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第三章 魔王の体捜索編
39話 帰還
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束の間の休息はあっという間に過ぎ、出発の時となった。
「よし! グロリア領に戻るぞ」
「兄様もういってしまうのですね!」
「もう少しゆっくりして行けばいいのにのぅ」
ミリヤやカルヴァは魔王ジルと別れるのが惜しいらしく、引き止めようとしている。
「もう充分だ! さっさと帰んねーとこいつら、一応学生だからな」
魔王は意外にも俺達の学校の事を気にしてくれているようだ、確かに魔王ジルの体を探しに旅を初め二年経ち、そしてここからグロリア領までさらにまた二年かかる、俺はまだ中等部のままだ、早く戻らなければ。
「師匠、早く行きましょう」
「ああ!」
「ミリア様、カルヴァ様お世話になりました」
「礼などいらぬ」
「そうだ、貴様は兄様を復活させてくれたのだ、礼を言うのはこちらだ」
そしてカルヴァやミリア達と別れの挨拶を済ませ、俺達はグロリア領に向け旅立った。
カシリアの街から大森林まではミリアが用意した馬車で行く、これなら少しは早く戻れそうだ。
「あ~やっぱ自分の体はいいな!」
魔王ジルは元の体に戻れたことを大変喜んでいる、それもそうか今まで自由に行動できなくて辛い思いをしていたのだろう、しかし魔王ジルは学園に来て何をするつもりなのだろう、まさか入学するとか言い出さないよな、五大魔王に学校とか似合わない、俺は気になり聞いてみた。
「師匠は、学園に行って何をするのですか?」
「ああ、俺も入学してみようかなと思ってな」
まじか、まさかの予想的中、魔王ジルは入学する気だったんだ、しかし今更入学しても学べることなんてあるのか・・・・・・
「師匠は入学しても意味ないのでは?」
「まあな、でもお前と一緒にいると楽しいからな俺も入学する!」
なんと、そんな単純な理由で、しかし俺と居て楽しいのか、何がそんなに楽しいのかはよく分からないな、そんな会話をしつつ馬車は進み大森林まで後一歩のところまで来た時それは起こった。
「この気配は!」
魔王ジルがいきなり立ち上がる、どうやら何かを感じ取ったらしい。
「どうしたんですか?」
「今すぐ馬車を止めろ奴のおでましだ」
奴だと、なんだ一体、俺はそのまま馬車を降り辺りを見渡す、しかし道があるだけで何も無い。
「師匠何もいないのですが?」
「アリエス、ここに来てみろ」
魔王ジルはそう言ってアリエスを馬車から下ろし前に少し進ませる、すると目の前にあの時と同じような魔法陣が現れゴーレムが出てきた。
これはヤバイ、あの時の記憶が一瞬で蘇る、アリエスは大丈夫か、俺はアリエスをちらりと見る、腰を抜かし震えていた、すぐさまアリエスに駆け寄り声を掛けた。
「アリエス、大丈夫だ! 俺が守るから」
そう言って俺はアリエスを後ろに下がらせる、今は五大魔王最強の魔王ジルもいる、これなら絶対に負けることは無い、俺はルシウスにアリエスを任せ魔王ジルと二人でゴーレムの前に立つ。
「師匠、俺が後方から援護します」
俺はそう言った、だが魔王からの返事は意外なものだった。
「いや、いい、それよりあれはお前一人でやれ」
「えっ!?」
今なんて、俺一人でやれとな、そんなの無理に決まっているだろう、ただでさえあの時俺は手も足も出ずに、やられたのに、俺一人でかなうわけない。
「師匠、それは無理では」
「いや、大丈夫だ、まあこれも修行と思いやってみろ! 俺は一切手をかさねーぞ」
そんな無茶な、しかし魔王ジルは断固として手を貸さないみたいだ、これはもう俺一人でやるしかないのか、しかし俺で奴に勝てるのか、でもまあピンチになったらさすがに魔王ジルも手を貸してくれるだろう、そんなことを考えているとゴーレムがこちらに突っ込んできた。
