14 / 39
14.
しおりを挟む
あの急遽始まった現地調査から帰って来た後。
クロエはその日中に魔物の死体の解析を目当ての人物に頼んだ。結果が出るのはそれなりに時間がかかるだろう。
そしてその次の日には、騎士達を改めて呼び出した。そうして、一人一人の実力を知るために、戦闘訓練を行ったのだ。
普通に考えて、これはクロエの仕事ではない。本来であればこれも今回の任務のリーダーであるエルヴィヒの仕事だ。しかし、もはや流石というかなんというか、エルヴィヒは全く次回出撃の時の編成や準備をすることがなかった。むしろ、『戦略?テキトーでいいんじゃない~?クロエちゃんもジェレミー君も強いし』とまでアレは宣りやがったのだ。その発言を同じ場で聞いていた、あの日共に出撃していた騎士達の助けを求める様な目にクロエは耐えられなくなり、作戦・戦略を立てるために準備を進めたのだった。
エルヴィヒはただ単に『強い人間』を集めただけで、各人の能力や強さを雑にしか把握していなかったこともあり、攻撃の属性や相性の良い編成、支援の形、可能射程範囲などといった距離の型などなど全てを一からクロエが把握するために全員と戦闘を行った。手合わせという名のほぼ本気の殺し合いによって、各人の特徴と特性、そして実力を分析していったのだ。
各自の実力を資料に纏めたものを眺めながら、自室で頬杖をつく。
集められたこの騎士達はクロエ達よりも更に年若く、実力的にはまだまだ荒削りな部分もあるものの、かなり将来有望株ばかりのようだった。きっとこのまま暫く鍛え、バランスの良い編成を組んで戦略をたてれば、更に力を伸ばし、以前の戦闘など比にならないくらいにその高いポテンシャルを引き出すことが出来るだろう。
エルヴィヒなんかよりもかなり性格が素直な子が多いのもあるが、自分の受け持つ聖騎士団団員とはまた一味違い、団長としてではなく実力ある先輩として、少しでも技を盗もうと突撃する姿が可愛らしいと感じる。
育て甲斐のある後進達に思わず表情が緩んでいたところで、扉から4回控えめなノックの音が響いた。
「クロエさん、今お時間よろしいでしょうか」
「カルテ?ええ、大丈夫。入って」
「失礼します。先日、頼まれていた解析の結果が出ました」
「早かったわね?ありがとう、あとお疲れ様」
彼女は、魔物の死体を頼んでいた白騎士団所属の子だ。1週間はかかるかと踏んでいたが、3日ほどで結果をまとめた資料を持ってきたカルテの優秀さに舌を巻く。この子も戦闘要員ではないが、かなり優秀な子のようだ。
先程まで見ていた騎士達の資料を一旦机に置き、差し出された資料に目を通す。特に心の準備などしていなかったこともあるだろう。クロエは資料の内容に目を見開いた。
魔法による解析の結果、この魔物達は元・人間である、と――。
その文章に目を通したと同時に、カルテの方を向く。彼女はどことなく気まずそうに目を伏せていたが、見つめられているのが分かったと同時に、悲しそうな瞳を向けてくる。きっとこれらの『処分』をしたのがクロエ達だと知っているからだろう。
クロエは基本的に対魔物専門であり、人間と対峙することは殆どない。だから人間に手をかけるようなことは経験してこなかった。聖騎士について知っているだけに、カルテがクロエに気を遣っているのは明らかであった。
「そんな悲しそうな目をしないで。私は大丈夫だから」
「……その、でも、私はクロエさんは何も悪くないと思います。だって、魔物が元人間だなんて、私も聞いた事がないです。こんな残酷すぎる魔法――」
「うん。ありがとう。カルテは優しいのね」
「そんな、ことはっ!」
彼女の優しい言葉に心が暖かくなるのを感じた。こんな悪趣味にもほどがある、気持ちが悪い魔法、解析した側である彼女も気分が良くなかっただろうに、報告をされた側であるクロエにも気を遣ってくれているのだ。この子は根っからの優しい子なのだろう。流石、ジェレミーが所属している白騎士団で育った子なだけある。
改めて資料を読み進める。
この魔物達は、元々人間であったものの肉体を魔法で変質させた挙句、閉じ込めるように外側を魔法でコーティングすることで操られていたものである。だから、魔力の動きが変だと感じたのだな……なんて思考の片隅に浮かぶ。
もしかしたら、クロエが剣を突き立てた時、魔法を当てて燃やし尽くした時も中身に自我があり、中身では『やめて』と叫び、最終的には一方的に蹂躙されるがままの行為に助けを求めていたのかもしれない。
(考えるな!あの時はそれ以外に対抗手段はなかった)
そう。気付いていなかったこともあるが、これは『何かを特性ごと変質させる魔法』である。それは既に魔法なんて生易しいものではない。そこまでいくと、もはや『呪い』だ。
『呪い』というのは解呪するのがかなり難しい。
解き方として有効なものは術者を仕留めて、その魔法を解かせること。そしてもう一つだけ、これはかなり稀有な例ではあるが、解きたい側の術者がそのかけられた魔法の原理を知っており、同じ魔法が使えるという条件下の元、魔法をかけた術者以上の魔力でそれを上書きして、解くという方法しかない。実際のところ、後者についてはあまり聞いたことがない。
だからきっと、この後も魔物と対峙する度に、殺すしかないのだろう。これはエルヴィヒとジェレミー以外には伝えない方が良い情報かもしれない。きっと戦えなくなってしまう者や、あの時一緒にこの魔物らを倒した者達は酷いショックを受けるとクロエは考える。
この罪は自分達だけで背負えばいいのだ。彼らに隠したという罪ごと背負っていく。ジェレミーに関しては巻き込んでしまって少し申し訳ない気持ちがあるが、年長者としてクロエと共に知っておくべきことだろう。後進を護るのも先進者の務めだ。
資料を全て読み終わって、そんなことを考えていると、またカルテから声がかかった。
「クロエさん、その資料には書かなかったのですが、魔物の身体からは妙なモノが見つかったのです。見て頂いても良いでしょうか」
「……?ええ、むしろ情報が少しでも欲しいから、見せて」
「では、私に付いてきてください」
***
「クロエさん?……クロエさん!」
「っええ、ごめんなさい。少しボケっとしていたわ」
カルテがクロエの服の裾を引っ張り、声を掛けてくる。考え事に耽っていたこともあり、一瞬、声を掛けられていることに気づかなかった。連れてこられた死体安置室だった。独特なツンとする刺激臭が辺りに漂っており、あまり長居したい場所ではないなと思ってしまう。
「お見せしたかったのは、これです。魔力で覆われた内側、魔物の体内に埋め込まれていました。私にはこれがなんなのかはよく分からなかったのですが――クロエさん!?」
砕けてしまった小さな翠色の石を差し出される。
ソレに、先程よりも大きな驚きがクロエを襲う。ただでさえ先程まで吐きそうになっていたのに、今はそれを通り越して喉が引き攣る感覚に対して、思わず床に蹲ってしまった。カルテがクロエを心配する声が耳に入ってくるが、それに『平気だ』なんて装うような余裕もない。情けない、とは思えど、あまりの衝撃に呼吸をしていることすらも辛かった。戦場では気絶することはイコール死に直結する。こんな状況でも意識を失えないのが苦しかった。
何故、クロエはこんな状態になっているか。それはこの物体がクロエも良く知るものだったからだ。
『クロエ。これはな、俺お手製の”結界石”だ!』
『結界石……?』
『ああ。これを持っているだけで、ある程度の攻撃は弾いてくれる。特に今回のは強力な力を込めておいた!!きっと、副団長格となれば、危険な任務も回ってくるだろう。だからこれを常に持っておくんだぞ』
『ありがとう、コール』
過去の記憶が蘇る。一度、死にかけた時。リオンへの態度を見直すきっかけになったあの時――本来であれば、死ぬような怪我の筈だったが、治るような傷で済んだのはコレのお陰である――ヒビが入ってしまったが、クロエが貰ったソレと全く同じ魔力を纏って、同じ色をしているのだ。
彼が団長だった時は、ある程度の個数が騎士団内で配られていたが、いなくなってから数年。それを持っている者はもう殆ど王都にいないわけで、これがここに……この魔物が持っていたということは――。
敵の側に、あの人がいる。そしてかなり高い可能性で敵の上層部にいるか、彼の意志でないとしたら、彼より強い者に操られているのだろう。
そんな絶望的な事実だった。
クロエはその日中に魔物の死体の解析を目当ての人物に頼んだ。結果が出るのはそれなりに時間がかかるだろう。
そしてその次の日には、騎士達を改めて呼び出した。そうして、一人一人の実力を知るために、戦闘訓練を行ったのだ。
普通に考えて、これはクロエの仕事ではない。本来であればこれも今回の任務のリーダーであるエルヴィヒの仕事だ。しかし、もはや流石というかなんというか、エルヴィヒは全く次回出撃の時の編成や準備をすることがなかった。むしろ、『戦略?テキトーでいいんじゃない~?クロエちゃんもジェレミー君も強いし』とまでアレは宣りやがったのだ。その発言を同じ場で聞いていた、あの日共に出撃していた騎士達の助けを求める様な目にクロエは耐えられなくなり、作戦・戦略を立てるために準備を進めたのだった。
エルヴィヒはただ単に『強い人間』を集めただけで、各人の能力や強さを雑にしか把握していなかったこともあり、攻撃の属性や相性の良い編成、支援の形、可能射程範囲などといった距離の型などなど全てを一からクロエが把握するために全員と戦闘を行った。手合わせという名のほぼ本気の殺し合いによって、各人の特徴と特性、そして実力を分析していったのだ。
各自の実力を資料に纏めたものを眺めながら、自室で頬杖をつく。
集められたこの騎士達はクロエ達よりも更に年若く、実力的にはまだまだ荒削りな部分もあるものの、かなり将来有望株ばかりのようだった。きっとこのまま暫く鍛え、バランスの良い編成を組んで戦略をたてれば、更に力を伸ばし、以前の戦闘など比にならないくらいにその高いポテンシャルを引き出すことが出来るだろう。
エルヴィヒなんかよりもかなり性格が素直な子が多いのもあるが、自分の受け持つ聖騎士団団員とはまた一味違い、団長としてではなく実力ある先輩として、少しでも技を盗もうと突撃する姿が可愛らしいと感じる。
育て甲斐のある後進達に思わず表情が緩んでいたところで、扉から4回控えめなノックの音が響いた。
「クロエさん、今お時間よろしいでしょうか」
「カルテ?ええ、大丈夫。入って」
「失礼します。先日、頼まれていた解析の結果が出ました」
「早かったわね?ありがとう、あとお疲れ様」
彼女は、魔物の死体を頼んでいた白騎士団所属の子だ。1週間はかかるかと踏んでいたが、3日ほどで結果をまとめた資料を持ってきたカルテの優秀さに舌を巻く。この子も戦闘要員ではないが、かなり優秀な子のようだ。
先程まで見ていた騎士達の資料を一旦机に置き、差し出された資料に目を通す。特に心の準備などしていなかったこともあるだろう。クロエは資料の内容に目を見開いた。
魔法による解析の結果、この魔物達は元・人間である、と――。
その文章に目を通したと同時に、カルテの方を向く。彼女はどことなく気まずそうに目を伏せていたが、見つめられているのが分かったと同時に、悲しそうな瞳を向けてくる。きっとこれらの『処分』をしたのがクロエ達だと知っているからだろう。
クロエは基本的に対魔物専門であり、人間と対峙することは殆どない。だから人間に手をかけるようなことは経験してこなかった。聖騎士について知っているだけに、カルテがクロエに気を遣っているのは明らかであった。
「そんな悲しそうな目をしないで。私は大丈夫だから」
「……その、でも、私はクロエさんは何も悪くないと思います。だって、魔物が元人間だなんて、私も聞いた事がないです。こんな残酷すぎる魔法――」
「うん。ありがとう。カルテは優しいのね」
「そんな、ことはっ!」
彼女の優しい言葉に心が暖かくなるのを感じた。こんな悪趣味にもほどがある、気持ちが悪い魔法、解析した側である彼女も気分が良くなかっただろうに、報告をされた側であるクロエにも気を遣ってくれているのだ。この子は根っからの優しい子なのだろう。流石、ジェレミーが所属している白騎士団で育った子なだけある。
改めて資料を読み進める。
この魔物達は、元々人間であったものの肉体を魔法で変質させた挙句、閉じ込めるように外側を魔法でコーティングすることで操られていたものである。だから、魔力の動きが変だと感じたのだな……なんて思考の片隅に浮かぶ。
もしかしたら、クロエが剣を突き立てた時、魔法を当てて燃やし尽くした時も中身に自我があり、中身では『やめて』と叫び、最終的には一方的に蹂躙されるがままの行為に助けを求めていたのかもしれない。
(考えるな!あの時はそれ以外に対抗手段はなかった)
そう。気付いていなかったこともあるが、これは『何かを特性ごと変質させる魔法』である。それは既に魔法なんて生易しいものではない。そこまでいくと、もはや『呪い』だ。
『呪い』というのは解呪するのがかなり難しい。
解き方として有効なものは術者を仕留めて、その魔法を解かせること。そしてもう一つだけ、これはかなり稀有な例ではあるが、解きたい側の術者がそのかけられた魔法の原理を知っており、同じ魔法が使えるという条件下の元、魔法をかけた術者以上の魔力でそれを上書きして、解くという方法しかない。実際のところ、後者についてはあまり聞いたことがない。
だからきっと、この後も魔物と対峙する度に、殺すしかないのだろう。これはエルヴィヒとジェレミー以外には伝えない方が良い情報かもしれない。きっと戦えなくなってしまう者や、あの時一緒にこの魔物らを倒した者達は酷いショックを受けるとクロエは考える。
この罪は自分達だけで背負えばいいのだ。彼らに隠したという罪ごと背負っていく。ジェレミーに関しては巻き込んでしまって少し申し訳ない気持ちがあるが、年長者としてクロエと共に知っておくべきことだろう。後進を護るのも先進者の務めだ。
資料を全て読み終わって、そんなことを考えていると、またカルテから声がかかった。
「クロエさん、その資料には書かなかったのですが、魔物の身体からは妙なモノが見つかったのです。見て頂いても良いでしょうか」
「……?ええ、むしろ情報が少しでも欲しいから、見せて」
「では、私に付いてきてください」
***
「クロエさん?……クロエさん!」
「っええ、ごめんなさい。少しボケっとしていたわ」
カルテがクロエの服の裾を引っ張り、声を掛けてくる。考え事に耽っていたこともあり、一瞬、声を掛けられていることに気づかなかった。連れてこられた死体安置室だった。独特なツンとする刺激臭が辺りに漂っており、あまり長居したい場所ではないなと思ってしまう。
「お見せしたかったのは、これです。魔力で覆われた内側、魔物の体内に埋め込まれていました。私にはこれがなんなのかはよく分からなかったのですが――クロエさん!?」
砕けてしまった小さな翠色の石を差し出される。
ソレに、先程よりも大きな驚きがクロエを襲う。ただでさえ先程まで吐きそうになっていたのに、今はそれを通り越して喉が引き攣る感覚に対して、思わず床に蹲ってしまった。カルテがクロエを心配する声が耳に入ってくるが、それに『平気だ』なんて装うような余裕もない。情けない、とは思えど、あまりの衝撃に呼吸をしていることすらも辛かった。戦場では気絶することはイコール死に直結する。こんな状況でも意識を失えないのが苦しかった。
何故、クロエはこんな状態になっているか。それはこの物体がクロエも良く知るものだったからだ。
『クロエ。これはな、俺お手製の”結界石”だ!』
『結界石……?』
『ああ。これを持っているだけで、ある程度の攻撃は弾いてくれる。特に今回のは強力な力を込めておいた!!きっと、副団長格となれば、危険な任務も回ってくるだろう。だからこれを常に持っておくんだぞ』
『ありがとう、コール』
過去の記憶が蘇る。一度、死にかけた時。リオンへの態度を見直すきっかけになったあの時――本来であれば、死ぬような怪我の筈だったが、治るような傷で済んだのはコレのお陰である――ヒビが入ってしまったが、クロエが貰ったソレと全く同じ魔力を纏って、同じ色をしているのだ。
彼が団長だった時は、ある程度の個数が騎士団内で配られていたが、いなくなってから数年。それを持っている者はもう殆ど王都にいないわけで、これがここに……この魔物が持っていたということは――。
敵の側に、あの人がいる。そしてかなり高い可能性で敵の上層部にいるか、彼の意志でないとしたら、彼より強い者に操られているのだろう。
そんな絶望的な事実だった。
953
あなたにおすすめの小説
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
花嫁に「君を愛することはできない」と伝えた結果
藍田ひびき
恋愛
「アンジェリカ、君を愛することはできない」
結婚式の後、侯爵家の騎士のレナード・フォーブズは妻へそう告げた。彼は主君の娘、キャロライン・リンスコット侯爵令嬢を愛していたのだ。
アンジェリカの言葉には耳を貸さず、キャロラインへの『真実の愛』を貫こうとするレナードだったが――。
※ 他サイトにも投稿しています。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
あなたが「消えてくれたらいいのに」と言ったから
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
「消えてくれたらいいのに」
結婚式を終えたばかりの新郎の呟きに妻となった王女は……
短いお話です。
新郎→のち王女に視点を変えての数話予定。
4/16 一話目訂正しました。『一人娘』→『第一王女』
貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
【完結】初めて嫁ぎ先に行ってみたら、私と同名の妻と嫡男がいました。さて、どうしましょうか?
との
恋愛
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
たとえ番でないとしても
豆狸
恋愛
「ディアナ王女、私が君を愛することはない。私の番は彼女、サギニなのだから」
「違います!」
私は叫ばずにはいられませんでした。
「その方ではありません! 竜王ニコラオス陛下の番は私です!」
──番だと叫ぶ言葉を聞いてもらえなかった花嫁の話です。
※1/4、短編→長編に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる