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第十六夜 前立腺 後編
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男性のアナル(正確にはアヌス)による性感は、主に前立腺による。
前立腺は、女性器におけるスキーン腺に相同である。スキーン腺とは、女性のいわゆる「潮噴き」を司る器官で、十分に開発された女性の何割かは、エクスタシーに達すると、あるいはエクスタシーとは無関係に、この器官から潮を噴く。
男性の前立腺は、ペニスの根元にあり、皮膚の上から触れることは難しいが、アナルの中から触覚によって前立腺を探し当て、間接的な刺激をすることは、それほど難しくない。これによって射精を促すことができ、性感マッサージや、医療における精液の採取などに使われる。
しかし、「エネマグラ」などの機器を用いるなどし、十分に前立腺の性感を開発すると、男性は「ドライオーガズム」と呼ばれる、射精を伴わない性感を得ることができる。このドライオーガズムは、女性のエクスタシーと相同であるとされる。
また、男性同士のアナルセックスで、アナルにペニスを挿入されながら射精することを、ゲイ用語で「トコロテン」と呼ぶ。
傷は尻穴の中まで及んでいるかもしれない。
私は膏薬を塗った指で、拾の温かい尻穴の中をまさぐった。
「あっ……」
拾が切なげな声をあげる。
「痛いのですか?」
「いえ……続けてください」
私は優しく指を出し入れする。心なしか、拾のあえぎ声が、指の動きとつながっているかのようだった。
拾の陽物の根元あたりに、こりこりした感覚がある。そこを軽く押すと、
「ああっ……!」
拾が激しくあえいだ。ふと見ると、拾の陽物も、激しくいきり立っている。
(感じているの……?)
そういえば、殿方同士で愛し合う時には、尻穴を用いるという。挿れる側が快楽を得るのはわかっていたが、この感じだと、挿れられる側も十分に感じるようだ。
私は、こりこりした部分を、指先で軽くこすり、押し、撫でさすった。切ない声と共に、拾の陽物が激しく勢いを増す。
軽く手を添えると、もう発射寸前のようだった。私は、ためらうことなく拾の陽物をくわえ、尻穴のこりこりした部分を強めに刺激した。
どくっ。
拾の情熱のほとばしりを、私は残らず飲み干した。
前立腺は、女性器におけるスキーン腺に相同である。スキーン腺とは、女性のいわゆる「潮噴き」を司る器官で、十分に開発された女性の何割かは、エクスタシーに達すると、あるいはエクスタシーとは無関係に、この器官から潮を噴く。
男性の前立腺は、ペニスの根元にあり、皮膚の上から触れることは難しいが、アナルの中から触覚によって前立腺を探し当て、間接的な刺激をすることは、それほど難しくない。これによって射精を促すことができ、性感マッサージや、医療における精液の採取などに使われる。
しかし、「エネマグラ」などの機器を用いるなどし、十分に前立腺の性感を開発すると、男性は「ドライオーガズム」と呼ばれる、射精を伴わない性感を得ることができる。このドライオーガズムは、女性のエクスタシーと相同であるとされる。
また、男性同士のアナルセックスで、アナルにペニスを挿入されながら射精することを、ゲイ用語で「トコロテン」と呼ぶ。
傷は尻穴の中まで及んでいるかもしれない。
私は膏薬を塗った指で、拾の温かい尻穴の中をまさぐった。
「あっ……」
拾が切なげな声をあげる。
「痛いのですか?」
「いえ……続けてください」
私は優しく指を出し入れする。心なしか、拾のあえぎ声が、指の動きとつながっているかのようだった。
拾の陽物の根元あたりに、こりこりした感覚がある。そこを軽く押すと、
「ああっ……!」
拾が激しくあえいだ。ふと見ると、拾の陽物も、激しくいきり立っている。
(感じているの……?)
そういえば、殿方同士で愛し合う時には、尻穴を用いるという。挿れる側が快楽を得るのはわかっていたが、この感じだと、挿れられる側も十分に感じるようだ。
私は、こりこりした部分を、指先で軽くこすり、押し、撫でさすった。切ない声と共に、拾の陽物が激しく勢いを増す。
軽く手を添えると、もう発射寸前のようだった。私は、ためらうことなく拾の陽物をくわえ、尻穴のこりこりした部分を強めに刺激した。
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