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忍び寄る黒い影
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予想通り、早く目覚めてしまった(汗)まだ6時半・・・。
でも、スッキリ目覚めたから、ま、いっか(笑)
でも、思ってたほど、お腹は空いてない。
まぁ、一食くらい抜いたところで、影響なんて無いだろうしね。
歯を磨いて、顔を洗ってっと・・・あっ、今日の私、顔が違う!
やっぱり、念入りにお手入れすると顔の肌ツヤが変わるもんだねぇ。
久しぶりだったから、余計にその違いがハッキリするのかも!?
気持ち良い~♪たまには、ちゃんとお手入れしないとダメだね。
だって、ちょっとしただけなのに、こんなに変わるんだもん。
今まで放置しててごめんね、私。
これからは、定期的にお手入れするから許してね。
じゃ、何食べる?ん?昨日と同じで良いんだ。そうだよね。
だって、週末の朝は、身体に優しいもの、食べてるもん、最近の私。
今日もビデオ鑑賞しながら食事しよう♪
ビデオ観ながら食べると、時々、手が止まるせいか、
ゆっくり食べることが出来て、私にとっては良いんだよね。
食べることだけに集中しちゃうと、食べるのが早いから、
あっという間に食べ終わっちゃう(苦笑)
週末くらい、ゆったり食事した方が良いもんね(笑)
じゃ、どうしようかなぁ。今日もお掃除しよう!
あっ、それとローズクォーツ、どうしてるかなぁ?
うわっ、キレイ☆めっちゃキラキラしてるじゃん。
ローズクォーツもクンツァイトに会うの、楽しみにしてるのかな?
一緒に待ってようね、ローズちゃん♪
ゆったりしてたら、なんか眠くなってきちゃった。
でも、眠くなった時は寝た方が良いって、
アトランティーナも言ってたもんね。
「情報を取りに行きたい」って、
私の潜在意識が合図してるから眠くなるんだよね。
でも、クンツァイトが届く直前に、どんな情報を取りに行くんだろう?
ま、いいや。一応、クンツァイトが届いた時に
寝てて気がつかないっていうのは困るから、目覚ましセットしとこう。
ではでは、おやすみなさい。
ふわぁ~。目覚まし鳴る前に目が覚めた!
今日は、寝過ぎなかったから良かったけど、
この間みたいなスッキリ感はないかも(汗)
ちょっとだるいし、少し頭も痛い。
なんか・・・変な感じ。どんな情報を取りに行ったんだろう?
「ピンポーン」
あっ、来た!狭い部屋なのに、玄関まで駆け出しちゃった(笑)
「ありがとうございま~す!」
買い物した時もそうなんだけど、私も「ありがとうございます!」
って言っちゃうんだよね(汗)
だからいつも、お店の人とかとハモっちゃう(笑)
ま、それはいいとして。
うわぁ、待ってたよ!クンツァイト!早速、開けてみよう♪
「あれっ?」思わず声が出ちゃったけど、こんな感じだったっけ?
確かにキラキラしててキレイなんだけど・・・。
輝き方が私が思ってたのとは、ちょっと違う気がする。
何が違うんだ?キレイなことに変わりはないんだけど・・・。
なんだろう、この違和感。
きっと、アトランティーナが言ってたように、
採られた後、色々な人を経由してここまで来てくれたけど、
その途中で、大切に扱ってくれなかった人がいたのかもしれない。
それで、ちょっと疲れちゃったのかもね。
「もう、大丈夫だよ。私は大切にするから安心して」
クンツァイトに優しく声をかけて、流水で洗ってから、
両手で包んで、私のところに来てくれたお礼を言った。
それでも、最初に感じた違和感は残っていて、
それが何なのか、全然分からない。
「アトランティーナなら、この違和感の正体が何なのか分かるはず!
今夜、アトランティーナに聞いてみよう!」
私、誰に言ってるんだろう?
でも、思わず声に出ちゃったってことは、それだけ重要なことなのかもしれない。
もしかしたら、お昼寝したことやお昼寝した後のだるさとか、
それも関係しているのかも!?
