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ブランシュの正体
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オラシオはブランシュの細い首に歯を立てようと口を開けたが、思い直した。
そして、両手を組み合わせ、ぶるぶる震えるブランシュの唇を指でこじ開け、小さな舌を引っ張りだした。
いつものふてぶてしい表情を消し、怯えて苦しそうに眉を寄せる少女を見て、オラシオは静かに興奮した。
親指の腹で舌の窪みを撫で、囁いた。
「お前の血はなるほど依存性が高い。俺もこれ以上何かに縛られるのは御免だ。なら、別の方法で俺を充たすのだブランシュ」
ブランシュは呻き、その紅桃の唇の端から唾液が伝った。
オラシオは舌舐めずりをした後、ブランシュの唇を塞いだ。
くちゅくちゅという粘着質な音が耳朶を打つ。
オラシオは夢中でブランシュの柔らかい口内を舐め回していた。
唾液と血液は似通っている。
風味は少し変われど、口にしたときの幸福感は変わらない。
ブランシュの柔らかい皮膚の感触と心地好い温度が更にオラシオを虜にしていく。
「ふ、ふぐ、んんっ」
ブランシュが苦しそうにもがいて身を捻っている。
オラシオは離すまいと抱き込んだ。
怪力が特技の少女であるが、その身体は華奢で柔らかい。
ブランシュは拳でオラシオの胸を叩く。
その力が段々強くなり、無視できなくなったオラシオは、その手首を掴むと仕方無く唇を離した。
ぷはぁっ、と息を吐いたブランシュは懸命に呼吸を整えている。
「しっ、死ぬっ、く、苦し」
そして、オラシオをキッと睨んだ。
「何すんですか、この変態!」
オラシオは眉を寄せた。
「情緒がない。ここは、頬を赤らめて恥じらうか、目を潤ませてぼんやりするところではないか?」
「主様にとっては、今のは摂食行為でしょう。唾を有るだけ舐め取って…の、喉が乾いた」
「私の部屋に来い。果実水を飲ませてやろう」
ブランシュはオラシオの腕の中で訝しげに見上げた。
「主様、まさか…」
オラシオは目を細めた。
「まだまだ足りん。副作用の心配がないのだから手加減は必要あるまい」
オラシオはブランシュをソファーに座らせた。
「さて、ブランシュ。話してもらおうか」
ブランシュは俯いて膝の上に置いた手を握りしめた。
「お前の血液にある秘密を話せ」
「ヨダレはもう要らぬのですか」
「ヨダレ言うな」
ドアがノックされ、スケルとカクマが現れた。
「ブランシュ=コネリー、南端の領地を治めるコネリー子爵家の血縁者と判明しました。6年前、一家は突然姿を消し、その後は奥方の弟が領地を管理しているそうです」
ブランシュは顔を覆った。
「コネリー夫妻とその一人娘の行方は知れず、しかし、三年後に旅篭町の宿屋でコネリー夫人の遺体が発見されています」
オラシオはブランシュの隣に座った。
「6年前、何があった。お前達は何から逃げ続けているのだ」
ブランシュは大きく息を吐いた。
「…皆様を巻き込むわけには参りません」
「お前の血と関係があるなら、俺には知る権利があるし、既に巻き込まれていると言えるな」
ブランシュはぐっと言葉に詰まった。
「私達の事前調査が甘かったのです。まさか、このガサツで平凡な娘にやんごとなき事情があったなど推測できず」
頭を下げるスケルをブランシュは横目で見た。
「失礼な。これでも元子爵令嬢です」
「とてもそうは見えん。驚くほどの適応能力だな」
カクマが感心している。
ブランシュは腕を組んで反り返った。
「はあ、わかりましたよ、お話します」
ブランシュがコネリー家の長女として何不自由ない暮らしをしていたのは12歳になるまで。
ある夜、突然何者かに襲撃された。
いち早く異変に気付いた父が、母とブランシュを連れ出したお陰で事なきを得たが、そこで初めて、ブランシュは、父の素性と自分に流れる血の秘密を知ることになる。
父はこの国の生まれではない。
遠くから追手を逃れて辿り着いたこの国で母と出会い、恋に落ちた。
母は全てを知った上で、父と共にいることを選んだ。
「父は、いずれ居場所を突き止められることを想定していたようです。小さな頃からひろ貴族令嬢には必要ないような体術とかサバイバルな知識を伝授されていたので、なんだか変だなぁ、とは思っていたんですけどね」
執拗な追手から逃れながら点々とする日々を三年過ごし、母が倒れた。
「無理が祟ったのでしょうね、母は生粋の貴族令嬢でしたから…あっという間に亡くなりました」
ブランシュは遠い目をする。
泣き叫ぶ父を見ながらブランシュは淡々と叔父に連絡し、直ぐに火葬の手配をしてもらった。
「何故火葬に?」
「母の遺言でした。追手に遺体を奪われるとも限らなかったので」
「遺体を奪う?それで何をしようというのだ」
