理系が転生したら非科学的存在 (魔物)でした

秋人司

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翠の章

第66話「ルドヴィグ・ライジェント」

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 オルシニア王都は、三重の城壁に囲われた堅固な城だ。

 見上げる高さの城壁は外側から第3、第2、第1城壁と呼称され、それらに挟まれたエリアもそれぞれ外地、内地、城内、と呼び分けられる。
 もちろん、城に近い位置に住む者ほど身分は高い。

 第3城壁から第2城壁までの“外地”には、いわゆる平民が数多く暮らしている。その数およそ20万人。

 人口密度は国内で最も高く、この時代の一都市としても高い方だが、上下水道も整備され衛生環境は上等。
 十分な大都市だ。

 また、それだけの人口を支えるために、物流も盛ん。
 何しろ、4つの主要街道が集う王都は、国の一大消費地であると同時に東西南北の中継地点でもある。

 北部からは森林資源が、西部からは穀物が、南部からは青果物や酒類が、東部からは新鮮な魚介類が、王都へと絶える暇なく運び込まれ、また各地に向けて流れていく。

 特に、東部アレイアとの流通は迅速だ。
 北部国境の大河、ステューティクの分流が王都間近を通っているため、そこを遡上してくる川船が、採れたての海産物を下流から運んでくる。

 さすがに生で食せるほどの鮮度はないが、多少高級な食材として、平民でさえ海産物を口にできるのだ。

 そうして、海の幸に山の幸、更には美味い酒も手に入るオルシニア王都では、当然ながら豊かな食文化も醸成されている。
 恐らくは近隣諸国で随一。

 もちろん食の面だけでなく、文化芸術、技術力。魔物の発生率が高い地にありながら、その都は長く安定した治世に支えられ、様々な方面で周辺国を上回りつつある。

 そんな華々しいオルシニア王都。



 しかしその地から、今まさに地方へ落ちようとする一隊がいた。

 彼らの主はルドヴィグ・ライジェント――半ば言いがかりのように謹慎を言い渡され、東部アレイアの自領へ下る、この国の第3王子だ。

 彼が直接指揮する配下200騎と、小荷駄を牽く輜重しちょう隊50名ほど、そして当のルドヴィグが、彼が王都で拝領する宮――クレムゼン宮の前庭(ぜんてい)において出発の準備を整えていた。
 
 その肝心のルドヴィグは、驚くことに隊の中ほどで騎乗しており、配下からの報告を待つばかりといった態勢。

 一方、彼の周囲で動き回る配下たちは、ほとんどが騎馬であり、また見るからに屈強で優秀な騎士、といった風情だった。

 揃いの衣装は赤が基調。だが、華美よりも実用性を重視したシンプルなものだ。

 とはいえ、自領へ下る理由が理由なだけに、仮にも王族率いる一行としてはどうにもみすぼらしい感が否めない。また、ルドヴィグ本人が馬車ではなく、直接騎乗していることからもその印象はぬぐえなかった。

 可能な限り目立たないよう、縮こまっているような……。
 そんな邪推さえされそうだ。

 ただし、ルドヴィグ本人にそんな気は全くない。
 なんなら、騎乗しているのは単に小回りを利かせるためであったし、また、今回は王族としての国事行為ではないため、肩ひじ張った飾りは不要、と本人が切り捨てたからこその簡素さだった。

 そうして漸う最終確認も終わったのか、ルドヴィグの元へ騎士隊の隊長が巧みに馬を寄せてくる。

「お待たせいたしました、殿下。出られます」

 それへ頷きのみ返し、ルドヴィグは号令を下す。

「では行くぞ」

「先頭に知らせ! 出るぞ!」
「「「はッ」」」

 ルドヴィグに続き、騎士長の指示が飛ぶ。
 そうして間もなく、迅速に隊が動き出した。



 彼らは粛々とクレムゼン宮を抜け、王都外へと進んでいく。
 見送る王都民もいない、静かな行軍だ。

 中心を行くのはもちろんルドヴィグ。
 そして、隣にピタリとつくのは先程の騎士長――イネス・ハーシュ。

 ちなみに、金髪碧眼、典型的なオルシニア王族の容姿をもつルドヴィグとは対照的に、この騎士長イネスは異国の血をひく肌の浅黒い男だ。
 年の頃は30代も後半、鷹のような鋭い相貌、黒髪にアンバーの瞳、そして、敏捷さが際立つような引き締まった体躯もつ、異国風の美丈夫。

 そんな目立つ見た目の彼は、オルシニアより東、海を渡った先に住む遊牧民族の血をひいている。

 本来、そのような異国の出自が王族の傍近くにあるのは珍しいことだったが、その彼が騎士長にまで登り詰めているのは、実力主義の気風が強いルドヴィグの配下の中で順当に出世した結果だ。もちろん、部下からの信任も篤い。

 また、海辺の町で燻っていたイネスを見出し、騎士として取り立てたのは誰あろうルドヴィグだ。
 元は剣を握ったこともないイネスだったが、生来の運動能力の高さが発揮され、瞬く間に頭角を現し今に至る。

 そういった経緯もあり、元から忠誠心の高いルドヴィグ配下の中でも、イネスのそれは特に際立っていた。





 そんな彼らも、やがては東門から河を跨ぐ橋を抜け、王都を脱し、東部へ向かうアレイア街道へと入っていく。

 水運があるため、他の3つの主要街道に比べれば往来の少ないアレイア街道だが、それでもルドヴィグ一行の行く手を開けるため、道の両脇にはひしめくように通行人たちが下がり、頭を下げていた。

 季節は、そろそろ夏も終わりといった時期。

 それでも午前の早い時間ながら、既に忙しい虫の音が盛んであり、うんざりするような直射日光も照りつける。
 そんな晩夏の王都郊外。

 そこに。

 一行の行く手から、合流する騎馬があった。先行して道中を整えていた者の1人だ。

 やがて、隊の前方から更に1騎が離脱し、ルドヴィグのいる中央部へと駆けてくる。
 そうして馬を寄せてきたのは、ルドヴィグの最側近――ウォーデン・ワイエス。

 ちなみに彼は、ルドヴィグの母方の分家の出であり、つまりは遠縁にあたる。ルドヴィグと歳が近かったために、幼いころから学友、兼、近侍として仕えてきた男だ。

 茶髪に青い目、中肉中背と特筆する点はあまりない男だが、彼もまたルドヴィグへの忠誠心は人一倍高く、一方、魔物との戦闘などでは勇敢に前線へ出ていく優秀な騎士でもある。

 そんな彼が、イネスとは逆側からルドヴィグに近づき、器用な操作で馬に方向を転換させ追随してきた。
 
 促すようなルドヴィグの視線に対し、ウォーデンは略式の礼を返し口を開く。

「殿下、先行したガスターより報告が」

「ああ。奴はなんと」

「はい。まずは、今日中の行程に問題はありません。宿はロディンにて手配しております。ただ――」

 ここで、ウォーデンは躊躇うように言葉を切り、多少の迷いとともに先を言う。

「――明日、通過予定であったゴストロイの橋なのですが、どうも2日前に落ちたそうで。通行不能なため、只今他の行路を策定させています。また、橋が落ちた原因については調査中とのこと」

「ほう……。……現時点でわかる範囲で良い。橋が落ちた理由について何か報告や推測は上がっているか」

「はい。どうも夜のうちに落ちたようでして、更には対岸から何者かによって破壊されたようだと。加えて、周辺に住む民などに確認したところ、数日前から大型の魔物が目撃されていたそうです。彼らの間ではその魔物に壊されたのだ、という話になっていると」

