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異型に貫かれる夜
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『ち、違う……!これは生理現象だ……!』
頭では否定しようとしても、触手の巧みな動きによって既にそこはしっかりと勃起していた。黒光りするエナメル地の真ん中に浮かぶ熱い塊。その形と膨らみが、どれほど卑猥なものであるかを自覚するだけで悟は吐き気がした。これがモンスターに見られていると思うと更なる屈辱感が全身を駆け巡る。
「おいっ……!やめろ……!そんなところ……うわぁっ……!」
まるで生きた肉棒のように熱く濡れた触手が、悟の勃起したペニスをスーツ越しに扱き始めた。上下に擦られるたび、皮膚との摩擦が信じられない快感を生み出す。ぬちゃぬちゃと粘っこい音が廃墟に響き渡り、耳さえも犯されているような錯覚に陥った。
「あ、あ……!こんなの……耐えられるか……!」
息を上げながら体に目を向けると、エナメルスーツの表面を無数の触手が這いずり回っていた。粘液に濡れた触手たちは、ブラックパンサーを覆う特殊繊維の中を暴こうと蠢いている。一本、二本と集結した触手の先端が、布地に深く食い込んだ。
「ぐっ……!?」
スーツの下で熱いものが更に脈動するのを感じた。触手の力が増し、生暖かい粘液が黒い表面に塗り付けられるたび、エナメルが奇妙な艶めきを帯びる。触手同士が擦れ合う湿った摩擦音が廃墟に響いた。まるで獣同士の交尾を見るような生々しい欲望がその場に溢れている。
(……う…ああ、こんなの嫌だ……)
歯を食いしばって抵抗しても、スーツの強靭な素材が徐々に引き伸ばされていくのが分かった。触手の圧力が一点に集中し、スーツの縫い目を狙う。指一本ほどの隙間ができ、そこから湿った空気が入り込む。
「……っ!!」
次の瞬間、ぶちり、と何かが弾ける音とともに、引き裂かれた裂け目がメリメリと広がっていく。濡れた皮膚が外気に晒され、急激な解放感に背筋が跳ねた。
「やめろぉぉっ!!!!!!!」
悟の絶叫と同時に、触手の群れが黒い装甲を引き剥がしエナメルスーツの胸部や股間部をズタズタに引き裂く。その裂け目から、汗ばんだ白い肌と、胸板に付いた小さなピンクの突起、そして天を衝くように勃起したペニスが露わになる。引き締まった腹筋の下で、すでに充血して膨らんだ亀頭がぷるんと揺れた。
「うああっ!!」
羞恥が脊髄を駆け抜ける。悪の戦士の自我と男としてのプライドが、このような形で踏みにじられる屈辱。それでも皮膚表面を撫でる外気の冷たさと、それをすぐに覆う熱く湿った触手の感触が神経を灼き尽くす。
最も太く逞しい一本の触手が、ためらいもなく剥き出しになった股の間の局部に被さってきた。柔らかい先端がカリのくびれをぐにゅりと包み込み、竿に巻き付く。エナメルの密閉感からは想像できない解放感──そして予期せぬ暴力的な刺激が走る。
「あぁっ……!?そ、そこだけはぁ……!」
快感と恐怖の狭間に喘ぎが漏れる。勃起したペニスを太い触手が完全に包み込んでゆく。ヌメヌメと熱を持った肉管の中で、ゆっくりと上下運動が始まっている。皮膚と触手の隙間で、透明な汁が泡立ち、ぐちゅぐちゅと湿った音が響き渡る。
「やめっ……そんなふうに擦らないで……!ひぐぅっ……!」
必死に腰を振り逃れようとするが、逆効果だった。動きに合わせて触手の圧迫が強まり、カリ首を重点的に締め付ける。尿道口からは既に先走りが糸を引き、触手の粘液と混ざり合って、より淫靡な潤滑油となった。
「ふっ……ぅ」
──ぬちゅっ……ぐにゅ……
股間からあぶれた触手は脇腹を這い、露わになった胸板を舐め回すように蠢く。悟のピンと尖った乳首を捉えると、先端の細かい突起でカリカリと引っ掻き、容赦なく追い詰める。
『くっ……このままじゃ危険だ……早く逃げないと……』
だがその決意も脆かった。不意に視界に映ったのは、他の触手とは明らかに異なる一本。太さも長さも倍近くあり、先端は亀頭のように丸く膨らみ、表面には粘液を滲ませた無数の吸盤のような突起が蠢いている。それは明らかに"生殖用"の器官だった。
「嘘だろ……まさか……お前っ……!」
嫌な予感は的中した。触手は悟の尻肉を左右に開き、固く閉じた肛門に先端を押し当ててくる。ヌチャァ……と粘液が滴り落ち、入口に広がる。悟は残った力を振り絞って抵抗する。
「入ってくるなぁぁぁ!!」
脚をばたつかせ、腰を捻る。しかし別の触手が硬くなった乳首を容赦なく挟み込み、コリコリと強く揉み潰した。痛みの中に潜む甘い痺れ──その刹那。
「っ……!あ……うぅ!」
悟の尻穴が無意識に僅かに緩む。その一瞬を見逃さなかった。
ズブゥゥゥゥゥゥッ!!!
