14 / 22
3.僕とキミの間にあるもの
(四)
しおりを挟む
おかしい。
オレはなぜ、今を受け入れているのか。
目の前。いつのもなんでもない机の上に置かれた真新しい鍋。コンロから下ろされ、重ねた雑誌の上に置かれても、まだグツグツいってる中身。
用意された小皿も箸も茶碗も二つずつ。そして。
「さあ、食べましょうか」
なぜか。なぜか向かい合うように座り、手を合わせて「いただきます」をする氷鷹。
…………。なぜだ。
なぜ、オレはこの状況を受け入れている?
「――先輩? どうしたんですか?」
鍋から白菜をはじめとした具材を自分の(自分の!なんだ。オレンちのヤツなのに)小鉢に取り分けた氷鷹が問う。
オレがなぜ、食べ始めないのか。そういう疑問。
「いや……」
軽く痛くなってきた頭を指で押さえ、フーっと息を吐き出す。
わかってる。わかってるんだ。自分でも。
でも、「なんでコイツがいるんだよ!」ぐらいのツッコミはしたい。誰に対してってわけじゃないけど、それでもツッコミたい。
どうして、コイツはオレの部屋でいっしょに鍋を囲んでるんだっ!?
それもこの鍋は、氷鷹がこうしていっしょに食べるために持ち込んだもの。スーパーで、バイト帰りに具材といっしょに買ってきたもの。
――いっしょに、ゴハン食べましょう!
言い出しっぺはもちろん氷鷹。
――最近、寒くなってきたし。寒い季節には、鍋ですよ、鍋!
――でも、先輩ン家って、カセットコンロとか鍋、ないんですよねえ。
どうしてお前が、オレン家の台所(備品)情報知ってるんだ!
まあ、この間、風邪でぶっ倒れたオレの看病ついでに、キッチンを覗いたんだろうけど。
氷鷹の指摘する通り、オレの部屋には鍋もカセットコンロも常備してない。一人暮らしで、そんなもん必要ないだろ。
――仕方ないから、このお鍋だけ買いましょう、先輩! 具は俺が買いますから!
お鍋買ってどうするんだ。
スーパーのエンドにできた、アツアツお鍋コーナー。パウチになった鍋つゆといっしょに並べられた少人数用の土鍋。
――カセットコンロも欲しいところですけど。まあ、普通にコンロで煮込んで、それから食べてもいいし。
勝手に決めていく氷鷹。カセットコンロとボンベは諦め、土鍋だけ棚から取り出す。
オレが言いたいのは、お鍋なんか買って、その後、どうするんだってこと。まさかコイツ……。
――お鍋だけでもあったら、これからいつでも鍋パできますもんね!
やっぱり。
コイツ、この先、なんだかんだでオレのアパートに入り浸るつもりなのか。
鍋パは、その理由の一つ。
――鍋って、一人じゃやりにくいけど、大人数なら……ね。
茶目っ気タップリにウィンクしてみせた氷鷹。土鍋を持ってポーズを決められても。
カッコいいのか、ダサいのか。ちょっと感想行方不明。
氷鷹の提案、「イヤだ」「誰が鍋パするか!」と、はねつけることはできたけど、なんとなく、その土鍋を受け取ってしまった。
一人暮らしを始めて二年以上。家族もいない今の暮らしで、誰かと鍋をつつく――なんてことは、縁遠くなってる。
たまには。たまには、温かい鍋を食べるのも悪くない。
そう思ったから。そう思ったから土鍋を受け取った。土鍋を購入した。
具は、発案者である氷鷹が買ってくれるって言うし。だから、たまには。たまには誰かと。
「ほら、先輩! お肉だけじゃなくって、野菜も食べてくださいよ!」
鍋の向こうから身を乗り出した氷鷹が、勝手にオレの小鉢に白菜だの人参だの放り込んでくる。
「いや、ちょっ、ちょっと待て! 食べる、食べるから!」
氷鷹のお節介は、一回ですまない。何度も鍋に箸を突っ込んでは、つまんだ野菜をこっちの小鉢に放り込んでくる。
「本当ですかぁ?」
「本当だって! ってか、勝手に入れるな!」
自分のペースで食べさせてくれ!