なんだろう・・・何か重要なことを見逃しているような、
モヤモヤした感じ。ちょっと気持ち悪いかも。
とりあえず、明日は会社だから、早めにベッドに入れるように、
会社に行く準備をしておこう。
それからお風呂と食事を済ませてっと。
いや、お風呂と食事が先かなぁ?なんだろう、私、混乱してるかも(汗)
食事とお風呂を済ませて、いつも通り10時前にはベッドに入れた。
ふぅ~、なんだろう。なんか落ち着かない。
でも、ちゃんと今夜も何が食べたいか、身体に聞いたよ。
今日は、カレーだった。
でも、作ってる余裕がなかったらか、レトルトにしちゃった(汗)
それでも私は、嬉しかったみたいだから良かった♪
今夜は、いつもと違って、
アトランティーナが来てくれるって約束してくれたから、ちょっと安心。
クンツァイトも柔らかいタオルの上に置いて、アトランティーナ待ちだね(笑)
じゃ、深呼吸して、全身の力を抜いて・・・。
でも、なんか今日は、いつもと違う気がする。なんでかなぁ?
いつもなら、何回か深呼吸したら、自然にスーッと力が抜けていくのに、
今夜はまだ、力が残ってる気がする。
「落ち着いて、大丈夫だから、ゆっくり呼吸を続けてみて」
声に出して、自分に言い聞かせてみる。
そうすると、少し力が抜けてきたかな。
このまま、心と身体をゆったりさせていよう。
「何も考えなくて良いんだよ」
また、自分に声をかけてみる。
声に出すと現実化が早まるってアトランティーナが言ってたけど、
確かにそうかもしれない。
いつもは声に出さなくてもリラックスできるんだけど、
今夜みたいな日には、声に出した方が良い。
小さな子供をなだめるような感覚に近いかも。
でも、私の中に小さな私が居るって、アトランティーナが言ってたから、
小さな子供をなだめるっていうのも、あながち間違ってはいないのかもね。
「ふわぁ~」やっと、あくびが出た。
少し眠くなってきたし、気持ちも落ち着いてきた。良かった。
「ミウ、大丈夫?」
「あっ、アトランティーナ!なんかね、
今日は、ちょっと様子が変で、なかなか身体から力が抜けなかったの。
どうしてなんだろう?こういう日もあるってことなのかなぁ?」
「なんか、苦労してたみたいね。
でも、私が話したことを思い出して、
ミウなりに色々チャレンジしてくれて、頼もしかったわよ」
「そう言ってもらえると嬉しい♪
アトランティーナ、クンツァイト、届いたよ!
枕元に置いてあるから見て!
柔らかいタオルの上に置いて見たんだけど、どうかな?」
「クンツァイト、届いたのね。
・・・ミウ、ミウは、このクンツァイトを見て、どう感じた?」
「キラキラしててキレイなんだけど・・・。
輝き方が私が思ってたのとは、ちょっと違う気がしたの。
でもね、何が違うのかが分からなくて・・・。
キレイなことに変わりはないんだけど、なんか違和感を感じた。
それで、アトランティーナが言ってたように、
この石が採られてから関わった人たちの中にこの石を大切に扱わない人が居て、
それで、石が疲れちゃったのかなって思ったの。
だから、流水で洗った後、両手で包んで、
「私のところに来てくれて、ありがとう」って伝えたんだけど、
最初に感じた違和感は残ったままだった。
その後もなんか混乱してる。
それに、寝る前もいつもとは少し違ってたし・・・。
クンツァイトの影響なの?そうとは思いたくないけど、
いつもと違うって言ったら、クンツァイトだけだし・・・。
あとね、クンツァイトが届く前に眠気に襲われたから、
我慢しないで寝たの。きっと宇宙会議に呼ばれたんだと思ったから。
一応、目覚ましをセットしてたんだけど、目覚ましが鳴る前に目が覚めて。
それは良かったんだけど、この間みたいなスッキリ感がなくて、
逆にだるくなって、なんか変な感じだった。
一体、どんな情報を取りに行ったんだろう?って思っちゃった(汗)
ねぇ、アトランティーナ、
クンツァイトに感じる違和感の正体って何?
私にはまだ早かったってことなのかなぁ?
それと、お昼寝した後の不快感とか、混乱したこととか、
寝る前、いつも違ったこととか、何が起こってるんだろう?」
「やっぱり、あなたはセンス良いわね(苦笑)」
アトランティーナの表情が少し曇ったように感じた。
それから、輝きもいつもほどキラキラしてないような気がする。
「アトランティーナ、いつもと違うね。どうしたの?」
「あら、そうかしら(汗)」
「なんか、いつものアトランティーナじゃないよ!
ねぇ、何が起こったの?起こってるの?どうしてか分かんないけど、
今、めちゃくちゃ不安が襲ってきた!
アトランティーナ、なんか、怖い!どうしたら良いの?」
「ミウ、落ち着いて。
あなたは、いつも通り、深呼吸を心がけて。
そして、私が今まで話してきたことを忘れないで、続けて欲しいの。
出来るわね?」
「アトランティーナ、教えて!何が起こってるの?起こったの?」
「今は、答えられない。少し時間を頂戴。
でも、そのクンツァイトに責任はないということだけ伝えておくわね。
だから、そのクンツァイトを乱暴に扱わないでね。とても繊細な石だから」
「うん、分かった。クンツァイトのせいじゃないってことだよね?」
「そうよ、そのクンツァイトは何も悪くないわ。
ミウ、ごめんなさい。惑星アトランに戻らなくてはいけないの。
だから、今夜は、もう帰るわね。おやすみなさい。ゆっくり休むのよ」
「えっ、アトランティーナ!もう行っちゃうの!?」
言い終わらないうちに部屋が暗闇に包まれた。
一体、何がどうなってるの?何が起こってるの?何が起こったの?
ただ、アトランティーナがあんなに取り乱している姿は初めて見た。
きっと、何か問題が生じたに違いない。私に言えないことって何?
でも今は、眠ろう。何も考えずに、アトランティーナと自分を
信じることしか、今の私には出来ないもんね。
「早過ぎる!こんなに早くミウのことを見つけるなんて・・・。
ポセイドン様のところに行かなくては!」
今夜も不気味なほどに海が静かね。
「ポセイドン様、アトランティーナです。お話がございます」
突然、静かな海に大きな渦が現れ、渦の真ん中から空に向かって、
光の柱が伸び、辺り一面を照らした。
真夜中であるにも関わらず、まるで、日中のような明るさが、
一瞬、辺りを包み込んだ。
「アトランティーナ、久しぶりだな」
「ポセイドン様、お久しゅうございます」
「そなたがやって来るということは、何か問題が起こったということだな」
「はい、問題と言いますか、ご報告がございます」
「あの子に関することか?」
「はい」
「あの子の様子はどうじゃ?」
「まだ記憶は戻っておりませんが、アトラン国に居た頃と変わらず、
天真爛漫で、勘も鋭く、与えられた役割を果たすべく、
日々、精進しております」
「そうか、それは何よりじゃの。では、何があったのじゃ」
「アトラン国に居た頃と変わらず、石に対して強い関心を抱き、
自らで石を選び、取り寄せたのですが・・・」
「何を取り寄せたのじゃ?」
「クンツァイトでございます」
「ほぅ、なるほど。相変わらずセンスの良い子じゃ。
あの子が担った役割を果たす上で、最高の石を選んだのではないか?」
「はい、クンツァイトを選んだことには何も問題はなく、
むしろ、さすがだと私も感服いたしました。
問題は、あの子の元に届いたクンツァイトに
ルシフェールのエネルギーが宿されていることなのです!」
「なんだと!?それは、誠か?
