53 / 56
「時」探し
破 裂
しおりを挟む
あーぁと声がした。
『綺麗なままでは居られないから、ね』
しょうがないよねって静かに瞳を閉じて、優しい夜の様に真っ暗な十字架の上で、神は笑った。
片目を包帯で隠しながら、左右の美しい翼を惜しむ事なく広げて。
『君たちが未だに争うから、もうこの十字架は爆発しちゃうよ』
俺が灰空の下で見た、首から外し、灰の砂山に突き刺した十字架。
首にしばらく掛けられないと呟いた十字架だ。
夜の闇のような暗く艶やかな冷たさを持ちながら、その存在はとても優しい。
『あの男を憎んじゃ駄目だよ? 番人』
彼はもう俺を【王子様】とは茶化さない。
守る国を持ってないから。
『ただ、戦争が終わるにはって、平和になるにはって沢山考えたんだよ』
戦争が終わるには早く勝てばいい。
早く勝てば妹の元へ帰れる。
だから勝つ。
もっと、もっともっともっともっと。
『愚かで浅はかな考えだけれどさ、少女以外責めちゃ駄目だよ』
少女の方を向き、また会ったね、と微笑みながら。
『左腕を無くして敬愛する父を亡くして沢山仲間を失って』
そんな状況で憎悪に心を奪われない方が難しいでしょ?
やはり、貴方は慈悲深いと思った。
貴方の片目を奪った人間に、何故そんなに寛大で要られるのか。
貴方の透き通った心を、俺にも分けて欲しいよ。
『じゃ、早くここで君と会った事をこの男の時から忘れさせてよ』
そして神は少女に、番人の後ろに隠れなさいと言った。
少女は躊躇する事なく俺の後ろに隠れた。
少女の言葉が偽りではないと解ると、また心は温まった。
ーーーーーーーーー
島には幸せな鐘の音で包まれている。
純白のドレスで純白のリボンを結んで教会へと向かう美しい女性。
その女性は、目の前の男を見るなり走り出した。
「お兄ちゃん!」
男は緊張しながら、妹に話かけようとしていた。
けれど、言葉は必要なかった。
お兄ちゃんと呼びながら、声を、言葉を、涙に変えて、純白のドレスで抱きついた。
男は、両手で妹を抱きしめられない事を悔やむながらも、幸せの涙を流した。
「ありがとう……絵描きさん」
絵描きさんも幸せに……。
幸せな鐘に包まれながら、純白のドレスに身を包まれながら、いつまでも、そう願い続ける事だろう。
そして、ごめんねとありがとうをまた言える『時』間を未来に夢見て。
その場面を、まるで映画を見るように黙って番人さんは見ていた。
十字架は、ゴゴォと鳴り響きながら微かに震えていた。
『ねぇ、番人。君は何を失ったんだっけ? 何を奪ったんだっけ?』
その場面を他人事の様に見ながら、神は十字架の音を静止させながら言った。
『灰空の下、君が言った言葉、少女にも聞こえる様に言ってごらんよ』
その、幸せな場面を見ながら、君は何を失ったの?
何を奪ったの?
