黎明の守護騎士

月代 雪花菜

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南の辺境ヘルハーフェン

9.神獣・鳳凰

 
 
 これ以上、手間をかけさせるのも気が引け、湯を用意してくれるという宿のサービスを断り、洗浄石を使って体の汗や汚れを取り払ったあと、今日は早々に休もうとベッドに腰掛けた。
 どうやら今日一日楽しかったのか、はしゃぎすぎて疲れたらしいノエルは、ベッドの中にもぞもぞと潜り込んだかと思ったら、すやすやと寝息を立てている。
 早いな……
 明日は、南の辺境伯と対面することになるだろう。
 クセのある方だと聞いているが……どんな方であろうとも、情報を提供してもらわなくてはならない。
 王太子殿下を失うわけにはいかないのだ。

 しかし……
 ルナティエラ嬢が黄金の光に包まれてから、本当に色々あった。
 あのときには、まさか己が昔話や童話に出てくる『黎明の守護騎士』になるなんて考えもしかなったが……現在は指輪状態に変化しているアイギスを見て、苦笑が浮かんだ。

『眠れんのか?』
「いえ、今日はそろそろ休もうと思いますが……卒業記念パーティーから、色々とあったな……と思いまして」
『そうだな……』

 今でも忘れない。
 目の前で彼女が消えてしまった時に感じた、安堵と言いようのない喪失感を……
 私では守れなかった。
 守ることができなかった。
 それが、ただ悔しい。

『僕の愛し子は、少しずつ記憶を正常に戻しつつある。大分、書き換えられてしまっていたからな……特に、お前絡みのことをセルフィスとの記憶だったと偽り、距離を取られないよう、嫌われて拒絶されないようにしていたようだ』
「……そうですか」

 以前から違和感はあった。
 特に、最北端の地へ赴き帰ってきたときに感じていたものだ。
 私との記憶がおぼろげで、暫くそばにいるとハッとしたように思い出す。
 何かあったのかと尋ねると「なんでもない」と笑って誤魔化していたが、アレは記憶の侵食や改ざんから生じる矛盾に違和感を覚えていたのだろう。

「卒業記念パーティーの時は……向けられたことのない視線を彼女から感じて……少し狼狽えました」
『あの時は、特に酷かったからな。お前のことも敵だと思っていたことだろう』
「私が、彼女を傷つける敵になることなど……あるはずがないのに……」
『そうだな。お前は、絶対に僕の愛し子を傷つけない。命をかけても守り通す。僕は、それを知っている』

 柔らかく笑い、隣に座った主神オーディナルは、幼子を慰めるように頭を優しく撫でた。
 少しだけくすぐったいそれを甘んじて受け、意外と気にしていたらしい自分に驚きを隠せない。

『そんなにショックだったか』
「……多分」
『許してやってくれ。あの子の本意ではない。アレは奴らの術中にはまっていたのだ』
「わかっております」
『……だから、お前たちを外へ出したくなかったのだ。傷つき疲れ果て、ボロボロになると言ったではないか』
「しかし、私達が庭園を出なければ、この世界はどうなっていたのですか」

 そうだなと少しだけ思案した主神オーディナルは、世間話でもするかのように軽い口調で語りだした。

『この世界に生きる人間が、半数ほど減るだけだ。あちらの世界も、ただでは済まなかっただろうが、大した問題ではない』

 人類が半数でも減ることが問題ではないという主神オーディナルの言葉に、寒気すら感じる。
 この世界に生きている者たちを、大切にしている主神オーディナルの姿に嘘偽りはない。
 しかし、その生命と私達を天秤にかけると、こちらへ重きを置く。
 冷酷に命を切り捨て、私達を護ろうとする。
 それが深い愛情であるとわかっているからこそ、ルナティエラ嬢は外へ出ることを望んだのだろう。
 いや、私もそれを望んだはずだ。

 主神オーディナルは慈悲深い反面、とても冷酷である。

 精一杯生きている者たちを慈しみ守る姿。
 しかし、大切な者たちを傷つける相手には容赦をしない冷酷な姿。
 かの神が『いらない』と断じれば、国など簡単に滅ぶのだ。

 創造神と破壊神。
 表裏一体であるという言葉を思い出し、妙に納得してしまったが、できるだけ『破壊神』としての仕事はしてほしくないので、最終的にはルナティエラ嬢に泣き落としてもらうしか無いだろう。

