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第一章 悪役令嬢は動き出す
36.悪役令嬢は悪役令嬢の話を聞く
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「ソーシャルゲーム『月と共に煌めいて~もっとキラキラRPG、ラブラブ注入200%~』、略して『とにキラRPG』! どう略なのか全然わかんないです!」
それをドヤ顔で言うウィンディ嬢もどうなのよ。と、私は思いつつ彼女の止まらない話に耳を傾ける。
「で、基本的にはよくあるソシャゲなんですけど、シナリオは結構面白かったです。世界観的には聖イーフレイ帝国が舞台になっていて、主人公とヒーロー達と共に闇の魔女と戦うって感じのストーリーなんです」
「ごく普通な感じな設定ね。どうせガチャゲーなんだよね」
アリエルが少しつまらなそうにそう言う。人にもよるけれど、彼女はガチャですべてが決まってしまう作りになっているソシャゲ否定派なのかもしれない。
「まぁ、ガチャゲーではありますね。しかも、5凸前提でガチャもキャラと武器、魔道具の3種類の闇鍋で排出率1%という激渋仕様でした。まー、ただですね。このゲーム一応学園モノになってまして、条件を揃えると断罪イベントというのを起こせるんですけど、それによって闇に落ちた悪役令嬢を仲間に出来るという素敵なイベントがあったのです!」
「そ、それ……素敵なの?」
と、不思議そうな顔で言ったのはマリーだ。
「素敵ですよ。ガチャキャラは基本男性キャラ中心ですけど、女性キャラで特に強いキャラの殆どが悪役令嬢ですから。正直言ってエンドコンテンツは悪役令嬢でパーティーを組むのが基本です」
「なに……それ! エステリアたんがプレイアブルキャラってこと? それは神じゃない!」
「アリエル、落ち着いて……」
「!?」
アリエルは焦って周囲を見回して咳払いをする。……うん、時すでに遅しだと思うわ。
「アリエル様もエステリア推しですか?」
「え、ええっ、そうよ。貴女ももしかして……」
「はい! いいですよね、特にエステリアは特殊条件をクリアしないとキャラとして獲得出来ないんですけど、最終上限解放したエステリアはクラン戦の上位を目指すには絶対に必要なキャラだったんですよ~」
と、行き過ぎないように気を付けつつもアリエルとウィンディ嬢は二人で妙に盛り上がっているけれど、そのキャラって私のことなんだから、出来れば自重して欲しいんだけど。
「結局、そのゲームで断罪って何なの?」
私は思わず口にしてしまう。ウィンディ嬢とアリエルの視線が私に向く。当然と言えば当然だけど、微妙な顔をするのかしら?
「まぁ、確かにエステリアの言うゲーム内の断罪ってどんなの?」
「えっと……簡単に言うと特定トレジャーを集めてクエスト解放して、戦闘で悪役令嬢を倒すだけです」
「それで断罪???」
「そこらへんはソシャゲですから、気にしたら負けです」
何とはなしに思ったけど、特に変わった内容は無かったみたいね。でも、それってすごいクソゲーじゃないの?
「エステリア様、そのなんてクソゲーみたいな表情やめて貰えますか……確かに私の話だけ聞いていればそう思うのは仕方ないとは思うんですけどぉ。意外とバトル周りのシステムがスルメなんですよ。ガチャもトレジャー周回も地獄ではあるんですけど、意外とハマると面白くて中々やめれない感じなんですよ。まぁ、イベントのシナリオが凄く面白かったのもポイントなんですけどね」
「ウィンディ様、そのゲームを人に勧めれますか?」
「え、えーっと、無理ですね。まぁ、運営がかなり石を配ってくれるので悪くはないですけど、やっぱり結構敷居が高いゲームなのかな。とは思ってます」
やっぱりクソゲーじゃない。まぁ、人の好きを否定するのは問題ですものね。ウィンディ嬢は好きでたぶん結構な額をつぎ込んでいたのでしょうし。
「あ、ただですね。ソシャゲの時系列って3作目の後らしいんですよね」
うわぁ、情報過多よ。3作目ってナニよ、どういうことよ。と、いうかマリーとアリエルも同じような顔をしているわ。同時期に転生してきたけど、前世が同時期という意味では無いということが分かったわ。
私、マリー、アリエルは1、2と1がリメイクされている事は知っている。リンリィ嬢はアニメ化されてからアニメ切っ掛けで1をプレイ――これはリメイク版と言っていたわね。で、ウィンディ嬢はソシャゲからで、雰囲気的にアニメ化も知っている風だから前世の時系列だと一番後って形になりそうね。
それにしても、3作目も出てたのか。
「皆さんは分かっているかもしれませんけど、シリーズの時系列とかって把握されているのでしょうか? 私、アニメから入ったので1作目の話しか知らないので」