番人さんは、神を見て、十字架を見上げてゆっくりと私、を見た。
真っ直ぐに。
「人への愛を、失ったし人を愛する気持ちを、奪ったんだ」
オーバードライブの時に、人の愛し方を忘れた。
最初から、知らなかったのかもしれない。
だって、誰からも貰えてなかったから。
だから、悔しくて奪ったのかな。
オーバードライブで、世界中に俺を探し殺そうとする化物を増やしてしまった。
人から、人を愛する気持ちを奪ったんだ。
『あはは、そうなんだって。『時』を旅して君もそう感じた?』
神は悪戯に少女の心をかき回した。
少女はゆっくり視線を俺に移した。
戸惑いながら揺れる瞳で。
それでも迷いを振りきるような真っ直ぐな視線で。
「私は、そうは思いませんでした……」
そして十字架に座る神を見上げた。
「愛は奪えてませんでした」
薔薇に守られながら愛しい旦那を待つお姉さん。
愛しい奥さんの為に約束を守るお兄さん。
眠る月を愛しげに守る太陽。
未来が30分しかなくても愛しい家族は忘れないおじいさん。
愛した王子の為に国を守る儚い王女様。
「色んな人を見てきましたが、誰一人失ってはなかったはずです」
睨みつけると神は、ふぅんと相槌をうった。
『じゃあ、失ったものも君なら取り替えせるかもしれないね』
だって君なら「力」があるもの。
愚かな番人にはないものだよ
茶化すようにからかうように
笑いながら『こんなに汚い所見せても、少女は理解しようと頑張ってくれてる、から』
だから、少女が拒絶しちゃえば、番人は泣き場所を失っちゃうよね。
情けない番人だよね。
そうすれば、また彷徨って少女を探して、傷つかないか怯えて
『それって無駄な時間じゃないかな?』
だから、
だからここで終わらせるね。
神はにっこり笑うと十字架の上から羽ばたいた。
黒く艶やかな十字架は、再び音を立てながら震えだした。
『今ここにそれを救わん』
なんて、ね。と笑いながら。
黒い光を発し、硝子が割れるように十字架は、弾け飛んだ。
黒いガラスが雨のように降り注ぐ。
『キラキラと残酷に輝きながら、黒い感情を吸い込んだ十字架が、また世界中に飛び散って、残酷に人々を傷つけるんだよ』
黒いガラスが降り注ぐ中、落ちていた十字架を拾いあげる。
小さくなった十字架を、神は愛しげに見つめて、ゆっくりと首に下げた。
『また、吸収しては飛び散ってしまうだろうけれど』
だって黒い感情は、絶えることなく生まれるし、失った思いも心にたまってゆくのなら黒い感情が心から溢れる程に溜まったら邪魔でしょう?
ねっ? って私に微笑むから私も微かに微笑み返した。
「夜の、夢を見る前の心地よい闇のような十字架でした」
嫌いではないです。
黒い感情なんて、皆持っているものだから。
『あはは、ありがとう』『君は、そう何でも否定はせずにまずは受け入れるんだぁね』
からかうように笑いながら。
優しく私の言葉を認めてくれた。
『俺も黒い翼をもっともっっと早く受け入れていたなら』
天使だと言わなくても、人間でもないと言われなくても『神』である、って認められたかもしれないね。
そうしたら、この黒い十字架をくれたあの人と、別れずに済んだのにな。
『ね?番人も、さ』
番人さんは輝く黒いガラスを、ただ呆然と手を出して見上げているだけだけで表情は見えなかった。
『黒い感情を吸い込んでは破裂して、また吸い込むように、戦いは終わって、そして、また始まるんだよ』
だから、終わりから始まる『今』を頑張ってね?
茶化すように、からかうように、神は、笑いながら、また、会えるから、君が大事なものを手放さなかったら
君が会わないと思っても会いに来てあげるからって慈悲深く、思慮深い、愛情溢れる言葉と、輝く黒いガラスを降り注ぎながら、消えていった。
『綺麗なままでは居られないから、ね』
しょうがないよねって静かに瞳を閉じて、優しい夜の様に真っ暗な十字架の上で、神は笑った。
片目を包帯で隠しながら、左右の美しい翼を惜しむ事なく広げて。
『君たちが未だに争うから、もうこの十字架は爆発しちゃうよ』
俺が灰空の下で見た、首から外し、灰の砂山に突き刺した十字架。
首にしばらく掛けられないと呟いた十字架だ。
夜の闇のような暗く艶やかな冷たさを持ちながら、その存在はとても優しい。
『あの男を憎んじゃ駄目だよ? 番人』
彼はもう俺を【王子様】とは茶化さない。
守る国を持ってないから。
『ただ、戦争が終わるにはって、平和になるにはって沢山考えたんだよ』
戦争が終わるには早く勝てばいい。
早く勝てば妹の元へ帰れる。
だから勝つ。
もっと、もっともっともっともっと。
『愚かで浅はかな考えだけれどさ、少女以外責めちゃ駄目だよ』
少女の方を向き、また会ったね、と微笑みながら。
『左腕を無くして敬愛する父を亡くして沢山仲間を失って』
そんな状況で憎悪に心を奪われない方が難しいでしょ?
