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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
255.悪役令嬢は秘密の訓練施設で武器を使って見せる
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会議室で全員に軽く説明をして、訓練場で私が新型魔銃である長距離射撃型魔銃七式の扱い方を実演することになり、現在、私は多くの視線が集まるなか、現在付いている弾倉を外す。
「この弾倉には魔銃用の弾丸を16発入れる事が出来るわ」
と、言って視線をエルーサに送ると、彼女は弾丸が入った箱を持って来る。そして、私はそこから弾丸を取って弾倉に詰めていく。
「後で皆にもやってもらうけれど、弾倉に全て弾を詰めて魔銃に嵌め込みます。そして、槓桿をこうして、スライドさせて弾を送り込みます。これは一発目だけ手動で行い、残弾が無くなるまでは一発撃てば自動的に弾倉から銃腔に送り込めるようになっているわ」
そうして、槓桿を動かしてから訓練場の奥に向けて銃を構える。
「私の前には立たないように横から見るように――」
と、注意すると、移動しようとしていた者達が小さく苦笑して私の横に移動する。皆が移動するのを待ってから、私は小さく息を吐く。
「銃の持ち手の先にある引金に指を当てて、魔力を込め乍ら引金を引く!」
そうして私が引金を引いた瞬間、ドンッという乾いた音と共に魔力を帯びた弾丸が射出され、同時に薬莢が輩出されて、床に落ちるカランという金属音の直ぐ後に約1km程度先で爆発が起こる――と、同時に見ていた者達が感嘆の声を上げる。
「引金を引いた状態を維持すれば、連続で射撃することも出来るわ。ただし、それ分だけ魔力も使わなければ弾は出ないし、何もおこらないわ」
と、私は魔力を使わずに引金を引いた状態を維持する。
「皆に気を付けて欲しいところが幾つかあるのだけど、この引金を引いた状態から魔力を使うのはしてはならないわ。下手をすると暴発の危険があるので、そういう時は一度、引金から指を放して、再度魔力を注ぎながら引金を引く」
そして、激しい音と共に連続で弾が射出されて、離れた位置で爆発が起こる。まぁ、現在は爆発の弾丸しか入っていないので、連射することにあまり意味はないのだけど、デモンストレーションとしては十分に効果はあるでしょう。
「さぁ、個々にやって貰いましょうか」
と、我が家から連れて来た者達指導の下、皆に魔銃の扱いを教えて行こうとしたけれど、アリエルがスッと手を上げて「少しよいか?」と、言う。私は少し面倒くさいと思いつつも笑顔のまま、「どうかしたのかしら?」と、返す。
「魔道具を使う時のように魔力を使うのだろうが、思いっきり魔力を込めた場合はどうなるのだ?」
「――ああ、そういうことね。残念ながら多くの魔力を送ると何も起こらないようになっているわ。適正な魔力を超える場合、何も起きないようにしているの。これは暴発しないようにするための安全機構よ」
「なるほど。多くても少なくてもダメなのだな」
うん、よい質問だったわ。皆もなるほどという表情を浮かべているし。
「私からもよいでしょうか?」
と、ハーファリアは自身が既に持っている魔銃を気にしながら挙手してくるので「どうぞ」と、言うとやや緊張した雰囲気で口を開く。
「さきほど、エステリア様が弾を撃っていた時に魔銃より排出されていた弾の部品でしょうか――その仕組みについて教えて頂ければと思います。あと、残弾が無くなった場合はどうするのでしょうか?」
「うん、よい質問ですね」
私はそう言ってから替えの弾倉を空間収納から取り出す。これは違うタイプの弾丸が入っているので、後からデモンストレーションしようと思っていた物ではあるのだけど、ここで使ってもよいと思い出したわけ。
「こちらの弾倉は別の種類の弾が入っているのですが、本来であればこういう風に替えの弾倉を使って弾倉を交換するだけで、継続して使用する事が出来ます」