「っぎぃあぁぁぁぁぁっ!!」
衝撃と共に太すぎる触手が根本まで一息に突き刺さった。腸内を強引に押し広げる圧迫感。吸盤が粘膜を引っ掻き、内部を無茶苦茶に刺激しながら奥深くへと侵入してくる。
「抜いてぇぇぇっ!いやだっ……こんな……お゛ぉっ!」
涙声が天井に反響する。だが触手は一切容赦しない。根本まで埋めた触手が、突然猛烈なスピードで往復運動を開始した。
『ば、馬鹿みたいなピストンっ……!内臓が引きずり出される……!』
ジュポォッ!ヌチィッ!グチャッグチャッ!
腸液と触手の粘液が混ざり合い、凄まじい水音を立てながら穴を行き来する。異物に荒らされているはずなのに、媚薬成分を含んだ粘液のせいで徐々に痛みよりも甘い疼きが勝ってしまう。内壁をこすられるたび、ゾワゾワと未知の感覚が背筋を駆け上がる。
「ちがっ……、なんで……、こんな……いいなんて……んっ!」
無意識に締め付けてしまうと、触手は更に太さを増して応える。前立腺の辺りをゴリゴリと何度も暴力的に圧迫され、ついに脳髄まで響く快感に溺れ始めた。
「あぁぁぁっ!や、やめてくれぇっ!こ、これ以上……おかしくなるぅぅ!!」
一方、ペニスを包む触手の動きも苛烈さを増していた。根本をギュッと締め上げ、亀頭だけを高速で擦り上げる。カウパーと触手の粘液が泡立ち、ぐちゅぐちゅと下品な音が止まない。射精寸前の熱く重い感覚が玉袋全体を支配している。
「出るっ……!もう出る……!出したくないぃぃっ!!」
だが触手は許さない。肛門を突かれ、乳首を弄ばれ、ペニスを搾り上げられ──三方向からの同時責めに、ブラックパンサーの理性が崩壊する。
『ダメだ……我慢できない……こんな奴に……イカされる……!』
涙で滲む視界の中、最後の理性が弾けた。
「イクゥゥゥゥッ!!」
ドクッ!ビュルルルッ!ブシャアアア!!!!
噴水のように大量の白濁が迸り、引き裂かれたスーツの隙間から勢いよく飛び散る。同時に肛門内の触手もドクンドクンと脈打ち、熱い粘液を繰り返し最奥に注ぎ込んだ。灼けるような熱が腸内を満たしていく。
「あ゛ぁっ……!中に出されてる…ッ…!」
痙攣する身体を触手に縛られたまま、悟は白目を剥きかけた。しかし、まだ解放されない。
「はぁっ……はぁっ……も、もう……やめて……」
虚ろな瞳で虚空を見つめる悟の身体が、突如乱暴にひっくり返された。触手たちが協力して仰向けにし、膝裏を掴むと──
「ひぃっ!?」
両脚を限界まで開かれ、屈辱的なM字開脚の姿勢を強要される。破れたスーツから露出した局部すべてがさらけ出され、射精直後の敏感極まりない粘膜が廃墟の冷たい空気に晒された。
「や、やめろ……お願いだから……これ以上……んぎぃっ!?」
懇願も空しく、別の触手が悟の尻穴へと迫る。それは先程までの太い生殖器とは明らかに異質だった。根本から螺旋状に伸び、先端は細く尖っている。まるでドリルを思わせる形状でありながら、血管が浮き出て脈打ち、ねっとりとした粘液を垂れ流している。
「ひっ……そんなの……入らない……!」
怯える悟の言葉とは裏腹に、ドリルの先端が躊躇なく穴に押し当てられた。
ズブゥッ……キュルキュルッ!
