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思い出の崩壊
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ハードだった舞台稽古を終えて帰路に就く。
連日コータと呑んでいたせいか、今日もお酒を飲みたい気分。時計を確認すると22時を過ぎていた。今から誘うには遅すぎる時間だった。
一人で立ち飲み屋でも寄っていこうか。家に着く前に一杯だけ。
そう思っていると、意外な人物が私の視界に現れた。
「お久しぶりです。遊馬先輩」
柔らかい笑顔で私に微笑みかける。まったく、その笑顔の下にどんな思惑を隠しているのやら。
「はじめまして、じゃなかったっけ? 白石さん」
私は少し意地悪な返しをする。
「やだなあ。あの場ではそう言うしかなかったんですよ」
苦笑いで返す彼女の意図は理解している。私たちが顔見知りであるということは、今のコータにとっては知らない方がいい。
「私に話があるんでしょ? ちょっと一杯付き合ってよ」
そうして私たちは近場にある立ち飲み屋に行った。
注文をしてすぐに二人の前に生ビールが運ばれてくる。
「いろいろ聞きたいこともあるでしょうから、お先に質問いいですよ」
両手でジョッキを持った彼女は、生ビールの泡だけに口をつけながら言った。
聞きたいこと……はいくつかあるけど、あまり踏み込んだことは聞くことができない。特にあの出来事に関してのことは直接聞くのは避けた方がいいだろう。
「白石さんがコータの病院に来てからまだ一年そこそこだって聞いている。貴女がコータに近づいた目的は何?」
踏み込めない、と思っていた割にはギリギリの質問になってしまった。でも彼女の現在に関しての事なのだから、 ここら辺は許容範囲だろう。
「目的、だなんて私がなんか企んでるみたいじゃないですか。あの病院に就職したのは本当にただの偶然です。私は彼が薬剤師になっていることすら知らなかったんですから……」
表情を落として白石さんは言う。
嘘を言っているようには思えないけど、偶然にしては少し出来すぎている感じがした。
強いて言うならば、運命めいた何かだろうか。
もし本当にそうだとしたら、二人を引き合わせるだけの必然性はあるようにも思う。
「そう……じゃあ、次は白石さんの要件を聞かせてもらおうかな?」
私の返答に対して、白石さんはまだビールの泡だけに口をつけていた。もしかしてビール苦手だったかな? 勝手に生二つ頼んだのは失敗だったと後悔する。
「私からは……ですね。思い出させてしまったらごめんなさい。あのサッカー部の一件以来、遊馬先輩と宮藤先輩は仲悪いままなんですよね? 仲直りする――ことはできないですか?」
サッカー部の一件の話は白石さんと直接話をしたわけではないが、それなりにおおごとになっていたので後輩たちの耳に入っていてもおかしくはない。
「……どうして仲直りをする必要があるの?」
「彼に必要だからです」
「コータに? どうして?」
白石さんはジョッキをカウンターに置き、水を一口飲んだ。
「この一年、傍で見てきて分かったんです。彼の中では遊馬先輩と宮藤先輩のことで一杯です。他の女性が入る隙間はない。でもそれは二人が仲良かった時の記憶なんです。だから、二人の仲が悪いと彼の中で都合が悪い」
つまりコータの中では私とアオイの仲が良かった時のままでいるほうが都合いい、ということだ。薄々感じてはいたけど、そう思うと私たちの告白に対して謝罪してきたのも理解できる。
「もしかして、未だにコータがあの事を覚えていないのは……」
「遊馬先輩と宮藤先輩の記憶を強く残している――からでしょうね」
「そういうこと……なんだよね」
現状はなんとなく理解した。
「でもごめん。私からはアオイとの仲をどうすることは出来ない……。コータの話を聞く限り、アオイは未だに私に強い恨みを持っている。私から動くのは火に油だと思うよ」
「そう……なんですね」
「本当は一言だけでも……ちゃんと謝りたいんだけどね……」
「……分かりました」
そう言って白石さんはほとんど口をつけていなかったビールを飲み干し、店の出口へ足を向ける。
「待って」
「なんですか?」
「白石さんは……このままでいいの?」
