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第15話 【閑話】ニックへざまぁするまで③
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◇◇
「なるほど。第51層より先に進むことを反対したが、ピートというテイマーが強引に皆を率いたため、君は仕方なくついていった――ニックくん。君はそう言いたいんだね?」
「はい、その通りです。今思えばあの時もっと強く反対していれば……」
「今はたらればを論じている場合じゃない」
目の前の男……国王に派遣されたエリート官僚にして最高レベルの魔術師であるフレッドが、眼鏡をくいっと上げながら僕を睨みつける。
「ええ、分かってます。とにかく復活したアルゼオンをどうやってもう一度封印するのかが最優先ですものね」
「ああ」
「僕にできることならなんでもします! だから僕も討伐隊の一員に加えてください!」
ギルドに戻った僕を待ち受けていたのは、連日の取り調べだった。
自由に町を歩き回る時間などなく、食事も最低限しか与えられていない。
当然、酒なんて一滴たりとも飲ませてくれない状況だ。
そうこうしているうちに、Aランク以上の冒険者と王国軍の有志によるアルゼオン討伐隊が組まれることになったと小耳に挟んだ。
最年少でのSランク昇格は幻となって消えたけど、アルゼオンを倒せば、僕は真の意味で英雄になれる。
当然、僕は討伐隊に志願したよ。
何度もね。
でも……。
――しつこいぞ、ニック。おまえは今、冒険者の資格をはく奪されているのだ。討伐隊はおろか、ダンジョンにすら近づくことを禁じられているのを忘れるな。
だとさ。
こんなはずじゃなかった……。
確かにルールを破ったのはピートではなく僕だ。
でもそれは僕たちが英雄になるためには仕方のないことだった。
元をただせばピートのやつが全く使い物にならなかったから足踏みしてしまったのだ。
全部あいつが悪い。
僕のせいじゃない。
だから僕にはあいつに罪を押しつける権利がある。
「ピートは第53層の【レベルストーン】を持っています。僕たちをパーティーから追い出したのは、彼が成果を独り占めするためだとばかり思ってました。でも本当は違っていたのだと思います。彼は第53層から【レベルストーン】を取り除けば、アルゼオンが復活するのを知っていた。そしてアルゼオンに【レベルストーン】を捧げて、彼の眷属として世界を血に染めるつもりなんです!」
「ふむ……。どこを探しても【レベルストーン】が見つからないのは、ピートくんが持っているから、ということか」
フレッドが手をあごの当たりで組んで、僕を下から覗くように見ている。
嫌な目つきだ。
こいつとは絶対に友達にはなれないな。
けど今はこいつに媚びてでも、自由を得なくては。
「僕とピートは長い付き合いです。固い絆で結ばれてます。だから今ならまだ間に合います! 僕をダンジョンに向かわせてください! 僕がピートを説得してみせますから!」
フレッドが手を軽く上げた。
「もういい。君の言い分は分かった。よく吟味して、明日また話そう」
「吟味って……。そんな暇ないですよね! 今すぐアルゼオンをどうにかしないと!」
ここで引き下がるわけにはいかない。
だが身を乗り出したところで、後ろに立っていた王国兵たちが僕の両腕をガッチリつかんだ。
「いてっ! 何をするんだ!」
王国兵は無表情のままフレッドを見ている。
彼の言葉しか耳を貸さない、という姿勢のあらわれだろう。
そのフレッドは立ち上がると、上着のポケットから光る石を取り出した。
「これはね。相手の声を記録する魔法の石、レコードストーンって言うんだけどね。大聖堂の中庭にある聖なる泉にいれると色が変わるんだよ」
いったい何を言ってるんだ?
