3人play。

遊虎りん

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30 ジュラン②

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ランジュは白く華奢な手を取りその甲に柔らかく唇を押し付けると、猫を撫でるときのような、妙に優しい声で眠っている女の耳元に顔を寄せてねっとりといやらしく囁いた。

いつも穏やかに見える双子の片割れの表情は、獲物を目の前にした欲の熱が孕んだ一匹の雄の顔だった。
俺が知るランジュは、無欲で投げやりな渇いた表情をしていた。瞳が冷たく凍えていた。
数日間見ないうちに随分と変わったもんだ、と俺は内心驚いていた。

こっちのランジュの方が面白い。

この女が数日間のうちにランジュを変えたというなら、俺も何かかわるのだろうか、と興味を持つ。


ランジュはルイと呼んだ女の唇を合わせると舌を差し込んで深く口づけ、柔らかく白い太股の間に手を差し込みクリトリスを小刻みに擦っている。
感じやすいのかくちゅ、と濡れた音が部屋に響き始める。

「ん、はぁ……」

寝ているルイが甘く濡れた息を洩らした。
その声は艶っぽく雄を刺激する。

「ランジュ、手伝ってやるよ。寝ている女を可愛がるの面白そうだし」

俺は近寄りルイの頭側に座り込む。寝ている女を抱き抱え俺の胸元へと寄り掛からせた。前に腕を回して細やかな膨らみを揉み、片方の手で女の足首を掴んで股が開いているよう固定した。

「……っ、すごく綺麗だ。今まで見てきた雌穴が単なる浅ましい穴だったって、……ルイのは、ここは愛しい蜜穴…早く入りたくなる。熱くてとろとろ」

貪るようにキスをしていたランジュは体をずらすと股間へと顔を移動させる、そして恍惚の表情を浮かべてうっとりと瞳をとろかせた。
ごくり、とランジュは喉を鳴らす。

美しいバージンピンクで色も形も可愛い。しゃぶりつきたくなる。
今まで抱いてきた女達と同じものとは思えない。

ランジュの興奮が俺に伝わってくる。

俺はこいつと言葉をかわしたことがないのに、眠り姫に焦がれる王子のような心持ちになる。
睡姦したい。眠っている間に犯して俺の形を覚えさせて、依存させて起きても無意識のうちに欲しがるようにしたい。

ランジュはルイのクリトリスを指で小刻みに擦り快楽を与えこりこり、となぶると割れ目からとろり、とした蜜が滴り始める。甘く誘うような雌の匂いがして俺の股間に熱が集まり始めた。
柔らかな尻の谷間に俺の膨らんだぺニスを当てる。物凄く興奮した。排泄するだけの、穴を俺のぺニスで性器に作り替えれたらどんなに興奮するか、と妄想する。

「……ジュラン、お尻に興味あるんだ。ルイもお尻で感じられるようになったら、3人で遊べるしいいかも」

ランジュは楽しげに笑った。

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