「何言ってるんですか。このままが一番いいに決まってるじゃないですか」
満面の笑顔を私に向けると、白石さんはその場を後にする。
一人残された私は、もう一杯だけビールを飲んで帰路に就いた。
家に着いてシャワーを浴びる。色んな事が渦巻いてボーっとしていたら日付が変わってしまっていた。
スマホの着信がなる。相手はコータだった。
「もしもし? こんな時間にどうしたの?」
『遅くにごめん。ちょっと夏花に聞きたいことがあって』
「こんな時間に電話してでも聞きたいこと? まあ、いいけど何?」
この時点で、なんとなくアオイのことなんだろうと思った。
『実は今日、碧生に会ったんだ。そこで……昔二人に何があったかを聞いた』
「はあ!? もしかして無理矢理聞き出したんじゃないでしょうね!?」
『違う。碧生の方から話してきたんだ』
「そう……ならいいけど……」
無理強いしたわけでもなく、アオイからコータにサッカー部の一件を話した理由には思うところがあった。
『それでまあ……話の筋は分かったんだけど、どうも碧生の主観的な部分しか分からなくて、実際夏花はどうだったのかな、と……』
「どうって何が? アオイが自分から話したんでしょ? だったらそれが全てだよ」
『いや、でも! どうも俺には夏花が悪者に仕立てられてるような気がしてならないんだ。夏花にも事情があったはずだから、そこら辺を教えてもらえればなと思ったんだけど』
コータに甘えたい気持ちとアオイの意思を尊重したい気持ちで揺れる。
「…………ちなみに……アオイは私のこと、なんて言ってたの?」
『それは……関係ないだろ』
「あるよ。それが分からなきゃアオイの主観かどうか判断できないでしょ」
『…………私のことを売った、というような表現はしていたが……』
やっぱり思った通りだ。
「うん。だからそれが本当。別にアオイの主観でもなんでもない事実だよ」
『そんなわけがねえだろ! 俺には夏花が碧生を売るようには思えない!』
「売るような……女なんだよ」
私は精一杯声を振り絞った。
『いや……でも……』
「何? 今更私に言い訳しろって言いたいの? そんなみっともないマネさせないでよ」
『そういうわけじゃないんだが――――』
「ていうか今、私に電話してて大丈夫なの?」
『明日は休みだから時間は大丈夫だけど』
「そういう意味じゃないんだって。アオイは自分からその話をしたんでしょ? だったらコータが私と連絡取り合ったりしてるの、嫌なんじゃないかな? ていうかそういう感じの事言われてない?」
『言われてない……ことも……ないんだが……』
「でしょ? だったら今後、私はコータとは会わない。連絡もしない。それでいいよね?」
アオイがコータに話した目的は、私をコータに近づけさせないためだろう。だったら私は、アオイの意思を尊重することで少しでも過去の償いをしたい。
『いいわけねえだろ』
「…………どうしてよ?」
『……嫌なんだよ。こんな形で夏花と会えなくなったりするのは』
その言葉はとても嬉しい。でも、奥にある真意を読み取ると手放しで喜ぶわけにはいかなかった。
「でも……アオイから言われてるんだよね?」
『言われた、けど返事はしていない。拒否もしてないけど……』
「それダメじゃない? まあ、もう私から連絡はしないからそのつもりで」
『いいよ。連絡は俺からするから。嫌ならブロックでもなんでもしてくれ』
「……………………ブロックなんて、できるわけないじゃん」
『はい?』
「なんでもない! おやすみ!」
そこで私は通話を終了した。これ以上コータと話していると甘えたくなってしまう。
やっぱり私はアオイと仲直りすることは出来ない。
それにコータは私やアオイを気にかけているわけではなく、私たちの思い出を守りたいだけなんだろう。
でも叶うことならば――――。
昔のように三人で仲良く過ごした時間を取り戻したい、と願う気持ちも少なからずあった。
しかし私はアオイ拒絶され、コータとの繋がりも断たなくてはいけない。
だから私には、どうすることもできない。
白石さん。白石、菘さん。
私なんかよりも、そして多分アオイよりも、重い物を背負っている彼女。
笑顔でこのままが一番いいといった貴女は――――本当はどうしたいの?