と、私は皆に見せるように弾倉を外して、取り出した弾倉に換装し、再び銃を構えて遠くに向かって一発弾を撃つ。こちらの弾丸は硬化と破裂の術式が入っている。貫通力と弾自体が破裂する殺傷力に特化したモノとなっている。
「そうね、皆にまず使ってもらう弾は『爆式』、先程私が撃った弾は『凸式』と呼びましょう」
「『凸式』ですか?」
「ええ、先程私が撃った弾丸は貫通力と弾自体を破裂させる術式が込められていて、非常に殺傷力が高い弾丸となるので、こちらに関しては現在は皆が使うことは無いと思って貰えればよいかしら」
「な、なるほどです」
「他に質問のある方はいらっしゃるかしら?」
私がそう言うと眼鏡を掛けたおさげ髪が印象的な娘が申し訳なさそうに挙手をする。
「どうぞ。何かしら?」
「あ、はい、エステリア様。気になっていたのですが、魔法を使った方がより効果が高く殲滅力もあると思うのですが、その――魔銃というモノがどこまでの意味があるのか分かりかねます」
と、小さな声でそう言った。まぁ、確かに魔法を使った方が殲滅力はあるのだけど、魔銃の方が絶対的に強い理由が沢山あるのよね。
「まず、魔法の場合――有効射程は通常、視界に入るくらいよ。魔銃の射程距離は40大ルーンから100大ルーンよ。相手に攻撃を受けない位置から確実に狙撃出来るし、『爆式』の攻撃範囲は約1大ルーン。そして、一発弾を撃つ時に使う魔力量は灯火くらいよ。それが20人から40人が同時に撃てるし、弾倉全弾を撃った場合でも16発撃てるわけよ? これは千の軍勢であっても確実にこちらが優位に立てるわ」
因みにこちらの世界ではルーンが様々な単位として使われている。これは1ルーンは最小の魔法陣を基準にしており、魔法陣のサイズ、魔法陣の回転を元に定められている。距離としては1ルーンは10センチで、回転時間が1秒。時間の単位もルーンというところが実はややこしい。で、10メートルで1大ルーンとなり、10キロメートルで1超ルーンとなる。
「――た、た、確かに、それは……す、凄いですね。あ、ありがとうございました」
と、彼女は驚いた表情をしてズレた眼鏡をスッと直した。
「さぁ、皆様。頑張って扱えるようになりましょう!」
私は満面の笑みでそう言ったのだが、何故か皆が微妙な雰囲気になったのはなぜ?
「この弾倉には魔銃用の弾丸を16発入れる事が出来るわ」
と、言って視線をエルーサに送ると、彼女は弾丸が入った箱を持って来る。そして、私はそこから弾丸を取って弾倉に詰めていく。
「後で皆にもやってもらうけれど、弾倉に全て弾を詰めて魔銃に嵌め込みます。そして、槓桿をこうして、スライドさせて弾を送り込みます。これは一発目だけ手動で行い、残弾が無くなるまでは一発撃てば自動的に弾倉から銃腔に送り込めるようになっているわ」
そうして、槓桿を動かしてから訓練場の奥に向けて銃を構える。
「私の前には立たないように横から見るように――」
と、注意すると、移動しようとしていた者達が小さく苦笑して私の横に移動する。皆が移動するのを待ってから、私は小さく息を吐く。
「銃の持ち手の先にある引金に指を当てて、魔力を込め乍ら引金を引く!」
そうして私が引金を引いた瞬間、ドンッという乾いた音と共に魔力を帯びた弾丸が射出され、同時に薬莢が輩出されて、床に落ちるカランという金属音の直ぐ後に約1km程度先で爆発が起こる――と、同時に見ていた者達が感嘆の声を上げる。
「引金を引いた状態を維持すれば、連続で射撃することも出来るわ。ただし、それ分だけ魔力も使わなければ弾は出ないし、何もおこらないわ」
と、私は魔力を使わずに引金を引いた状態を維持する。
「皆に気を付けて欲しいところが幾つかあるのだけど、この引金を引いた状態から魔力を使うのはしてはならないわ。下手をすると暴発の危険があるので、そういう時は一度、引金から指を放して、再度魔力を注ぎながら引金を引く」
そして、激しい音と共に連続で弾が射出されて、離れた位置で爆発が起こる。まぁ、現在は爆発の弾丸しか入っていないので、連射することにあまり意味はないのだけど、デモンストレーションとしては十分に効果はあるでしょう。
