アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no

文字の大きさ
383 / 755
第十四章 新婚旅行編其の二 観光するにゃ~

378 時計台を見学するにゃ~

しおりを挟む

 京の中心辺りにある時計台に向かったわし達は、受付に座るキツネ耳のお姉さんに料金を支払おうとする。

「わし達は田舎者で、京に初めて来たにゃ。出来たら館内の案内役が欲しいんにゃけど、無理かにゃ?」
「はい。少々お高くなりますが、可能どすえ」
「じゃあ、それでお願いするにゃ~」

 支払いを済ますと待合室に通され、しばらく待っていたら、女性らしきデカいタヌキがのしのしとやって来た。何故、女性とわかるのかと言うと、女物の着物にかんざし、化粧をしていたからだ。じゃなきゃわからん!

「わだすが館長の里与です。本日の案内をさせていただきます」

 何歳かまったくわからんけど、年配なのか? 半分が獣ならわかるんじゃけど、キツネとタヌキは見た目から判断がつかないから悩むな。しかしタヌキは京言葉じゃないけど、京の生まれじゃないのかな?

「初めてにゃんで、丁寧に説明してくれると有り難いにゃ~」
「そうですか。では、こちらから見て行きましょう」

 タヌキ館長の案内でわし達は進み、各種説明を聞きながら歩くが、コリスが眠そうにしていたのでわしが背負い、たすきで結んでもらう。その時、変身が解けない事を願うが、なんとか耐えているようだ。

 ふ~ん……昔は日本も、砂時計を使っていたんじゃな。江戸にある最古の砂時計って書いてある。でも、これって……写真じゃよな?

「ちょっといいですかにゃ?」

 わしは喋り続けるタヌキ館長の、言葉の途切れる瞬間に割り込む。

「なんですか?」
「この綺麗にゃ絵は、にゃんですか?」
「まぁ……写真も知らないのですか」
「にゃにぶんド田舎から出て来たおのぼりさんだからにゃ~」
「これからたくさん出て来ますし、写真の説明もしたほうがよさそうですね。こちらは……」

 どうやら写真は、時の賢者とは関係なく、平賀家が独自に作ったようだ。昔は白黒だったけど、平賀家の長年の研究で、カラーまで漕ぎ着けたとのこと。
 写真機カメラはお高いらしく、一般家庭には普及していないので、持っているのは大名や豪商しかいないみたいだ。

「写真機って、どこに行けば買えるにゃ?」
「買うつもりですの? それほどお金持ちに見えませんが……」
「これほどの物にゃら、いつか故郷に持ち帰ってあげようと思ってにゃ。にゃん年掛かるかわからにゃいけど、後学の為に聞いておきたいにゃ~」
「そうですか……。この建物の一階で販売しているので、帰りにご覧になってください」

 わしとの話が終わるとタヌキ館長は説明に戻り、マシンガントークでわし達を連れて歩く。

 時の賢者の話ばかり出て来ると思っていたんじゃが、ほとんど平賀家を称える話じゃな。やれ何を作ったのだとか、やれ何をしたのだとか……
 もしかしたら、このタヌキも平賀家なんじゃね? 案内を頼んだのは間違いじゃったかも……そのドヤ顔がうざいんじゃ!


 わし達はタヌキ館長の説明に、若干うんざりしながら進み、最上階、時の間と言う部屋に入った。

「こちらが、時の賢者様の遺物を復刻した物になります」

 タヌキ館長が指差す場所には、腕時計のベルトが無い物が置いてあるのだが、距離があって、いまいちよく見えない。

「にゃあにゃあ? こんにゃ遠くじゃ見えないにゃ~。盗んだりしにゃいから、もっと近くで見せてくれにゃ~」
「ダメです」

 わしのお願いは、タヌキ館長に冷たく却下されたが、諦めきれないので説得を繰り返す。

「復刻にゃんだからいいにゃろ~?」
「ダメです」
「綺麗にゃお姉さんが持ってたら、安全にゃろ? それで見せてくれにゃ~」
「まあまあ、上手いこと言っても……ちょっとだけですよ」

 いいんかい! とツッコミたいところじゃけど、ヘソを曲げられても困るから黙っておこう。おべっかに弱くて助かったわい。

 タヌキ館長は掛かっているヒモを外し、展示してある時計を持って帰って来た。触るなと注意を受けてから、わし達は大きな手の平に乗った時計を熱心に見つめる。

 ほう……ローマ数字を使っておるな。素材は鉄かな? それよりも、ロゴマークにビックリじゃ。「SEIMITSU」って、なに? わしの世界と微妙に違う……
 そう言えば、時の賢者は千年前に転生したんじゃろ? それなのに機械時計なんて存在しているって事は、同郷の日本人なんじゃろうけど、わしの世界より千年先を進んだ世界なのかもしれん。
 スサノオが恩恵をいっぱい与えたとか言っていたけど、時の賢者は機械時計を頼んだって事か……
 待て待て。機械時計かどうか、まだ決まっておらん。

