魔王と転生! 魔王と一緒に世界を救う!?

魔王の手先

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第四章 学園生活高等部編

41話 新生活

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 翌日俺は教師に案内され高等部の教室に向かう、魔王ジルとラミアそれにアリエスも一緒だ、魔王ジルは制服を着ている、それも少し着崩して、それがまた似合っていてかっこいい、そして今日から高等部一年としての新生活が始まる、それも魔王ジル、ラミアと一緒に。

「つきました、こちらが高等部の教室です皆待ってますので中にどうぞ」

 案内してくれた教師に言われ俺達は中に入る、すると教室内がざわつき出す、それもそうだろうなにせ五大魔王の一人ジル・グロリアがいるのだから、魔王ジルの噂はここに来てからすぐさま広まり、瞬く間に学園中を駆け巡っている、誰が話したかは分からないが、だが意外にも彼等の反応は俺が思っていたのと少し違った。

「あれが特別生ルークか」
「魔王を引き連れてきたんだぜ」
「あの五大魔王の一人、ミリア・グロリアとも戦って勝ったらしい」

 生徒達はどうやら俺の方がヤバいと認識しているようで、魔王ジルにはあまり触れてない、てかミリアを倒したなんてどこからそんな情報が来たんだ、俺はそんなことしてないし、出来るはずもない、また厄介な事になりそうだな、そんなことを考えていると教師が。

「今日からこのクラスで、皆と一緒に学ぶことになった新入生と復学生だ、一人ずつ自己紹介をして」

 まず俺が一番最初に自己紹介をする、こうなることは今回想定済みだったので、難なくスムーズに出来た。

「初めましてルーク・エメラリアです! これから皆さんと一緒に楽しく学べていけばいいと思うのでよろしくお願いします」

 まあこんなものでいいだろう、次にアリエスが自己紹介を始めた、いつもどうりの簡潔なやつだ、そして魔王ジルも。

「五大魔王がジル・グロリアだ! よろしく頼む! 身分などは気にせずたのむぜ」

 するとまた教室がざわつく、まあこれは俺が一番最初に想定していた反応なので、あまり不思議には思わないが。

「あれが魔王様か!」
「かなりのイケメンね」
「本物は初めて見るわ」
「このクラスに来るなんて」
「一体なにしにきたんだろう」

 生徒達は様々な反応を示している、どれも驚いているような反応が多いが、それもそうだろう、五大魔王なんて早々お目にかかれるものじゃない、それに五大魔王の中で一番最強と謳われている、魔王ジルがいるのだから、そしてその魔王ジルが学園に来たんだ、しかし魔王ジルは上手くやっていけるのだろうか、そこが心配だ。

 ラミアも簡潔に自己紹介を済ませ、俺達は席につく、そして授業が始まり、俺は魔王ジルの様子を見る、彼はちゃんと授業を受けることが出来るのだろうか、しかしそんな心配は杞憂に終わる、魔王ジルはしっかりと席につき授業を真剣に受けていた。

 意外だ、俺の偏見だが魔王ジルぐらいだと、なんでも知っている気がするのに、今更学ぶことなんてないと思うが、まあでも今は人のことより自分のことを優先しないとな、そう思い俺も授業を真剣に受ける、そしてあっという間に時間が過ぎ昼食の時間になった。

「あ~ 腹減った!」
「師匠、早く学食に行きましょう!」
「ボクもお腹ペコペコだよ」
「私もよ」

 そう言って四人で学食に向かった。

「うまそーなやつが沢山あるな!」
「師匠、食べ過ぎには注意です!」
「わかってるって! これとそれとこれもだ」

 そう言って魔王ジルは、沢山の物を頼んでいる、どれだけ食うんだこの人は、俺の忠告はなんだったんだ。

 ラミアとアリエスは女子らしくサラダやパイなどを頼んでいる、俺は何を頼もう、ここはステーキでもいくか、そう思いステーキを頼む、そして四人で席につき食べ始めた。

「上手いなこれ! ルークはいつもこんなの食ってたのか」
「ええまあ、それにしても師匠はよく食べますね」
「ああ! 腹減ったからな」

 そう言って魔王ジルは食べ物を口に沢山頬張ってる、そんなに焦らなくても誰も取らないのに。

「そう言えばし師匠はちゃんと授業受けてましたね」
「ああ、それがどうかしたか?」
「いえ、師匠ならめんどくせーとかいいながら抜け出すと思ってました」
「どんなイメージだよ! 俺はそんなんじゃねーよ」
「でも、もう知ってることばかりでつまらないんじゃ?」
「確かに知ってる事の方が多いがまだ知らないこともある、そして新しい発見もな。 知識は大切だからちゃんと聞いてんだよ」

 なんと、魔王ジルがそんなことを言うなんて信じられない、やはりこの魔王は少し変わっている、常識、知識を備え、それでいて勤勉、ちょっと適当なとこもあるけど、俺が想像している魔王のイメージとはかけ離れている、だから五大魔王の中で一番強いとされているのか、その理由が垣間見えた気がした。

 こうして四人で楽しく昼食を食べ終え、午後の授業に向かう、午後の授業は俺の大好きな魔術の授業だ、皆教師に言われたとうり上級魔術を発動させている、俺にとってはこんなこと朝飯前だ、俺は無詠唱で知りうる限りの上級魔術を使った。