やはり、貴方は慈悲深いと思った。
貴方の片目を奪った人間に、何故そんなに寛大で要られるのか。
貴方の透き通った心を、俺にも分けて欲しいよ。
『じゃ、早くここで君と会った事をこの男の時から忘れさせてよ』
そして神は少女に、番人の後ろに隠れなさいと言った。
少女は躊躇する事なく俺の後ろに隠れた。
少女の言葉が偽りではないと解ると、また心は温まった。
ーーーーーーーーー
島には幸せな鐘の音で包まれている。
純白のドレスで純白のリボンを結んで教会へと向かう美しい女性。
その女性は、目の前の男を見るなり走り出した。
「お兄ちゃん!」
男は緊張しながら、妹に話かけようとしていた。
けれど、言葉は必要なかった。
お兄ちゃんと呼びながら、声を、言葉を、涙に変えて、純白のドレスで抱きついた。
男は、両手で妹を抱きしめられない事を悔やむながらも、幸せの涙を流した。
「ありがとう……絵描きさん」
絵描きさんも幸せに……。
幸せな鐘に包まれながら、純白のドレスに身を包まれながら、いつまでも、そう願い続ける事だろう。
そして、ごめんねとありがとうをまた言える『時』間を未来に夢見て。
その場面を、まるで映画を見るように黙って番人さんは見ていた。
十字架は、ゴゴォと鳴り響きながら微かに震えていた。
『ねぇ、番人。君は何を失ったんだっけ? 何を奪ったんだっけ?』
その場面を他人事の様に見ながら、神は十字架の音を静止させながら言った。
『灰空の下、君が言った言葉、少女にも聞こえる様に言ってごらんよ』
その、幸せな場面を見ながら、君は何を失ったの?
何を奪ったの?
番人さんは、神を見て、十字架を見上げてゆっくりと私、を見た。
真っ直ぐに。
「人への愛を、失ったし人を愛する気持ちを、奪ったんだ」
オーバードライブの時に、人の愛し方を忘れた。
最初から、知らなかったのかもしれない。
だって、誰からも貰えてなかったから。
だから、悔しくて奪ったのかな。
オーバードライブで、世界中に俺を探し殺そうとする化物を増やしてしまった。
人から、人を愛する気持ちを奪ったんだ。
『あはは、そうなんだって。『時』を旅して君もそう感じた?』
神は悪戯に少女の心をかき回した。
少女はゆっくり視線を俺に移した。
戸惑いながら揺れる瞳で。
それでも迷いを振りきるような真っ直ぐな視線で。
「私は、そうは思いませんでした……」
そして十字架に座る神を見上げた。
「愛は奪えてませんでした」
薔薇に守られながら愛しい旦那を待つお姉さん。
愛しい奥さんの為に約束を守るお兄さん。
眠る月を愛しげに守る太陽。
未来が30分しかなくても愛しい家族は忘れないおじいさん。
愛した王子の為に国を守る儚い王女様。
「色んな人を見てきましたが、誰一人失ってはなかったはずです」
睨みつけると神は、ふぅんと相槌をうった。
『じゃあ、失ったものも君なら取り替えせるかもしれないね』
だって君なら「力」があるもの。
愚かな番人にはないものだよ
茶化すようにからかうように
笑いながら『こんなに汚い所見せても、少女は理解しようと頑張ってくれてる、から』
だから、少女が拒絶しちゃえば、番人は泣き場所を失っちゃうよね。
情けない番人だよね。
そうすれば、また彷徨って少女を探して、傷つかないか怯えて
『それって無駄な時間じゃないかな?』
だから、
だからここで終わらせるね。
神はにっこり笑うと十字架の上から羽ばたいた。
黒く艶やかな十字架は、再び音を立てながら震えだした。
『今ここにそれを救わん』
なんて、ね。と笑いながら。
黒い光を発し、硝子が割れるように十字架は、弾け飛んだ。
黒いガラスが雨のように降り注ぐ。
『キラキラと残酷に輝きながら、黒い感情を吸い込んだ十字架が、また世界中に飛び散って、残酷に人々を傷つけるんだよ』
黒いガラスが降り注ぐ中、落ちていた十字架を拾いあげる。
小さくなった十字架を、神は愛しげに見つめて、ゆっくりと首に下げた。
『また、吸収しては飛び散ってしまうだろうけれど』
だって黒い感情は、絶えることなく生まれるし、失った思いも心にたまってゆくのなら黒い感情が心から溢れる程に溜まったら邪魔でしょう?