「これって、構造はどうなっているにゃ? 中身は見れないのかにゃ?」
「気になりますよね。それでしたら、あちらに詳しく書いてあります」

 わし達はタヌキ館長に連れられ、歯車が並ぶ壁に移動して説明を聞く。

 間違いなく機械時計じゃな。振動でバネまで撒けるとは、時の賢者の世界はかなり進んだ世界だったんじゃな。時計台は……手巻きか。大きいからそりゃそうか。

「そっちの時計は、両側に紐を通す穴が付いているけど、その先はどうしたにゃ?」
「遠い昔に火事で焼失したと聞いています。話では、炎でけたと言われていますね」

 融けたと言う事は、プラスチック製か。鉄製であれば、残っておるもんな。それぐらいならわしでも作れそうなんじゃけど、知識が無いと難しいか。

「時計も販売しているにゃ?」
「置時計、懐中時計も販売していますが、どれも高いのでお侍様には買えないでしょうね」
「まぁ立身出世でもしたら買うにゃ~」
「その時はお待ちしておりますね」

 時の賢者の遺物を見せてもらったわし達は、奥の部屋に通されて、時計台の動力であろう大きな歯車の回る天井を見ながら一周回り、下の階に移動する。


「ここからは平賀家の展示になります」

 お~。茶屋で聞いた通り、平賀源外は自力で電気を発見しておる。わし達の世界では、エレキテルの機械を直しただけなのに、源内より天才なのではないか?
 その子孫は、電球やモーター。水力発電のダムに、蓄電池まで自力で発明したのか……タヌキ館長の説明より詳しく書いておる。でも、さっき聞かされていたから、驚き半減じゃわい。
 街並みに加えてここまでで、この日本の文化レベルが明治後期から大正ぐらいだと見て取れるな。黒船が来なくとも、日本は近代化を迎える事が出来たんじゃな。

 わしが感動して、うっすらと目に涙をにじませて話を聞いていると、リータ達が声を掛けて来る。

「どうかしました?」
「泣いてるニャー?」
「あ、ああ。にゃんでもないにゃ。それにしても、電車には乗ってみたいにゃ~」
「キャットトレインと似てますけど、中身は少し違うみたいですね」
「私はカメラで綺麗な景色をいっぱい撮りたいニャー! シラタマ殿に作ってもらわなくてもここにあったなんてビックリニャ。買って欲しいニャー」

 メイバイが興奮しておねだりすると、珍しくイサベレまでおねだりして来る。

「私は時計を陛下にプレゼントしたい」
「そうだにゃ~……値段を見てから、買うか職人を引き抜くか考えてみようにゃ」

 そうしてわし達は、ほとんど平賀家の成り立ちのガイドをしてもらい、一階に戻って販売コーナーも案内してもらう。
 そこでタヌキ館長にカタログを見せてもらい、懐中時計や置時計、写真機等の値段を確認する。

「たっかいにゃ~」
「だから言いましたでしょ?」
「じゃあ、職人を引き抜けないかにゃ?」
「それは平賀家が許しません。職人は全員、平賀家の本家と分家ですからね」
「それじゃあ仕方ないにゃ。お金を貯めて、また来るにゃ。案内ありがとにゃ~」
「またのご来場、お待ちしております」


 タヌキ館長に礼を言って時計台見学を終了したわし達は、興奮冷めやらず、リータとメイバイと喋りながら移動する。

「凄かったですね~」
「カメラはそんなに高かったニャー?」
「そうにゃ。手持ちでは、一番安い置時計にも届かなかったにゃ」

 お金が足りないと言うと、イサベレはがっかりした顔になる。

「残念。懐中時計、欲しかった」
「手持ちではにゃ。イサベレの給金がいくらかわからにゃいけど、うちの代表の年棒で買える程度だと思うにゃ」
「本当??」
「金貨を交換できたら手っ取り早いんだけどにゃ~」

 そうしてお喋りしながら歩いていたら、大きな川に辿り着いた。

「わ! 街の中に川がありますよ!」
「東の国王都でもあったにゃ~」
「王都はここまで大きくなかったニャー」
「あそこ、大きな橋もありますよ!」
「ちょっと待つにゃ~」

