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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
258.悪役令嬢は秘密の訓練施設で新しい装備を説明する
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彼是、訓練を初めて1時間ほど経ったのを確認して、私は皆を集めて新しいブツを見せる事にする。
「さて皆様。長距離射撃型魔銃七式の扱いはいかがかしら?」
と、私の言葉にウィンディが元気に挙手
「はいはい! せ――じゃないっ、エステリア様! スコープが欲しいです!」
うん、そう言うかな――とは少し思ったわ。まぁ、先生って言おうとしたのは置いておいて、スコープは欲しいと思うのは仕方ないけれど、『スコープ』と、いう言葉に皆が首をかしげている方を気にした方がいいと私は思う。
「ウィンディ嬢、スコープというのは?」
「え、ああ、えっと……」
まぁ、そうなるわよね。と、思っているとアリエルがスッと一歩前に出て見なの視線を集める。
「ルアーナよ。ウィンディが言いたいのは遠距離を見る為の装置だ。だが、そういうモノを作れるかはエステリアやリンリィ次第ではあると思うがな。遠距離から視認出来れば敵の司令官だけを仕留めるなどの戦略も立てる事が出来れば新型魔銃の優位性はさらにあがるだろうな」
と、アリエルの言葉に皆の視線が私に移動する。もう、アリエルってば事を大きくしてくれちゃって――まぁ、どういう方法で作るか。って、ところは考えようではあるのよね。
「現状では高望み――と、思って貰った方がいいかしらね。似たような事は身体強化で視力を上げるという方法はあるけれど、効率ってところを言えば微妙ね。仕組みの話だけでいえば、魔術を使わないレンズだけを使ったモノであればそこまで難しくは無いと思うけど、まぁ、やるとすれば――いいえ、今はやめておきましょう」
そう言って私は話を打ち切る。アリエルも「そうだな」と、楽し気にそう言った。
「皆も新型魔銃の良いところ、悪いところなど、気が付いたと思うが、それに関しても後で質問を書いた用紙を配布するので書いてもらいたいと考えている。でだ、次なる説明をするのだったなエステリア」
「ええ、その通りよ。皆の前にアレを――」
と、私の言葉にエルーサ達が新たな魔道具が入った箱を持って来る。
「さて、ここからは開発者であるリンリィから説明して貰おうかしら」
「え、わ、私ですか? わ、わかりました」
一瞬、自分に振られて驚くリンリィだけど、いそいそとやって来て箱の中にある物をエルーサから手渡して貰い、彼女は皆の前で魔道具を見せる。
「こちらの魔道具はこうして、左腕に嵌めます」
と、リンリィは手甲のような形状の魔道具を腕に嵌める。因みにこっちの魔道具の方が開発コストは安いけれど、必要な素材周りの所為で思ってるよりコストが高いのが問題ではあるんだけど、まぁ、そこはどうしようも無い可能性は高い。
「これは魔力による操作で幾つかの機能を使い分ける事が出来る魔導具です――少し実演しますね」
そう言って、リンリィは『盾』を起動する。即座に魔力による盾が手甲より展開し、皆から驚きの声があがる。
「第一機能である『盾』です。かなりの強度を持っているので身体強化と組み合わせれば強力な攻撃を防ぐことが出来ます。ただ、大きさがあまり無いので頭部を隠して致命傷を防ぐなどの使い方が主になるでしょう。次は――」
と、リンリィは魔力を通して『大盾』を起動する。『盾』が消失してリンリィの前に縦180cm、横120cm程度の魔力の壁が展開する。先程の『盾』の時よりも皆の驚きは無いようね。
「第二の機能『大盾』です。これは先程の『盾』よりも強度は若干劣りますが、ある程度の範囲を防ぐことが出来ます。これは高火力の魔法や遠距離攻撃を防ぐことを想定して設計されています。ただし、連続で防げるかどうか――と、いう点においてはそこまでの効果は無いと思った方がよいでしょう」
そう言いながらリンリィは次の『結界』を起動する。
「第三機能『結界』です。こちらは様々な攻撃から範囲的に身を守る為の機能になります。約5大ルーン程度の範囲に対してドーム状の結界を作り、様々な攻撃を防ぐわけですが、出力の関係で持続時間は長くありませんので、あくまでも一時的なものだと思ってください」
実際、『結界』起動時は敵意を判断して敵は入れない絶対防御ではあるのだけど、出力が大きくて1分くらい経つと自動的に解除されるようにした。これは負荷が掛かり過ぎて壊れる可能性があるからだ。それに一度起動解除した後、約30秒間使えなくする仕組みも入っている。これは安全のためではあるのだけどね。
「これは携帯用の防御専用の魔道具で『魔導盾参号』と名付けられております。また、こちらの機能については先程と同じ形で班に分かれて各担当者から扱い方を教えて貰ってください。えっと、アリエル殿下、エステリア様、このような形で問題ないでしょうか?」
と、リンリィの言葉に私達は満足という表情で頷くと彼女ははにかんだ笑みを見せて下がる。
「では、また班に分かれて存分に楽しむのだ」
アリエルの言葉に皆は瞳を輝かせてそれぞれの班に分かれて行く。まぁ、新しい玩具は本当に楽しいわよね。
「さて皆様。長距離射撃型魔銃七式の扱いはいかがかしら?」
と、私の言葉にウィンディが元気に挙手
「はいはい! せ――じゃないっ、エステリア様! スコープが欲しいです!」
うん、そう言うかな――とは少し思ったわ。まぁ、先生って言おうとしたのは置いておいて、スコープは欲しいと思うのは仕方ないけれど、『スコープ』と、いう言葉に皆が首をかしげている方を気にした方がいいと私は思う。
「ウィンディ嬢、スコープというのは?」
「え、ああ、えっと……」
まぁ、そうなるわよね。と、思っているとアリエルがスッと一歩前に出て見なの視線を集める。
「ルアーナよ。ウィンディが言いたいのは遠距離を見る為の装置だ。だが、そういうモノを作れるかはエステリアやリンリィ次第ではあると思うがな。遠距離から視認出来れば敵の司令官だけを仕留めるなどの戦略も立てる事が出来れば新型魔銃の優位性はさらにあがるだろうな」
と、アリエルの言葉に皆の視線が私に移動する。もう、アリエルってば事を大きくしてくれちゃって――まぁ、どういう方法で作るか。って、ところは考えようではあるのよね。
「現状では高望み――と、思って貰った方がいいかしらね。似たような事は身体強化で視力を上げるという方法はあるけれど、効率ってところを言えば微妙ね。仕組みの話だけでいえば、魔術を使わないレンズだけを使ったモノであればそこまで難しくは無いと思うけど、まぁ、やるとすれば――いいえ、今はやめておきましょう」
そう言って私は話を打ち切る。アリエルも「そうだな」と、楽し気にそう言った。
「皆も新型魔銃の良いところ、悪いところなど、気が付いたと思うが、それに関しても後で質問を書いた用紙を配布するので書いてもらいたいと考えている。でだ、次なる説明をするのだったなエステリア」
「ええ、その通りよ。皆の前にアレを――」
と、私の言葉にエルーサ達が新たな魔道具が入った箱を持って来る。
「さて、ここからは開発者であるリンリィから説明して貰おうかしら」
「え、わ、私ですか? わ、わかりました」
一瞬、自分に振られて驚くリンリィだけど、いそいそとやって来て箱の中にある物をエルーサから手渡して貰い、彼女は皆の前で魔道具を見せる。
「こちらの魔道具はこうして、左腕に嵌めます」
と、リンリィは手甲のような形状の魔道具を腕に嵌める。因みにこっちの魔道具の方が開発コストは安いけれど、必要な素材周りの所為で思ってるよりコストが高いのが問題ではあるんだけど、まぁ、そこはどうしようも無い可能性は高い。
「これは魔力による操作で幾つかの機能を使い分ける事が出来る魔導具です――少し実演しますね」
そう言って、リンリィは『盾』を起動する。即座に魔力による盾が手甲より展開し、皆から驚きの声があがる。
「第一機能である『盾』です。かなりの強度を持っているので身体強化と組み合わせれば強力な攻撃を防ぐことが出来ます。ただ、大きさがあまり無いので頭部を隠して致命傷を防ぐなどの使い方が主になるでしょう。次は――」
と、リンリィは魔力を通して『大盾』を起動する。『盾』が消失してリンリィの前に縦180cm、横120cm程度の魔力の壁が展開する。先程の『盾』の時よりも皆の驚きは無いようね。
「第二の機能『大盾』です。これは先程の『盾』よりも強度は若干劣りますが、ある程度の範囲を防ぐことが出来ます。これは高火力の魔法や遠距離攻撃を防ぐことを想定して設計されています。ただし、連続で防げるかどうか――と、いう点においてはそこまでの効果は無いと思った方がよいでしょう」
そう言いながらリンリィは次の『結界』を起動する。
「第三機能『結界』です。こちらは様々な攻撃から範囲的に身を守る為の機能になります。約5大ルーン程度の範囲に対してドーム状の結界を作り、様々な攻撃を防ぐわけですが、出力の関係で持続時間は長くありませんので、あくまでも一時的なものだと思ってください」
実際、『結界』起動時は敵意を判断して敵は入れない絶対防御ではあるのだけど、出力が大きくて1分くらい経つと自動的に解除されるようにした。これは負荷が掛かり過ぎて壊れる可能性があるからだ。それに一度起動解除した後、約30秒間使えなくする仕組みも入っている。これは安全のためではあるのだけどね。
「これは携帯用の防御専用の魔道具で『魔導盾参号』と名付けられております。また、こちらの機能については先程と同じ形で班に分かれて各担当者から扱い方を教えて貰ってください。えっと、アリエル殿下、エステリア様、このような形で問題ないでしょうか?」
と、リンリィの言葉に私達は満足という表情で頷くと彼女ははにかんだ笑みを見せて下がる。
「では、また班に分かれて存分に楽しむのだ」
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