それで、すぐにそのエネルギーを排除したのであろうな?」
「いえ、そのままにしてあります」
「なぜじゃ!?なぜ、すぐに排除せなんだ!?」
「あの子にルシフェールのエネルギーを体感して欲しかったからです」
「しかし、そのせいで、
この役割から外れたいと申したら、どうするつもりなのじゃ!」
「いいえ、あの子は、そんなに弱い子ではありません。
むしろ、ルシフェールのエネルギーがもたらす影響を体感することで、
自分に与えられた役割の必要性と重要性に気づいてくれるはずです」
「しかし・・・まだ、そなたと再会してからも日が浅いのであろう?
あの子は、そなたがそこまで信頼するに足る人間なのか?」
「はい。大変、素直で、吸収も早く、
すぐに行動に移すフットワークの軽さも
アトラン国に居た頃となんら変わりありません」
「そうか・・・。で、どのくらいの期間、
そのままにしておくつもりなのじゃ?」
「1日だけです。毎晩、あの子とやりとりをしておりますので、
今夜には全てを話し、クンツァイトから
ルシフェールのエネルギーを排除しつつ、
クンツァイトにシールドも張るつもりでおります。
加えて、あの子が自分に対して、石に対して、
シールドを張ることが出来るよう、
その方法と好ましくないエネルギーを排除する方法も
併せて伝えるつもりでおります」
「そうか・・・。少し早くはないか?大丈夫なのか?」
「はい。すぐに使いこなすことは難しいでしょうが、
あの子なら、習得してくれると信じております」
「そうか。それより、今日一日、あの子は大丈夫かのう・・・」
「あの子なら、必ず乗り越えてくれると、
乗り越えてくれるであろうと信じております」
「うん。そなたが信じると申すのなら、わしも信じよう。
しかし、もし、万が一のことがあれば、
わしもあの子の前に姿を現す準備はしておこう。
いつでも呼び出すが良い。
そなたなら、わしをどこにでも召喚することが出来るな」
「はい。有り難き幸せにございます。
ポセイドン様のお手を煩わせずに済むよう、努めます」
「いつも苦しい立場に追い込んでしまっておるな。
すまんな、アトランティーナ。しかし、そなたのことは、
アトラン国に居た頃から信頼しておる。今もその信頼は変わらんぞ。
いつでも、何かあったら、すぐにわしを呼ぶのじゃぞ、いいな」
「はい、有り難きお言葉。心より感謝申し上げます」
「ルシフェールのことは、これまで以上の監視をせねばならんな。
迅速な報告、感謝するぞ。早速、手配をしておこう。
アトランティーナ、あの子は、アトラン国に居た頃のように、
そなたの良きパートナーになれそうか?」
「はい、それはもちろんでございます」
「アトラン国に居た頃のそなたとあの子は、
まるで本当の姉妹のようじゃったな。
いつも笑顔が絶えない二人を見ていると
気分が華やいだものじゃった。懐かしいのう。」
「そうですね。今も変わらず、あの子との会話では、笑いが絶えません」
「そうか。何よりじゃな。チェリーのことは、あの子に話したのか?
もしくは、すでに会わせておるのか?」
「チェリーにはまだ会わせておりません。
チェリーのことも話しておりません。時期を見て、
話すつもりではおりますが、今はまだ、時期尚早と考えております」
「そうか、それは、そなたに任せる。
いずれにせよ、あの子のこと、頼んだぞ」
「はい!かしこまりました」
ずいぶん前から知っているお方なのに、
会うといつも必要以上に緊張してしまうのよね。
あんなにお優しい方なのに、相性があまり良くないのかしらね(苦笑)
チェリーのことも、早くミウに伝えた方が良いのよね。
チェリーは、ミウにとって家族のような存在なんだし、
早く会わせてあげたい気もするけど、今はまだ・・・。
もう少し時間が必要な気がするのよね。
それより、今日、ミウは大丈夫かしら?