ねっ? って私に微笑むから私も微かに微笑み返した。
「夜の、夢を見る前の心地よい闇のような十字架でした」
嫌いではないです。
黒い感情なんて、皆持っているものだから。
『あはは、ありがとう』『君は、そう何でも否定はせずにまずは受け入れるんだぁね』
からかうように笑いながら。
優しく私の言葉を認めてくれた。
『俺も黒い翼をもっともっっと早く受け入れていたなら』
天使だと言わなくても、人間でもないと言われなくても『神』である、って認められたかもしれないね。
そうしたら、この黒い十字架をくれたあの人と、別れずに済んだのにな。
『ね?番人も、さ』
番人さんは輝く黒いガラスを、ただ呆然と手を出して見上げているだけだけで表情は見えなかった。
『黒い感情を吸い込んでは破裂して、また吸い込むように、戦いは終わって、そして、また始まるんだよ』
だから、終わりから始まる『今』を頑張ってね?
茶化すように、からかうように、神は、笑いながら、また、会えるから、君が大事なものを手放さなかったら
君が会わないと思っても会いに来てあげるからって慈悲深く、思慮深い、愛情溢れる言葉と、輝く黒いガラスを降り注ぎながら、消えていった。
0
あなたにおすすめの小説
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
烏の王と宵の花嫁
水川サキ
キャラ文芸
吸血鬼の末裔として生まれた華族の娘、月夜は家族から虐げられ孤独に生きていた。
唯一の慰めは、年に一度届く〈からす〉からの手紙。
その送り主は太陽の化身と称される上級華族、縁樹だった。
ある日、姉の縁談相手を誤って傷つけた月夜は、父に遊郭へ売られそうになり屋敷を脱出するが、陽の下で倒れてしまう。
死を覚悟した瞬間〈からす〉の正体である縁樹が現れ、互いの思惑から契約結婚を結ぶことになる。
※初出2024年7月
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
白苑後宮の薬膳女官
絹乃
キャラ文芸
白苑(はくえん)後宮には、先代の薬膳女官が侍女に毒を盛ったという疑惑が今も残っていた。先代は瑞雪(ルイシュエ)の叔母である。叔母の濡れ衣を晴らすため、瑞雪は偽名を使い新たな薬膳女官として働いていた。
ある日、幼帝は瑞雪に勅命を下した。「病弱な皇后候補の少女を薬膳で救え」と。瑞雪の相棒となるのは、幼帝の護衛である寡黙な武官、星宇(シンユィ)。だが、元気を取り戻しはじめた少女が毒に倒れる。再び薬膳女官への疑いが向けられる中、瑞雪は星宇の揺るぎない信頼を支えに、後宮に渦巻く陰謀へ踏み込んでいく。
薬膳と毒が導く真相、叔母にかけられた冤罪の影。
静かに心を近づける薬膳女官と武官が紡ぐ、後宮ミステリー。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる