211 / 297
自分に呪縛をかけたの!?
しおりを挟む
ベッドに入ってから、アトランティーナに言われた
<ミウが男性から言われたい言葉ってあるでしょ?それを弦夜に
言われたら、どう感じるのか。あと、男性にして欲しいこともそう。
ミウが男性にして欲しいと思っていることを弦夜がしたら、ミウは
どう感じるのか、試してみて>をやってみようと思った。
でもね、やっぱり無理なんだよね(苦笑)私にだって恋愛経験くらいは
あるんだけど、あんまり何かをしてもらった記憶がないの(汗)
たぶん、つきあい始めの頃は、色々と気を遣ってくれたり、それなりに
大事にしてくれてた時期もあったんだと思うんだよね、それぞれに。
でも、なぜか、誰とつきあっても、少しすると扱いが酷くなるっていうか、
大切にされなくなっていくっていうか・・・そういう感じだった。
当時は、相手のせいにしてたけど、今から思えば、原因は私にあったような
気がする。私が、私のことを少しも大切にしてなかったから、
そのエネルギーが伝播して、最初は大切にしようって思っててくれたのかも
しれないけど、『大切にしなくても良いんだ。っていうか、大切にされたがって
ないんだ』って、無意識レベルに入り込んだ結果なのかなって思ってる。
あと、自信の無さも原因だと思うんだよね(苦笑)自信がないっていうのは、
自分を信じられないってことだと思うんだよね。もちろん、100%自分を
信じてなかったワケではないけど、人間関係に関しては、信じてなかったような
気がする。自分に魅力があるって思えなかったから(汗)
一生懸命尽くさなきゃ、愛想尽かされるって、心のどこかで思ってたような気が
するんだよ。
そうそう、忘れてたけど、チェリーと話してて、女性として愛されちゃいけない
って思ってるところがあるって話になったよね?じゃ、どうして、女性として
愛されちゃいけないって思ってるのかってことについて、答えを出すって
言ってたんだっけ。もう、色々あり過ぎて、すっかり抜け落ちちゃってたなぁ。
ん?でも、ちょっと待って。抜け落ちてたんじゃなくて、今のタイミングを
待ってくれてたってことかもしれない!だって、今でしょ!私が、女性として
愛されちゃいけないって思ってた理由を探るのに、これほど良いタイミングって
ないと思わない?今、<前向き過ぎて、おめでたい>って呆れたでしょ?(笑)
いいよ、別に笑っても。だって、これが私の強みであり、得意技だからさ(笑)
そっか・・・今なんだね、私が女性として愛されちゃいけないって思ってた理由を
探るのは・・・。なんで、そう思うのかっていうと、あの時は、全く答えが
見えなかったし、見えてくる気もしなかったんだけど、この課題を思い出した時、
ほんのり答えの輪郭が見えてきたような気がしたの。
見えない答えを探ると、つい頭で考えちゃうけど、ほんのり答えの輪郭が
見えてきた時なら、本当の答えに辿り着けそうだよね!だから、私が自分で
意識できる領域からは、すっかり抜け落ちちゃってたのかもしれないけど、
私が自分で意識することが出来ない領域の部分からは、抜け落ちてなかったって
ことなんじゃない?だから、最も相応しいタイミングで思い出して、
ほんのり答えの輪郭を見せてくれたんだよ、きっと!
私って、いや、私だけじゃなくて、人の身体っていうか、精神っていうか・・・
もう、全部!スゴイよね!自分で無意識のうちにコントロールしてるって
ことじゃない?ヤバイよね(笑)
でも、そのヤバさのお陰で、自分の中に生まれた疑問への答えも導き出すことが
出来るんだから、身体の中が宇宙なのかもしれないよね!これって、すっごい
発見かも!ヤバッ、なんか興奮して眠れなくなっちゃうかもしれない(笑)
とりあえず今は、私が女性として愛されちゃいけないって思ってた理由に
ついて、答えを探してみよう。っていうか、思い出させてもらっちゃおう。
ね、私、もう答えはあるんだよね?サクッと見せて欲しいな。っていうか、
教えて欲しいな。
って思ったまま、寝ちゃったみたいだった。朝、目が覚めた時、いつもと感じが
違ってたんだよね。もちろん、スッキリ目覚めたことに違いはないんだけど、
夢を見たの。でもね、夢だったのか、現実だったのかがハッキリしないって
いうか・・・。いつもとは違う感じなんだよね。
でもね、答えは夢の中で、見せてもらえたよ。でも、あれって、本当に
夢だったのかなぁ?私の意識だけが、身体を抜け出してたのかもって思っちゃう。
それくらい、めっちゃリアル体験なんだよね(汗)
ま、今は会社に行く支度をしよう。じゃないと、遅れちゃうもん。
電車の中で、チェリーに聞いてみよう!元々、チェリーとの話の中で
出て来た話題っていうか、課題だったからね。
今朝は、ちゃんと最初から座れた。たぶんだけど、じっくり話した方が
良い案件(?)がある時は、座れるってことなのかもね(汗)少し前までは、
じっくりチェリーの話を聞いた方が良いことが多かったけど、もう今は、
そこまでじゃないってことなのかも!?うん、私がそれだけ成長したって
ことの証なんじゃないかな(笑)
「おはよう、チェリー」
「おはよう、ミウ。さっきミウが思っていたこと、大正解だよ。
そう、ミウは、成長したの。だから、もう毎朝、私とじっくり腰を落ち着けて
話す必要が無くなったってこと。でも、今朝は、じっくり話した方が良いこと、
ミウ流に言うなら案件があるってことなんだよ」
「あはっ、そうだった。チェリーには思ってることも筒抜けだった(笑)」
「それで?何があったの?それとも何か思ったことがあるの?」
「うん。実はね、少し前にチェリーに課題を出されてたでしょ?