クソ、やるしかないか、俺は覚悟を決め愛刀飛龍を抜きゴーレムを見る、ゴーレムは素早い動作で殴りかかってくる、俺はそれを愛刀飛龍で受け止めた。
よし、なんとか一撃は防げたぞ、しかし次はどう来る、俺はゴーレムの動きに集中する、ゴーレムは次から次へと殴りかかってくる、俺はそれを全て飛龍で受け止める。
俺はここであることに気づく、ゴーレムの動きが余裕で見える、前回はこんなこと無かったのに、しかも今は考える余裕まである、もしかしてこのゴーレムあの時のより弱いのか、いや感覚はあの時と同じような気がする、これはもしかして俺が強くなっているのか・・・・・・
しかしどうやってこのゴーレムを倒せばいいのだろう、竜の息吹が使えたら一発で行けるのだが今は猛攻を受けていて隙がない、ここは一旦距離を取るか、俺はゴーレムの一撃を振り払い後ろに下がった。
しかしそれに合わせゴーレムもすぐさま追撃に来る、このままではラチがあかない、どうすれば隙が出来るんだろうか、剣では傷が少ししか付けられない、ん、まてよ傷が付いている、しかもこの剣ゴーレムの猛攻を受けても刃こぼれ一つしてない、これはもっと力を込めれば行けるんじゃないか、しかし力を込めるにはどうすれば・・・・・・
そう考えている時あることを思い出す、そう学園であった剣術大会の事だ、決勝戦で戦ったあいつが使っていた技居合、あれなら行けるんじゃないか、でも俺にあの技ができるか、いや、やってみる価値はあるかもしれない。
俺はゴーレムと距離を取るため、シャワースプラを放つ、直撃だ、ゴーレムは後方に吹き飛ばされる、よし今がチャンス、俺はすかさず剣を鞘に収め力を貯める、多分こんな感じだ。
ゴーレムはすぐさま体制を立て直し俺に向かってくる、ここだ、そう思い俺はゴーレムが振りかざした腕めがけ剣を力一杯振り抜いた。
振り抜いた剣は見事ゴーレムの腕を切り落とし、ゴーレムは体制を崩し地面に倒れ込む、俺はすぐさまゴーレム目掛け竜の息吹を放った。
「これで終わりです! 竜の息吹!」
ゴーレムは避けるすべもなく、木っ端微塵に吹き飛ぶ、やった俺一人で勝てたぞ、しかしあの技が通用するなんて、あの時あいつと対戦していてよかったな。
「やったじゃねーか! 少し時間がかかったがな」
「はい! なんとか勝てました」
「だから、言ったろお前だけで大丈夫だと」
魔王ジルは最初から俺が勝つとわかっていたようだ、そして俺はすぐさまアリエスの元へ向かった。
アリエスは最初の時よりは大分落ち着きを取り戻しているようで、震えは止まっていた。
「アリエス、もう安心して、あいつは俺が倒したから」
「ありがとうルーク、また助けられたわね」
俺はアリエスの頭を撫でる、しかしなぜアリエスが通ったらあの時と同じように魔法陣が現れたのだろうか、これはまだアリエスが狙われているのか、しかし今アリエスは学園にいることになっているこんな所まで仕掛けを施すなんて、一体どこから情報が漏れているんだ。
そんなことを考えていると魔王ジルがやって来て。
「お前も大変だな、こんなに狙われて、どんだけ恨まれてるんだよ」
「私わ関係ないわ! 何もしていのに・・・・・・」
そうだアリエスは何もしていない、多分この件は絶対にコバルト王国が絡んでいる、そこまでしてアリエスを始末したい奴がいるのか、許せない、相手が王国だろうが俺は絶対にアリエスを守ってやる。
「アリエスは俺が絶対に死なせないから安心して、 どんな敵だろうが俺が倒すよ」
「ルーク・・・・・・」
「お熱いねお二人さん」
「もう、師匠茶化さないでください! 真剣な話なんですから」
こうしてゴーレムとの戦いは俺の勝利に終わり、ついに大森林まで到達し、森の中へ入る、しかし前回はエルフたちの道案内があったからこそここを抜けられたものの、今回は俺達だけだ。
道に迷ったりしないだろうか、魔王ジルなら分かったりしないのだろうか、俺は一応聞いてみた。
「師匠、道わかりますか?」
「ああ、わかるぜ、一度来たところは忘れねーからな」
「さすがジルだね!」
「ラミア俺を誰だとおもってるんだ? 五大魔王だぞ!」
