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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
200.悪役令嬢の母親の弟子は魔法技術大会で活躍する その3
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ビバル先生のお陰で審査担当の人がようやく認めてくれて、私はホッと胸を撫で下ろしました。
その後、再び控室に戻ると、またディラン様がやって来て私を褒めちぎってくれたのですが、いや、嬉しさはありますけど、戸惑いのほうが大きいのは言うまでもありません。
「おっと、そろそろ次の競技に呼ばれる頃かな?」
と、彼が言うと控室の戸が叩かれ、次の準備の為に出るように告げられ、私は席を立つ。
「では、次も頑張るんだよ」
そう言ってディラン様は私の頭をソッと撫でて優しく微笑む。
「な、いえ、ど、どうして、私に優しくするのですか?」
「どうして? 魅力的なコが頑張ってるのに優しくできないのは逆におかしいというものだよ」
と、彼は優しげにそう言うのですが、私は10歳――既に誕生日を迎えているので11歳ですよ。さすがに幼女趣味かと思うと、うーん。と、思ってしまいますが、正直、嫌な気はしないところが恐ろしい。
「私が本気にしたら、どうするのですか? 年齢差もありますし――」
私の言葉にディラン様は楽し気に私の頬に手を当て、私は心臓の鼓動がバクバクと音を鳴らし、固まってしまう。たぶん、顔も真っ赤になってます。
「年齢差と言っても僕の方が少し年上という程度じゃない。数年後の婚約を考えればそこまでおかしい話じゃ無いし。本気にしてくれた方が僕としては嬉しいな」
と、言われ私はあまりの衝撃に意識を手放してしまう――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
気が付くと、ソファに寝かされていたようで、どれくらいの時間が経ったか分からず不安そうな顔をしていたのにキュリアがすぐに気が付いたようで、数分しか経っていないと言われてホッとする。
「――リンリィ嬢。すまない、まさか倒れるとは思わず」
と、ディラン様が申し訳なさそうにしていたのですが、私は立ち上がりソッとディラン様の手を取る。
「あ、あの……私、たぶんですけど、重い女だと思うので苦労しますよ?」
そう言うとディラン様は凄く驚いたような表情をする。あ、引かれちゃったかな。と、思いながら、でも、これで諦めて貰えればいいとも思う。
けれども、ディラン様は膝を付いて私の手に口づけをして、ニコリと微笑んだ。って、私、また倒れちゃうかもしれません。
「僕の可愛いお姫様になっていただけますか?」
と、ディラン様は良い笑顔でそう言った。うん、なんとも言葉が出ないです。エステリア様もそうだけど、凄い美形の方に言われる破壊力は凄まじいです。私は固まりつつも小さく頷くと彼はスッと立ち上がり、私の頭をポンポンと優しく叩いく。
「そろそろ次の競技に呼ばれるようだね」
彼がそう言った後に戸が叩かれ、案内の人が来る。エステリア様やお師匠様もそうだけど、常に周囲の魔力などの動きを見ているのだろうか、もしくはそういう探知系の魔道具を使っているのかもしれない。と、私は思いながら次の競技へ向かう為に控室をディラン様と共に出る。
「さて、観覧席で見ているから、がんばって来てね」
「は、はいっ」
ディラン様は楽し気にそう言って軽い足取りで観覧席側へ向かって行き、私は小さく息を吐いて会場へ向かう。なんだか、緊張感がどこかへ吹き飛んでしまった感があり、妙にフワフワとした気持ちで会場に入ると、凄い歓声が聞こえる。
『さぁ、現在注目のアーマリア侯爵令嬢の登場です。因みに彼女は学力も非常に高く、前回のテストでは学年内、各教科の上位三名に必ず入ってくる才女でもあります!』
確かに上位三名に入っていますが、アンネマリーと私が前後するくらいで常にトップはエステリア様ですよ。言うならばそこでしょうに――などと思いながら、所定の位置に立つ。
