九番姫は獣人王の最愛となる

すなぎ もりこ

文字の大きさ
37 / 41
【番外編☆側近達の番物語☆フォルクス編】子ぎつねはお団子を食べて恋を知る

甘くとかして

しおりを挟む
それから恋人として付き合いを始めた二人は、瞬く間に深い仲となり…
フォルクスの側近就任を待たぬ間に夫婦となった。


「公務をすっぽかしたのは後にも先にもあの時だけです。とても離れることなど出来なかった」
「二人でベッドの上でトロトロに溶け合ってたわよね…まるで水分量を間違えた団子みたいに」

フォルクスはワンピースのボタンを丁寧に外しながら、妻をうっとりと見つめた。

「またそうなりましょう」
「溶かしてくれるの?」

サリエはフォルクスの肩に手を掛けて甘えるように問いかけた。

「ネトネトに」
「楽しみ」

呼応するように近付く唇が重なり、唾液で濡れる舌を絡め合う。
滴り落ちる雫をそのままに、早急に溶け合っていく。
胸元から掌を差し入れて柔らかな膨らみを揉み、先端を親指の腹でくすぐれば、サリエはクゥンと鳴いた。
その声に煽られてフォルクスは両の手で激しく胸を揉みあげる。
今すぐ肌同士を触れ合わせたくなり、もどかしげに服を剥ぎ取り、サリエをベッドに押し倒した。
自分と同じく発情するサリエの表情を確認し、長い舌で舌なめずりをする。

「フォル君…何だか怖い」
「ええ、貴女を喰らい尽くしたいほどの凶暴な気分です」

フォルクスは久しぶりに見るサリエの身体をじっくりと堪能する。
滾る本能に急かされつつも、ゆっくりと指を走らせ輪郭をなぞる。
サリエの吐く甘い吐息が、フォルクスの理性を溶かしていく。
堪らずしゃぶりついた肌は甘く蕩けるようで…
フォルクスは夢中になって舐めまわした。

「フォ、フォル君、や、本当に食べる気?」
「サリエさんの身体を確かめないと余すことなく…」
「あ、余すことなく?」

フォルクスはサリエをうつ伏せにすると、背筋に舌を這わせ、カールした可愛らしいしっぽを揉む。
そして、柔らかなお尻にかぶりついた。


「やっ!」
「逃げないで下さい」

腰を持ち上げ、割れ目から覗く花弁に舌を伸ばし、蜜を舌の上に乗せて喉に流し込む。

ああ…まごうことなきサリエの味だ。

激しく花弁を舐め回し秘豆を揺らせば、サリエは甘い悲鳴を上げた。

「は、ああん、フォル君っ、だめぇ」

フォルクスはサリエの尻臀を開き、ヒクヒクと震える穴に舌を差し入れた。
充分に迎え入れる準備が整ったそこに柔らかく包まれながら、ぐちぐちと音を立てて蹂躙する。
唾液と蜜が混ざりあい、口元を伝う。

「あ、やめっ、んんっ」

サリエはベッドに肘をつきシーツに頬を押し付け、フォルクスの与える快感に悶えている。
白い胸がふるふると揺れている。
その悲痛なほど艶かしい姿に、フォルクスの下半身がギュンギュンと荒ぶる。
舌を引き抜き、身を起こしたフォルクスは荒い息を吐きながら固く張り詰めた棹を握った。
しおりを挟む
感想 195

あなたにおすすめの小説

【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない

くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、 軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。 言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。 ――そして初めて、夫は気づく。 自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。 一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、 「必要とされる存在」として歩き始めていた。 去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。 これは、失ってから愛に気づいた男と、 二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。 ――今さら、遅いのです。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように

柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」 笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。 夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。 幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。 王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

どうぞお好きになさってください

みおな
恋愛
学園に入学して一ヶ月。 婚約者の第一王子殿下は言った。 「学園にいる間くらい自由にさせてくれないか。君が王太子妃になることは決定事項だ。だから、せめて学園に通う二年間は、僕は恋がしたい」 公爵令嬢はその綺麗な顔に冷酷な笑みを浮かべる。 「好きになさればよろしいわ」

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にノーチェの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、ノーチェのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。