ジルはそう言って、ドヤ顔をしている、しかし覚えているとは凄い、これなら楽にまた大森林を抜けられそうだ、こうして俺達は大森林へと足を踏み入れた。
迫り来る魔物は全て魔王ジルが倒してしまい、楽に進める、この調子だと半年ぐらいで大森林を抜けられそうだ、しかしやっぱり魔王ジルは強いな、魔物をほぼ一撃で全て沈めてしまう、こんな人が俺の師匠だなんて、俺はもっと強くなれるかもしれない。
そして遂にエルフの里までやって来て、里の中に入る、エルフ達は俺達の事を快く受け入れてくれ、ゆっくりして行ってくれと言ってくれた。
俺達はその言葉に甘え一晩泊まることにし、エルフの里で過ごす、ここに来たのも久しぶりだな、あの時フィーナを助けたお陰でエルフたちにはとても感謝されている、やはり人助けはするものだ。
そう言えばフィーナの姿が見当たらない、彼女は俺に懐いていたと思うので、俺が来たとなれば飛んでくると思うのだが、俺は気になり族長のバルに聞いた。
「フィーナさんはどこにおられるんですか?」
「フィーナはナージャと共に旅に出た」
「えっ!? そうなんですか」
旅に出たのか、彼女は学園に行きたいと言っていたので、一緒に行こうかと思ってたのに、まあでもいいか、本人達が好きにすれば、こうしてエルフの里で一晩過ごし俺達はまた出発した。
途中盗賊に襲われたり、ラミアが魔王ジルと喧嘩したり色々あったが、なんとかやり過ごせ、予定より少し早く、グロリア領まで戻ってくることができ、俺達は学園まで帰ってこれた。
俺はこれまでの事を思い返す、様々なことが頭の中を過ぎる、魔王ジルの体を見つけたし、復活もさせることが出来、ようやくひと段落した。
そして俺は十六歳になり、あと四年もすれば元の年齢まで、大方追いついてしまう、時が流れるのは早いな、そうひしひしと感じる、しかしここまで俺は、二度目の人生を自分らしく謳歌出来ていると思う、色々あったが、前世とは比べ物にならないぐらい充実している、これも魔王ジルやアリエスのおかげだ、彼等には感謝しなければ、俺はそう思いながら学園のまで戻った。
「よし! グロリア領に戻るぞ」
「兄様もういってしまうのですね!」
「もう少しゆっくりして行けばいいのにのぅ」
ミリヤやカルヴァは魔王ジルと別れるのが惜しいらしく、引き止めようとしている。
「もう充分だ! さっさと帰んねーとこいつら、一応学生だからな」
魔王は意外にも俺達の学校の事を気にしてくれているようだ、確かに魔王ジルの体を探しに旅を初め二年経ち、そしてここからグロリア領までさらにまた二年かかる、俺はまだ中等部のままだ、早く戻らなければ。
「師匠、早く行きましょう」
「ああ!」
「ミリア様、カルヴァ様お世話になりました」
「礼などいらぬ」
「そうだ、貴様は兄様を復活させてくれたのだ、礼を言うのはこちらだ」
そしてカルヴァやミリア達と別れの挨拶を済ませ、俺達はグロリア領に向け旅立った。
カシリアの街から大森林まではミリアが用意した馬車で行く、これなら少しは早く戻れそうだ。
「あ~やっぱ自分の体はいいな!」
魔王ジルは元の体に戻れたことを大変喜んでいる、それもそうか今まで自由に行動できなくて辛い思いをしていたのだろう、しかし魔王ジルは学園に来て何をするつもりなのだろう、まさか入学するとか言い出さないよな、五大魔王に学校とか似合わない、俺は気になり聞いてみた。
「師匠は、学園に行って何をするのですか?」
「ああ、俺も入学してみようかなと思ってな」
まじか、まさかの予想的中、魔王ジルは入学する気だったんだ、しかし今更入学しても学べることなんてあるのか・・・・・・
「師匠は入学しても意味ないのでは?」
「まあな、でもお前と一緒にいると楽しいからな俺も入学する!」
なんと、そんな単純な理由で、しかし俺と居て楽しいのか、何がそんなに楽しいのかはよく分からないな、そんな会話をしつつ馬車は進み大森林まで後一歩のところまで来た時それは起こった。
「この気配は!」
魔王ジルがいきなり立ち上がる、どうやら何かを感じ取ったらしい。
「どうしたんですか?」
「今すぐ馬車を止めろ奴のおでましだ」
奴だと、なんだ一体、俺はそのまま馬車を降り辺りを見渡す、しかし道があるだけで何も無い。
「師匠何もいないのですが?」
「アリエス、ここに来てみろ」
魔王ジルはそう言ってアリエスを馬車から下ろし前に少し進ませる、すると目の前にあの時と同じような魔法陣が現れゴーレムが出てきた。
これはヤバイ、あの時の記憶が一瞬で蘇る、アリエスは大丈夫か、俺はアリエスをちらりと見る、腰を抜かし震えていた、すぐさまアリエスに駆け寄り声を掛けた。
「アリエス、大丈夫だ! 俺が守るから」
そう言って俺はアリエスを後ろに下がらせる、今は五大魔王最強の魔王ジルもいる、これなら絶対に負けることは無い、俺はルシウスにアリエスを任せ魔王ジルと二人でゴーレムの前に立つ。
「師匠、俺が後方から援護します」
俺はそう言った、だが魔王からの返事は意外なものだった。
「いや、いい、それよりあれはお前一人でやれ」
「えっ!?」
今なんて、俺一人でやれとな、そんなの無理に決まっているだろう、ただでさえあの時俺は手も足も出ずに、やられたのに、俺一人でかなうわけない。
「師匠、それは無理では」
「いや、大丈夫だ、まあこれも修行と思いやってみろ! 俺は一切手をかさねーぞ」
そんな無茶な、しかし魔王ジルは断固として手を貸さないみたいだ、これはもう俺一人でやるしかないのか、しかし俺で奴に勝てるのか、でもまあピンチになったらさすがに魔王ジルも手を貸してくれるだろう、そんなことを考えているとゴーレムがこちらに突っ込んできた。
クソ、やるしかないか、俺は覚悟を決め愛刀飛龍を抜きゴーレムを見る、ゴーレムは素早い動作で殴りかかってくる、俺はそれを愛刀飛龍で受け止めた。
よし、なんとか一撃は防げたぞ、しかし次はどう来る、俺はゴーレムの動きに集中する、ゴーレムは次から次へと殴りかかってくる、俺はそれを全て飛龍で受け止める。
俺はここであることに気づく、ゴーレムの動きが余裕で見える、前回はこんなこと無かったのに、しかも今は考える余裕まである、もしかしてこのゴーレムあの時のより弱いのか、いや感覚はあの時と同じような気がする、これはもしかして俺が強くなっているのか・・・・・・
しかしどうやってこのゴーレムを倒せばいいのだろう、竜の息吹が使えたら一発で行けるのだが今は猛攻を受けていて隙がない、ここは一旦距離を取るか、俺はゴーレムの一撃を振り払い後ろに下がった。
しかしそれに合わせゴーレムもすぐさま追撃に来る、このままではラチがあかない、どうすれば隙が出来るんだろうか、剣では傷が少ししか付けられない、ん、まてよ傷が付いている、しかもこの剣ゴーレムの猛攻を受けても刃こぼれ一つしてない、これはもっと力を込めれば行けるんじゃないか、しかし力を込めるにはどうすれば・・・・・・
そう考えている時あることを思い出す、そう学園であった剣術大会の事だ、決勝戦で戦ったあいつが使っていた技居合、あれなら行けるんじゃないか、でも俺にあの技ができるか、いや、やってみる価値はあるかもしれない。
俺はゴーレムと距離を取るため、シャワースプラを放つ、直撃だ、ゴーレムは後方に吹き飛ばされる、よし今がチャンス、俺はすかさず剣を鞘に収め力を貯める、多分こんな感じだ。
ゴーレムはすぐさま体制を立て直し俺に向かってくる、ここだ、そう思い俺はゴーレムが振りかざした腕めがけ剣を力一杯振り抜いた。
振り抜いた剣は見事ゴーレムの腕を切り落とし、ゴーレムは体制を崩し地面に倒れ込む、俺はすぐさまゴーレム目掛け竜の息吹を放った。
「これで終わりです! 竜の息吹!」
ゴーレムは避けるすべもなく、木っ端微塵に吹き飛ぶ、やった俺一人で勝てたぞ、しかしあの技が通用するなんて、あの時あいつと対戦していてよかったな。
「やったじゃねーか! 少し時間がかかったがな」
「はい! なんとか勝てました」
「だから、言ったろお前だけで大丈夫だと」
魔王ジルは最初から俺が勝つとわかっていたようだ、そして俺はすぐさまアリエスの元へ向かった。
アリエスは最初の時よりは大分落ち着きを取り戻しているようで、震えは止まっていた。
「アリエス、もう安心して、あいつは俺が倒したから」
「ありがとうルーク、また助けられたわね」
俺はアリエスの頭を撫でる、しかしなぜアリエスが通ったらあの時と同じように魔法陣が現れたのだろうか、これはまだアリエスが狙われているのか、しかし今アリエスは学園にいることになっているこんな所まで仕掛けを施すなんて、一体どこから情報が漏れているんだ。
そんなことを考えていると魔王ジルがやって来て。
「お前も大変だな、こんなに狙われて、どんだけ恨まれてるんだよ」
「私わ関係ないわ! 何もしていのに・・・・・・」
そうだアリエスは何もしていない、多分この件は絶対にコバルト王国が絡んでいる、そこまでしてアリエスを始末したい奴がいるのか、許せない、相手が王国だろうが俺は絶対にアリエスを守ってやる。
「アリエスは俺が絶対に死なせないから安心して、 どんな敵だろうが俺が倒すよ」
「ルーク・・・・・・」
「お熱いねお二人さん」
「もう、師匠茶化さないでください! 真剣な話なんですから」
こうしてゴーレムとの戦いは俺の勝利に終わり、ついに大森林まで到達し、森の中へ入る、しかし前回はエルフたちの道案内があったからこそここを抜けられたものの、今回は俺達だけだ。
道に迷ったりしないだろうか、魔王ジルなら分かったりしないのだろうか、俺は一応聞いてみた。
「師匠、道わかりますか?」
「ああ、わかるぜ、一度来たところは忘れねーからな」
「さすがジルだね!」
「ラミア俺を誰だとおもってるんだ? 五大魔王だぞ!」
ジルはそう言って、ドヤ顔をしている、しかし覚えているとは凄い、これなら楽にまた大森林を抜けられそうだ、こうして俺達は大森林へと足を踏み入れた。
迫り来る魔物は全て魔王ジルが倒してしまい、楽に進める、この調子だと半年ぐらいで大森林を抜けられそうだ、しかしやっぱり魔王ジルは強いな、魔物をほぼ一撃で全て沈めてしまう、こんな人が俺の師匠だなんて、俺はもっと強くなれるかもしれない。
そして遂にエルフの里までやって来て、里の中に入る、エルフ達は俺達の事を快く受け入れてくれ、ゆっくりして行ってくれと言ってくれた。
俺達はその言葉に甘え一晩泊まることにし、エルフの里で過ごす、ここに来たのも久しぶりだな、あの時フィーナを助けたお陰でエルフたちにはとても感謝されている、やはり人助けはするものだ。
そう言えばフィーナの姿が見当たらない、彼女は俺に懐いていたと思うので、俺が来たとなれば飛んでくると思うのだが、俺は気になり族長のバルに聞いた。
「フィーナさんはどこにおられるんですか?」
「フィーナはナージャと共に旅に出た」
「えっ!? そうなんですか」
旅に出たのか、彼女は学園に行きたいと言っていたので、一緒に行こうかと思ってたのに、まあでもいいか、本人達が好きにすれば、こうしてエルフの里で一晩過ごし俺達はまた出発した。
途中盗賊に襲われたり、ラミアが魔王ジルと喧嘩したり色々あったが、なんとかやり過ごせ、予定より少し早く、グロリア領まで戻ってくることができ、俺達は学園まで帰ってこれた。
俺はこれまでの事を思い返す、様々なことが頭の中を過ぎる、魔王ジルの体を見つけたし、復活もさせることが出来、ようやくひと段落した。
そして俺は十六歳になり、あと四年もすれば元の年齢まで、大方追いついてしまう、時が流れるのは早いな、そうひしひしと感じる、しかしここまで俺は、二度目の人生を自分らしく謳歌出来ていると思う、色々あったが、前世とは比べ物にならないぐらい充実している、これも魔王ジルやアリエスのおかげだ、彼等には感謝しなければ、俺はそう思いながら学園のまで戻った。
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