「あ゛あ゛ぁぁぁぁっ!」
凄まじい回転を伴いながら、鋼鉄のような硬度の触手が一気に腸壁を抉り込む。内部をねじ切りながら、ミキサーのように前進する。肉と肉が削り合う湿った摩擦音。骨盤ごと揺さぶられる振動。
「壊れるぅぅっ!抜いてぇぇぇっ!!」
激痛と快楽の境目が消え失せる。回転のたびに内壁が波打ち、前立腺が強制的に押しつぶされる。脳天を貫く電流のような刺激に、悟は涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにした。
「死ぬぅ……イクゥゥ!またイクぅぅっ!!」
射精の余韻も冷めやらぬペニスが再び跳ね上がり、透明な液体を飛ばす。睾丸が痛いほど縮み上がる。だがドリルの動きは止まらず、最奥──結腸口を激しく叩き始めた。
「だめぇ!そこは……あがぁぁっ!!」
――「お楽しみはそこまでだ」――
悟がいよいよ壊れる寸前、突如、聞き覚えのある低い男の声とともに激しい閃光が室内を走った。触手のおぞましい悲鳴が轟き、巨躯がガクガクと震えながら崩れ落ちる。同時に悟の拘束も解かれた。
「はぁっ……はぁっ……なにが……」
崩折れた悟の目に飛び込んできたのは、青の装甲を纏った戦士の姿だった。正義の味方ブルーファルコン──。正義の戦隊「ブレイズ・レンジャー」のサブリーダーで、冷静沈着な男。ブラックパンサーの敵として何度も交戦経験がある。自分より幾つか年上だろうか、鋼鉄のフェイスシールドの下から覗く瞳が、惨状を静かに見据えている。
「有害モンスターの駆逐司令が降りて来てみれば……。お前はブラックパンサーか、大丈夫か?」
いつものクールな口調で悟に問う。だが悟は羞恥と怒りに震えた。
「み、見るな……どこか行けよ……!」
エナメルスーツは破れ、股間から腹部にかけて白濁で汚れている。太腿には触手の粘液が伝い、引き裂かれた胸元では乳首がぷっくりと腫れ上がっていた。そんな姿を、敵対する男に晒しているのだ。
「放っておいてくれ……!」
初めて受けたモンスターによる凌辱の衝撃に、吐き捨てた悟の声は、自身でも驚くほど弱々しい。ブルーファルコンは無言で歩み寄る。その蒼いフルフェイスのフェイスシールドの中の視線が──ブラックパンサーの、精液で濡れ光る陰毛、無防備に開いた尻穴、そしてエナメルの切れ端から覗く熟れた乳首を、ほんの一瞬凝視した。
頭では否定しようとしても、触手の巧みな動きによって既にそこはしっかりと勃起していた。黒光りするエナメル地の真ん中に浮かぶ熱い塊。その形と膨らみが、どれほど卑猥なものであるかを自覚するだけで悟は吐き気がした。これがモンスターに見られていると思うと更なる屈辱感が全身を駆け巡る。
「おいっ……!やめろ……!そんなところ……うわぁっ……!」
まるで生きた肉棒のように熱く濡れた触手が、悟の勃起したペニスをスーツ越しに扱き始めた。上下に擦られるたび、皮膚との摩擦が信じられない快感を生み出す。ぬちゃぬちゃと粘っこい音が廃墟に響き渡り、耳さえも犯されているような錯覚に陥った。
「あ、あ……!こんなの……耐えられるか……!」
息を上げながら体に目を向けると、エナメルスーツの表面を無数の触手が這いずり回っていた。粘液に濡れた触手たちは、ブラックパンサーを覆う特殊繊維の中を暴こうと蠢いている。一本、二本と集結した触手の先端が、布地に深く食い込んだ。
「ぐっ……!?」
スーツの下で熱いものが更に脈動するのを感じた。触手の力が増し、生暖かい粘液が黒い表面に塗り付けられるたび、エナメルが奇妙な艶めきを帯びる。触手同士が擦れ合う湿った摩擦音が廃墟に響いた。まるで獣同士の交尾を見るような生々しい欲望がその場に溢れている。
(……う…ああ、こんなの嫌だ……)
歯を食いしばって抵抗しても、スーツの強靭な素材が徐々に引き伸ばされていくのが分かった。触手の圧力が一点に集中し、スーツの縫い目を狙う。指一本ほどの隙間ができ、そこから湿った空気が入り込む。
「……っ!!」
次の瞬間、ぶちり、と何かが弾ける音とともに、引き裂かれた裂け目がメリメリと広がっていく。濡れた皮膚が外気に晒され、急激な解放感に背筋が跳ねた。
「やめろぉぉっ!!!!!!!」
