ。
つまり、周囲は過去の事例から彼女が月の女神ラムーナの『加護』を与えられるだろうと判断し、王太子の婚約者としたのである。
それを、当の王太子が不服に思っていても、誰も聞き入れなかったという。
彼女が得るだろう『加護』は、それほど周囲から注目されていたのだ。
「そうだ、卒業してしまったキミたちへ教師として最後に、これだけは言っておこうかな」
神殿へ向かう際は、神官の指示に従う旨を伝えていた仮面の教師――グリューエン・キスケは、教室内の生徒を見渡して言った。
「与えられる『加護』は、どんなものであっても意味がある。その意味をシッカリと考えて欲しい。世間一般に言われている『加護』の評価は、以前に使っていた人の評価であり、自分の評価ではない。そこを勘違いしないように。その『加護』で自分に何が出来るのか……それが一番大事なんだよ。力は力でしかないんだから……ね?」
彼の言葉は落ち着かないユスティティアの心に、じんわりと染みこむように落ちてきた。
周囲から勝手に期待され、素晴らしい『加護』を与えられて当然だと思われている彼女の肩にのしかかる重圧は、言葉に出来ないほど重いものだ。
どんな『加護』を与えられるのかという期待を抱いている生徒が多い中、それ以上の重圧に苦しんでいたユスティティアは、キスケの言葉に救われた気分であった。
(自分が与えられた『加護』で……出来る事……過去の評価に囚われず、自分が何をすべきか……考えること……)
胸の前でぎゅっと拳を握ったユスティティアに、キスケは笑いかける。
「まあ、何かあったら遠慮無く相談しなさい。卒業しても、キミたちは俺の生徒なんだからね」
「何があっても仮面をずーっと外さなかった怪しい先生に相談ねぇ」
教室内で誰かがそんなことを言った……が、それを聞いた他の生徒が小さく吹き出し、すぐに大きな笑い声へと変わっていく。
同意して笑っている賑やかでいながらも、あたたかい空気感に、ユスティティアは強ばっていた体から力を抜いた。
「しょうがないでしょ? 人には見せられない傷跡があるんだよ」
「えー? でもさ、少しくらい良いじゃん!」
「ダメダメ。キミたちとの最後の記憶がソレなんて、先生が泣いちゃうでしょ?」
「先生が泣くのかよ!」
「でもさ、先生って本当に謎だったよなぁ……飲み食いする時まではずさねーし。仮面を上へずらして食べるとか……どこまで徹底してんだよ。まあ、俺は面白かったけど!」
「私もー!」
教室内でキャッキャはしゃいでいるのは、王都に住む平民を中心としたグループのようだ。
貴族達はしらけた様子で見ていたが、邪魔はしない。
目の前の教師に逆らえば面倒ごとになることを、この学園生活で嫌というほど理解させられたからである。
態度が悪いと「健全な精神は強靱な肉体と密接な関係があるって知っているかい? ものは試しようだから、校庭を20周、軽くいってこようか!」などと言い、貴族や王族など関係無く問答無用で校庭へ引きずって行かれる。
本来、王族を前にしたら萎縮しそうなものだが、この担任の態度が変わることは無かった。
そういう意味でも、王太子のいるクラス担任をキスケにした学園長の判断は正しかったのだろう。
(いいな……私、最後まで……あの輪の中に入っていけなかった……)
キスケとクラスメイトが仲良く話をしている姿を眺めていたユスティティアは、小さく溜め息をつく。
本当は、もっと楽しい学園生活を送りたかったというのが、彼女の本音だ。
しかし、王太子の婚約者という立場だけではなく、自分の容姿に激しいコンプレックスを抱いていたユスティティアは、ヘタに動くことが出来なかったのである。
「さて、名残惜しいけれども……卒業式が終わったキミたちとは、一旦、ここでお別れだ。それぞれ神官の指示に従って、神殿へ移動して【成人の儀】を執り行うように。いいね?」
「はーい!」
「うんうん、良い返事だ。くれぐれも、何かあったら相談するように! いいかい? 一人で抱え込むことが無いようにね」
「先生は心配性だなぁ」
「先生なんだから、心配くらいさせてよ。生まれや家柄、性別や種族も関係無い。俺はキミたちの先生なんだからね」
彼の言葉に感極まったのか、数人の生徒が我慢していたものを溢れさせ、慌てて目元を拭う。
よく見れば、一部の生徒以外は涙を滲ませ、弱々しく「先生……」と鼻を鳴らしている。
ユスティティアも鼻の奥がツンとしたが、必死に唇を噛みしめて堪えた。
クラスメイトと打ち解けるほど仲良くは出来なかったが、それでも楽しかったと言える日々を送れたと、彼女は口元に笑みを浮かべる。
顔を上げた彼女は、仮面の教師とバッチリ目が合い、ドキリとしてしまう。
(泣きそうになっていたのを……見られた? 不甲斐ないわ……将来王妃となるのに……感情のコントロールが出来ないなんて……)
目を伏せたユスティティアの耳に、教室の扉をノックする音が聞こえてきた。
どうやら、神官がやってきたらしい。
「ご苦労様です」
「キスケ先生も、お疲れ様でした。では、皆様を神殿へご案内させていただきますね」
「はい、よろしくお願いします。俺は……アレなんで」
「そうでしたね……本当にお疲れ様でした」
白いローブの神官が数名入ってくるが、明らかに豪華な白いローブを身に纏った男性がキスケに深々と頭を下げた。
心から感謝している――そんな様子である。
「え? 先生は来ないの?」
「あー、うん。俺ってほら……この国の人間じゃ無いでしょ? だから、この後の行事は参加出来ないんだよね」
「あ……」
キスケと一番仲の良い生徒が質問すると、彼は申し訳なさそうに後頭部を掻きながら、明るい声で答えた。
彼の話す言葉に違和感が無いから失念していた生徒が多いようで、王太子であるランドールも目を見開いている。
「では……グリューエン・キスケ先生、長い間ありがとうございました。おかげで、色々と学ばせていただき、有意義な3年間だったと思います」
「王太子であるキミに、そう言われるのは悪くないね。だけど……最後に一つだけ――キミは、もう少し……自分の欲望を捨てて自制するべきだ。これが、俺から言える、最後のアドバイスだよ」
「ご忠告、痛み入ります」
一礼してキスケの前を通り過ぎ、神官に傅かれながら教室を後にするランドールの反応に、クラスメイト達は軽く溜め息をついた。
彼が将来国王になることへ対する不安を抱いているのは、何もこのクラスの生徒だけではない。
王太子である彼の悪癖を知る者たちは、大人しく荷物をまとめているユスティティアを眺める。
その視線は、とても同情的だ。
そんな中、廊下からは甲高い女の声が聞こえてきた。
「あー、ランドール様ぁ! もう行くのですかぁ? 私もご一緒したいですぅ」
舌っ足らずな甘い声に、教室内の女生徒が憮然とした表情になるが、荷物をまとめているユスティティアは気づいていない。
むしろ、ここまで来ると、本人が自覚しないうちに彼らをシャットアウトしているのではないだろうかと不安になるほどだ。
「あの女好き……どーにかなんねぇのかなぁ」
王都では知らない者はいないほど大きな道具屋の跡取り息子の言葉に、ユスティティアとキスケ以外の全員が密かに頷くのであった。
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