ポセイドン様には「信じてる」って言ってしまったけど、本当は心配だわ。
でも、私には見守ることしか出来ない。歯痒いわね。
それにしても、ルシフェール、まだ諦めていないのね。
本来の優しい兄さんに戻って欲しいのに。そういう日は訪れるのかしら・・・。
<次回へ続く>
でも、スッキリ目覚めたから、ま、いっか(笑)
でも、思ってたほど、お腹は空いてない。
まぁ、一食くらい抜いたところで、影響なんて無いだろうしね。
歯を磨いて、顔を洗ってっと・・・あっ、今日の私、顔が違う!
やっぱり、念入りにお手入れすると顔の肌ツヤが変わるもんだねぇ。
久しぶりだったから、余計にその違いがハッキリするのかも!?
気持ち良い~♪たまには、ちゃんとお手入れしないとダメだね。
だって、ちょっとしただけなのに、こんなに変わるんだもん。
今まで放置しててごめんね、私。
これからは、定期的にお手入れするから許してね。
じゃ、何食べる?ん?昨日と同じで良いんだ。そうだよね。
だって、週末の朝は、身体に優しいもの、食べてるもん、最近の私。
今日もビデオ鑑賞しながら食事しよう♪
ビデオ観ながら食べると、時々、手が止まるせいか、
ゆっくり食べることが出来て、私にとっては良いんだよね。
食べることだけに集中しちゃうと、食べるのが早いから、
あっという間に食べ終わっちゃう(苦笑)
週末くらい、ゆったり食事した方が良いもんね(笑)
じゃ、どうしようかなぁ。今日もお掃除しよう!
あっ、それとローズクォーツ、どうしてるかなぁ?
うわっ、キレイ☆めっちゃキラキラしてるじゃん。
ローズクォーツもクンツァイトに会うの、楽しみにしてるのかな?
一緒に待ってようね、ローズちゃん♪
ゆったりしてたら、なんか眠くなってきちゃった。
でも、眠くなった時は寝た方が良いって、
アトランティーナも言ってたもんね。
「情報を取りに行きたい」って、
私の潜在意識が合図してるから眠くなるんだよね。
でも、クンツァイトが届く直前に、どんな情報を取りに行くんだろう?
ま、いいや。一応、クンツァイトが届いた時に
寝てて気がつかないっていうのは困るから、目覚ましセットしとこう。
ではでは、おやすみなさい。
ふわぁ~。目覚まし鳴る前に目が覚めた!
今日は、寝過ぎなかったから良かったけど、
この間みたいなスッキリ感はないかも(汗)
ちょっとだるいし、少し頭も痛い。
なんか・・・変な感じ。どんな情報を取りに行ったんだろう?
「ピンポーン」
あっ、来た!狭い部屋なのに、玄関まで駆け出しちゃった(笑)
「ありがとうございま~す!」
買い物した時もそうなんだけど、私も「ありがとうございます!」
って言っちゃうんだよね(汗)
だからいつも、お店の人とかとハモっちゃう(笑)
ま、それはいいとして。
うわぁ、待ってたよ!クンツァイト!早速、開けてみよう♪
「あれっ?」思わず声が出ちゃったけど、こんな感じだったっけ?
確かにキラキラしててキレイなんだけど・・・。
輝き方が私が思ってたのとは、ちょっと違う気がする。
何が違うんだ?キレイなことに変わりはないんだけど・・・。
なんだろう、この違和感。
きっと、アトランティーナが言ってたように、
採られた後、色々な人を経由してここまで来てくれたけど、
その途中で、大切に扱ってくれなかった人がいたのかもしれない。
それで、ちょっと疲れちゃったのかもね。
「もう、大丈夫だよ。私は大切にするから安心して」
クンツァイトに優しく声をかけて、流水で洗ってから、
両手で包んで、私のところに来てくれたお礼を言った。
それでも、最初に感じた違和感は残っていて、
それが何なのか、全然分からない。
「アトランティーナなら、この違和感の正体が何なのか分かるはず!
今夜、アトランティーナに聞いてみよう!」
私、誰に言ってるんだろう?
でも、思わず声に出ちゃったってことは、それだけ重要なことなのかもしれない。
もしかしたら、お昼寝したことやお昼寝した後のだるさとか、
それも関係しているのかも!?