私が、女性として愛されちゃいけないって思ってる理由。あれが、なんとなく、
ほんのり見えて来たんだよね。っていうか、ずっと忘れてて、昨夜、
思い出したんだけど(苦笑)チェリーには、誤魔化しが効かないから、
正直に白状するね(汗)」
「そう。でも、ちゃんとミウの中に残っていて、ミウの無意識下が働いて、
答えを浮上させてくれたのね。良かったね」
「うん、そんな感じなの。さすがチェリー!」
「それで、何が見えてきたの?」
「昨夜、夢を見たの。でもね、夢って呼ぶには、あまりにもリアルで、
別の次元で行動してたような感覚なんだ」
「ミウ、やっぱり、あなたは鋭いわね。その通りよ。ミウの意識が身体を
抜け出して、別次元に行って、行動していたのよ」
「やっぱりねぇ。だと思った。だって、リアル体験って言っても
良い感じだったんだもん」
「それで、目覚めはどうだった?」
「それがね、不思議な感覚だった。でも、スッキリしてたのは事実。
でも、今まで経験したことがないような目覚めだったかな」
「そうなのね。まぁ、そんなに頻繁に起こることではないからね。
それで、答えは?」
「あっ、そうそう、それなんだけどね。私、パパと小さい頃に約束してた
みたいなんだよね」
「えっ?どんな約束?」
「ママが小さい頃に死んじゃって、パパと二人きりだったじゃない?
それで、私まで居なくなっちゃったら、パパが寂しいだろうなって
思ったんだよね。だから、パパに<私は、ず~っと結婚しないで、パパの傍に
居るからね>って約束してたみたいなの。
でも、パパは、<それじゃあ、ミウが幸せになれないから、パパのことは
気にしなくて良いんだよ>って言ってくれたんだけど、
<でも、私は、ず~っとパパの傍に居るもん!>って言い張ったんだよね。
そしたらパパは、困った顔をしながら、<ミウが大きくなったら、本当に
好きな人が現れるよ。そうしたら、その人と一緒に居たいって思うように
なるから>って言ったの。
でも私は、<そんな人、現れないよ。だって、私はモテないし、きっとパパ以上に
私のことを好きになってくれる人なんて現れないもん!だから、私は、ず~っと
パパの傍に居る!>って言ったの。そしたらパパが、<もし、そうなったら、
ミウはずっとパパの傍に居れば良いよ>って言ってくれたんだよね。
それが嬉しくて、私は、『パパ以外の人と一緒には居ない。誰からも愛され
なくても良い』って決めたような気がする。それが、きっと<女性として
愛されちゃいけない>に繋がるんだと思う。どうかな?」
「よく思い出したわね、ミウ。そうなの。ミウは、お父さんの呪縛にかかりに
行ってしまったの」
「えっ、パパの呪縛!?」
「そう、お父さんの呪縛」
「えっ、それ、どういうこと?」
「ミウのお父さんは、本当にミウに幸せになって欲しいと思っていたはず。
でも、お父さん自身はどうだったかしら?きっと、早くにお母さんが亡くなって
しまって、寂しかったでしょうし、悲しかったと思うの。
それに、仕事をしながら、ミウを育てることも大変だったと思う。再婚して、
新しいお母さんを迎えるという選択肢もあったと思うけど、お父さんは、
その選択肢を選ばなかった。それは、お母さんへの愛情が深かったから。
そして、ミウにお母さんのことを忘れて欲しくなかったからなの。
そんな中で、お父さんは、自分の運命を呪っていたのかもしれないわね。
寂しくて、悲しくて、大変で・・・。もちろん、お父さんは、ミウにそんな話は
しなかったかもしれないけど、子供っていうのは、親が何も言わなくても、
親のことをしっかり見ているものなの。それで、今、自分の親が何を考え、
何を思っているのか、察してしまうものなのよ。しかもミウは、
とっても鋭いから尚更よね。
だからミウは、お父さんの苦しみを感じて、自分だけは、どこにも行かないで、
お父さんの傍に居よう、傍に居たいって思うようになったのね。
それには、大人になって、他の男性から愛されたら、ミウの計画が台無しに
なってしまうでしょ?そこで、自分は、女性としては愛されてはいけないという
呪縛を自分にかけたのよ。でも、元を正せば、それは、お父さんが自分に
かけた呪縛をミウがかかりに行っただけのことなの」
「じゃ、パパは、ママ以外の女性に愛されちゃいけないって思ってったって
こと?」
