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王女の茶会1
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クッキーのドレスを気に入ったケイトは、他のドレスもクッキーにしたいと言い出し、公式な場で着れるのも今だけだろうと、我が国でも作れる者がいるか当たって貰うと、あっさりやりたいというデザイナーが見付かった。
「私は、殿下の是非ケーキのドレスを作ってみたいです」
「けーき?」
「はい、クリームのようなドレスに、ヘッドドレスにいちごなどを使うのはいかがでしょうか」
「いちご!とってもいいとおみょいます」
「はい、私もとても似合うと思います」
そうして出来上がった、いちごケーキのドレスは、それはもう可愛かった。
ケイトも積極的に着たいというので、ちょうどどこか着ていくところを探していたのである。勿論、メディナもドレスを知っていての発言である。
15歳になる娘に茶会の行い方を、いずれ見せたかったということもあり、コンクレット侯爵家で行われることになった。
ちなみにデザイナーは今も、普段でも着れる様なお菓子を模したドレスを作っており、まだ量産される予定である。
そして、リベル殿下にも了承を得て、エミアンローズを招待することにした。
茶会当日。イチゴのケーキのドレスに身を包んだケイトは、全方位をアイスボックスクッキーの際と同じように、射貫いて行った。
「なんて可愛いんだ…誘拐されてしまわないか」
目を蕩けさせて、ケイトを見ているのはアンセムである。
「見た目だけね」
「ゆうかいちゃれそうになったら、すねをけるのよ?」
可愛いドレス姿で、足をぶんぶん振って見せている。なかなか、力強く、ヒュンヒュンという音がしている。
「なかなか力強い蹴りだな」
「かのうなら、あしをもちあげるのもいいときいたわ」
「さすがに難しいんじゃないか?無理をしてはいけないよ」
護身術だけは、ソアリス監修の元、しっかりきっちりと教わっている。軽そうなら、片足を持って、スっ転ばせればいいと言ったのは、勿論ソアリスである。
「もちろんよ?ごえいもいるんだから」
「そ、そうだな」
いくら可愛いイチゴのケーキのドレスでも、中身が変わるわけではないと、アンセムは思い直した。
ソアリスとケイト、侍女はキャロライン。ポーリアは参加者として、メディナは主催者としているので、どちらにせよ、侍女三人もいることになる。
そして、一行はコンクレット侯爵家に到着した。
ラバス・コンクレット侯爵、メディナが迎えに出て、後ろには娘であるオーリン嬢もいたが、ラバスの目は一瞬大きく見開いた。
「…王妃陛下、ケイト殿下、ようこそお越しくださいました」
オーリンもケイトに目が釘付けで、メディナも試着時には大騒ぎであったが、既に見ているので、驚くことはない。
「お招きいただき、ありがとうございます」
「ありがとうごじゃいます」
「いえ、楽しみにしておりましたっ!メディナ…私は限界だ…」
ラバスは大きく息を吐きながら、胸を大袈裟に押さえている。
「ケイト、くるっと回って差し上げなさい」
「はい」
ラバスの目の前で、くるくるっとケイトが回ると、崩れ落ちそうな勢いになっていたが、ギリギリで踏みとどまっている様子であった。
「メディナの言ったことは本当だったのね」
「はい、挨拶が限界だったようです。失礼いたしました」
「なんて愛らしいんだ!ケーキじゃないか、こんなの聞いていない!無理だ」
ラバスは頭を抱えており、オーリンが小声でお父様と、声を掛けている。
「っあ!」
ラバスはオーリンを紹介し忘れていることを、ようやく思い出した。娘を紹介するのは、当主の役目である。
「王妃陛下、ケイト殿下、本日はオーリンも参加させていただきます」
「オーリン・コンクレットでございます。よろしくお願いいたします」
オーリンは綺麗なカーテシーで挨拶をした。
「こちらこそ、本日はよろしくお願いいたします」
「おねぎゃいいたします」
「う!本当に大変お可愛らしく、私も胸が苦しいです」
オーリンもラバスほどではないが、小さく息を吐きながら、胸に手を当てており、様子のおかしい父娘になっている。
「私は、殿下の是非ケーキのドレスを作ってみたいです」
「けーき?」
「はい、クリームのようなドレスに、ヘッドドレスにいちごなどを使うのはいかがでしょうか」
「いちご!とってもいいとおみょいます」
「はい、私もとても似合うと思います」
そうして出来上がった、いちごケーキのドレスは、それはもう可愛かった。
ケイトも積極的に着たいというので、ちょうどどこか着ていくところを探していたのである。勿論、メディナもドレスを知っていての発言である。
15歳になる娘に茶会の行い方を、いずれ見せたかったということもあり、コンクレット侯爵家で行われることになった。
ちなみにデザイナーは今も、普段でも着れる様なお菓子を模したドレスを作っており、まだ量産される予定である。
そして、リベル殿下にも了承を得て、エミアンローズを招待することにした。
茶会当日。イチゴのケーキのドレスに身を包んだケイトは、全方位をアイスボックスクッキーの際と同じように、射貫いて行った。
「なんて可愛いんだ…誘拐されてしまわないか」
目を蕩けさせて、ケイトを見ているのはアンセムである。
「見た目だけね」
「ゆうかいちゃれそうになったら、すねをけるのよ?」
可愛いドレス姿で、足をぶんぶん振って見せている。なかなか、力強く、ヒュンヒュンという音がしている。
「なかなか力強い蹴りだな」
「かのうなら、あしをもちあげるのもいいときいたわ」
「さすがに難しいんじゃないか?無理をしてはいけないよ」
護身術だけは、ソアリス監修の元、しっかりきっちりと教わっている。軽そうなら、片足を持って、スっ転ばせればいいと言ったのは、勿論ソアリスである。
「もちろんよ?ごえいもいるんだから」
「そ、そうだな」
いくら可愛いイチゴのケーキのドレスでも、中身が変わるわけではないと、アンセムは思い直した。
ソアリスとケイト、侍女はキャロライン。ポーリアは参加者として、メディナは主催者としているので、どちらにせよ、侍女三人もいることになる。
そして、一行はコンクレット侯爵家に到着した。
ラバス・コンクレット侯爵、メディナが迎えに出て、後ろには娘であるオーリン嬢もいたが、ラバスの目は一瞬大きく見開いた。
「…王妃陛下、ケイト殿下、ようこそお越しくださいました」
オーリンもケイトに目が釘付けで、メディナも試着時には大騒ぎであったが、既に見ているので、驚くことはない。
「お招きいただき、ありがとうございます」
「ありがとうごじゃいます」
「いえ、楽しみにしておりましたっ!メディナ…私は限界だ…」
ラバスは大きく息を吐きながら、胸を大袈裟に押さえている。
「ケイト、くるっと回って差し上げなさい」
「はい」
ラバスの目の前で、くるくるっとケイトが回ると、崩れ落ちそうな勢いになっていたが、ギリギリで踏みとどまっている様子であった。
「メディナの言ったことは本当だったのね」
「はい、挨拶が限界だったようです。失礼いたしました」
「なんて愛らしいんだ!ケーキじゃないか、こんなの聞いていない!無理だ」
ラバスは頭を抱えており、オーリンが小声でお父様と、声を掛けている。
「っあ!」
ラバスはオーリンを紹介し忘れていることを、ようやく思い出した。娘を紹介するのは、当主の役目である。
「王妃陛下、ケイト殿下、本日はオーリンも参加させていただきます」
「オーリン・コンクレットでございます。よろしくお願いいたします」
オーリンは綺麗なカーテシーで挨拶をした。
「こちらこそ、本日はよろしくお願いいたします」
「おねぎゃいいたします」
「う!本当に大変お可愛らしく、私も胸が苦しいです」
オーリンもラバスほどではないが、小さく息を吐きながら、胸に手を当てており、様子のおかしい父娘になっている。
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