なんだろう・・・何か重要なことを見逃しているような、
モヤモヤした感じ。ちょっと気持ち悪いかも。
とりあえず、明日は会社だから、早めにベッドに入れるように、
会社に行く準備をしておこう。
それからお風呂と食事を済ませてっと。
いや、お風呂と食事が先かなぁ?なんだろう、私、混乱してるかも(汗)
食事とお風呂を済ませて、いつも通り10時前にはベッドに入れた。
ふぅ~、なんだろう。なんか落ち着かない。
でも、ちゃんと今夜も何が食べたいか、身体に聞いたよ。
今日は、カレーだった。
でも、作ってる余裕がなかったらか、レトルトにしちゃった(汗)
それでも私は、嬉しかったみたいだから良かった♪
今夜は、いつもと違って、
アトランティーナが来てくれるって約束してくれたから、ちょっと安心。
クンツァイトも柔らかいタオルの上に置いて、アトランティーナ待ちだね(笑)
じゃ、深呼吸して、全身の力を抜いて・・・。
でも、なんか今日は、いつもと違う気がする。なんでかなぁ?
いつもなら、何回か深呼吸したら、自然にスーッと力が抜けていくのに、
今夜はまだ、力が残ってる気がする。
「落ち着いて、大丈夫だから、ゆっくり呼吸を続けてみて」
声に出して、自分に言い聞かせてみる。
そうすると、少し力が抜けてきたかな。
このまま、心と身体をゆったりさせていよう。
「何も考えなくて良いんだよ」
また、自分に声をかけてみる。
声に出すと現実化が早まるってアトランティーナが言ってたけど、
確かにそうかもしれない。
いつもは声に出さなくてもリラックスできるんだけど、
今夜みたいな日には、声に出した方が良い。
小さな子供をなだめるような感覚に近いかも。
でも、私の中に小さな私が居るって、アトランティーナが言ってたから、
小さな子供をなだめるっていうのも、あながち間違ってはいないのかもね。
「ふわぁ~」やっと、あくびが出た。
少し眠くなってきたし、気持ちも落ち着いてきた。良かった。
「ミウ、大丈夫?」
「あっ、アトランティーナ!なんかね、
今日は、ちょっと様子が変で、なかなか身体から力が抜けなかったの。
どうしてなんだろう?こういう日もあるってことなのかなぁ?」
「なんか、苦労してたみたいね。
でも、私が話したことを思い出して、
ミウなりに色々チャレンジしてくれて、頼もしかったわよ」
「そう言ってもらえると嬉しい♪
アトランティーナ、クンツァイト、届いたよ!
枕元に置いてあるから見て!
柔らかいタオルの上に置いて見たんだけど、どうかな?」
「クンツァイト、届いたのね。
・・・ミウ、ミウは、このクンツァイトを見て、どう感じた?」
「キラキラしててキレイなんだけど・・・。
輝き方が私が思ってたのとは、ちょっと違う気がしたの。
でもね、何が違うのかが分からなくて・・・。
キレイなことに変わりはないんだけど、なんか違和感を感じた。
それで、アトランティーナが言ってたように、
この石が採られてから関わった人たちの中にこの石を大切に扱わない人が居て、
それで、石が疲れちゃったのかなって思ったの。
だから、流水で洗った後、両手で包んで、
「私のところに来てくれて、ありがとう」って伝えたんだけど、
最初に感じた違和感は残ったままだった。
その後もなんか混乱してる。
それに、寝る前もいつもとは少し違ってたし・・・。
クンツァイトの影響なの?そうとは思いたくないけど、
いつもと違うって言ったら、クンツァイトだけだし・・・。
あとね、クンツァイトが届く前に眠気に襲われたから、
我慢しないで寝たの。きっと宇宙会議に呼ばれたんだと思ったから。
一応、目覚ましをセットしてたんだけど、目覚ましが鳴る前に目が覚めて。
それは良かったんだけど、この間みたいなスッキリ感がなくて、
逆にだるくなって、なんか変な感じだった。
一体、どんな情報を取りに行ったんだろう?って思っちゃった(汗)
ねぇ、アトランティーナ、
クンツァイトに感じる違和感の正体って何?
