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第三章 魔王の体捜索編
33話 妖精達の島
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遂にカラシア島に着いた、島の雰囲気は独特で不思議な感じだ空には竜もどきの魔物が飛んでいる、あれはなかなか強そうだな、そして俺達は早速島に上陸した。
「ここがカラシア島じゃ、ここからは魔物もでるから、気をつけるのじゃぞ」
カルヴァは皆にそう言い気を引き締めるようにと、そして道無き森の中へ入る、先頭はバハルその後にミリアそしてカルヴァ、アリエス、俺、最後にルシウスという布陣ださながらロールプレイングゲームの最強パーティを組んだみたいだ。
道中の魔物はバハルとミリアがほぼ倒してしまったミリアは言わずもがな強いが、バハルもなかなかの強さだった今度手合わせしてもらいたいものだ。
しかしこんな所に本当に妖精達の住処があるのか、辺りは魔物だらけだし、到底住める場所ではない、そしてしばらく進んでいると大きな祠が現れた。
「そこの中じゃ妖精達がおるのは」
「えっこの中なんですか!?」
どう見ても某ゲームのダンジョンの入口にしか見えない。
「そうじゃ、名を帰らずの迷宮」
「そんな恐ろしい名前なんですね・・・・・・」
なんて不吉な名前の迷宮なんだ、1度入ったらもう二度と戻れないんじゃ・・・・・・
「なに妾がおるからそう心配せずともよい、名前だけの迷宮じゃ」
「そうですね! カルヴァ様もいますし大丈夫ですよね」
俺は自分に言い聞かせるようにそう口ずさんだ、そうだ今は最強の布陣だミリアにバハルそれにルシウスもいる、だから何も心配はいらないか。
そして俺達は帰らずの迷宮へと足を踏み入れた迷宮内は涼しくひんやりとした空気が流れているそれと同時に魔物の姿も一切見なくなった。
「かなり涼しいですね」
「そうだな、しかし肝心の妖精達の姿が見えない、母様まだですか?」
「もう少しじゃろ、時期に現れる」
それから小一時間程進んだだろうか、妖精達の姿はおろかなんの気配も感じない、同じような道をずっと進んでる感じだ。
「母様! 本当にここであっているんですか?」
「これは・・・・・・ 迷った様じゃな」
『えっ!!』
カルヴァの発言に皆声を揃えて驚いたなんてことだここまで来て迷っただと、カルヴァは全知全能じゃないのか、なんとかしてくれよ・・・・・・
「すまぬな、でもこれは多分妖精達の仕業じゃぞ、もうすぐ向こうから声を掛けてくるはずじゃ」
「母様それは本当なんですか?」
「ああ、本当じゃ」
カルヴァはそう言って落ち着き払っている、もしカルヴァの言うことが本当なら俺達はここで待つしかない、俺はカルヴァを信じることにした魔王ジルは黙ったままだ。
ここはカルヴァの言葉を信じるしかない、そした俺達はここで待ったそれから更に三十分ほどたっただろうか、どこからとも無く笑い声と話し声が響いてきた。
「クスクス、迷ってる迷ってる」
「ここは帰らずの迷宮、ちゃんと帰れるかな」
「助けてあげようか」
「でもタダじゃなー」
これはきっとカルヴァの言ったとうり妖精達の声だそしてその声にミリアが反応した。
「貴様ら妖精達だな、ラミアに用があってきた案内しろ」
ミリアはいつもどうりぶっきらぼうな言い方でそう言ったそんな言い方は悪いんじゃないかと思った案の定妖精達は怒り。
「なんだよ、こいつ生意気」
「ラミア様にようがあるんだって」
「お前なんかにラミア様を会わせるもんか」
「そこで死んじゃえ」
ミリアの言い方も悪いがこの妖精達もなかなか生意気だなそして死んじゃえの一言でミリアの堪忍袋の緒が切れミリアがブチ切れた。
「ええい! 小生意気な妖精ども姿を見せろ! 私が叩きのめしてくれる」
しかし妖精達の姿はどこにも見えない、声だけがする。
「無理無理」
「私達の姿が見えないんでしょ」
「やれるもんならやってみな~」
更に妖精達はミリアを挑発するように声を掛けてきたミリアは更に激高した。
「忌々しい!」
そしてミリアは剣を抜き闇雲に振り回している、俺はカルヴァの方をチラリと見た、カルヴァならこの状況を何とかしてくれるだろう、カルヴァはやれやれと言った表情でミリアをなだめた。
「ミリアよ、やめよこやつらの挑発に乗るでない」
「しかし、母様こやつら生意気です」
「ミリアよ一々そんなこと気にしていては生きていけんぞ! ここは私に任せろ」
「しかし・・・・・・ わかりました」
ミリアは渋々納得したようで剣を鞘に納めたそしてカルヴァは妖精達に語りかけるように話だした。
「妖精達よ、我が名はカルヴァナーナ、凍土の大陸からやって来た、貴様らの主ラミアにようがある、どうか会わせてくれぬか」
そうカルヴァが、言うとさっきまで怒っていた妖精達の反応が変わった。
「カルヴァンナーナだって!」
「あの全知全能の」
「しかし、こんな所にくるはずは」
「証拠を見せて」
妖精達はカルヴァの事を信じてないようだ、そして証拠を見せろと言ってきた。
「母様こやつらに何を言っても無駄ですよ」
「まあまて、ミリアよ貴様ら私がカルヴァナーナと信じられぬか、ならその証拠を見せよう」
そう言ってカルヴァは手を前にかざたそこに魔力が集まっていくのが分かる、と言うより魔力が大きすぎて目に見えるのだそしてカルヴァがそれを天井に向けて放った。
「はっ!」
放たれた魔力は天井で広がり辺り一面を明るく照らし出す、そして今まで見えなかったものが見えた、そう妖精達の姿が照らし出されたのだそして妖精達は口々に。
「こんな魔力・・・・・・」
「本当にカルヴァンナーナ様だったんだ」
「どうしよう」
妖精達は本物のカルヴァと分かって慌てているようだ。
「ふん貴様ら母様を偽物だと思っていたな、いい気味だ」
ミリアは今までの鬱憤を晴らすように悪態を付いている。
「これで妾のことを信じたか? 早くラミアの元へ案内せよ」
カルヴァは悠然とした態度で妖精達にそう言った。
「すみません、本物のカルヴァナーナ様とは分からずに」
「今ラミア様の元に案内します」
「どうか命だけは助けてください」
妖精達はカルヴァに、恐れを抱いているようで怯えていたそれもそうかあんな量の魔力を見せつけられたら誰だって怯える、俺は改めてカルヴァの凄さを思い知らされた本当にカルヴァが仲間でよかった俺は一安心して妖精達の後を付いて行った。
そして妖精達に連れられ先程までは見当たらなかった扉の前に来た。
「ここです」
「この先にラミア様がいます」
妖精達はそう言うと急いで扉を開け中に飛び込んでいった。
「ラミア様、カルヴァナーナ様が来れれました」
「どうか対応お願いします」
「私達はこれで」
そして、その妖精達は逃げるように散って行った俺は部屋に入り中を見渡す、そして中央に一人の妖精がたたずんでいた見た目は中学生ぐらいだろうか、そしてその妖精が口を開いた。
「ボクになんのようだいカルヴァナーナ! ジルは返さないよ」
妖精の女王ラミアは俺達に敵意をむき出してそう言い放った。
「いや話があってな、そう敵意を出すな」
カルヴァは至って冷静だしかしラミアは敵意を収めない。
「何の話さ!」
「ジルの体を少し借りたいんじゃが」
「そんなこと言って、取り戻しに来たんじゃないのかい? ボクはだまされないよ」
「そんなことは無い、妾を誰だと心得る。 嘘などつくはずがなかろう」
敵意を剥き出しなラミアに対しカルヴァも少しイラついて来ているようだ今まで順調に来れたのに、ここに来て雲行きが怪しくなってきたぞ。
「話は聞いた、でもジルは渡さないよ! もう帰って」
「なんじゃと、ここまで来たのにもう帰れとな、貴様と妾の中とてそれは許さんぞ大人しく言うことを聞け」
あのワガママなカルヴァの事だ言うことを聞いてくれずにもう帰れと言われて導火線に火がついたようだ。
「聞くわけないじゃん! ほら帰ってよ」
「貴様! 今まで大目に見てきたがもう許さんぞ!」
「なんだい! ボクと闘うのかい! 受けてたとうじゃないか」
これはやばい何とかして二人を止めないと、そう思ったが一体どうすればいいんだこれは俺では収拾を付けられない。
そしてカルヴァとラミアはお互いに手をかざし魔術を放とうとしていたその時今まで黙っていた魔王が急に俺の体の主導権を乗っ取り。
「そこまでだ! たくどいつもこいつも自分のことばっかりで俺のことはどうでもいーのかよ!」
そう言い放った。
「その感じジルなのかい?」
ラミアがいち早くその存在に気づいた。
「そうだラミア、俺だ、たくクソババアも手を引っ込めろ」
「ジルよ母に向かってクソババアはないじゃろ」
そう言われカルヴァは出していた手を引っ込めたどうやら体は俺でも中身はジルだと分かっているようだ。
「ラミア俺の体はどこだ、まずそれからだ」
「本当にジルなのかい? でも何でそんな姿に」
「話は後だ、まずは元の体に戻るのが先だ」
ラミアは本物かどうか迷っていたが魔王の言葉を信じたのだろう、妖精達に命令して魔王の体を運ばせて来た。
「これでいいかい?」
「あぁ、確かに俺の体だ傷一つねーな」
「大切に守っていたからね!」
「その件に付いては感謝する、おいクソババアここからどうすれば元に戻れるんだ」
えっ、魔王ジルは元に戻る方法知らなかったのか、てっきり方法は知ってるかと勝手に思っていたもしこれでカルヴァも知らなかったらどうしよう、そんな不安が俺の頭をよぎる。
「だからそのクソババアという呼び方はやめい! 戻る方法は知っておるぞ反魂の儀式を行う」
よかった知っているのか、これでやっと目的が果たせる。
「なら早くその反魂の儀式とやらを行ってくれよ」
「しかしなそれには・・・・・・」
なんだ今の間はもしかして、生け贄とかがいるとか言い出すんじゃないだろうな、今更そんな事言われても困るぞここに生贄などにしていい人はいないと言うより生贄など俺は嫌だ。
「なんだよ」
「お前達の魂を二つに分けることになる、最悪どちらかが消滅してしまうかもしれん」
えっ、消滅・・・・・・
まさか反魂の儀式にはそんなリスクが伴うなうなんて思いもしなかった。
「ちっ! やっぱりノーリスクにはいかねーか」
「兄様・・・・・・」
「ルーク・・・・・・」
「ジル・・・・・・」
皆カルヴァの一言で言葉を失っている、そりゃそうかこの儀式を行えば元に戻れる可能性もある、しかしどちらかが消滅してしまう可能性も、一体どうするべきか・・・・・・
「ルークお前が決めろ、この体はお前のもんだそれにここまで来れたのもお前のおかげだ」
魔王ジルはそう言って俺に判断をあおいできた、俺に決めろと言われてもな・・・・・・ 。
俺は考えたそして判断をくだしたやろう反魂の儀式をここでうだうだ後のことを考えてもしょうがない、せっかく頑張ってここまで来たそして魔王ジルには何度も助けられているその恩返しをしなければ。
(師匠やりますよ)
「わかったやるんだな」
『えっ!』
一同俺の出した判断に驚いている。
「ルーク本当にやるの? 消滅してしまうかもしれないのよ」
アリエスは心配そうに俺にそう話しかけてきた。
(師匠代わりに伝えてください、心配は要らない覚悟はもう決めてあると)
「アリエス、ルークは覚悟を決めて心配は要らないと言っている。 あいつの事を信じてやれ」
「そう・・・・・・ 分かったわ信じるわ」
アリエスも覚悟を決めたようにそう言ってくれた、そしてミリアとラミアが。
「私も兄様の事を信じましょう」
「ボクもジルのことを信じるよ」
「よし全員納得したみてーだな! クソババア反魂の儀式とやらをやってくれ」
「分かった、やろうではないか」
こうしてどちらかの魂が消滅するかもしれない危険を伴う反魂の儀式が行われることとなった。
「ここがカラシア島じゃ、ここからは魔物もでるから、気をつけるのじゃぞ」
カルヴァは皆にそう言い気を引き締めるようにと、そして道無き森の中へ入る、先頭はバハルその後にミリアそしてカルヴァ、アリエス、俺、最後にルシウスという布陣ださながらロールプレイングゲームの最強パーティを組んだみたいだ。
道中の魔物はバハルとミリアがほぼ倒してしまったミリアは言わずもがな強いが、バハルもなかなかの強さだった今度手合わせしてもらいたいものだ。
しかしこんな所に本当に妖精達の住処があるのか、辺りは魔物だらけだし、到底住める場所ではない、そしてしばらく進んでいると大きな祠が現れた。
「そこの中じゃ妖精達がおるのは」
「えっこの中なんですか!?」
どう見ても某ゲームのダンジョンの入口にしか見えない。
「そうじゃ、名を帰らずの迷宮」
「そんな恐ろしい名前なんですね・・・・・・」
なんて不吉な名前の迷宮なんだ、1度入ったらもう二度と戻れないんじゃ・・・・・・
「なに妾がおるからそう心配せずともよい、名前だけの迷宮じゃ」
「そうですね! カルヴァ様もいますし大丈夫ですよね」
俺は自分に言い聞かせるようにそう口ずさんだ、そうだ今は最強の布陣だミリアにバハルそれにルシウスもいる、だから何も心配はいらないか。
そして俺達は帰らずの迷宮へと足を踏み入れた迷宮内は涼しくひんやりとした空気が流れているそれと同時に魔物の姿も一切見なくなった。
「かなり涼しいですね」
「そうだな、しかし肝心の妖精達の姿が見えない、母様まだですか?」
「もう少しじゃろ、時期に現れる」
それから小一時間程進んだだろうか、妖精達の姿はおろかなんの気配も感じない、同じような道をずっと進んでる感じだ。
「母様! 本当にここであっているんですか?」
「これは・・・・・・ 迷った様じゃな」
『えっ!!』
カルヴァの発言に皆声を揃えて驚いたなんてことだここまで来て迷っただと、カルヴァは全知全能じゃないのか、なんとかしてくれよ・・・・・・
「すまぬな、でもこれは多分妖精達の仕業じゃぞ、もうすぐ向こうから声を掛けてくるはずじゃ」
「母様それは本当なんですか?」
「ああ、本当じゃ」
カルヴァはそう言って落ち着き払っている、もしカルヴァの言うことが本当なら俺達はここで待つしかない、俺はカルヴァを信じることにした魔王ジルは黙ったままだ。
ここはカルヴァの言葉を信じるしかない、そした俺達はここで待ったそれから更に三十分ほどたっただろうか、どこからとも無く笑い声と話し声が響いてきた。
「クスクス、迷ってる迷ってる」
「ここは帰らずの迷宮、ちゃんと帰れるかな」
「助けてあげようか」
「でもタダじゃなー」
これはきっとカルヴァの言ったとうり妖精達の声だそしてその声にミリアが反応した。
「貴様ら妖精達だな、ラミアに用があってきた案内しろ」
ミリアはいつもどうりぶっきらぼうな言い方でそう言ったそんな言い方は悪いんじゃないかと思った案の定妖精達は怒り。
「なんだよ、こいつ生意気」
「ラミア様にようがあるんだって」
「お前なんかにラミア様を会わせるもんか」
「そこで死んじゃえ」
ミリアの言い方も悪いがこの妖精達もなかなか生意気だなそして死んじゃえの一言でミリアの堪忍袋の緒が切れミリアがブチ切れた。
「ええい! 小生意気な妖精ども姿を見せろ! 私が叩きのめしてくれる」
しかし妖精達の姿はどこにも見えない、声だけがする。
「無理無理」
「私達の姿が見えないんでしょ」
「やれるもんならやってみな~」
更に妖精達はミリアを挑発するように声を掛けてきたミリアは更に激高した。
「忌々しい!」
そしてミリアは剣を抜き闇雲に振り回している、俺はカルヴァの方をチラリと見た、カルヴァならこの状況を何とかしてくれるだろう、カルヴァはやれやれと言った表情でミリアをなだめた。
「ミリアよ、やめよこやつらの挑発に乗るでない」
「しかし、母様こやつら生意気です」
「ミリアよ一々そんなこと気にしていては生きていけんぞ! ここは私に任せろ」
「しかし・・・・・・ わかりました」
ミリアは渋々納得したようで剣を鞘に納めたそしてカルヴァは妖精達に語りかけるように話だした。
「妖精達よ、我が名はカルヴァナーナ、凍土の大陸からやって来た、貴様らの主ラミアにようがある、どうか会わせてくれぬか」
そうカルヴァが、言うとさっきまで怒っていた妖精達の反応が変わった。
「カルヴァンナーナだって!」
「あの全知全能の」
「しかし、こんな所にくるはずは」
「証拠を見せて」
妖精達はカルヴァの事を信じてないようだ、そして証拠を見せろと言ってきた。
「母様こやつらに何を言っても無駄ですよ」
「まあまて、ミリアよ貴様ら私がカルヴァナーナと信じられぬか、ならその証拠を見せよう」
そう言ってカルヴァは手を前にかざたそこに魔力が集まっていくのが分かる、と言うより魔力が大きすぎて目に見えるのだそしてカルヴァがそれを天井に向けて放った。
「はっ!」
放たれた魔力は天井で広がり辺り一面を明るく照らし出す、そして今まで見えなかったものが見えた、そう妖精達の姿が照らし出されたのだそして妖精達は口々に。
「こんな魔力・・・・・・」
「本当にカルヴァンナーナ様だったんだ」
「どうしよう」
妖精達は本物のカルヴァと分かって慌てているようだ。
「ふん貴様ら母様を偽物だと思っていたな、いい気味だ」
ミリアは今までの鬱憤を晴らすように悪態を付いている。
「これで妾のことを信じたか? 早くラミアの元へ案内せよ」
カルヴァは悠然とした態度で妖精達にそう言った。
「すみません、本物のカルヴァナーナ様とは分からずに」
「今ラミア様の元に案内します」
「どうか命だけは助けてください」
妖精達はカルヴァに、恐れを抱いているようで怯えていたそれもそうかあんな量の魔力を見せつけられたら誰だって怯える、俺は改めてカルヴァの凄さを思い知らされた本当にカルヴァが仲間でよかった俺は一安心して妖精達の後を付いて行った。
そして妖精達に連れられ先程までは見当たらなかった扉の前に来た。
「ここです」
「この先にラミア様がいます」
妖精達はそう言うと急いで扉を開け中に飛び込んでいった。
「ラミア様、カルヴァナーナ様が来れれました」
「どうか対応お願いします」
「私達はこれで」
そして、その妖精達は逃げるように散って行った俺は部屋に入り中を見渡す、そして中央に一人の妖精がたたずんでいた見た目は中学生ぐらいだろうか、そしてその妖精が口を開いた。
「ボクになんのようだいカルヴァナーナ! ジルは返さないよ」
妖精の女王ラミアは俺達に敵意をむき出してそう言い放った。
「いや話があってな、そう敵意を出すな」
カルヴァは至って冷静だしかしラミアは敵意を収めない。
「何の話さ!」
「ジルの体を少し借りたいんじゃが」
「そんなこと言って、取り戻しに来たんじゃないのかい? ボクはだまされないよ」
「そんなことは無い、妾を誰だと心得る。 嘘などつくはずがなかろう」
敵意を剥き出しなラミアに対しカルヴァも少しイラついて来ているようだ今まで順調に来れたのに、ここに来て雲行きが怪しくなってきたぞ。
「話は聞いた、でもジルは渡さないよ! もう帰って」
「なんじゃと、ここまで来たのにもう帰れとな、貴様と妾の中とてそれは許さんぞ大人しく言うことを聞け」
あのワガママなカルヴァの事だ言うことを聞いてくれずにもう帰れと言われて導火線に火がついたようだ。
「聞くわけないじゃん! ほら帰ってよ」
「貴様! 今まで大目に見てきたがもう許さんぞ!」
「なんだい! ボクと闘うのかい! 受けてたとうじゃないか」
これはやばい何とかして二人を止めないと、そう思ったが一体どうすればいいんだこれは俺では収拾を付けられない。
そしてカルヴァとラミアはお互いに手をかざし魔術を放とうとしていたその時今まで黙っていた魔王が急に俺の体の主導権を乗っ取り。
「そこまでだ! たくどいつもこいつも自分のことばっかりで俺のことはどうでもいーのかよ!」
そう言い放った。
「その感じジルなのかい?」
ラミアがいち早くその存在に気づいた。
「そうだラミア、俺だ、たくクソババアも手を引っ込めろ」
「ジルよ母に向かってクソババアはないじゃろ」
そう言われカルヴァは出していた手を引っ込めたどうやら体は俺でも中身はジルだと分かっているようだ。
「ラミア俺の体はどこだ、まずそれからだ」
「本当にジルなのかい? でも何でそんな姿に」
「話は後だ、まずは元の体に戻るのが先だ」
ラミアは本物かどうか迷っていたが魔王の言葉を信じたのだろう、妖精達に命令して魔王の体を運ばせて来た。
「これでいいかい?」
「あぁ、確かに俺の体だ傷一つねーな」
「大切に守っていたからね!」
「その件に付いては感謝する、おいクソババアここからどうすれば元に戻れるんだ」
えっ、魔王ジルは元に戻る方法知らなかったのか、てっきり方法は知ってるかと勝手に思っていたもしこれでカルヴァも知らなかったらどうしよう、そんな不安が俺の頭をよぎる。
「だからそのクソババアという呼び方はやめい! 戻る方法は知っておるぞ反魂の儀式を行う」
よかった知っているのか、これでやっと目的が果たせる。
「なら早くその反魂の儀式とやらを行ってくれよ」
「しかしなそれには・・・・・・」
なんだ今の間はもしかして、生け贄とかがいるとか言い出すんじゃないだろうな、今更そんな事言われても困るぞここに生贄などにしていい人はいないと言うより生贄など俺は嫌だ。
「なんだよ」
「お前達の魂を二つに分けることになる、最悪どちらかが消滅してしまうかもしれん」
えっ、消滅・・・・・・
まさか反魂の儀式にはそんなリスクが伴うなうなんて思いもしなかった。
「ちっ! やっぱりノーリスクにはいかねーか」
「兄様・・・・・・」
「ルーク・・・・・・」
「ジル・・・・・・」
皆カルヴァの一言で言葉を失っている、そりゃそうかこの儀式を行えば元に戻れる可能性もある、しかしどちらかが消滅してしまう可能性も、一体どうするべきか・・・・・・
「ルークお前が決めろ、この体はお前のもんだそれにここまで来れたのもお前のおかげだ」
魔王ジルはそう言って俺に判断をあおいできた、俺に決めろと言われてもな・・・・・・ 。
俺は考えたそして判断をくだしたやろう反魂の儀式をここでうだうだ後のことを考えてもしょうがない、せっかく頑張ってここまで来たそして魔王ジルには何度も助けられているその恩返しをしなければ。
(師匠やりますよ)
「わかったやるんだな」
『えっ!』
一同俺の出した判断に驚いている。
「ルーク本当にやるの? 消滅してしまうかもしれないのよ」
アリエスは心配そうに俺にそう話しかけてきた。
(師匠代わりに伝えてください、心配は要らない覚悟はもう決めてあると)
「アリエス、ルークは覚悟を決めて心配は要らないと言っている。 あいつの事を信じてやれ」
「そう・・・・・・ 分かったわ信じるわ」
アリエスも覚悟を決めたようにそう言ってくれた、そしてミリアとラミアが。
「私も兄様の事を信じましょう」
「ボクもジルのことを信じるよ」
「よし全員納得したみてーだな! クソババア反魂の儀式とやらをやってくれ」
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