この競技は魔法の威力と制御を競うモノで、的となる魔道具はレンズのような物が縦に並んでおり、魔法をレンズに充てるとレンズが割れるのですが、そのレンズは一定以上の威力が無ければ貫くことが難しい防御の魔法が付与された物になっているそうです。
大人の魔術師であれば、五枚は抜けるそうですが、子供であれば二枚抜ければ良い方だと説明されました。因みにお師匠様曰く「全部抜きなさい」と、いうことで私は今回の魔法技術大会で一番苦労するかもしれないと思っている。
私は悪役令嬢同盟の中では最も魔力が低いことは重々承知している。魔法の威力を上げるには単純に大量の魔力を一つの魔法につぎ込めば出来るわけだけど、私の魔力量はそこまで多くない――と、言っても他の小学の生徒達よりか多いのは理解しています。
かと言って、大人の魔導師でも普通は五枚抜ければ良いところを十枚全て抜くのは少し考えなければいけない。なお、挑戦できる回数は二回で成績の良い方が最終結果となる。
そして、開始するように審査担当の人が手を挙げる。私はゆっくりと息を吸い込み、体内の魔力循環に意識をしながらゆっくりと息を吐きながら突き抜ける槍をイメージして魔法を発動させる。
衝撃の風槍は中級クラスの攻撃魔法ですが、私が今回使った魔法は魔術的な部分も大きく、威力の増強を大量に入れたモノで破壊力よりも突破力を意識した魔法になる。
私が放った魔法は螺旋を描くように真っ直ぐ進み、的であるレンズを次々と破壊して八枚貫いたところで九枚目に当たった瞬間に魔力が霧散して、その効果を失う。
『おーっと、凄まじい威力! 八枚抜きだぁ!! なお、過去十枚抜いたの数人おりますが、ここ数年は誰も成し遂げておりません!』
意外と固いですね。私は八枚だったことに悔しさを感じつつ、どうすれば十枚抜けるかを考える。その後の競技を考えて、ここで魔力を使い過ぎないようにする事も大事だからこそ、考える。
たぶん、足りなかったのは魔力なのは当然ではあるけれど、出来れば無駄な魔力消費は抑えたい。
そして、私は再度ゆっくりと息を吸って全身に駆け巡る魔力を集中させて、もっと突貫力をイメージして再度同じ魔法を放つ。
「行って!!!」
と、思わず声を上げてしまったけれど、私の魔法は全てのレンズを突き破り思わずホッとして座り込んでしまう。な、なんとかやりました。
その後、再び控室に戻ると、またディラン様がやって来て私を褒めちぎってくれたのですが、いや、嬉しさはありますけど、戸惑いのほうが大きいのは言うまでもありません。
「おっと、そろそろ次の競技に呼ばれる頃かな?」
と、彼が言うと控室の戸が叩かれ、次の準備の為に出るように告げられ、私は席を立つ。
「では、次も頑張るんだよ」
そう言ってディラン様は私の頭をソッと撫でて優しく微笑む。
「な、いえ、ど、どうして、私に優しくするのですか?」
「どうして? 魅力的なコが頑張ってるのに優しくできないのは逆におかしいというものだよ」
と、彼は優しげにそう言うのですが、私は10歳――既に誕生日を迎えているので11歳ですよ。さすがに幼女趣味かと思うと、うーん。と、思ってしまいますが、正直、嫌な気はしないところが恐ろしい。
「私が本気にしたら、どうするのですか? 年齢差もありますし――」
私の言葉にディラン様は楽し気に私の頬に手を当て、私は心臓の鼓動がバクバクと音を鳴らし、固まってしまう。たぶん、顔も真っ赤になってます。
「年齢差と言っても僕の方が少し年上という程度じゃない。数年後の婚約を考えればそこまでおかしい話じゃ無いし。本気にしてくれた方が僕としては嬉しいな」
と、言われ私はあまりの衝撃に意識を手放してしまう――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
気が付くと、ソファに寝かされていたようで、どれくらいの時間が経ったか分からず不安そうな顔をしていたのにキュリアがすぐに気が付いたようで、数分しか経っていないと言われてホッとする。
「――リンリィ嬢。すまない、まさか倒れるとは思わず」
と、ディラン様が申し訳なさそうにしていたのですが、私は立ち上がりソッとディラン様の手を取る。
「あ、あの……私、たぶんですけど、重い女だと思うので苦労しますよ?」
そう言うとディラン様は凄く驚いたような表情をする。あ、引かれちゃったかな。と、思いながら、でも、これで諦めて貰えればいいとも思う。
けれども、ディラン様は膝を付いて私の手に口づけをして、ニコリと微笑んだ。って、私、また倒れちゃうかもしれません。
「僕の可愛いお姫様になっていただけますか?」
と、ディラン様は良い笑顔でそう言った。うん、なんとも言葉が出ないです。エステリア様もそうだけど、凄い美形の方に言われる破壊力は凄まじいです。私は固まりつつも小さく頷くと彼はスッと立ち上がり、私の頭をポンポンと優しく叩いく。
「そろそろ次の競技に呼ばれるようだね」
彼がそう言った後に戸が叩かれ、案内の人が来る。エステリア様やお師匠様もそうだけど、常に周囲の魔力などの動きを見ているのだろうか、もしくはそういう探知系の魔道具を使っているのかもしれない。と、私は思いながら次の競技へ向かう為に控室をディラン様と共に出る。
「さて、観覧席で見ているから、がんばって来てね」
「は、はいっ」
ディラン様は楽し気にそう言って軽い足取りで観覧席側へ向かって行き、私は小さく息を吐いて会場へ向かう。なんだか、緊張感がどこかへ吹き飛んでしまった感があり、妙にフワフワとした気持ちで会場に入ると、凄い歓声が聞こえる。
『さぁ、現在注目のアーマリア侯爵令嬢の登場です。因みに彼女は学力も非常に高く、前回のテストでは学年内、各教科の上位三名に必ず入ってくる才女でもあります!』
確かに上位三名に入っていますが、アンネマリーと私が前後するくらいで常にトップはエステリア様ですよ。言うならばそこでしょうに――などと思いながら、所定の位置に立つ。
この競技は魔法の威力と制御を競うモノで、的となる魔道具はレンズのような物が縦に並んでおり、魔法をレンズに充てるとレンズが割れるのですが、そのレンズは一定以上の威力が無ければ貫くことが難しい防御の魔法が付与された物になっているそうです。
大人の魔術師であれば、五枚は抜けるそうですが、子供であれば二枚抜ければ良い方だと説明されました。因みにお師匠様曰く「全部抜きなさい」と、いうことで私は今回の魔法技術大会で一番苦労するかもしれないと思っている。
私は悪役令嬢同盟の中では最も魔力が低いことは重々承知している。魔法の威力を上げるには単純に大量の魔力を一つの魔法につぎ込めば出来るわけだけど、私の魔力量はそこまで多くない――と、言っても他の小学の生徒達よりか多いのは理解しています。
かと言って、大人の魔導師でも普通は五枚抜ければ良いところを十枚全て抜くのは少し考えなければいけない。なお、挑戦できる回数は二回で成績の良い方が最終結果となる。
そして、開始するように審査担当の人が手を挙げる。私はゆっくりと息を吸い込み、体内の魔力循環に意識をしながらゆっくりと息を吐きながら突き抜ける槍をイメージして魔法を発動させる。
衝撃の風槍は中級クラスの攻撃魔法ですが、私が今回使った魔法は魔術的な部分も大きく、威力の増強を大量に入れたモノで破壊力よりも突破力を意識した魔法になる。
私が放った魔法は螺旋を描くように真っ直ぐ進み、的であるレンズを次々と破壊して八枚貫いたところで九枚目に当たった瞬間に魔力が霧散して、その効果を失う。
『おーっと、凄まじい威力! 八枚抜きだぁ!! なお、過去十枚抜いたの数人おりますが、ここ数年は誰も成し遂げておりません!』
意外と固いですね。私は八枚だったことに悔しさを感じつつ、どうすれば十枚抜けるかを考える。その後の競技を考えて、ここで魔力を使い過ぎないようにする事も大事だからこそ、考える。
たぶん、足りなかったのは魔力なのは当然ではあるけれど、出来れば無駄な魔力消費は抑えたい。
そして、私は再度ゆっくりと息を吸って全身に駆け巡る魔力を集中させて、もっと突貫力をイメージして再度同じ魔法を放つ。
「行って!!!」
と、思わず声を上げてしまったけれど、私の魔法は全てのレンズを突き破り思わずホッとして座り込んでしまう。な、なんとかやりました。
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