私にはまだ早かったってことなのかなぁ?
それと、お昼寝した後の不快感とか、混乱したこととか、
寝る前、いつも違ったこととか、何が起こってるんだろう?」
「やっぱり、あなたはセンス良いわね(苦笑)」
アトランティーナの表情が少し曇ったように感じた。
それから、輝きもいつもほどキラキラしてないような気がする。
「アトランティーナ、いつもと違うね。どうしたの?」
「あら、そうかしら(汗)」
「なんか、いつものアトランティーナじゃないよ!
ねぇ、何が起こったの?起こってるの?どうしてか分かんないけど、
今、めちゃくちゃ不安が襲ってきた!
アトランティーナ、なんか、怖い!どうしたら良いの?」
「ミウ、落ち着いて。
あなたは、いつも通り、深呼吸を心がけて。
そして、私が今まで話してきたことを忘れないで、続けて欲しいの。
出来るわね?」
「アトランティーナ、教えて!何が起こってるの?起こったの?」
「今は、答えられない。少し時間を頂戴。
でも、そのクンツァイトに責任はないということだけ伝えておくわね。
だから、そのクンツァイトを乱暴に扱わないでね。とても繊細な石だから」
「うん、分かった。クンツァイトのせいじゃないってことだよね?」
「そうよ、そのクンツァイトは何も悪くないわ。
ミウ、ごめんなさい。惑星アトランに戻らなくてはいけないの。
だから、今夜は、もう帰るわね。おやすみなさい。ゆっくり休むのよ」
「えっ、アトランティーナ!もう行っちゃうの!?」
言い終わらないうちに部屋が暗闇に包まれた。
一体、何がどうなってるの?何が起こってるの?何が起こったの?
ただ、アトランティーナがあんなに取り乱している姿は初めて見た。
きっと、何か問題が生じたに違いない。私に言えないことって何?
でも今は、眠ろう。何も考えずに、アトランティーナと自分を
信じることしか、今の私には出来ないもんね。
「早過ぎる!こんなに早くミウのことを見つけるなんて・・・。
ポセイドン様のところに行かなくては!」
今夜も不気味なほどに海が静かね。
「ポセイドン様、アトランティーナです。お話がございます」
突然、静かな海に大きな渦が現れ、渦の真ん中から空に向かって、
光の柱が伸び、辺り一面を照らした。
真夜中であるにも関わらず、まるで、日中のような明るさが、
一瞬、辺りを包み込んだ。
「アトランティーナ、久しぶりだな」
「ポセイドン様、お久しゅうございます」
「そなたがやって来るということは、何か問題が起こったということだな」
「はい、問題と言いますか、ご報告がございます」
「あの子に関することか?」
「はい」
「あの子の様子はどうじゃ?」
「まだ記憶は戻っておりませんが、アトラン国に居た頃と変わらず、
天真爛漫で、勘も鋭く、与えられた役割を果たすべく、
日々、精進しております」
「そうか、それは何よりじゃの。では、何があったのじゃ」
「アトラン国に居た頃と変わらず、石に対して強い関心を抱き、
自らで石を選び、取り寄せたのですが・・・」
「何を取り寄せたのじゃ?」
「クンツァイトでございます」
「ほぅ、なるほど。相変わらずセンスの良い子じゃ。
あの子が担った役割を果たす上で、最高の石を選んだのではないか?」
「はい、クンツァイトを選んだことには何も問題はなく、
むしろ、さすがだと私も感服いたしました。
問題は、あの子の元に届いたクンツァイトに
ルシフェールのエネルギーが宿されていることなのです!」
「なんだと!?それは、誠か?
