魔王と転生! 魔王と一緒に世界を救う!?

魔王の手先

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第三章 魔王の体捜索編

24話 襲撃

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 フィーナを新たに迎え入れ俺達は4人で旅を続けていたフィーナは俺にベッタリだ、アリエスの目が怖い。

「フィーナさん少し近いですよ」
「ああ、すみません」

 そう言ったものの相変わらず距離は変わらない、はぁ困ったものだアリエスには悪いが大森林までの我慢だ。

 そうして進んでいると何やら後方の方から騒がしい音が聞こえてきた。

 振り返り後ろを見ると五十人ほどの盗賊風な男達がこちらに向かって馬を走らせている、これはヤバイと思いルシウスに目を向けると。

「あれとこのまま行くと会ってしまうので少し進路を変えましょう」

 そう言って進行方向を少しずらし進む、しかしそれに合わせて盗賊風の男達もついてきたこれは俺らを狙ってるんじゃ。

「完全に私達を狙ってますね、急ぎましょう」

 ルシウスはそう言ったしかし男達の方が早くその距離はどんどん縮まってくる、そしてルシウスは意を決したように。

「これは戦うしかないようですね人数が多いようですがルーク君いけますか?」

 いけると言われてもな、相手は五十人ほどもいる、2人であの人数を相手にするのは・・・・・・俺の不安を察したのかルシウスは。

「不安そうですね、ならルーク君はアリエス陛下とフィーナさんを連れて逃げてください、 私が時間を稼ぎます」

 そう言われた流石のルシウスでもあの人数相手には無理があるだろ、しかも着いてきてくれと俺から頼みこんな所でルシウス一人置いて逃げるわけには行かない、今までルシウスには沢山世話になってきた俺は覚悟を決めルシウスに。

「いえ僕も手伝います、流石にルシウスさん一人残して行けませんから」
「ありがとうございます、フィーナさんとアリエス陛下を先に逃がしたら私達も全力で逃げましょう、決して無理しないでくださいね」

 そしてアリエスとフィーナを先に行かせ俺達は盗賊風の男達の方を向く、アリエスもフィーナも不安そうだが、自分たちが足でまといになると分かっているみたいで馬を走らせた。

 そして遂に盗賊風の男達が目の前まで来る、盗賊風の男達はそこで止まり先頭にいたリーダー風の男が声を掛けてきた。

「お前達が俺らの商品に手を出したやつらか」

 俺らの商品だと、こいつは何を言ってるんだそう思っているとなかから見たことのある数人の男達が現れたそうあの時フィーナを襲っていた奴らだ。

「兄貴そのガキです!」
「そいつにやられました」
「こんなガキにやられるなんてお前ら馬鹿か」
「しかし、あのガキかなりの腕前ですぜ」

 そうかこいつらはあの時の人攫いの一団か、大方仲間がやられて報復にきたんだろうついでにフィーナも取り返しに、そして人攫いのリーダーは。

「悪いがお前らにはここで死んでもらう」

 そう言って襲いかかってきた、全員殺気に溢れた目をしている、本気だ俺は咄嗟に竜の息吹を発動させてしまった。そして竜の息吹は盗賊たちを捉え吹き飛ばした当たりに肉片と血が飛び散る、そう俺は人を殺したのだだが向こうもこちらを殺す気で来ている。

 いつかはこんな事があるんじゃないかと思っていたのだがまさかこんな形で、しかし今はそんなことを考えている場合ではない、俺は愛刀飛龍を抜き残った人攫いたちの中に切り込んだ俺は魔術と剣術を駆使し次々と敵を倒していく、剣には人を切った生々しい感触が伝わってくる。

「はぁ、はぁ」

 呼吸が荒くなり動悸がする。
 ルシウスはどうなった。
 ちらりとルシウスの方を見ると人攫いの大男と一騎打ちになっていた。
 大男もそれなりの腕前のようでルシウスと打ち合っている。

「なかなかやるじゃねーか、 お前らこいつは俺が倒す! あっちのガキをやっちまえ」

 そう言って俺の方に部下達が一斉に向かってきた俺は必死になり魔術と剣術を駆使し次々と殺していった。

「このガキ強すぎる」
「剣術に魔術なんて、恐ろしいやつだ!」
「全員でやっちまうぞ」

 更に人攫いの達の攻撃が激しくなった。
 俺はかわしきれずに左肩に剣が刺さる。

「くっ!」

 痛みが走る、だかぐっと堪えて人攫い達を切り伏せる、もう何人殺したかわからない、まだ続くのか、そう思い戦い続けた。

 そして最後の1人を倒しルシウスの方をみたどうやらあちらも決着が付いたみたいだ大男は地面に血を流し倒れている。

 ルシウスもかなり消耗しているようだ俺は返り血と自分の血で血まみれになっていた。そしてそのまま地面に座り込む、ルシウスが近づいてきた。

「ルーク君大丈夫ですか? まさか1人であの人数をやるとは・・・・・・」
「は、はい。 大丈夫です」

 俺はそう弱々しく答えたこんな世界だいつかは人を殺すと考えていた。

 しかしこんなに沢山殺すとは・・・・・・
 そんなことを考えていると先程まで倒れていた大男が起き上がりルシウスに向かってナイフを投げていた。
 ルシウスは気づいていない。

「ルシウスさんあぶなーーー」

 咄嗟にルシウスの前に飛び出しナイフを脇腹に受ける。

「ぐはっ!」

 激痛が走り俺はその場に倒れた。慌ててナイフを抜き回復魔法を使う、傷はすぐに良くなり痛みも引いていく、ルシウスは大男に剣を振るってトドメを刺していた。

「ルーク君すみません、私の爪が甘いばかりに」
「いえ大丈夫です、もう回復魔法を使ったので」

 そうして激戦を2人で切り抜けアリエスとフィーナの元へ急いだ。

 アリエスとフィーナはにはすぐに追いついた。
 2人とも無事だ。

 アリエスは俺の浮かない顔みて。

「ルーク大丈夫?」

 そう心配してくれてた。
 俺はアリエスに心配を掛けないように普段どうりを装い。

「ええ! 大丈夫ですよ! あいつらは皆やっつけたのでもう、大丈夫です」

 そう答えたこうして激戦は俺達の勝利で幕を閉じたその夜俺は寝付けないでいた昼間の事を考えていたからだ。

 人を殺した、それもかなりの人数感触がまだ残っている、いやな感触だすると魔王ジルが。

(お前人を殺したのはじめてか?)
(はいそうです)
(だから悩んでいるのか?)
(そうです)
(俺も初めての時はそうなった。 感触が忘れられないし罪悪感が襲ってくる)
(師匠もそうだったんですか?)

 意外だ、魔王ジルもそんなことに悩まされた事があるなんて。

(だかな、悩むのはいい事だその感覚があるうちはまだお前は正常だ俺は何人もその感覚を無くしたやつらを見てきただからお前は大丈夫)

 魔王ジルの言葉には妙に説得力があり、俺を安心させてくれたそうかこの感覚が正常なんだ確かに人を殺すのには抵抗がある、そして罪悪感も、そうかこの感覚を忘れないようにすればいいのか、俺はそれを心に留め置き明日に備えて寝た。
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