アリスとの記憶

メオ

文字の大きさ
9 / 9

9

しおりを挟む
……………


 数時間後マットハーダーさんのお店に着いた。


「わぁ~素敵なお店ですね!」


「そう言ってもらえると光栄ですね。どうぞ中へ。」


 中へ入ると色々な帽子がたくさん並んでいる。


 どれも豪華なものでアリスは驚きを隠せず口を少し開けたままになってしまった。


「本当にこんな豪華な帽子を頂いていいんですか?」


「えぇ。今回は特別にです。」


 そう言われて色々ある帽子を見て回る。


「自分で気に入った帽子に飾りを付けてつくっても構いませんよ。」


 マットハーダーさんの元に行くと様々な飾りがある。


(あっ!そうだ!)


 アリスはいいことを思いついたと言わんばかりの顔をした。


 たくさんある帽子の中で黒のシルクハットを選んだ。


 飾りはリボンに手持ち時計紫の小さな花を飾った。


「おや、素敵な帽子ができましたがなぜシルクハットを?」


「えっと…マットハーダーさんに似合うなぁーと思って。」


「……。」


「すいません!せっかくマットハーダーさんが私に帽子を下さると言うのに!」


(私何かいけないことしちゃったかな。)


 急に黙ってしまった彼を見てアリスは慌ててしまう。


「…いえ。すいません急に黙り込んでしまって。気にしないでください。」


 なぜかマットハーダーさんはさっきよりも明るく優しい声でアリス言った。


「この帽子は私が頂いても?」


「はい!マットハーダーさんをイメージして作ったので是非!」


「ありがとうございます。大切に使わせて頂きますね。。」


「⁉︎」


(えっ!今アリスって…)


「私が帽子を頂いてしまったのでアリスには私から貴女に合う帽子を選びましょう。」


「いいんですか!」


「えぇ、是非とも受け取ってください。アリスに私の帽子をかぶって頂きたいので。」












……カチッ
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

セレナの居場所 ~下賜された側妃~

緑谷めい
恋愛
 後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

一途に愛した1周目は殺されて終わったので、2周目は王子様を嫌いたいのに、なぜか婚約者がヤンデレ化して離してくれません!

夢咲 アメ
恋愛
「君の愛が煩わしいんだ」 婚約者である王太子の冷たい言葉に、私の心は砕け散った。 それから間もなく、私は謎の襲撃者に命を奪われ死んだ――はずだった。 死の間際に見えたのは、絶望に顔を歪ませ、私の名を叫びながら駆け寄る彼の姿。 ​……けれど、次に目を覚ました時、私は18歳の自分に戻っていた。 ​「今世こそ、彼を愛するのを辞めよう」 そう決意して距離を置く私。しかし、1周目であれほど冷酷だった彼は、なぜか焦ったように私を追いかけ、甘い言葉で縛り付けようとしてきて……? ​「どこへ行くつもり? 君が愛してくれるまで、僕は君を離さないよ」 ​不器用すぎて愛を間違えたヤンデレ王子×今世こそ静かに暮らしたい令嬢。 死から始まる、執着愛の二周目が幕を開ける!

明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。

四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。

本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います

こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。 ※「小説家になろう」にも投稿しています

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

降っても晴れても

凛子
恋愛
もう、限界なんです……

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
【3月中――完結!】 積み上がった伏線の回収目前!! 夫にも子どもにも、私は選ばれなかった。 長年の裏切りを抱え、離縁状を置いて家を出た――。 待っていたのは、凍てつく絶望。 けれど同時に、それは残酷な運命の扉が開く瞬間でもあった。 「夫は愛人と生きればいい。  今さら縋られても、裏切ったあなたを許す力など残っていない」 それでも私は誓う―― 「子どもたちの心だけは、必ず取り戻す」 歪で、完全な幸福――それとも、破滅。 “石”に翻弄された者たちの、狂おしい物語。

【完結】私が愛されるのを見ていなさい

芹澤紗凪
恋愛
虐げられた少女の、最も残酷で最も華麗な復讐劇。(全6話の予定) 公爵家で、天使の仮面を被った義理の妹、ララフィーナに全てを奪われたディディアラ。 絶望の淵で、彼女は一族に伝わる「血縁者の姿と入れ替わる」という特殊能力に目覚める。 ディディアラは、憎き義妹と入れ替わることを決意。 完璧な令嬢として振る舞いながら、自分を陥れた者たちを内側から崩壊させていく。  立場と顔が入れ替わった二人の少女が織りなす、壮絶なダークファンタジー。

処理中です...