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〜セフレ〜
しおりを挟む「おら、力抜け」
「毅君、御手柔らかにっ!」
「ひぎ.....っ、ぐぅぅっ!」
ぬちゅぬちゅと捩じ込まれる複数の指。
軽く五本をこえた指にお尻を開かれ、雅裕はくぐもった悲鳴を上げる。
咥えさせられたガルボで言葉は紡げない。
ローションで滑らせた指が引き抜かれ、雅裕の蕾に硬く熱いモノがあてがわれる。
ず.....っと抉じ開けてきた質量に、雅裕は目隠しの下で眼を見開き、絶叫した。
明らかに通常ではない大きな塊。仰け反る雅裕の耳に、微かな呻き声も聞こえる。
「.....っ、触んな。頼むからっ」
焦ったかのような毅の声。
「ふふ。合わせないと入りませんから。ほら、先端がズレてます」
「くっ.....あっ! てめぇ、指の動きが.....っ」
どうやらお互いの先端を柏木が合わせているらしい。二つの先端が捩じ込まれ、身体を割るような激痛が襲ってきているのに、それよりも悩ましい喘ぎをあげる毅の方が気になる雅裕。
人間、痛みに慣れる生き物である。度重なる激痛の嵐に雅裕も慣れ始めていた。
むしろ、その激痛の中に潜む凄まじい愉悦を彼は上手に拾う。
「ん.....むむっ、んんんーーっ!!」
ぎちぎちと呑み込まされる二本の猛り、その内の一本が熱く脈打ち爆発した。
「.....ぅうぁっ?! ぐぅっ!!」
切ない声と共に果てたらしい毅の指が、雅裕の脚に食い込んだ。
「おま.....っ! ひうっ?!」
「まだ萎えはしないでしょ? さあ、もっとです」
やや強度を失った毅のモノを一緒に掴んで雅裕の蕾に穿たせているらしい柏木。
「ああ、全て呑み込めましたね。素晴らしいですよ、わたくしのドギー♪」
毅のモノが柔らかくなったことで、比較的スムーズに挿入出来た二本の一物。
しかし息をつく暇もなく、毅のモノがみるみる怒張する。
「ぅぐううぅぅっ!!」
無理やり満開にさせられた雅裕の蕾は、みしみしと軋み、慣れた激痛を甦らせた。
そんな雅裕を余所に蕩けた声で囁く柏木。
「ああああ、気持ち悦ぃぃぃ、毅君のモノが、わたくしのモノと密着して.....。堪りませんね」
「ほざけ.....っ、萎えんだろうが、きしょいこと言うなっ!」
「おや、足りませんでしたか? ならば、もう一度.....」
「やめろーーっ!!」
何をしているのか。前から雅裕に捩じ込んでいる毅が大きく揺らいだ。
クスクスと笑う柏木。
二人の会話にドキドキして、うっかり痛みも忘れる雅裕である。
ぬちゅぬちゅと無言で激しく突き上げる二人。交互に穿たれる熱い猛り。休む間もなく悦いところを抉る長い一物に雅裕は頭の中がトロトロだった。
……なんで、こんな? イ…っ、イクぅぅ!!
慣れた雅裕から愉悦を引き出し、二回ほど雌イキさせて、二人は中に精を吐き出す。
雅裕は気づいていなかったが、カメラに撮られたあの日から、ずっと柏木は彼に媚薬を使っていたのだ。慣らし、依存させ、足元に這いつくばらせるために。
もちろん、今日もつかわれている。その効果は覿面だ。毅の鞭でイってしまうくらい。
「ふぅぅ.....ぐっ、ううう.....っ」
ぐったりと項垂れる雅裕から目隠しを外し、柏木は至福の笑顔で微笑んだ。
「よく頑張りましたね、御褒美です。好きなだけ出しなさい」
……いつものだ。
雅裕は柏木がストッパーを抜き出してくれるのを期待した。
が、それを毅が止める。
「甘いわ。まだ入るようになっただけだろうが。これを自分で呑み込めるようになるまで《待て》だ、駄犬っ!」
「意地悪言わないで? .....毅君だって気持ち悦かったでしょう?」
するりと柏木の手が動いた。
雅裕からは見えないが、背後の毅が大きく震える。
「ーーーーーーっ!!」
またもや声のない絶叫。
なに? どうなったの?