「それを盾に脅迫してくるとも限らなかったので。何せ手段を選ばない下衆な奴らでしたから。母はそれを予測していたようです」
オラシオは眉をしかめた。
「お前の父は何者なのだ」
ブランシュは両手を顔の横に上げ、指を曲げた。
三人はキョトンとしてブランシュを見た。
「ヒント」
三人は顔を見合わせた。
「ふざけるなお前、もったいつけるな」
カクマが詰め寄った。
「猫!」
スケルが叫んだ。
「違います~」
「ゴリラ!」
「遠退いた!」
オラシオが指を鳴らした。
「狼」
ブランシュがオラシオを指差した。
「正解。さすが主様。父は人狼と呼ばれる種族だったそうで。人の踏み入れない山奥でひっそり暮らしていたんですが、好奇心で人里に降りてしまい、そこからハンターに狙われることになったようです」
「だから、俺が吸血鬼と聞いても驚かなかったのか」
「主様はまだ人型ですから。父はがっつり狼に変化します」
「お前も狼になるのか」
カクマが恐る恐る訊ねる。
ブランシュは首を振った。
「私はハーフですから。受け継いだのは頑丈で力が強いところくらいです」
「人狼が珍しいのは解るが、国を跨いでまで執拗に追ってくる理由はなんだ?」
カクマが呟く。
ブランシュはカクマに顔を向けた。
「彼らの目的は私達の血。人狼の血は精力剤で、不老長寿の薬なのだそうです。高額な値で売れる。彼らは私達親子を飼い、太らせて血を抜きとり続けたい。それどころか繁殖させたいと目論んでいます」
カクマとスケルは息を飲んだ。
「なんという…外道な」
「まあ、なんというか俺のやっていることも、それに近いかもしれんが」
オラシオはこめかみに指を当てて目を瞑った。
「主様は違います!」
ブランシュはオラシオの手を握った。
「主様は決して私を糧扱いしなかった。ちゃんと人間として扱って下さいました。主様であれば私の血を全て差し上げても良いと思っておりました…けれど、私の血にはどうやら中毒性があるようで…それは、主様にとって良いことにはなりません」
「ブランシュ…」
オラシオはブランシュの琥珀の瞳をみつめた。
ブランシュは視線を逸らす。
「それに、どうやら追手が近付いて来ているようです」
「やたら狼が鳴いていたあの夜か。あれはお前の父であったか」
ブランシュは頷いた。
「メリル様がおいでになるのは5日後ですね、それに紛れて私はこの屋敷を出ます」
ブランシュは決意に満ちた目を前に向けた。
「お前、主様の事が好きなのか」
部屋から出た後、カクマが隣からこそっと訊いた。
ブランシュはじっとカクマを見たあとに答えた。
「主様はこれまで会った誰よりも美しく、強い方です。そして、お優しい。ずっと側でお仕えできるカクマが羨ましい…それ以上は申しません」
そして、両手を組み合わせ、ぶるぶる震えるブランシュの唇を指でこじ開け、小さな舌を引っ張りだした。
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親指の腹で舌の窪みを撫で、囁いた。
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オラシオは舌舐めずりをした後、ブランシュの唇を塞いだ。
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オラシオは夢中でブランシュの柔らかい口内を舐め回していた。
唾液と血液は似通っている。
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オラシオは離すまいと抱き込んだ。
怪力が特技の少女であるが、その身体は華奢で柔らかい。
ブランシュは拳でオラシオの胸を叩く。
その力が段々強くなり、無視できなくなったオラシオは、その手首を掴むと仕方無く唇を離した。
ぷはぁっ、と息を吐いたブランシュは懸命に呼吸を整えている。
「しっ、死ぬっ、く、苦し」
そして、オラシオをキッと睨んだ。
「何すんですか、この変態!」
オラシオは眉を寄せた。
「情緒がない。ここは、頬を赤らめて恥じらうか、目を潤ませてぼんやりするところではないか?」
「主様にとっては、今のは摂食行為でしょう。唾を有るだけ舐め取って…の、喉が乾いた」
「私の部屋に来い。果実水を飲ませてやろう」
ブランシュはオラシオの腕の中で訝しげに見上げた。
「主様、まさか…」
オラシオは目を細めた。
「まだまだ足りん。副作用の心配がないのだから手加減は必要あるまい」
オラシオはブランシュをソファーに座らせた。
「さて、ブランシュ。話してもらおうか」
ブランシュは俯いて膝の上に置いた手を握りしめた。
「お前の血液にある秘密を話せ」
「ヨダレはもう要らぬのですか」
「ヨダレ言うな」
ドアがノックされ、スケルとカクマが現れた。