「そこは情報共有した方がいいわね。3作目までの時系列を整理しておいた方がいいでしょう」
私の言葉に皆が静かにコクリと頷いた。
それをドヤ顔で言うウィンディ嬢もどうなのよ。と、私は思いつつ彼女の止まらない話に耳を傾ける。
「で、基本的にはよくあるソシャゲなんですけど、シナリオは結構面白かったです。世界観的には聖イーフレイ帝国が舞台になっていて、主人公とヒーロー達と共に闇の魔女と戦うって感じのストーリーなんです」
「ごく普通な感じな設定ね。どうせガチャゲーなんだよね」
アリエルが少しつまらなそうにそう言う。人にもよるけれど、彼女はガチャですべてが決まってしまう作りになっているソシャゲ否定派なのかもしれない。
「まぁ、ガチャゲーではありますね。しかも、5凸前提でガチャもキャラと武器、魔道具の3種類の闇鍋で排出率1%という激渋仕様でした。まー、ただですね。このゲーム一応学園モノになってまして、条件を揃えると断罪イベントというのを起こせるんですけど、それによって闇に落ちた悪役令嬢を仲間に出来るという素敵なイベントがあったのです!」
「そ、それ……素敵なの?」
と、不思議そうな顔で言ったのはマリーだ。
「素敵ですよ。ガチャキャラは基本男性キャラ中心ですけど、女性キャラで特に強いキャラの殆どが悪役令嬢ですから。正直言ってエンドコンテンツは悪役令嬢でパーティーを組むのが基本です」
「なに……それ! エステリアたんがプレイアブルキャラってこと? それは神じゃない!」
「アリエル、落ち着いて……」
「!?」
アリエルは焦って周囲を見回して咳払いをする。……うん、時すでに遅しだと思うわ。
「アリエル様もエステリア推しですか?」
「え、ええっ、そうよ。貴女ももしかして……」
「はい! いいですよね、特にエステリアは特殊条件をクリアしないとキャラとして獲得出来ないんですけど、最終上限解放したエステリアはクラン戦の上位を目指すには絶対に必要なキャラだったんですよ~」
と、行き過ぎないように気を付けつつもアリエルとウィンディ嬢は二人で妙に盛り上がっているけれど、そのキャラって私のことなんだから、出来れば自重して欲しいんだけど。
「結局、そのゲームで断罪って何なの?」
私は思わず口にしてしまう。ウィンディ嬢とアリエルの視線が私に向く。当然と言えば当然だけど、微妙な顔をするのかしら?
「まぁ、確かにエステリアの言うゲーム内の断罪ってどんなの?」
「えっと……簡単に言うと特定トレジャーを集めてクエスト解放して、戦闘で悪役令嬢を倒すだけです」
「それで断罪???」
「そこらへんはソシャゲですから、気にしたら負けです」
何とはなしに思ったけど、特に変わった内容は無かったみたいね。でも、それってすごいクソゲーじゃないの?
「エステリア様、そのなんてクソゲーみたいな表情やめて貰えますか……確かに私の話だけ聞いていればそう思うのは仕方ないとは思うんですけどぉ。意外とバトル周りのシステムがスルメなんですよ。ガチャもトレジャー周回も地獄ではあるんですけど、意外とハマると面白くて中々やめれない感じなんですよ。まぁ、イベントのシナリオが凄く面白かったのもポイントなんですけどね」
「ウィンディ様、そのゲームを人に勧めれますか?」
「え、えーっと、無理ですね。まぁ、運営がかなり石を配ってくれるので悪くはないですけど、やっぱり結構敷居が高いゲームなのかな。とは思ってます」
やっぱりクソゲーじゃない。まぁ、人の好きを否定するのは問題ですものね。ウィンディ嬢は好きでたぶん結構な額をつぎ込んでいたのでしょうし。
「あ、ただですね。ソシャゲの時系列って3作目の後らしいんですよね」
うわぁ、情報過多よ。3作目ってナニよ、どういうことよ。と、いうかマリーとアリエルも同じような顔をしているわ。同時期に転生してきたけど、前世が同時期という意味では無いということが分かったわ。
私、マリー、アリエルは1、2と1がリメイクされている事は知っている。リンリィ嬢はアニメ化されてからアニメ切っ掛けで1をプレイ――これはリメイク版と言っていたわね。で、ウィンディ嬢はソシャゲからで、雰囲気的にアニメ化も知っている風だから前世の時系列だと一番後って形になりそうね。
それにしても、3作目も出てたのか。
「皆さんは分かっているかもしれませんけど、シリーズの時系列とかって把握されているのでしょうか? 私、アニメから入ったので1作目の話しか知らないので」
「そこは情報共有した方がいいわね。3作目までの時系列を整理しておいた方がいいでしょう」
私の言葉に皆が静かにコクリと頷いた。
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