毅はフラフラと部屋を出ていき、柏木が雅裕を下ろしてくれた。
そして訝る仔犬から勢いよくストッパーを引き抜き、我慢させられていた雅裕の一物を爆発させる。
「んんんんんーーーっ!!」
全身を弓なりにして果てる雅裕。
それを一瞥し、柏木は頬に朱を走らせ拳で隠した。
「.....堪らないな」
恍惚とした柏木の呟きは、悶絶する雅裕の耳に届かない。
疲労困憊な仔犬をベッドに寝かせ、柏木も家畜部屋から出ていった。
「.....てめぇなぁ」
はぁはぁと息を荒らげてソファーにもたれかかる毅。その眼は情欲に潤み、あきらかに蕩けている。
「..........興奮しすぎて。毅君はヘテロですものね。すみません」
熱くなれば行為も過ぎる。それは毅も痛いほど知っていた。
何が起きたのか分からないが、柏木に触れられるうちに、毅の身体の疼きが止まらなくなったのだ。
今も吐き出したくて仕方がない。
「責任とれや.....っ、なんとかしろ、これぇぇっ!」
力なく喘ぐ毅。
雌イキを知ってしまった彼の身体は、それを与えてくれるブギーマンの責めを求めていた。
「.....良いのですか?」
「手と..........、口だけなっ!」
ふー、ふー、と呼吸で愉悦を凌ぐ毅。
その眩しい肢体に寄り添い、ブギーマンは優しく彼に触れた。微かに震えるブギーマンの指先。
……ここまで。ようやく、ここまで来ました。あと一息。
小さく息を呑み、ブギーマンは宥めるように毅の頭を抱き込んで撫でた。
「じゃあ..... わたくしが毅君の犬になりましょう。舐め尽くして差し上げます」
興奮に上ずるブギーマンの声。恍惚とした艶かしさを含むソレに、毅は安堵を覚える。
……が、忘れるなかれ。ユートピアの支配者たる彼の手管は超一流。
「ひぃああぁぁぁっ?!」
ブギーマンの舌技の凄まじさに絶叫する毅は、この時の判断を後に死ぬほど後悔する羽目になった。
「.....癖になるわぁぁぁっ、お前、手加減しろやぁぁぁっ」
股間を押さえて蹲る毅を抱き締め、ブギーマンはその頭を撫でまくっている。
未だ、毅の中に渦巻く情欲。尽きることのない愉悦を捉える己の絶倫さを心から呪う毅。
「すいません、すいません、あまりに君が色っぽくて.....っ! やり過ぎました、大丈夫ですかっ?」
嬉しくねぇぇぇ.....
野郎に誉められても全く嬉しくはないが、身体の疼きはブギーマンを求めていた。
……なんでこんなことになっちまったんだっ?!
ガクガクと震えながら、毅はブギーマンを睨み付ける。
鋭い眼差しだが、随喜の涙にけぶるソレは、ブギーマンを煽るモノでしかなかった。
「お前.....、俺を抱けるか?」
「え?」
「何度も言わすなっ!」
ギリギリと毅が唇を噛み締める。その端が切れたのを見て、慌ててブギーマンは毅の唇に指を突っ込んだ。
「唇っ! 唇が切れてますっ! わたくしの指を代わりにっ!!」
がりっと食込む毅の歯。
その痛みに背筋を震わせ、ブギーマンの胸が歓喜に踊る。この痛みだけでイキそうだった。
「抱けます。喜んで奉仕させていただきますっ! 毅君。わたくしは君なら御主人様にしても良い。いえ、わたくしの御主人様になってくださいっ!!」
ブギーマンの指を噛み締めながら、毅は冷や汗だらけな顔で不敵に嗤う。苦悶に寄せられた眉が、ブギーマンの鼓動を逸らせた。
「良いぜ? 抱かせてやらぁ.....」
………言質いただきましたぁぁぁーーーーっ!!
理性のタガが外れたブギーマンが本懐に溺れ、毅を抱き潰したのは言うまでもない。
「だから、手加減しろやぁぁぁーーーーーーっ!」
腰が立たず絶叫する毅の前で、ブギーマンが土下座していたのも言うまでもない。
「まあ、男も悪くないか。セフレの一人くらい居ても良いかな」
毛布で簀巻きにされた毅は、ブギーマンに抱かれていた。優しく揺らされ、ウトウトとする高校生様。
「わたくしを?」
眼を真ん丸にして聞き返すブギーマンが可笑しくて、毅は微かに微笑んだ。
「嫌なら別口を当たるが?」
「とんでもないっ! 光栄の至りですっ!!」
毅を狙うケダモノどもは星の数だ。彼がチラリと流し目を送るだけで、奴等はその気になるだろう。
そんな男どもに彼が触れられるなど我慢のならないブギーマン。
わたくしが何年あなたに片恋していたと思ってるんですかぁぁーーーっ!! 絶対に渡しませんよっ!!
毅の疼きの原因は例の媚薬だ。二本差しの時に、それとなく塗りつけた。
ブギーマンも雅裕も、その余波を食らったが後悔はない。
アレは適量を毎日使うことで免疫が出来る。免疫が出来るまでは快楽地獄に苦しむのだが、忘れず使い続ければ半年くらいで根付くのだ。
三日も間をあけると免疫が薄れ、また地獄を味わうはめになるが。
ブギーマンが常に薬を携帯しているのもそのためだ。免疫が薄れぬよう必ず塗っていた。
その一物を捩じ込まれた毅がどうなったのかは御察しである。
「大切にします..... ずっと守ります」
「そう.....してく..... .....」
優しく頭を撫でられて、疲れきった毅は眠ってしまう。
それを慈愛に満ちた眼差しで見つめ、ブギーマンは、そっと唇を重ねた。
身体だけの関係でも良い。傍に居て欲しい。
心の底から祈り、彼は毅をソファーに寝かせて部屋を出ていった。
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