 この言に、ルドヴィグは眉を潜めて言う。

「…………それは、中々に無理のある話だな」

 ウォーデンもまた厳しい顔で頷いた。

「はい。私もそう思います。
 あれだけ堅固な石橋を破壊するとなると、相当大型の魔物でないと難しいでしょうし。現時点でその可能性も否定できませんが、それにしても、人を襲わず橋の破壊のみを行うのは魔物の行動として不可解です」

 そこまで言った彼は、再度迷うように言葉を継ぐ。

「……やはり、魔物を装った集団が、夜陰に乗じて橋を破壊した、というのが最もありうる話かと」

「……」

 既にルドヴィグもその可能性には思い至っていた。
 ならば、次に考えるのは対応策だ。

 通過予定だったゴストロイの石橋は、アレイア街道の一部であり、それが落ちたとなれば少なくとも数日は通行不能だ。

 また、くだんの橋が跨いでいるのはステューティク河の分流の1つであり、細いとはいえ水量もそれなりにある。
 そういった事柄を思い出しつつ、ルドヴィグは自身の右腕ウォーデンへ確認した。

「――確かあの川は、馬での渡河とかは難しかったな?」

「はい。流れもありますし、それなりに深い。やれないことではありませんが、今後の日程を考えると、回避すべきかと」

 実際、全員が馬の操作に長けているため川を渡ることは不可能ではなかったが、まず間違いなく装備のほとんどが濡れる選択だ。戦場でならいざ知らず、平時の行軍では悪手だろう。

 ルドヴィグもその状態を想像し、思わず破顔して言った。

「ハハ。確かに。濡れた身体で野営はマズい。今、そんな無茶をすべきではないな」

「はい」

 ちなみにルドヴィグは、橋の復旧まで待つという選択肢を端から排除している。
 そのため、彼が次に挙げたのは――。

「ならば、北部回りで抜けるしかないな。……確か、ゴストロイには北上する道があったはずだ。間違いないか?」

「はい。あります」

 ルドヴィグが挙げたのは、北上し水量が落ちたあたりで渡河するルート。
 もちろん、ウォーデンも心得ており、考えられる懸念を主へ告げる。

「――ですが、我ら騎馬はまだしも輜重隊には厳しいかと。そちらは」

 ルドヴィグは躊躇うことなく言った。

「隊を分ける。小荷駄には川船を手配し、ゆっくり渡河させればいい。騎馬の俺たちは北上し、程よいところで川を越える。数日後、ヘンスティで合流すれば良かろう」

 ちなみに、ヘンスティとは川を越えた先にある宿場街のことだ。ゴストロイからはおよそ半日程度の距離にある。

「は。では、ガスターらにその方向で準備させます」

 従順にウォーデンは答えたが、次いで既に諦めているような表情で彼は言った。

「……しかし、よろしいのですか。恐らくは、この我々の迂回行動を狙っての工作橋の破壊、と思われますが」

 これに、ルドヴィグは口端を上げて言った。

「だが、いるかいないかもわからん敵を警戒し、数日を無駄に過ごすのも人目をひく。また、主要街道の橋を落とすような者たちだ。……もし本当にそんな奴らがいるのだとすれば、目的を達するまでこちらに干渉してくるのは必至だろう。
 そしてそうなれば、無関係な民を巻き込むことになるやもしれん」

 そう言って、一瞬、不快気に顔を歪めたルドヴィグは、次いでうんざりした様子で言った。

「――ならば、我らだけで早々に相手した方が良いだろう。
 それに、幸い元から身軽にしているのだ。いざとなれば足の速さで逃げ切れるだろうよ」

 あえて“逃げ切る”と言ったルドヴィグに対し、その胸中を推し量りつつウォーデンは苦笑した。

「…………そこは、なるべく捕縛したいところですがね」

 そんな言葉に、ルドヴィグは鼻で笑って言う。

「できるならな。だが、わざわざ相手の術中にハマりに行くんだ。欲をかくべきではないだろう」

 そうして、彼は表情を改め静かに言う。

「――嫌だぞ、俺は。こんなところでお前たちを万が一にも失うのは。
 “多少の痛手を与えられれば御の字”、とでも思っていればいい」

「……は。承知いたしました」

 むずがゆそうな表情を押し隠しつつ、ウォーデンは言葉を切った。



 今後の日程変更を含め、様々な指示出しに再び離れていったウォーデンに代わり、ルドヴィグは反対側に付き従う騎士長イネスへ苦笑と共に漏らした。

「それにしても災難が続く。それもこれも俺に無駄な飾り王位継承権があるからだろうが……」

 そんなことを言うルドヴィグに向け、イネスは声量を落とし躊躇しながらも言った。

「殿下。そのことに関してですが、誠に僭越せんえつながら…………、国王陛下は、一体どういった存念なのですか?」

 この問いに、ルドヴィグは頭を振って幾分投げやりに言う。

「さあな。既に俺には皆目分からん。そもそも3番目第3王子なぞ元から存在価値もそれほどないはずだ。新しい公爵位を創るでもなく、どこぞの家に入らせてくれれば俺はそれでいいのだが…………。
 もう数えるのも馬鹿らしいほど、俺からの奏上は退けられている。方々手を尽くしているが、その理由も窺えず、だ」

「……」

 これを聞き、イネスはなんとも言えず黙り込む。

 元から寡黙な男であるし、ウォーデンとは違い、イネスは政治にも明るくない根っからの武人だ。それでも、今回の謹慎処分に不穏な予兆――。

 立て続けに降りかかる主の災難に、そんなイネスでさえ“国王陛下の存念”などというを気にするようになっている。

 言葉を選びかね沈黙するイネスの様子を察しつつ、ルドヴィグは苦笑して言った。

「すまんな、イネス。こんなところでする話ではなかった」

 愚痴のようなことを言ったことに対する言葉だった。これには騎士長も首を振って苦笑する。

「いえ。我らに聞かれる分には問題ないでしょう。殿下の御心は既に我らも承知しておりますので」

 そんな言葉に、ルドヴィグは笑って言った。

「それは嬉しいことだ。今後とも頼みにしている」

「はい、殿下」


 そうして、不穏な気配はありつつも、彼らの道行は一応、穏やかなものだった。

 2日目には予定通りゴストロイに達し、実際に落ちている石橋を目視。
 既にその土地の領主軍や技術者たちが復旧にあたっており、数日中には仮設の橋も出来上がるとの報告もあった。

 しかし、ルドヴィグ一行は予定を変えずに隊を分け、小荷駄の50人と騎馬50騎を近場の街に残し、残りの150騎は北上の進路を取った。

 ちなみに、非常に恐縮した風情のゴストロイ周辺の領主からは饗応への招待もあったが、ルドヴィグは謹慎中を理由にこれを丁重に辞退。

 代わりに、街に残る隊の者たちの世話を領主らに任せ、自らは騎馬を率い、最低限の食料だけをもって身軽に舗装も不十分な野道へと分け入って行った。

――繰り返すが、仮にも王族がやることではない。

 だが、ルドヴィグに限ればそう珍しいことでもなかった。

 何しろ、第3王子として生まれた彼は幼少の頃から注目度も低く、早々に下賜されたアレイアの自領に下がっては、臣下たちの子息に混じって山野を駆けまわる日々を送っていたのだ。

 10代の半ばまではそうして過ごし、以降は嫌々都での政治に参加してきたが、もちろん根幹は変わっていない。

 しかも、周囲にいるのはほとんどが当時共に駆け回った、と来れば、王族として多少相応しくない行動をしていようが止める者もいなかった。

 そうして、なんとも場違いな集団がおよそ150騎、北部寄りの山間部を通過することになったのだが……。














 やはり、嫌な予想というのは、中々外れないのだった。



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