「凄いですねルーク君は!」
「先生そんなことないですよ」

 そんな俺を見て教師は褒めたたえてくれた、そしてクラスの人達も。

「さすが、学園きっての秀才ね」
「無詠唱なんて」
「すごすぎるな」

 すごくいい気分だ、まだ幼かった頃魔王ジルに色々教えてもらえてよかった、魔王ジルには本当に感謝だ、しかし魔王ジルはどんな魔術を使うのだろう、まだ魔王ジルが魔術を使っているところを見たことがない、俺は気になり魔王ジルの方を見る、魔王は五本の指から小さな火柱を出している、なんだあの術は。

「師匠それはなんという術ですか?」
「ああこれか? これはな炎の柱インフェルノタワーを最小限まで威力を抑えて発動させているやつだ」

 なんとあの上級魔術を、こんなにも威力を抑えて発動させる事ができるなんて、どんだけ魔力操作に長けているんだ、俺でもまだそこまでは無理だ。

「師匠、すごいですね!」
「そうか? 案外簡単だぞ! 一応初級、中級、上級に分かれては入るがどんな魔術も原理はほぼ一緒だ」
「そうなんですか!」
「ああ! 魔力によってその威力が
 変わるからな、どんな術でと魔力次第で上級になり得る」

 そうなのか、それは初耳だぞ、しかしそれなら初級のファイアでも莫大なダメージが出せるということか、でも魔王とジルと模擬戦をした時に確かに俺の放ったファイアは威力が高めだった。

 しかしそれが出来るのは魔力操作に長け、なおかつ莫大な魔力を持っている人にしか出来ないだろう、俺はどうなんだろうか、今まで魔力切れを起こしたことは無い、授業中に何人か魔力切れを起こした人を見たことがあるが、俺は普通の人より魔力が多いのだろうか、それなら俺にも出来るんじゃないか、しかし俺の魔力はどれぐらいなんだろう、カルヴァ辺りに聞いておけばよかったな、彼女なら多分どれぐらいか分かるはずだ。

 まあいい、魔力が沢山あることには違いないから俺はもっと力を付けなければ、そう考えながら授業を終えた。

 放課後俺はアリエスと共に生徒会室に向かう、そう俺達は生徒会員だ、仕事があるだろうと思い生徒会室の前まで来て扉を開ける、すると目に飛び込んできたのはミーナとフリップだ、俺はその光景に呆気に取られた、なんとミーナはフリップの膝の上に座っていたのだ、二人は俺達に気づくと何事もないように話し始めた。

「ルークにアリエス久しぶりね」
「二人とも、今日は仕事はないから部屋でゆっくりきていいよ」

 まてまて、何故そんなに気軽なんだ、まさか二人は付き合っているのか。

「ミーナさんお久しぶりです! てか何故そこに座っているんですか?」
「ここが私の一番の特等席だからよ」
「え!?」

 驚いている俺を見てミーナは不思議そうな顔をしている、そしてフリップが事情を説明してくれた。

「ごめんごめん! まだルーク達には言ってなかったな! 俺達は付き合ってるんだよ」
「なに! まさかそんなことになっているとは」
「フリップまだ言ってなかったのね」

 聞いてないぞ、てかこの二人が付き合うなんて、どこでどうなったんだ、そんなことを考えていると生徒会室の扉が開き懐かしい人物が入ってきた。

「久しぶりだね! ルーク君にアリエスさん」
「ギルさん! お久しぶりです」

 そこに現れたのは元生徒会会長ギルだ、現在はこの学園で教師をしているらしい。

「懐かしいね、この感じ!」
「そうですね、ギルさんは今は教師をしてると聞きましたが?」
「そうだよ! まだまだ新米だがね、あと一応ここの顧問も請け負っているんだよ」
「そうなんですね!」

 そうか、ならメンバーはいつもと変わらないか、いや確かもう一人いたな新しい人が、そうフィーナだ、俺がそう思っていると案の定フィーナがやってきた。

「ルーク先輩に皆さんお揃いで!」

 相変わらずフィーナは俺との距離が近い、アリエスの視線が怖い。

「これで生徒会全員そろったね、これからこのメンバーで頑張っていこう」

 そうギルが言っていた、ミーナは相変わらず面倒くさそうにしている、この辺は皆変わってないな、本当に懐かしい、こうして俺達は久しぶりの再開を喜んだ、そして俺とアリエスは皆と別れいつもの演習場に向かった、そう特訓をするためだ、しかしなんの特訓をしよう、魔術か剣術か、しかし剣術は相手がいないな、ルシウスにはもう勝ててしまうし、一体どうしよう、そう考えているとどこからとも無く魔王ジルとラミアが現れた。

 相変わらずラミアは魔王ジルに引っ付いている、鬱陶しくないのだろうか、そう思ったが魔王ジルはもう気にしてない感じだ。

「よぉ! なにしてんだ?」
「師匠、特訓をしようと思いましてね」
「なんの特訓だ?」
「いえ剣術や魔術の特訓ですよ」
「そうか、なら俺が稽古を付けてやろーか?」

 なんと魔王ジルが直接稽古を付けてくれるのか、これは思ってもない話だ、俺はその話に飛びついた。

「いいんですか? 是非お願いします!」
「ああ! 一応お前の師匠だからな! もっと強くしてやる」

 こうしてまた魔王ジルとの修行が始まった、今度は魔王ジル直々に相手をしてくれる、これは願ってもないことだ、こうして俺は放課後魔王ジルと特訓を始めた。
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