卑弥呼の出来方

salmon mama

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卑弥呼完成

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 そうして迎えた今である。卑弥呼は頑張った。あれから二日間連続で当てずっぽうで占いし、晴れを二日連続で当てたのだ。しかし、雨を予言した3日目、そして今日。カラッカラの青空。占い失敗。人々は社の前で怒り狂っている。怒号が聞こえて来る。ああ、どうしよう。嘘をついていたことがバレたら、ヤンキー長老様に殺されてしまうぞ。

逃げてしまおうか。しかし、逃げてどうする。一人で干からびて死ぬだけだ。どうにかして、この場を乗り切らなくては....。

卑弥呼は震えた足で社の舞台に飛び乗った。

「おい、出てきたぞ!!」

「嘘つき卑弥呼!!嘘つき卑弥呼!!」

「雨、降ってねーじゃんかよー!!」

 人々の罵声が卑弥呼を襲う。

 なんの策もない卑弥呼。震えた足であたりを見渡す。どうにかしなければ、どうにかしなければ。ん、あれは。ふと、バケツが目に止まった。どうやら水が張っている。もう、どうにでもなれ。

 ザバーーーン!!

 卑弥呼はバケツを蹴飛ばした。水が溢れる。

「雨じゃ!!これが雨じゃ!!」

 やけくそだ。しかし、、、

「お、おお!!雨だ!!」

「本当だ。水がちょっと溢れた。雨じゃ!!」

「雨じゃないか。青空なのに。」

 なんと、人々がバケツから溢れた水を雨だと認め始めたのだ。ちょ、ちょろい、、、。

 ちょ、、ちょろいなこいつら、、、。

 卑弥呼はあまりのちょろさに感動しながら、演説を始める。

「ハーハッハ。これが余の力。占いは必ず当たるのだー!!」

 ハハーッ!!

 人々が平伏したその時、少年の叫び声が!!

「待てー!!嘘だ!!さっきの水にはボーフラが、ボーフラが入っているはずだ!!雨にボーフラが入ってるなんておかしい!!あれは雨ではない!!」

 あ、あれはボーフラ小僧.....。ボーフラ小僧はこの村のボーフラの住処を全て知っているのだ。この、この、ボーフラ小僧め....。

「お、確かにおかしい!!」

「あれは雨ではない!!ボーフラが入っているなんて!!」

「本当だぞ、本当だぞ!!」

 風向きが変わった。この、ボーフラ大好きボーフラ小僧め。こうやったら、、、

ペッ!!ペッ!!ペッ!!

 卑弥呼は唾を吐いた。

「雨だ!!これが雨じゃー!!」

............

「お、おおー!!雨だあ!!」

「雨だぞお!!!」

「すげー!!やっぱ占い師じゃん!!」

 ちょ、ちょろい、ちょろすぎる....。

「我の占いは絶対なのだー!!」

 こんな感じで卑弥呼は成長していき、邪馬台国の女王として歴史に名を残したのであった。

続く


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