連日コータと呑んでいたせいか、今日もお酒を飲みたい気分。時計を確認すると22時を過ぎていた。今から誘うには遅すぎる時間だった。
一人で立ち飲み屋でも寄っていこうか。家に着く前に一杯だけ。
そう思っていると、意外な人物が私の視界に現れた。
「お久しぶりです。遊馬先輩」
柔らかい笑顔で私に微笑みかける。まったく、その笑顔の下にどんな思惑を隠しているのやら。
「はじめまして、じゃなかったっけ? 白石さん」
私は少し意地悪な返しをする。
「やだなあ。あの場ではそう言うしかなかったんですよ」
苦笑いで返す彼女の意図は理解している。私たちが顔見知りであるということは、今のコータにとっては知らない方がいい。
「私に話があるんでしょ? ちょっと一杯付き合ってよ」
そうして私たちは近場にある立ち飲み屋に行った。
注文をしてすぐに二人の前に生ビールが運ばれてくる。
「いろいろ聞きたいこともあるでしょうから、お先に質問いいですよ」
両手でジョッキを持った彼女は、生ビールの泡だけに口をつけながら言った。
聞きたいこと……はいくつかあるけど、あまり踏み込んだことは聞くことができない。特にあの出来事に関してのことは直接聞くのは避けた方がいいだろう。
「白石さんがコータの病院に来てからまだ一年そこそこだって聞いている。貴女がコータに近づいた目的は何?」
踏み込めない、と思っていた割にはギリギリの質問になってしまった。でも彼女の現在に関しての事なのだから、 ここら辺は許容範囲だろう。
「目的、だなんて私がなんか企んでるみたいじゃないですか。あの病院に就職したのは本当にただの偶然です。私は彼が薬剤師になっていることすら知らなかったんですから……」
表情を落として白石さんは言う。
嘘を言っているようには思えないけど、偶然にしては少し出来すぎている感じがした。
強いて言うならば、運命めいた何かだろうか。
もし本当にそうだとしたら、二人を引き合わせるだけの必然性はあるようにも思う。
「そう……じゃあ、次は白石さんの要件を聞かせてもらおうかな?」
私の返答に対して、白石さんはまだビールの泡だけに口をつけていた。もしかしてビール苦手だったかな? 勝手に生二つ頼んだのは失敗だったと後悔する。
「私からは……ですね。思い出させてしまったらごめんなさい。あのサッカー部の一件以来、遊馬先輩と宮藤先輩は仲悪いままなんですよね? 仲直りする――ことはできないですか?」
サッカー部の一件の話は白石さんと直接話をしたわけではないが、それなりにおおごとになっていたので後輩たちの耳に入っていてもおかしくはない。
「……どうして仲直りをする必要があるの?」
「彼に必要だからです」
「コータに? どうして?」
白石さんはジョッキをカウンターに置き、水を一口飲んだ。
「この一年、傍で見てきて分かったんです。彼の中では遊馬先輩と宮藤先輩のことで一杯です。他の女性が入る隙間はない。でもそれは二人が仲良かった時の記憶なんです。だから、二人の仲が悪いと彼の中で都合が悪い」
つまりコータの中では私とアオイの仲が良かった時のままでいるほうが都合いい、ということだ。薄々感じてはいたけど、そう思うと私たちの告白に対して謝罪してきたのも理解できる。
「もしかして、未だにコータがあの事を覚えていないのは……」
「遊馬先輩と宮藤先輩の記憶を強く残している――からでしょうね」
「そういうこと……なんだよね」
現状はなんとなく理解した。
「でもごめん。私からはアオイとの仲をどうすることは出来ない……。コータの話を聞く限り、アオイは未だに私に強い恨みを持っている。私から動くのは火に油だと思うよ」
「そう……なんですね」
「本当は一言だけでも……ちゃんと謝りたいんだけどね……」
「……分かりました」
そう言って白石さんはほとんど口をつけていなかったビールを飲み干し、店の出口へ足を向ける。
「待って」
「なんですか?」
「白石さんは……このままでいいの?」
「何言ってるんですか。このままが一番いいに決まってるじゃないですか」