それで、すぐにそのエネルギーを排除したのであろうな?」
「いえ、そのままにしてあります」
「なぜじゃ!?なぜ、すぐに排除せなんだ!?」
「あの子にルシフェールのエネルギーを体感して欲しかったからです」
「しかし、そのせいで、
この役割から外れたいと申したら、どうするつもりなのじゃ!」
「いいえ、あの子は、そんなに弱い子ではありません。
むしろ、ルシフェールのエネルギーがもたらす影響を体感することで、
自分に与えられた役割の必要性と重要性に気づいてくれるはずです」
「しかし・・・まだ、そなたと再会してからも日が浅いのであろう?
あの子は、そなたがそこまで信頼するに足る人間なのか?」
「はい。大変、素直で、吸収も早く、
すぐに行動に移すフットワークの軽さも
アトラン国に居た頃となんら変わりありません」
「そうか・・・。で、どのくらいの期間、
そのままにしておくつもりなのじゃ?」
「1日だけです。毎晩、あの子とやりとりをしておりますので、
今夜には全てを話し、クンツァイトから
ルシフェールのエネルギーを排除しつつ、
クンツァイトにシールドも張るつもりでおります。
加えて、あの子が自分に対して、石に対して、
シールドを張ることが出来るよう、
その方法と好ましくないエネルギーを排除する方法も
併せて伝えるつもりでおります」
「そうか・・・。少し早くはないか?大丈夫なのか?」
「はい。すぐに使いこなすことは難しいでしょうが、
あの子なら、習得してくれると信じております」
「そうか。それより、今日一日、あの子は大丈夫かのう・・・」
「あの子なら、必ず乗り越えてくれると、
乗り越えてくれるであろうと信じております」
「うん。そなたが信じると申すのなら、わしも信じよう。
しかし、もし、万が一のことがあれば、
わしもあの子の前に姿を現す準備はしておこう。
いつでも呼び出すが良い。
そなたなら、わしをどこにでも召喚することが出来るな」
「はい。有り難き幸せにございます。
ポセイドン様のお手を煩わせずに済むよう、努めます」
「いつも苦しい立場に追い込んでしまっておるな。
すまんな、アトランティーナ。しかし、そなたのことは、
アトラン国に居た頃から信頼しておる。今もその信頼は変わらんぞ。
いつでも、何かあったら、すぐにわしを呼ぶのじゃぞ、いいな」
「はい、有り難きお言葉。心より感謝申し上げます」
「ルシフェールのことは、これまで以上の監視をせねばならんな。
迅速な報告、感謝するぞ。早速、手配をしておこう。
アトランティーナ、あの子は、アトラン国に居た頃のように、
そなたの良きパートナーになれそうか?」
「はい、それはもちろんでございます」
「アトラン国に居た頃のそなたとあの子は、
まるで本当の姉妹のようじゃったな。
いつも笑顔が絶えない二人を見ていると
気分が華やいだものじゃった。懐かしいのう。」
「そうですね。今も変わらず、あの子との会話では、笑いが絶えません」
「そうか。何よりじゃな。チェリーのことは、あの子に話したのか?
もしくは、すでに会わせておるのか?」
「チェリーにはまだ会わせておりません。
チェリーのことも話しておりません。時期を見て、
話すつもりではおりますが、今はまだ、時期尚早と考えております」
「そうか、それは、そなたに任せる。
いずれにせよ、あの子のこと、頼んだぞ」
「はい!かしこまりました」
ずいぶん前から知っているお方なのに、
会うといつも必要以上に緊張してしまうのよね。
あんなにお優しい方なのに、相性があまり良くないのかしらね(苦笑)
チェリーのことも、早くミウに伝えた方が良いのよね。
チェリーは、ミウにとって家族のような存在なんだし、
早く会わせてあげたい気もするけど、今はまだ・・・。
もう少し時間が必要な気がするのよね。
それより、今日、ミウは大丈夫かしら?
ポセイドン様には「信じてる」って言ってしまったけど、本当は心配だわ。
でも、私には見守ることしか出来ない。歯痒いわね。
それにしても、ルシフェール、まだ諦めていないのね。
本来の優しい兄さんに戻って欲しいのに。そういう日は訪れるのかしら・・・。
<次回へ続く>
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