「さぁ、個々にやって貰いましょうか」
と、我が家から連れて来た者達指導の下、皆に魔銃の扱いを教えて行こうとしたけれど、アリエルがスッと手を上げて「少しよいか?」と、言う。私は少し面倒くさいと思いつつも笑顔のまま、「どうかしたのかしら?」と、返す。
「魔道具を使う時のように魔力を使うのだろうが、思いっきり魔力を込めた場合はどうなるのだ?」
「――ああ、そういうことね。残念ながら多くの魔力を送ると何も起こらないようになっているわ。適正な魔力を超える場合、何も起きないようにしているの。これは暴発しないようにするための安全機構よ」
「なるほど。多くても少なくてもダメなのだな」
うん、よい質問だったわ。皆もなるほどという表情を浮かべているし。
「私からもよいでしょうか?」
と、ハーファリアは自身が既に持っている魔銃を気にしながら挙手してくるので「どうぞ」と、言うとやや緊張した雰囲気で口を開く。
「さきほど、エステリア様が弾を撃っていた時に魔銃より排出されていた弾の部品でしょうか――その仕組みについて教えて頂ければと思います。あと、残弾が無くなった場合はどうするのでしょうか?」
「うん、よい質問ですね」
私はそう言ってから替えの弾倉を空間収納から取り出す。これは違うタイプの弾丸が入っているので、後からデモンストレーションしようと思っていた物ではあるのだけど、ここで使ってもよいと思い出したわけ。
「こちらの弾倉は別の種類の弾が入っているのですが、本来であればこういう風に替えの弾倉を使って弾倉を交換するだけで、継続して使用する事が出来ます」
と、私は皆に見せるように弾倉を外して、取り出した弾倉に換装し、再び銃を構えて遠くに向かって一発弾を撃つ。こちらの弾丸は硬化と破裂の術式が入っている。貫通力と弾自体が破裂する殺傷力に特化したモノとなっている。
「そうね、皆にまず使ってもらう弾は『爆式』、先程私が撃った弾は『凸式』と呼びましょう」
「『凸式』ですか?」
「ええ、先程私が撃った弾丸は貫通力と弾自体を破裂させる術式が込められていて、非常に殺傷力が高い弾丸となるので、こちらに関しては現在は皆が使うことは無いと思って貰えればよいかしら」
「な、なるほどです」
「他に質問のある方はいらっしゃるかしら?」
私がそう言うと眼鏡を掛けたおさげ髪が印象的な娘が申し訳なさそうに挙手をする。
「どうぞ。何かしら?」
「あ、はい、エステリア様。気になっていたのですが、魔法を使った方がより効果が高く殲滅力もあると思うのですが、その――魔銃というモノがどこまでの意味があるのか分かりかねます」
と、小さな声でそう言った。まぁ、確かに魔法を使った方が殲滅力はあるのだけど、魔銃の方が絶対的に強い理由が沢山あるのよね。
「まず、魔法の場合――有効射程は通常、視界に入るくらいよ。魔銃の射程距離は40大ルーンから100大ルーンよ。相手に攻撃を受けない位置から確実に狙撃出来るし、『爆式』の攻撃範囲は約1大ルーン。そして、一発弾を撃つ時に使う魔力量は灯火くらいよ。それが20人から40人が同時に撃てるし、弾倉全弾を撃った場合でも16発撃てるわけよ? これは千の軍勢であっても確実にこちらが優位に立てるわ」
因みにこちらの世界ではルーンが様々な単位として使われている。これは1ルーンは最小の魔法陣を基準にしており、魔法陣のサイズ、魔法陣の回転を元に定められている。距離としては1ルーンは10センチで、回転時間が1秒。時間の単位もルーンというところが実はややこしい。で、10メートルで1大ルーンとなり、10キロメートルで1超ルーンとなる。
「――た、た、確かに、それは……す、凄いですね。あ、ありがとうございました」
と、彼女は驚いた表情をしてズレた眼鏡をスッと直した。
「さぁ、皆様。頑張って扱えるようになりましょう!」
私は満面の笑みでそう言ったのだが、何故か皆が微妙な雰囲気になったのはなぜ?
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