『まあ、本当に大切な記憶に触れさせないための封印は、ちゃんと機能しているようだし、奴らも手が出せないようだから安心だ』

 そうか、改ざんされないように守るために必要な措置だったということか。
 確かに、全く覚えていない記憶を塗り替えることはできないだろう。
 本人たちがおぼろげに思い出すならまだしも、欠片すら思い浮かべなかったのだ。
 庭園の記憶にまつわるものを思い出し始めたのは、最近のことだと考えれば、主神オーディナルとの再会が鍵となっていたのかもしれない。

『記憶の改ざんか……記憶を操るのが得意だったアイツは封印されているから、手は出せないはずだし、ヤツ関連の何かがあったか? ユグドラシルとあの子達が命をかけて施した封印を破ることなんて出来んだろうし……』

 うぅむと唸る主神オーディナルの言葉にある『アイツは封印されている』『あの子達』というワードが妙に気になった。

「あの子……たち?」

 思わず呟いた言葉にピクリと反応した主神オーディナルは、とても寂しそうな……今にも泣き出しそうな顔をして笑う。

『そういえば、話す約束をしていたな』

 主神オーディナルの様子を見ていると、とてもお願いできるものではない。
 無理をしないでくださいと言いかける私を遮り、主神オーディナルは遠くを見つめながら、ぽつりぽつりと語り始める。
 それは、遠く……人には考えられないくらい、はるか昔にあった出来事であった。

『ある時、ユグドラシルの頂きに、卵型をした黄金の果実が実った。それは、とても眩しく、誰が管理者になるのだろうと、みんなで噂をしていたくらい美しかった。それから数日して、その見事な果実が地面に落ちたのだ。その時の落胆は言葉では言い表せなかった……落ちた果実に世界は作れないからな』

 主神オーディナルは、どこからともなく紅茶が注がれているカップを取り出し、私に渡してきた。
 かの神も、同じものを取り出してコクリと飲んで喉を潤す。
 長い話になるらしいと悟り、私もカップに口をつける。
 優しい味と良い香りがする紅茶に、体の緊張が少しほぐれた。

『その黄金の果実は土へ還り、ユグドラシルの養分となるのだろうと思いながらも、暫く様子を見ていた。すると、卵型のてっぺんに細かい亀裂が入り割れだしたのだ。アレにはみんな驚いたな』

 くくっと低く笑う主神オーディナルの言葉を聞き、なんとなくではあるが、その光景をイメージすることが出来た。
 本当に驚かれたのだろう。
 楽しげに笑う主神オーディナルは、今でも鮮やかにその時を思い出せるようだ。

『割れた中から、小さな丸っこい生き物が対となって出てきた。そうだな、僕の愛し子が変じるエナガという小鳥に似ているかもしれない。七色に輝く尾羽根が立派なのだが、愛くるしい大きく丸い瞳がとても可愛らしく、丸い体はふわふわな羽毛に包まれていて柔らかであった』

 ああ、あの姿か……
 私の中では、ミュリア・セルシア男爵令嬢の髪を引っ張り大暴れしている姿が印象的である。
 しかし、可愛らしい姿であることに間違いはない。

『黄金の果実から誕生したのは、『鳳凰』と呼ばれる、ユグドラシルと管理者を守護する神獣だったのだ』

 鳳凰という言葉に反応したのは、このためか……
 主神オーディナルの様子から察するに、とても大切で慈しむ存在。
 もしくは、愛情をとても注いでいる相手。
 その名が、セルフィス殿下とミュリア・セルシア男爵令嬢がつけている腕輪につけられていたとしたら、怒りすら感じるだろう。
 あの時の様子に、ようやく納得がいった。

「神獣・鳳凰……ですか」
『ああ、本当に可愛らしくてな。管理者全員で、よく世話をしたものだ。力を使うと黄金の毛色になる方をほう、銀色の毛色になる方をおうと呼ぶのだとユグドラシルは教えてくれた。対で一体となる神獣は、とても仲がよく、いつも一緒に行動していた』

 当時のことを思い出すように目を細め、口元に笑みを浮かべて語る主神オーディナルは、とても幸せそうである。
 先程の悲しみの顔は何だったのだろうと疑問すら感じたが、黙って話を聞く。
 きっと、この先にその答えがあるのだろう。

『あの子達には個性もあって、ほうは頭がよくキレ、危険な作業をしている者を注意したり、保護したり、飛び回って状況を見ていたが、おうの方は飛ぶのがちょっと苦手でな。飛び回るよりも管理者頭の上に乗って、好奇心旺盛にキラキラ目を輝かせて僕たちの作業をよく見ていたものだ』