悟の絶叫と同時に、触手の群れが黒い装甲を引き剥がしエナメルスーツの胸部や股間部をズタズタに引き裂く。その裂け目から、汗ばんだ白い肌と、胸板に付いた小さなピンクの突起、そして天を衝くように勃起したペニスが露わになる。引き締まった腹筋の下で、すでに充血して膨らんだ亀頭がぷるんと揺れた。
「うああっ!!」
羞恥が脊髄を駆け抜ける。悪の戦士の自我と男としてのプライドが、このような形で踏みにじられる屈辱。それでも皮膚表面を撫でる外気の冷たさと、それをすぐに覆う熱く湿った触手の感触が神経を灼き尽くす。
最も太く逞しい一本の触手が、ためらいもなく剥き出しになった股の間の局部に被さってきた。柔らかい先端がカリのくびれをぐにゅりと包み込み、竿に巻き付く。エナメルの密閉感からは想像できない解放感──そして予期せぬ暴力的な刺激が走る。
「あぁっ……!?そ、そこだけはぁ……!」
快感と恐怖の狭間に喘ぎが漏れる。勃起したペニスを太い触手が完全に包み込んでゆく。ヌメヌメと熱を持った肉管の中で、ゆっくりと上下運動が始まっている。皮膚と触手の隙間で、透明な汁が泡立ち、ぐちゅぐちゅと湿った音が響き渡る。
「やめっ……そんなふうに擦らないで……!ひぐぅっ……!」
必死に腰を振り逃れようとするが、逆効果だった。動きに合わせて触手の圧迫が強まり、カリ首を重点的に締め付ける。尿道口からは既に先走りが糸を引き、触手の粘液と混ざり合って、より淫靡な潤滑油となった。
「ふっ……ぅ」
──ぬちゅっ……ぐにゅ……
股間からあぶれた触手は脇腹を這い、露わになった胸板を舐め回すように蠢く。悟のピンと尖った乳首を捉えると、先端の細かい突起でカリカリと引っ掻き、容赦なく追い詰める。
『くっ……このままじゃ危険だ……早く逃げないと……』
だがその決意も脆かった。不意に視界に映ったのは、他の触手とは明らかに異なる一本。太さも長さも倍近くあり、先端は亀頭のように丸く膨らみ、表面には粘液を滲ませた無数の吸盤のような突起が蠢いている。それは明らかに"生殖用"の器官だった。
「嘘だろ……まさか……お前っ……!」
嫌な予感は的中した。触手は悟の尻肉を左右に開き、固く閉じた肛門に先端を押し当ててくる。ヌチャァ……と粘液が滴り落ち、入口に広がる。悟は残った力を振り絞って抵抗する。
「入ってくるなぁぁぁ!!」
脚をばたつかせ、腰を捻る。しかし別の触手が硬くなった乳首を容赦なく挟み込み、コリコリと強く揉み潰した。痛みの中に潜む甘い痺れ──その刹那。
「っ……!あ……うぅ!」
悟の尻穴が無意識に僅かに緩む。その一瞬を見逃さなかった。
ズブゥゥゥゥゥゥッ!!!
「っぎぃあぁぁぁぁぁっ!!」
衝撃と共に太すぎる触手が根本まで一息に突き刺さった。腸内を強引に押し広げる圧迫感。吸盤が粘膜を引っ掻き、内部を無茶苦茶に刺激しながら奥深くへと侵入してくる。
「抜いてぇぇぇっ!いやだっ……こんな……お゛ぉっ!」
涙声が天井に反響する。だが触手は一切容赦しない。根本まで埋めた触手が、突然猛烈なスピードで往復運動を開始した。
『ば、馬鹿みたいなピストンっ……!内臓が引きずり出される……!』
ジュポォッ!ヌチィッ!グチャッグチャッ!
腸液と触手の粘液が混ざり合い、凄まじい水音を立てながら穴を行き来する。異物に荒らされているはずなのに、媚薬成分を含んだ粘液のせいで徐々に痛みよりも甘い疼きが勝ってしまう。内壁をこすられるたび、ゾワゾワと未知の感覚が背筋を駆け上がる。
「ちがっ……、なんで……、こんな……いいなんて……んっ!」
無意識に締め付けてしまうと、触手は更に太さを増して応える。前立腺の辺りをゴリゴリと何度も暴力的に圧迫され、ついに脳髄まで響く快感に溺れ始めた。
「あぁぁぁっ!や、やめてくれぇっ!こ、これ以上……おかしくなるぅぅ!!」
一方、ペニスを包む触手の動きも苛烈さを増していた。根本をギュッと締め上げ、亀頭だけを高速で擦り上げる。カウパーと触手の粘液が泡立ち、ぐちゅぐちゅと下品な音が止まない。射精寸前の熱く重い感覚が玉袋全体を支配している。
「出るっ……!もう出る……!出したくないぃぃっ!!」
だが触手は許さない。肛門を突かれ、乳首を弄ばれ、ペニスを搾り上げられ──三方向からの同時責めに、ブラックパンサーの理性が崩壊する。
『ダメだ……我慢できない……こんな奴に……イカされる……!』
涙で滲む視界の中、最後の理性が弾けた。
「イクゥゥゥゥッ!!」
ドクッ!ビュルルルッ!ブシャアアア!!!!