満面の笑顔を私に向けると、白石さんはその場を後にする。
一人残された私は、もう一杯だけビールを飲んで帰路に就いた。
家に着いてシャワーを浴びる。色んな事が渦巻いてボーっとしていたら日付が変わってしまっていた。
スマホの着信がなる。相手はコータだった。
「もしもし? こんな時間にどうしたの?」
『遅くにごめん。ちょっと夏花に聞きたいことがあって』
「こんな時間に電話してでも聞きたいこと? まあ、いいけど何?」
この時点で、なんとなくアオイのことなんだろうと思った。
『実は今日、碧生に会ったんだ。そこで……昔二人に何があったかを聞いた』
「はあ!? もしかして無理矢理聞き出したんじゃないでしょうね!?」
『違う。碧生の方から話してきたんだ』
「そう……ならいいけど……」
無理強いしたわけでもなく、アオイからコータにサッカー部の一件を話した理由には思うところがあった。
『それでまあ……話の筋は分かったんだけど、どうも碧生の主観的な部分しか分からなくて、実際夏花はどうだったのかな、と……』
「どうって何が? アオイが自分から話したんでしょ? だったらそれが全てだよ」
『いや、でも! どうも俺には夏花が悪者に仕立てられてるような気がしてならないんだ。夏花にも事情があったはずだから、そこら辺を教えてもらえればなと思ったんだけど』
コータに甘えたい気持ちとアオイの意思を尊重したい気持ちで揺れる。
「…………ちなみに……アオイは私のこと、なんて言ってたの?」
『それは……関係ないだろ』
「あるよ。それが分からなきゃアオイの主観かどうか判断できないでしょ」
『…………私のことを売った、というような表現はしていたが……』
やっぱり思った通りだ。
「うん。だからそれが本当。別にアオイの主観でもなんでもない事実だよ」
『そんなわけがねえだろ! 俺には夏花が碧生を売るようには思えない!』
「売るような……女なんだよ」
私は精一杯声を振り絞った。
『いや……でも……』
「何? 今更私に言い訳しろって言いたいの? そんなみっともないマネさせないでよ」
『そういうわけじゃないんだが――――』
「ていうか今、私に電話してて大丈夫なの?」
『明日は休みだから時間は大丈夫だけど』
「そういう意味じゃないんだって。アオイは自分からその話をしたんでしょ? だったらコータが私と連絡取り合ったりしてるの、嫌なんじゃないかな? ていうかそういう感じの事言われてない?」
『言われてない……ことも……ないんだが……』
「でしょ? だったら今後、私はコータとは会わない。連絡もしない。それでいいよね?」
アオイがコータに話した目的は、私をコータに近づけさせないためだろう。だったら私は、アオイの意思を尊重することで少しでも過去の償いをしたい。
『いいわけねえだろ』
「…………どうしてよ?」
『……嫌なんだよ。こんな形で夏花と会えなくなったりするのは』
その言葉はとても嬉しい。でも、奥にある真意を読み取ると手放しで喜ぶわけにはいかなかった。
「でも……アオイから言われてるんだよね?」
『言われた、けど返事はしていない。拒否もしてないけど……』
「それダメじゃない? まあ、もう私から連絡はしないからそのつもりで」
『いいよ。連絡は俺からするから。嫌ならブロックでもなんでもしてくれ』
「……………………ブロックなんて、できるわけないじゃん」
『はい?』
「なんでもない! おやすみ!」
そこで私は通話を終了した。これ以上コータと話していると甘えたくなってしまう。
やっぱり私はアオイと仲直りすることは出来ない。
それにコータは私やアオイを気にかけているわけではなく、私たちの思い出を守りたいだけなんだろう。
でも叶うことならば――――。
昔のように三人で仲良く過ごした時間を取り戻したい、と願う気持ちも少なからずあった。
しかし私はアオイ拒絶され、コータとの繋がりも断たなくてはいけない。
だから私には、どうすることもできない。
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