 おうが頭の上からほうを呼ぶと、一緒になって頭の上に乗るから重いの何のって……と、愚痴っているように見えて嬉しげである。
 肩にしなさいと言っても聞かないのだと困ったように言っているのに、声の響きに宿る深い愛情が、なんともあたたかくて微笑ましい。

『あの子達のおかげで、僕たちは随分楽に作業をすることができた。力の増幅やユグドラシルの安定化を行う能力が大きかったのだ。生命を司っていたことが大きな要因だったのだろう』
「ユグドラシルの安定化?」
『実を育てるには、途切れることのない力の循環が必要になる。それをあの子達は誰よりも上手にできたんだよ。ユグドラシルの作り出す力の流れを円滑にし、ユグドラシルの実をより良く実らせる』

 まさしく、ユグドラシルと管理者の守護者だろう? と微笑まれ、確かにそうだと頷く。
 きっと、誰にでもできることではないのだろう。
 主神オーディナルたちの仕事にどう作用するか、正確にはわからなかったが、その言葉から感じる重要性は理解できた。

『大きくなれば、男女対であるから子供も生まれるのではないかと期待していた。きっとにぎやかになるだろうと、誰もがその成長を見守っていた』

 だが……そんな楽しくも明るい未来は訪れなかったのだと、主神オーディナルがカップを持つ手に力を込め、震える声で呟く。
 絶望にも似た悲しみが、その声には滲んでいた。

『ユグドラシルの力を我が物にしようとした愚か者がいた。ソレはあろうことか、ユグドラシルを傷つけたのだ。全ての世界の実が落ちるかもしれない危機に直面しているというのに、我々にはどうすることもできなかったのだ。そんな中、鳳凰は自らの命を持って、ユグドラシルと世界の果実を救い、その愚か者を封じ……』

 当時のことを思い出しているのだろう。
 いつもは威風堂々としている主神オーディナルが、今はとても小さく見える。
 震える肩と手、唇を震わせて言葉を必死に紡ぐ姿にいたたまれなくなった私は、主神オーディナルの手を握り、もう良いと言いかけたが、それを遮るように、全てを吐き出すように、かの神は低く……小さく呟いた。

『我々の前で全ての力を使い果たし……砕け散ってしまった』

 大切なものを喪った悲しみが、深く心を傷つけ、慟哭にも似た嘆きの声は、静かに薄暗い部屋へと溶けていく。
 暫くの沈黙の後、主神オーディナルの声が再び思い出を言葉として紡ぎ出したが、無理をしていることは明らかで、何故そこまでして語るのかがわからず、ただ聞くことしかできない。
 だが、それで少しでも楽になるのならと耳を傾ける。

『鳳凰の欠片から、昼と夜が生まれ、更に世界を管理するシステム上に、『太陽と月の神』という項目が誕生した。あの子達の力を引き継ぐ者たちだと思い、己の世界を持つ管理者は自分の世界に太陽と月の神を置いた。すると、世界の実は驚くほど安定し、ユグドラシルの負担が大幅に減ったのだ』

 あの子達は、死しても我々を守ってくれているのだと微笑む主神オーディナルの目が、少し赤いことに気づいてはいたが、見なかったことにした。
 大切な者を喪った管理者たちは、今もその太陽と月の神を見て、どう思っているのだろう。
 もしかしたら……主神オーディナルのように言葉にならない思いを抱えているのかもしれない。
 痛みを覚えながら、誰にも悟られることなく微笑んでいるのかもしれない。

 己の無力さを責めながら───

『僕は管理者の中でも、かなり力が強くてね。そのため、ユグドラシルの補佐をしていたから、果実を任されたのは随分後なのだ。その分、あの子達との時間は、誰よりも長かった。本当にやんちゃで困らされたが、何よりも愛しく……大切であった』

 それなのに、守ってやれなかった嘆く主神オーディナルの震える手を強く握りしめ、その心が少しでも癒えるように心から祈る。
 もういいのだ。
 貴方だけのせいではない。
 きっと、その鳳凰と呼ばれる神獣たちも、それを望んではいないだろう。

 優しくもあたたかく、幸せだったからこそ、辛い記憶となってしまった。
 主神オーディナルが必死に我々を護ろうとするのは、同じことを繰り返さないためなのだろう。
 少しばかり過保護であっても仕方がないのかもしれない。
 せめて、私達は主神オーディナルを悲しませないように、人としての生を全うしようと思った。

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