訳が分からない。
「記録した声が真実を語っていれば『青』に。ウソを言っていれば『赤』に」
僕の顔からさっと血の気が引いていくのが自分でもよく分かる。
フレッドは僕に背を向けて、天井をあおいだ。
「イライザくんだっけ? 彼女は優秀な魔術師だね。レコードストーンを隠し持っていたのをこの部屋に入った瞬間に見抜いていたようだよ」
「だ、だからなんだって言うのですか? まさか僕がウソをついている、とでも言いたいのです?」
フレッドがゆっくりと振り返り、僕の目をじっと見つめる。
心臓がバクバクと音を立てているが、ここで気取られるわけにはいかない。
僕は微笑を浮かべて、彼の視線を受け止めた。
「いいや。私には分からない。でも不思議なんだ。君の言っていることとイライザくんの言っていることがまるで違っていてね」
「へ、へえ……」
「君の言うピートくんのしたことが、そのままそっくり君がしたってイライザくんは供述したのだよ」
「そ、それはウソだ。彼女は僕をはめようとしているに違いない」
「何のために?」
「そ、それは彼女に聞いてくださいよ。ぼ、僕には恨みを買った覚えはありませんからね」
「そうか……。まあ、いい。この石が明日の朝には教えてくれるだろうよ。どちらがウソをついているのかをね。ニックくん、今日はもういい。宿で休んでいたまえ」
イライザめ……。
僕を裏切ったな……。
どいつもこいつもなめやがって!
僕を誰だと思ってるんだ!
英雄になる男だぞ!!
こうなったら僕の選択肢は一つしかない。
深夜になってウトウトしていた見張り番を一突きで殺し、僕は外に出た。
向かう場所は決まっている。ダンジョンだ。
「くくく……」
思わず笑みがこぼれたのは昼間のフレッドの言葉を思い起こしたからだ。
――どこを探しても【レベルストーン】が見つからないのは、ピートくんが持っているから、ということか。
高名な魔術師様でも僕の力は見抜けなかったみたいだな。
封印を解く力は、封印する力でもある。
僕は体の中に封印しておいた、第53層の【レベルストーン】を取り出した。
「僕はあきらめない。絶対に英雄になるんだ」
僕をバカにした奴らをひれ伏せさせてみせる。
そのためだったら何だってするさ。
たとえ悪魔に魂を売ろうともね――。
「なるほど。第51層より先に進むことを反対したが、ピートというテイマーが強引に皆を率いたため、君は仕方なくついていった――ニックくん。君はそう言いたいんだね?」
「はい、その通りです。今思えばあの時もっと強く反対していれば……」
「今はたらればを論じている場合じゃない」
目の前の男……国王に派遣されたエリート官僚にして最高レベルの魔術師であるフレッドが、眼鏡をくいっと上げながら僕を睨みつける。
「ええ、分かってます。とにかく復活したアルゼオンをどうやってもう一度封印するのかが最優先ですものね」
「ああ」
「僕にできることならなんでもします! だから僕も討伐隊の一員に加えてください!」
ギルドに戻った僕を待ち受けていたのは、連日の取り調べだった。
自由に町を歩き回る時間などなく、食事も最低限しか与えられていない。
当然、酒なんて一滴たりとも飲ませてくれない状況だ。
そうこうしているうちに、Aランク以上の冒険者と王国軍の有志によるアルゼオン討伐隊が組まれることになったと小耳に挟んだ。
最年少でのSランク昇格は幻となって消えたけど、アルゼオンを倒せば、僕は真の意味で英雄になれる。
当然、僕は討伐隊に志願したよ。
何度もね。
でも……。
――しつこいぞ、ニック。おまえは今、冒険者の資格をはく奪されているのだ。討伐隊はおろか、ダンジョンにすら近づくことを禁じられているのを忘れるな。
だとさ。
こんなはずじゃなかった……。
確かにルールを破ったのはピートではなく僕だ。
でもそれは僕たちが英雄になるためには仕方のないことだった。
元をただせばピートのやつが全く使い物にならなかったから足踏みしてしまったのだ。
全部あいつが悪い。
僕のせいじゃない。