 リータ達が駆けて行くので、わしも走って追い付き、皆で石橋の中央にて川を眺める。

「はぁ……街にこんなに水があれば、飲み水に困らないですね」
「それに涼しいニャー」
「いまは北の森を切り開いているからにゃ。そこから猫の街まで川を引いたとしたら、京は街作りの参考になるかも知れないにゃ」
「まだまだ先になりそうですが、考えておいてもよさそうですね」
「せめて街の代表だけでも連れて来てあげたいんにゃけどにゃ~」

 それからも川を眺め、わしは皆の質問に答えていく。
 鴨川の名前はそのままだったが、橋の名前が七条大橋でわしは驚き、川に向けて飛び出たバルコニーの説明では、床はこの世界でもあるのかと目を潤ませる。

 皆の質問に答えていたら、日がかなり傾いて来たので宿探しに取り掛かる。元々、質屋のキツネ店主から宿の集まる場所を聞いていたので、鴨川の方向に歩いて来たから、あとは楽チン。元の岸に戻って川沿いを歩けば到着だ。

 あった! 池田屋!! ここだけは、わしの頭の中に地図が入っておったんじゃ。維新志士が新撰組に討ち取られた場所じゃからな。何度、大河で見た事か……
 出来れば、坂本龍馬の暗殺された近江屋に泊まりたいんじゃが、かなり歩いたし、リータ達を付き合わせるのも申し訳ない。今から探して時間を掛けるのもなんじゃしな。


 わしが感動して固まっていると、リータ達が入らないのかと促すので、暖簾のれんを潜って池田屋に入る。

「おいでやす~」

 すると、丁稚奉公でっちぼうこうで雇われていると思われる、少女だと思われる、着物を着たキツネが出迎えてくれた。わしと身長が同じくらいだから、少女で間違いないはずだけど、キツネでは、相変わらず歳がわかりかねる。

「五人にゃ。空いてるかにゃ?」
「あ、はい。夕食はどういたしましょうか?」
「まだ頼めるにゃら頼みたいにゃ。出来れば部屋で食べたいんにゃけど、いいかにゃ?」
「ちょっと聞いて来ます」
「ちょい待つにゃ。あと、お風呂はあるかにゃ?」
「はい。銭湯ほど広くありませんが、一階にあります」
「それを、にゃん時になってもいいから、貸し切りに出来ないかも聞いて来てくれにゃ」
「夕食とお風呂の貸し切りですね……わかりました!」

 キツネ少女はパタパタと奥に消えて行き、しばらくしてわしの要望は全て通ったと戻って来た。
 ただ、料金の上乗せがあるとキツネ少女が説明するので、いくらかを聞いたら余裕だったので、了承して部屋に向かう。

 キツネ少女に案内されて部屋に入ると、コリスを座布団に降ろし、リータとメイバイと喋りながら部屋を物色する。

「いい雰囲気の宿ですね~」
「シラタマ殿の作った旅館に負けてないニャー」
「にゃはは。それは逆にゃ。こっちの宿をパクッて、わしが再現したんにゃ」
「だから似てるのですか!」
「はぁ……シラタマ殿の世界はなんでもあって凄いニャー。私もそんな所を見てみたいニャー」
「にゃはは。この京より進んだ文明にゃから、きっと驚くにゃ~」
「ここよりですか!? 私も見てみたいです~」

 うらやましくわしの話を聞く皆であったが、料理の匂いに反応したコリスが目覚めると急に黙り、キツネ少女達が食事を並べる姿を静かに眺めるのであった。
しおりを挟む
感想 962

あなたにおすすめの小説

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し

gari@七柚カリン
ファンタジー
 突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。  知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。  正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。  過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。  一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。  父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!  地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……  ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!  どうする? どうなる? 召喚勇者。  ※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。  

転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜

上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】  普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。 (しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます) 【キャラクター】 マヤ ・主人公(元は如月真也という名前の男) ・銀髪翠眼の少女 ・魔物使い マッシュ ・しゃべるうさぎ ・もふもふ ・高位の魔物らしい オリガ ・ダークエルフ ・黒髪金眼で褐色肌 ・魔力と魔法がすごい 【作者から】 毎日投稿を目指してがんばります。 わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも? それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-

いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、 見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。 そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。 泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。 やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。 臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。 ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。 彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。 けれど正人は誓う。 ――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。 ――ここは、家族の居場所だ。 癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、 命を守り、日々を紡ぎ、 “人と魔物が共に生きる未来”を探していく。 ◇ 🐉 癒やしと涙と、もふもふと。 ――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。 ――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

処理中です...