載せられた野菜で、肉が見えなくなった小鉢。野菜は嫌いじゃないけど、だからって、こんなにモッサリ野菜を食べるのはちょっと……。
「ほら、ちゃんと食べてるだろ?」
食べながら喋るのは行儀が悪い。
わかっているけど、氷鷹を納得させるためのパフォーマンス。
モリモリに盛られたせいで、小鉢の底にあるポン酢に、ほとんど触れられなかった野菜たち。不味いわけじゃないけど、素材の味が強い。ポン酢自体も、大量に野菜(と水分)が入ったせいで、かなり薄くなってる。
「あ、先輩、俺にもポン酢貸してください」
ポン酢を持つオレに向かって、手を伸ばしてきた氷鷹。
口いっぱいに頬張って話すから、何言ってるのかよくわからない。けど、なんとなくポン酢が欲しいのかと察して、ホイッと使い終えたポン酢を渡す。
「ポン酢って、旨いっすよねぇ」
「……食い終わってから喋れ」
行儀悪いぞ。
「いや、こうやっていっしょに食うって、いいなって」
ゴクッと口の中のものを一気に飲み下して、氷鷹が言う。
「学食でいっしょに食うってのもいいっすけど、同じ鍋をつつくのって、楽しくないですか?」
「そうか?」
「そうですよ! 同じ鍋! 同じつゆ! 俺、いつもはゴマダレ派なんですけど、先輩と食べてるせいか、ポン酢旨えなあって」
「ふぅん」
そんなもんかね。
「それなら、ゴマダレも買えばよかったのに」
「先輩?」
「そしたら、お前の好きなもの、オレも味わうことだってできたのに」
言って、小鉢に残っていた肉を食う。野菜に隠れて、長くポン酢に浸かっていたせいか、肉味より酸っぱさが目立つ豚肉。悪くはないけど、野菜と違って、今度は酸っぱすぎる。
「えっと。それは、先輩も俺に興味があるって……、そういうことっすか?」
「――は?」
なんでそうなる?
なんでそうなって、お前、なんでそんなふうに、顔、赤くしてんだよ。
「わかりました! 次の鍋パのときには、ゴマダレも用意しまっす! 俺、先輩には俺のこと、もっと知ってほしいっすから!」
「――いや、お前のことは、知りたくもないけど?」
オレが知りたいのは、ゴマダレが旨いかどうかってことだけで。
「もう! つれないなあ、先輩!」
プクっと頬を膨らませた氷鷹。
「そこは、『そうだね。オレも氷鷹のこと、色々知りたいな』って言うとこですよ!」
「はあ? なんだそれ」
相手のことを知りたい、相手の好きなものを知りたい――ってのは、男女のそういう間柄で起きることだろう?
お前とオレの間で、そんな気持ちが芽生えたら、気持ち悪いじゃないか。
「まあいいです。先輩にそういうのを期待しても無駄なことは知ってますから」
むくれたまま、鍋から具を取り出す氷鷹。
「とりあえず。次の鍋パで、俺のとっておきのゴマダレを用意しますから。俺の好きな味、覚えてくださいね」
だから。
ちょっとぐらいゴマダレで食べてもいいかなって思っただけで。お前の好きな味を覚えたいとか、そういうのじゃないからな。
口に出して言わないけど、心のなかで、釘を刺すように思っておく。
ってか。ちょっと待て!
「次の鍋パって。お前、また食べに来るつもりなのか?」
「はい!」
さっきと違って、最上級の笑顔になった。
「せっかく鍋を買ってもらったんだし! この冬、使い倒さなきゃ損ですよ!」
……オレとしては、看病してもらったし、その礼もかねての鍋パだったんだが。まさか、この先も何度も鍋パされることになるとは。
ハァ……。
(コイツ、なんでこんなにオレに懐くんだ?)
ため息を漏らすとともに、膨れ上がる疑問。
オレ、そんなにいい先輩ってこともないし。友達としても、つき合いやすい質じゃないこと、自分でもよくわかってる。
だからこそ。だからこそ、コイツの距離感バグった懐き具合が、不思議で仕方ない。
どうして、こんなに懐いてくるんだ?
「先輩?」
キョトンとした氷鷹の目線。
「なんでもない」
鍋の底をさらえるように、残ってた野菜を小鉢に入れる。コンロにかけてないせいで、かなり温くなった野菜。柔らかく煮えてる野菜に、薄くなったポン酢の酸っぱさ。
旨い! とは言い難い微妙な味。
(ゴマダレなら、もう少し旨いのか?)
なんてことを考えながら、鍋パを締める。
鍋には、温くなりすぎた汁と、氷鷹に対する疑問が残った。
オレはなぜ、今を受け入れているのか。
目の前。いつのもなんでもない机の上に置かれた真新しい鍋。コンロから下ろされ、重ねた雑誌の上に置かれても、まだグツグツいってる中身。
用意された小皿も箸も茶碗も二つずつ。そして。
「さあ、食べましょうか」
なぜか。なぜか向かい合うように座り、手を合わせて「いただきます」をする氷鷹。
…………。なぜだ。
なぜ、オレはこの状況を受け入れている?