だから僕にはあいつに罪を押しつける権利がある。
「ピートは第53層の【レベルストーン】を持っています。僕たちをパーティーから追い出したのは、彼が成果を独り占めするためだとばかり思ってました。でも本当は違っていたのだと思います。彼は第53層から【レベルストーン】を取り除けば、アルゼオンが復活するのを知っていた。そしてアルゼオンに【レベルストーン】を捧げて、彼の眷属として世界を血に染めるつもりなんです!」
「ふむ……。どこを探しても【レベルストーン】が見つからないのは、ピートくんが持っているから、ということか」
フレッドが手をあごの当たりで組んで、僕を下から覗くように見ている。
嫌な目つきだ。
こいつとは絶対に友達にはなれないな。
けど今はこいつに媚びてでも、自由を得なくては。
「僕とピートは長い付き合いです。固い絆で結ばれてます。だから今ならまだ間に合います! 僕をダンジョンに向かわせてください! 僕がピートを説得してみせますから!」
フレッドが手を軽く上げた。
「もういい。君の言い分は分かった。よく吟味して、明日また話そう」
「吟味って……。そんな暇ないですよね! 今すぐアルゼオンをどうにかしないと!」
ここで引き下がるわけにはいかない。
だが身を乗り出したところで、後ろに立っていた王国兵たちが僕の両腕をガッチリつかんだ。
「いてっ! 何をするんだ!」
王国兵は無表情のままフレッドを見ている。
彼の言葉しか耳を貸さない、という姿勢のあらわれだろう。
そのフレッドは立ち上がると、上着のポケットから光る石を取り出した。
「これはね。相手の声を記録する魔法の石、レコードストーンって言うんだけどね。大聖堂の中庭にある聖なる泉にいれると色が変わるんだよ」
いったい何を言ってるんだ?
訳が分からない。
「記録した声が真実を語っていれば『青』に。ウソを言っていれば『赤』に」
僕の顔からさっと血の気が引いていくのが自分でもよく分かる。
フレッドは僕に背を向けて、天井をあおいだ。
「イライザくんだっけ? 彼女は優秀な魔術師だね。レコードストーンを隠し持っていたのをこの部屋に入った瞬間に見抜いていたようだよ」
「だ、だからなんだって言うのですか? まさか僕がウソをついている、とでも言いたいのです?」
フレッドがゆっくりと振り返り、僕の目をじっと見つめる。
心臓がバクバクと音を立てているが、ここで気取られるわけにはいかない。
僕は微笑を浮かべて、彼の視線を受け止めた。
「いいや。私には分からない。でも不思議なんだ。君の言っていることとイライザくんの言っていることがまるで違っていてね」
「へ、へえ……」
「君の言うピートくんのしたことが、そのままそっくり君がしたってイライザくんは供述したのだよ」
「そ、それはウソだ。彼女は僕をはめようとしているに違いない」
「何のために?」
「そ、それは彼女に聞いてくださいよ。ぼ、僕には恨みを買った覚えはありませんからね」
「そうか……。まあ、いい。この石が明日の朝には教えてくれるだろうよ。どちらがウソをついているのかをね。ニックくん、今日はもういい。宿で休んでいたまえ」
イライザめ……。
僕を裏切ったな……。
どいつもこいつもなめやがって!
僕を誰だと思ってるんだ!
英雄になる男だぞ!!
こうなったら僕の選択肢は一つしかない。
深夜になってウトウトしていた見張り番を一突きで殺し、僕は外に出た。
向かう場所は決まっている。ダンジョンだ。
「くくく……」
思わず笑みがこぼれたのは昼間のフレッドの言葉を思い起こしたからだ。
――どこを探しても【レベルストーン】が見つからないのは、ピートくんが持っているから、ということか。
高名な魔術師様でも僕の力は見抜けなかったみたいだな。
封印を解く力は、封印する力でもある。
僕は体の中に封印しておいた、第53層の【レベルストーン】を取り出した。
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