「お父さんは意識していなかったかもしれないけど、他の女性と関わるつもりは
なかったと思うわよ。それに、ミウのためにも他の女性と仲良くしては
いけないと思っていたのかもしれないわね」
「確かに・・・そうだね。だって、パパがママ以外の女の人と一緒に居たこと、
見たことないし、再婚なんて考えてなかったと思うもん。っていうか、
私もパパに再婚なんてして欲しくなかったと思う」
「そうやって、他の女性との縁を無理矢理にでも切ろうとしていた
お父さんの思いをミウが引き継いだだけのことなのよ。お父さんが、自分の
ために、そして、お父さん自身のために他の女性と縁を結ぶことをしないから、
私も他の男の人と縁を結んではいけないって、自分に言い聞かせたのでしょう。
でも、小さい頃のことだから、ミウも自分が、そういう呪縛にかかっている
ことも、そんなことを考えていたことも意識の上では忘れてしまっていた
でしょ?
でも、ミウが意識することが出来ない領域、つまり、潜在意識の中には、
根強く残ってしまっていたということ」
「じゃあ、私が自分で、わざわざ自分に呪縛をかけたってことになるの?」
「簡単に言うと、そういうことになるわね」
<次回へ続く>
<ミウが男性から言われたい言葉ってあるでしょ?それを弦夜に
言われたら、どう感じるのか。あと、男性にして欲しいこともそう。
ミウが男性にして欲しいと思っていることを弦夜がしたら、ミウは
どう感じるのか、試してみて>をやってみようと思った。
でもね、やっぱり無理なんだよね(苦笑)私にだって恋愛経験くらいは
あるんだけど、あんまり何かをしてもらった記憶がないの(汗)
たぶん、つきあい始めの頃は、色々と気を遣ってくれたり、それなりに
大事にしてくれてた時期もあったんだと思うんだよね、それぞれに。
でも、なぜか、誰とつきあっても、少しすると扱いが酷くなるっていうか、
大切にされなくなっていくっていうか・・・そういう感じだった。
当時は、相手のせいにしてたけど、今から思えば、原因は私にあったような
気がする。私が、私のことを少しも大切にしてなかったから、
そのエネルギーが伝播して、最初は大切にしようって思っててくれたのかも
しれないけど、『大切にしなくても良いんだ。っていうか、大切にされたがって
ないんだ』って、無意識レベルに入り込んだ結果なのかなって思ってる。
あと、自信の無さも原因だと思うんだよね(苦笑)自信がないっていうのは、
自分を信じられないってことだと思うんだよね。もちろん、100%自分を
信じてなかったワケではないけど、人間関係に関しては、信じてなかったような
気がする。自分に魅力があるって思えなかったから(汗)
一生懸命尽くさなきゃ、愛想尽かされるって、心のどこかで思ってたような気が
するんだよ。
そうそう、忘れてたけど、チェリーと話してて、女性として愛されちゃいけない
って思ってるところがあるって話になったよね?じゃ、どうして、女性として
愛されちゃいけないって思ってるのかってことについて、答えを出すって
言ってたんだっけ。もう、色々あり過ぎて、すっかり抜け落ちちゃってたなぁ。
ん?でも、ちょっと待って。抜け落ちてたんじゃなくて、今のタイミングを
待ってくれてたってことかもしれない!だって、今でしょ!私が、女性として
愛されちゃいけないって思ってた理由を探るのに、これほど良いタイミングって
ないと思わない?今、<前向き過ぎて、おめでたい>って呆れたでしょ?(笑)
いいよ、別に笑っても。だって、これが私の強みであり、得意技だからさ(笑)
そっか・・・今なんだね、私が女性として愛されちゃいけないって思ってた理由を
探るのは・・・。なんで、そう思うのかっていうと、あの時は、全く答えが
見えなかったし、見えてくる気もしなかったんだけど、この課題を思い出した時、
ほんのり答えの輪郭が見えてきたような気がしたの。
見えない答えを探ると、つい頭で考えちゃうけど、ほんのり答えの輪郭が
見えてきた時なら、本当の答えに辿り着けそうだよね!だから、私が自分で
意識できる領域からは、すっかり抜け落ちちゃってたのかもしれないけど、
私が自分で意識することが出来ない領域の部分からは、抜け落ちてなかったって
ことなんじゃない?だから、最も相応しいタイミングで思い出して、
ほんのり答えの輪郭を見せてくれたんだよ、きっと!
私って、いや、私だけじゃなくて、人の身体っていうか、精神っていうか・・・
もう、全部!スゴイよね!自分で無意識のうちにコントロールしてるって
ことじゃない?ヤバイよね(笑)
でも、そのヤバさのお陰で、自分の中に生まれた疑問への答えも導き出すことが
出来るんだから、身体の中が宇宙なのかもしれないよね!これって、すっごい
発見かも!ヤバッ、なんか興奮して眠れなくなっちゃうかもしれない(笑)
とりあえず今は、私が女性として愛されちゃいけないって思ってた理由に
ついて、答えを探してみよう。っていうか、思い出させてもらっちゃおう。
ね、私、もう答えはあるんだよね?サクッと見せて欲しいな。っていうか、
教えて欲しいな。
って思ったまま、寝ちゃったみたいだった。朝、目が覚めた時、いつもと感じが
違ってたんだよね。もちろん、スッキリ目覚めたことに違いはないんだけど、
夢を見たの。でもね、夢だったのか、現実だったのかがハッキリしないって
いうか・・・。いつもとは違う感じなんだよね。
でもね、答えは夢の中で、見せてもらえたよ。でも、あれって、本当に
夢だったのかなぁ?私の意識だけが、身体を抜け出してたのかもって思っちゃう。
それくらい、めっちゃリアル体験なんだよね(汗)
ま、今は会社に行く支度をしよう。じゃないと、遅れちゃうもん。
電車の中で、チェリーに聞いてみよう!元々、チェリーとの話の中で
出て来た話題っていうか、課題だったからね。
今朝は、ちゃんと最初から座れた。たぶんだけど、じっくり話した方が
良い案件(?)がある時は、座れるってことなのかもね(汗)少し前までは、
じっくりチェリーの話を聞いた方が良いことが多かったけど、もう今は、
そこまでじゃないってことなのかも!?うん、私がそれだけ成長したって
ことの証なんじゃないかな(笑)
「おはよう、チェリー」
「おはよう、ミウ。さっきミウが思っていたこと、大正解だよ。
そう、ミウは、成長したの。だから、もう毎朝、私とじっくり腰を落ち着けて
話す必要が無くなったってこと。でも、今朝は、じっくり話した方が良いこと、
ミウ流に言うなら案件があるってことなんだよ」
「あはっ、そうだった。チェリーには思ってることも筒抜けだった(笑)」
「それで?何があったの?それとも何か思ったことがあるの?」
「うん。実はね、少し前にチェリーに課題を出されてたでしょ?
私が、女性として愛されちゃいけないって思ってる理由。あれが、なんとなく、
ほんのり見えて来たんだよね。っていうか、ずっと忘れてて、昨夜、
思い出したんだけど(苦笑)チェリーには、誤魔化しが効かないから、
正直に白状するね(汗)」
「そう。でも、ちゃんとミウの中に残っていて、ミウの無意識下が働いて、
答えを浮上させてくれたのね。良かったね」
「うん、そんな感じなの。さすがチェリー!」
「それで、何が見えてきたの?」
「昨夜、夢を見たの。でもね、夢って呼ぶには、あまりにもリアルで、
別の次元で行動してたような感覚なんだ」
「ミウ、やっぱり、あなたは鋭いわね。その通りよ。ミウの意識が身体を
抜け出して、別次元に行って、行動していたのよ」
「やっぱりねぇ。だと思った。だって、リアル体験って言っても
良い感じだったんだもん」
「それで、目覚めはどうだった?」
「それがね、不思議な感覚だった。でも、スッキリしてたのは事実。
でも、今まで経験したことがないような目覚めだったかな」
「そうなのね。まぁ、そんなに頻繁に起こることではないからね。
それで、答えは?」
「あっ、そうそう、それなんだけどね。私、パパと小さい頃に約束してた
みたいなんだよね」
「えっ?どんな約束?」
「ママが小さい頃に死んじゃって、パパと二人きりだったじゃない?
それで、私まで居なくなっちゃったら、パパが寂しいだろうなって
思ったんだよね。だから、パパに<私は、ず~っと結婚しないで、パパの傍に
居るからね>って約束してたみたいなの。
でも、パパは、<それじゃあ、ミウが幸せになれないから、パパのことは
気にしなくて良いんだよ>って言ってくれたんだけど、
<でも、私は、ず~っとパパの傍に居るもん!>って言い張ったんだよね。
そしたらパパは、困った顔をしながら、<ミウが大きくなったら、本当に
好きな人が現れるよ。そうしたら、その人と一緒に居たいって思うように
なるから>って言ったの。
でも私は、<そんな人、現れないよ。だって、私はモテないし、きっとパパ以上に
私のことを好きになってくれる人なんて現れないもん!だから、私は、ず~っと
パパの傍に居る!>って言ったの。そしたらパパが、<もし、そうなったら、
ミウはずっとパパの傍に居れば良いよ>って言ってくれたんだよね。
それが嬉しくて、私は、『パパ以外の人と一緒には居ない。誰からも愛され
なくても良い』って決めたような気がする。それが、きっと<女性として
愛されちゃいけない>に繋がるんだと思う。どうかな?」
「よく思い出したわね、ミウ。そうなの。ミウは、お父さんの呪縛にかかりに
行ってしまったの」
「えっ、パパの呪縛!?」
「そう、お父さんの呪縛」
「えっ、それ、どういうこと?」
「ミウのお父さんは、本当にミウに幸せになって欲しいと思っていたはず。
でも、お父さん自身はどうだったかしら?きっと、早くにお母さんが亡くなって
しまって、寂しかったでしょうし、悲しかったと思うの。
それに、仕事をしながら、ミウを育てることも大変だったと思う。再婚して、
新しいお母さんを迎えるという選択肢もあったと思うけど、お父さんは、
その選択肢を選ばなかった。それは、お母さんへの愛情が深かったから。
そして、ミウにお母さんのことを忘れて欲しくなかったからなの。
そんな中で、お父さんは、自分の運命を呪っていたのかもしれないわね。
寂しくて、悲しくて、大変で・・・。もちろん、お父さんは、ミウにそんな話は
しなかったかもしれないけど、子供っていうのは、親が何も言わなくても、
親のことをしっかり見ているものなの。それで、今、自分の親が何を考え、
何を思っているのか、察してしまうものなのよ。しかもミウは、
とっても鋭いから尚更よね。
だからミウは、お父さんの苦しみを感じて、自分だけは、どこにも行かないで、
お父さんの傍に居よう、傍に居たいって思うようになったのね。
それには、大人になって、他の男性から愛されたら、ミウの計画が台無しに
なってしまうでしょ?そこで、自分は、女性としては愛されてはいけないという
呪縛を自分にかけたのよ。でも、元を正せば、それは、お父さんが自分に
かけた呪縛をミウがかかりに行っただけのことなの」
「じゃ、パパは、ママ以外の女性に愛されちゃいけないって思ってったって
こと?」
「お父さんは意識していなかったかもしれないけど、他の女性と関わるつもりは
なかったと思うわよ。それに、ミウのためにも他の女性と仲良くしては
いけないと思っていたのかもしれないわね」
「確かに・・・そうだね。だって、パパがママ以外の女の人と一緒に居たこと、
見たことないし、再婚なんて考えてなかったと思うもん。っていうか、
私もパパに再婚なんてして欲しくなかったと思う」
「そうやって、他の女性との縁を無理矢理にでも切ろうとしていた
お父さんの思いをミウが引き継いだだけのことなのよ。お父さんが、自分の
ために、そして、お父さん自身のために他の女性と縁を結ぶことをしないから、
私も他の男の人と縁を結んではいけないって、自分に言い聞かせたのでしょう。
でも、小さい頃のことだから、ミウも自分が、そういう呪縛にかかっている
ことも、そんなことを考えていたことも意識の上では忘れてしまっていた
でしょ?
でも、ミウが意識することが出来ない領域、つまり、潜在意識の中には、
根強く残ってしまっていたということ」
「じゃあ、私が自分で、わざわざ自分に呪縛をかけたってことになるの?」
「簡単に言うと、そういうことになるわね」
<次回へ続く>
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた
月山 歩
恋愛
孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる