魔王と転生! 魔王と一緒に世界を救う!?

魔王の手先

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第二章 学園生活中等部編

19話 ルークの誕生日計画

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 日々生徒会の仕事に精を出しながら俺はルシウスと剣術の訓練を行っていた。
 剣術大会まで残すところ後2週間を切ている。
 それまでにルシウスを、打ち倒せるようになれれば優勝間違いなしだ。
 しかしそのルシウスがなかなか倒せない。
 最近は打ち合うことができ攻撃をもらうことが無くなったが、ルシウスに一撃を入れることが出来ない。
 魔王にもアドバイスを貰っているが、それでもルシウスの方が上手でうまくかわされてしまう。
 あと1歩なのに・・・・・・
 そうして今日も1本も取れないまま終わった。

 翌日生徒会の仕事を終えルシウスの元に向かうとルシウスは、出かけていていなかった。
 ルシウスだけではなくいつも俺と一緒にいるアリエスも見かけない。
 2人ともどこに行ったんだろう。
 ギルやフリップやミーナに聞いてみたが皆知らないそうだ。
 仕方ない今日は1人で素振りでもするか。
 そう思い素振りを始めた。


 ーーアリエスsideーー

 私は今ルシウスと一緒に街に来ている。
 なぜ街に来ているかと言うと明日ルークの誕生日らしい。
 これはルシウスが教えてくれた。
 だから誕生日プレゼントを選びに来たのだ。

「ルシウス、ルークは何が欲しいのかな」

 私は何をあげればいいか分からず迷っていた。
 ルシウスは

「プレゼントとは何を貰っても嬉しいものですよ! アリエス陛下そんなに悩まずに」

 何をもらっても嬉しいか。
 確かに私がルークから何か貰えれば、それは何でも嬉しい。
 ルークもそうなのだろうか。
 余計に悩むことになってしまった。
 すると、ルシウスが。

「最近ルーク君は剣術に力を入れてますので、剣などはいかがでしょうか?」

 剣か・・・・・・
 ルークは最近剣術の腕が上がって来ている。
 だから剣なら喜んでいるくれるかも。

「そうね! それはいいかも」

 そう決め、私とルシウスは武器屋に向かった。
 武器屋には様々な剣が置いてありどれを選んでいいか分からない。
 こんな時はルシウスに任せよう。

「ルシウス、どの剣がいいのかしら?」
「そうですね、この剣なのどはいいんじゃないですか?」

 そう2人で会話していると定員がやって来て。

「御二方お目が高いですね! その剣は名を飛龍と言ってかつて竜を切った達人が打ったとされる名剣ですぜ」

 定員は私達にそう説明してきた。
 竜を切った達人が打った剣かなんかうさんくさいな。
 でも飛龍という名前はカッコイイ。
 ルークにピッタリだ。

「ルシウスこれにしましょう」
「そうですね! この剣を下さい」
「毎度ありがとうございます!」


 ルークは喜んでくれるだろうか。
 少し不安だが大丈夫きっと喜んでくれるはずだ。
 そう思い剣を買いルシウスと一緒に学園にもどった。

 ーールークsideーー

 素振りをしているとルシウスとアリエスがやって来た。
 俺は2人にどこに行っていたのかを訪ねた。

「2人ともどこにいたんですか?」
「ちょっと買い物よ」
「そうです、街までアリエス陛下と御一緒していました」

 そうか買い物か・・・・・・
 しかし2人は何か隠してるような気がする。
 俺に秘密で何を買っていたのか。
 俺だけ仲間はずれは酷い。

「僕も連れて行って欲しかったです」
「ルークはだめよ」
「なんでですか!」
「ダメなものは、ダメなのよ」

 これは何か本当に隠しているな。
 暴いてやるぞ。
 そう思い何とか聞き出そうとしていたら。

「もう夕食の時間だわ! 早く食べに行きましょう」

 話を変えられはぐらかされた。
 教えてもらえないなら仕方ないか少し残念だか。
 そうしてアリエスとルシウスと一緒に食堂へ向かい夕食を食べた。
 夕食を食べ終えたらルシウスから明日の剣術は休みにして部屋に来てくださいと言われた。
 なぜ部屋に行くのかと尋ねると取っておきの剣術を教えてくれると。
 部屋で剣術なんて、どうするんだよ。
 そう思ったが今日の隠し事と関係があるのだろう。
 俺はそれ以上深く聞かずに了承した。

 翌日言われたとうりルシウスの部屋へと向かった。
 今日もアリエスはいない。
 いつも一緒にいるのにいないと不安になる。
 ルシウスと一緒にいるのだろうか。
 まさか話というのはルシウスとアリエスが付き合っているとか。
 いや無いな、そんなことは。
 そんなことを思いルシウスの部屋まで来てノックし中に入る。

「ルークです。 言われたとうり来ましたが」

 扉を開け中に入ると拍手が起こった。
 中にはルシウス、アリエス、ギル、ミーナ、フリップの五人がいる。
 俺はなんの拍手か分からず困惑し戸惑う。
 すると、ルシウスが。

「ルーク君お誕生日おめでとうございます!」

 それをかわきりにギルたちも祝辞を述べてくれた。
 そうだ忙しくて忘れていたが、今日は俺の11歳の誕生日だ。
 しかし皆で祝ってくれるなんて、なんて嬉しいことだ。

「み、皆さんありがとうございます。 こんな僕のために」

 そしてルシウスが皆からプレゼントがあると言った。

「こんな物しか用意出来なくてすまないね。 これは俺とミーナから」
「いえいえ! 大切に使わせてもらいます!」

 ギルとミーナはペンをくれた。

「俺からはこの絵をあげるよ。 自信作なんだ」
「これは凄いですね! 部屋に飾らせてもらいます」

 フリップからはグロリア領の街並みを描いた絵画を貰った。

 そして、アリエスとルシウスからは。

「私達からはこの剣をあげるわ」
「名を飛龍と言って、かつて竜を切った達人が打ったとされる名剣だそうです」
「そんな名剣を僕にですか!?」
「なによ不満なの?」
「いえ! 大変嬉しいです。 ルシウスさんアリエス本当にありがとうございます」

 名剣をもらった。
 剣は今の俺には少し大きかったが成長すればちょうど良くなるだろう。
 皆本当にありがとうこんな俺のために。
 俺は改めて皆に礼を言った。

「皆さん本当にありがとうございます!」
「喜んでくれたみたいね! 良かったわ。 ケーキもあるのよ早く食べましょ」

 アリエスがそう言って机の上にあったケーキを皆で食べた。
 こうして俺は誕生日を祝ってもらい幸せな気持ちに包まれた。
 本当にありがたい、そう思い楽しい時間はすぐに過ぎて行った。

 そうしてケーキを食べ終え部屋の片付けをしてから再度礼を言って自分の部屋に戻った。
 部屋に戻ると魔王も祝の言葉を述べてくれた。
  
(誕生日おめでとう! 俺は何もやれなくてわりーな)
(いえいえ気にしないでください! 師匠には色々なことを教えてもらっているのでそれで充分ですよ)

 魔王には様々な事を教えて貰っている。
 本当は体を探してあげないといけないのにそれを後回しにしてもいいとまで言ってくれている。
 だから充分だ。

 こうして俺は最高の誕生日を迎え気持ちよく眠りに付いた。
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