「――先輩? どうしたんですか?」
鍋から白菜をはじめとした具材を自分の(自分の!なんだ。オレンちのヤツなのに)小鉢に取り分けた氷鷹が問う。
オレがなぜ、食べ始めないのか。そういう疑問。
「いや……」
軽く痛くなってきた頭を指で押さえ、フーっと息を吐き出す。
わかってる。わかってるんだ。自分でも。
でも、「なんでコイツがいるんだよ!」ぐらいのツッコミはしたい。誰に対してってわけじゃないけど、それでもツッコミたい。
どうして、コイツはオレの部屋でいっしょに鍋を囲んでるんだっ!?
それもこの鍋は、氷鷹がこうしていっしょに食べるために持ち込んだもの。スーパーで、バイト帰りに具材といっしょに買ってきたもの。
――いっしょに、ゴハン食べましょう!
言い出しっぺはもちろん氷鷹。
――最近、寒くなってきたし。寒い季節には、鍋ですよ、鍋!
――でも、先輩ン家って、カセットコンロとか鍋、ないんですよねえ。
どうしてお前が、オレン家の台所(備品)情報知ってるんだ!
まあ、この間、風邪でぶっ倒れたオレの看病ついでに、キッチンを覗いたんだろうけど。
氷鷹の指摘する通り、オレの部屋には鍋もカセットコンロも常備してない。一人暮らしで、そんなもん必要ないだろ。
――仕方ないから、このお鍋だけ買いましょう、先輩! 具は俺が買いますから!
お鍋買ってどうするんだ。
スーパーのエンドにできた、アツアツお鍋コーナー。パウチになった鍋つゆといっしょに並べられた少人数用の土鍋。
――カセットコンロも欲しいところですけど。まあ、普通にコンロで煮込んで、それから食べてもいいし。
勝手に決めていく氷鷹。カセットコンロとボンベは諦め、土鍋だけ棚から取り出す。
オレが言いたいのは、お鍋なんか買って、その後、どうするんだってこと。まさかコイツ……。
――お鍋だけでもあったら、これからいつでも鍋パできますもんね!
やっぱり。
コイツ、この先、なんだかんだでオレのアパートに入り浸るつもりなのか。
鍋パは、その理由の一つ。
――鍋って、一人じゃやりにくいけど、大人数なら……ね。
茶目っ気タップリにウィンクしてみせた氷鷹。土鍋を持ってポーズを決められても。
カッコいいのか、ダサいのか。ちょっと感想行方不明。
氷鷹の提案、「イヤだ」「誰が鍋パするか!」と、はねつけることはできたけど、なんとなく、その土鍋を受け取ってしまった。
一人暮らしを始めて二年以上。家族もいない今の暮らしで、誰かと鍋をつつく――なんてことは、縁遠くなってる。
たまには。たまには、温かい鍋を食べるのも悪くない。
そう思ったから。そう思ったから土鍋を受け取った。土鍋を購入した。
具は、発案者である氷鷹が買ってくれるって言うし。だから、たまには。たまには誰かと。
「ほら、先輩! お肉だけじゃなくって、野菜も食べてくださいよ!」
鍋の向こうから身を乗り出した氷鷹が、勝手にオレの小鉢に白菜だの人参だの放り込んでくる。
「いや、ちょっ、ちょっと待て! 食べる、食べるから!」
氷鷹のお節介は、一回ですまない。何度も鍋に箸を突っ込んでは、つまんだ野菜をこっちの小鉢に放り込んでくる。
「本当ですかぁ?」
「本当だって! ってか、勝手に入れるな!」
自分のペースで食べさせてくれ!