「ブランシュ=コネリー、南端の領地を治めるコネリー子爵家の血縁者と判明しました。6年前、一家は突然姿を消し、その後は奥方の弟が領地を管理しているそうです」
ブランシュは顔を覆った。
「コネリー夫妻とその一人娘の行方は知れず、しかし、三年後に旅篭町の宿屋でコネリー夫人の遺体が発見されています」
オラシオはブランシュの隣に座った。
「6年前、何があった。お前達は何から逃げ続けているのだ」
ブランシュは大きく息を吐いた。
「…皆様を巻き込むわけには参りません」
「お前の血と関係があるなら、俺には知る権利があるし、既に巻き込まれていると言えるな」
ブランシュはぐっと言葉に詰まった。
「私達の事前調査が甘かったのです。まさか、このガサツで平凡な娘にやんごとなき事情があったなど推測できず」
頭を下げるスケルをブランシュは横目で見た。
「失礼な。これでも元子爵令嬢です」
「とてもそうは見えん。驚くほどの適応能力だな」
カクマが感心している。
ブランシュは腕を組んで反り返った。
「はあ、わかりましたよ、お話します」
ブランシュがコネリー家の長女として何不自由ない暮らしをしていたのは12歳になるまで。
ある夜、突然何者かに襲撃された。
いち早く異変に気付いた父が、母とブランシュを連れ出したお陰で事なきを得たが、そこで初めて、ブランシュは、父の素性と自分に流れる血の秘密を知ることになる。
父はこの国の生まれではない。
遠くから追手を逃れて辿り着いたこの国で母と出会い、恋に落ちた。
母は全てを知った上で、父と共にいることを選んだ。
「父は、いずれ居場所を突き止められることを想定していたようです。小さな頃からひろ貴族令嬢には必要ないような体術とかサバイバルな知識を伝授されていたので、なんだか変だなぁ、とは思っていたんですけどね」
執拗な追手から逃れながら点々とする日々を三年過ごし、母が倒れた。
「無理が祟ったのでしょうね、母は生粋の貴族令嬢でしたから…あっという間に亡くなりました」
ブランシュは遠い目をする。
泣き叫ぶ父を見ながらブランシュは淡々と叔父に連絡し、直ぐに火葬の手配をしてもらった。
「何故火葬に?」
「母の遺言でした。追手に遺体を奪われるとも限らなかったので」
「遺体を奪う?それで何をしようというのだ」
「それを盾に脅迫してくるとも限らなかったので。何せ手段を選ばない下衆な奴らでしたから。母はそれを予測していたようです」
オラシオは眉をしかめた。
「お前の父は何者なのだ」
ブランシュは両手を顔の横に上げ、指を曲げた。
三人はキョトンとしてブランシュを見た。
「ヒント」
三人は顔を見合わせた。
「ふざけるなお前、もったいつけるな」
カクマが詰め寄った。
「猫!」
スケルが叫んだ。
「違います~」
「ゴリラ!」
「遠退いた!」
オラシオが指を鳴らした。
「狼」
ブランシュがオラシオを指差した。
「正解。さすが主様。父は人狼と呼ばれる種族だったそうで。人の踏み入れない山奥でひっそり暮らしていたんですが、好奇心で人里に降りてしまい、そこからハンターに狙われることになったようです」
「だから、俺が吸血鬼と聞いても驚かなかったのか」
「主様はまだ人型ですから。父はがっつり狼に変化します」
「お前も狼になるのか」
カクマが恐る恐る訊ねる。
ブランシュは首を振った。
「私はハーフですから。受け継いだのは頑丈で力が強いところくらいです」
「人狼が珍しいのは解るが、国を跨いでまで執拗に追ってくる理由はなんだ?」
カクマが呟く。
ブランシュはカクマに顔を向けた。
「彼らの目的は私達の血。人狼の血は精力剤で、不老長寿の薬なのだそうです。高額な値で売れる。彼らは私達親子を飼い、太らせて血を抜きとり続けたい。それどころか繁殖させたいと目論んでいます」
カクマとスケルは息を飲んだ。
「なんという…外道な」
「まあ、なんというか俺のやっていることも、それに近いかもしれんが」
オラシオはこめかみに指を当てて目を瞑った。
「主様は違います!」
ブランシュはオラシオの手を握った。
「主様は決して私を糧扱いしなかった。ちゃんと人間として扱って下さいました。主様であれば私の血を全て差し上げても良いと思っておりました…けれど、私の血にはどうやら中毒性があるようで…それは、主様にとって良いことにはなりません」
「ブランシュ…」
オラシオはブランシュの琥珀の瞳をみつめた。
ブランシュは視線を逸らす。
「それに、どうやら追手が近付いて来ているようです」
「やたら狼が鳴いていたあの夜か。あれはお前の父であったか」
ブランシュは頷いた。
「メリル様がおいでになるのは5日後ですね、それに紛れて私はこの屋敷を出ます」
ブランシュは決意に満ちた目を前に向けた。
「お前、主様の事が好きなのか」
部屋から出た後、カクマが隣からこそっと訊いた。
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