噴水のように大量の白濁が迸り、引き裂かれたスーツの隙間から勢いよく飛び散る。同時に肛門内の触手もドクンドクンと脈打ち、熱い粘液を繰り返し最奥に注ぎ込んだ。灼けるような熱が腸内を満たしていく。
「あ゛ぁっ……!中に出されてる…ッ…!」
痙攣する身体を触手に縛られたまま、悟は白目を剥きかけた。しかし、まだ解放されない。
「はぁっ……はぁっ……も、もう……やめて……」
虚ろな瞳で虚空を見つめる悟の身体が、突如乱暴にひっくり返された。触手たちが協力して仰向けにし、膝裏を掴むと──
「ひぃっ!?」
両脚を限界まで開かれ、屈辱的なM字開脚の姿勢を強要される。破れたスーツから露出した局部すべてがさらけ出され、射精直後の敏感極まりない粘膜が廃墟の冷たい空気に晒された。
「や、やめろ……お願いだから……これ以上……んぎぃっ!?」
懇願も空しく、別の触手が悟の尻穴へと迫る。それは先程までの太い生殖器とは明らかに異質だった。根本から螺旋状に伸び、先端は細く尖っている。まるでドリルを思わせる形状でありながら、血管が浮き出て脈打ち、ねっとりとした粘液を垂れ流している。
「ひっ……そんなの……入らない……!」
怯える悟の言葉とは裏腹に、ドリルの先端が躊躇なく穴に押し当てられた。
ズブゥッ……キュルキュルッ!
「あ゛あ゛ぁぁぁぁっ!」
凄まじい回転を伴いながら、鋼鉄のような硬度の触手が一気に腸壁を抉り込む。内部をねじ切りながら、ミキサーのように前進する。肉と肉が削り合う湿った摩擦音。骨盤ごと揺さぶられる振動。
「壊れるぅぅっ!抜いてぇぇぇっ!!」
激痛と快楽の境目が消え失せる。回転のたびに内壁が波打ち、前立腺が強制的に押しつぶされる。脳天を貫く電流のような刺激に、悟は涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにした。
「死ぬぅ……イクゥゥ!またイクぅぅっ!!」
射精の余韻も冷めやらぬペニスが再び跳ね上がり、透明な液体を飛ばす。睾丸が痛いほど縮み上がる。だがドリルの動きは止まらず、最奥──結腸口を激しく叩き始めた。
「だめぇ!そこは……あがぁぁっ!!」
――「お楽しみはそこまでだ」――
悟がいよいよ壊れる寸前、突如、聞き覚えのある低い男の声とともに激しい閃光が室内を走った。触手のおぞましい悲鳴が轟き、巨躯がガクガクと震えながら崩れ落ちる。同時に悟の拘束も解かれた。
「はぁっ……はぁっ……なにが……」
崩折れた悟の目に飛び込んできたのは、青の装甲を纏った戦士の姿だった。正義の味方ブルーファルコン──。正義の戦隊「ブレイズ・レンジャー」のサブリーダーで、冷静沈着な男。ブラックパンサーの敵として何度も交戦経験がある。自分より幾つか年上だろうか、鋼鉄のフェイスシールドの下から覗く瞳が、惨状を静かに見据えている。
「有害モンスターの駆逐司令が降りて来てみれば……。お前はブラックパンサーか、大丈夫か?」
いつものクールな口調で悟に問う。だが悟は羞恥と怒りに震えた。
「み、見るな……どこか行けよ……!」
エナメルスーツは破れ、股間から腹部にかけて白濁で汚れている。太腿には触手の粘液が伝い、引き裂かれた胸元では乳首がぷっくりと腫れ上がっていた。そんな姿を、敵対する男に晒しているのだ。
「放っておいてくれ……!」
初めて受けたモンスターによる凌辱の衝撃に、吐き捨てた悟の声は、自身でも驚くほど弱々しい。ブルーファルコンは無言で歩み寄る。その蒼いフルフェイスのフェイスシールドの中の視線が──ブラックパンサーの、精液で濡れ光る陰毛、無防備に開いた尻穴、そしてエナメルの切れ端から覗く熟れた乳首を、ほんの一瞬凝視した。
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