載せられた野菜で、肉が見えなくなった小鉢。野菜は嫌いじゃないけど、だからって、こんなにモッサリ野菜を食べるのはちょっと……。
「ほら、ちゃんと食べてるだろ?」
食べながら喋るのは行儀が悪い。
わかっているけど、氷鷹を納得させるためのパフォーマンス。
モリモリに盛られたせいで、小鉢の底にあるポン酢に、ほとんど触れられなかった野菜たち。不味いわけじゃないけど、素材の味が強い。ポン酢自体も、大量に野菜(と水分)が入ったせいで、かなり薄くなってる。
「あ、先輩、俺にもポン酢貸してください」
ポン酢を持つオレに向かって、手を伸ばしてきた氷鷹。
口いっぱいに頬張って話すから、何言ってるのかよくわからない。けど、なんとなくポン酢が欲しいのかと察して、ホイッと使い終えたポン酢を渡す。
「ポン酢って、旨いっすよねぇ」
「……食い終わってから喋れ」
行儀悪いぞ。
「いや、こうやっていっしょに食うって、いいなって」
ゴクッと口の中のものを一気に飲み下して、氷鷹が言う。
「学食でいっしょに食うってのもいいっすけど、同じ鍋をつつくのって、楽しくないですか?」
「そうか?」
「そうですよ! 同じ鍋! 同じつゆ! 俺、いつもはゴマダレ派なんですけど、先輩と食べてるせいか、ポン酢旨えなあって」
「ふぅん」
そんなもんかね。
「それなら、ゴマダレも買えばよかったのに」
「先輩?」
「そしたら、お前の好きなもの、オレも味わうことだってできたのに」
言って、小鉢に残っていた肉を食う。野菜に隠れて、長くポン酢に浸かっていたせいか、肉味より酸っぱさが目立つ豚肉。悪くはないけど、野菜と違って、今度は酸っぱすぎる。
「えっと。それは、先輩も俺に興味があるって……、そういうことっすか?」
「――は?」
なんでそうなる?
なんでそうなって、お前、なんでそんなふうに、顔、赤くしてんだよ。
「わかりました! 次の鍋パのときには、ゴマダレも用意しまっす! 俺、先輩には俺のこと、もっと知ってほしいっすから!」
「――いや、お前のことは、知りたくもないけど?」
オレが知りたいのは、ゴマダレが旨いかどうかってことだけで。
「もう! つれないなあ、先輩!」
プクっと頬を膨らませた氷鷹。
「そこは、『そうだね。オレも氷鷹のこと、色々知りたいな』って言うとこですよ!」
「はあ? なんだそれ」
相手のことを知りたい、相手の好きなものを知りたい――ってのは、男女のそういう間柄で起きることだろう?
お前とオレの間で、そんな気持ちが芽生えたら、気持ち悪いじゃないか。
「まあいいです。先輩にそういうのを期待しても無駄なことは知ってますから」
むくれたまま、鍋から具を取り出す氷鷹。
「とりあえず。次の鍋パで、俺のとっておきのゴマダレを用意しますから。俺の好きな味、覚えてくださいね」
だから。
ちょっとぐらいゴマダレで食べてもいいかなって思っただけで。お前の好きな味を覚えたいとか、そういうのじゃないからな。
口に出して言わないけど、心のなかで、釘を刺すように思っておく。
ってか。ちょっと待て!
「次の鍋パって。お前、また食べに来るつもりなのか?」
「はい!」
さっきと違って、最上級の笑顔になった。
「せっかく鍋を買ってもらったんだし! この冬、使い倒さなきゃ損ですよ!」
……オレとしては、看病してもらったし、その礼もかねての鍋パだったんだが。まさか、この先も何度も鍋パされることになるとは。
ハァ……。
(コイツ、なんでこんなにオレに懐くんだ?)
ため息を漏らすとともに、膨れ上がる疑問。
オレ、そんなにいい先輩ってこともないし。友達としても、つき合いやすい質じゃないこと、自分でもよくわかってる。
だからこそ。だからこそ、コイツの距離感バグった懐き具合が、不思議で仕方ない。
どうして、こんなに懐いてくるんだ?
「先輩?」
キョトンとした氷鷹の目線。
「なんでもない」
鍋の底をさらえるように、残ってた野菜を小鉢に入れる。コンロにかけてないせいで、かなり温くなった野菜。柔らかく煮えてる野菜に、薄くなったポン酢の酸っぱさ。
旨い! とは言い難い微妙な味。
(ゴマダレなら、もう少し旨いのか?)
なんてことを考えながら、鍋パを締める。
鍋には、温くなりすぎた汁と、氷鷹に対する疑問が残った。
10
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
【16話完結】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
君に不幸あれ。
ぽぽ
BL
「全部、君のせいだから」
学校でも居場所がなく、家族に見捨てられた男子高校生の静。
生きる意味を失いかけた時に屋上で出会ったのは、太陽に眩しい青年、天輝玲だった。
静より一つ年上の玲の存在は、静の壊れかけていた心の唯一の救いだった。
静は玲のことを好きになり、静の告白をきっかけに二人は結ばれる。
しかしある日、玲の口から聞いた言葉が静の世界を一瞬で反転させる。
玲に対する感情は信頼から憎悪へと変わった。
それから十年。
かつて自分を救った玲に再会した静は玲に対して同じ苦しみを味合わせようとする。
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる